3年
2020年度 現代文b 第一学習社 |
舞姫(小説) 20h |
「である」ことと「する」こと(評論) 7h |
言語が見せる世界(評論) 6h |
檸檬(小説) 7h |
美神(小説) 6h |
2019年度 現代文a 第一学習社 |
手の変幻(評論) 6h |
永訣の朝(詩) 4h |
山月記(小説) 11h |
私中心の日本語(評論) 4h |
こころ(評論) 19h |
消費社会とは何か(評論) 8h |
2018年度 現代文a 桐原書店 |
山月記(小説) 14h |
ミロのビーナス(評論) 5h |
こころ(評論) 19h |
言葉は「もの」の名前ではない(評論) 3h |
行動としての話し言葉(評論) 5h |
永訣の朝(詩) 4h |
イスラム感覚(評論) 5h |
2018年度 古典b 第一学習社」 |
枕草子(この草子) 7h |
清少納言 4h |
四面楚歌 4h |
項王の最期 4h |
弓争い 5h |
あだし野の露 3h |
ゆく川の流れ 4h |
雑説 4h |
門出 4h |
うつろひたる菊 5h |
性善説・性悪説 4h |
侵官之害 2h |
老荘思想 2h |
2017年度 現代文a(2単位) 第一学習社 |
科学的であるために(評論) 5h |
こころ(小説) 22h |
自分・この不思議な存在(評論) 4h |
I was born(詩) 5h |
ひよこの眼(小説) 5h |
言葉と世界(評論) 6h |
山椒魚(小説) 6h |
最初のペンギン(評論) 6h |
2015年度 現代文(2単位) 第一学習社 |
『贈り物』としてのノブレス・オブリージュ(評論)3h |
舞姫(小説)21h |
生物多様性の恩恵(評論)5h |
からだで味わう(評論)4h |
ひよこの眼(小説)10h |
十代のマイ・レボリューション(評論)4h |
破壊者ウルトラマン(評論)5h |
エイジ(小説)10h |
2014年度 現代文(2単位) 大修館「現代文2」 |
創造力の危機(評論)3h |
舞姫(小説)19h |
現代社会の不安(評論)5h |
ネット上のコミュニケーション(評論)4h |
空飛ぶ男(小説)5h |
センター過去問題演習5h |
檸檬(小説)5h |
2014年度 古典(2単位) 大修館「古典2」 |
町の小路の女(大鏡)3h |
完璧(史記)4h |
この草子、目に見え心に思ふことを(枕草子)4h |
若菜上(源氏物語)6h |
長恨歌(漢詩)5h |
御法(源氏物語)6h |
人虎伝(伝奇小説)5h |
肝だめし(大鏡)5h |
三船の才(大鏡)2h |
おもて歌(無名抄)4h |
夢応の鯉魚(雨月物語)3h |
2012年度 現代文 大修館「現代文2」 |
舞姫(小説)18h |
センター問題演習2h |
現代社会の不安(評論)4h |
想像力の危機(評論)3h |
檸檬(小説)7h |
重ね合わせ的理解と発見的理解(評論)4h |
センター問題演習4h |
かわいい現象(評論)4h |
無常という事4h |
2012年度 古典 大修館「古典2」 |
枕草子(この草子)5h |
管鮑の交わり(十八史略)4h |
紫式部(無名草子)3h |
若菜上(源氏物語)6h |
センター問題演習4h |
長恨歌(漢詩)5h |
御法(源氏物語)4h |
因果の花(風姿花伝)3h |
夢応の鯉魚(雨月物語)5h |
センター問題演習6h |
三船の才(大鏡)2h |
おもて歌(無名抄)3h |
行く春(去来抄)2h |
2008年度 現代文 明治書院「現代文」 |
舞姫(小説)34h |
現代日本の開化(評論)9h |
危険な共生(評論)6h |
孤独の必然性(評論)7h |
檸檬(小説)9h |
他者の声、実在の声(評論)6h |
学校に日の丸君が代は必要か(討論)5h |
2009年度 古典 東京書籍 |
中納言殿参りたまひて(枕草子)3h |
宮に初めて参りたるころ(枕草子)4h |
清少納言(無名草子)3h |
管鮑の交わり(十八史略)3h |
完璧(十八史略)3h |
萩の上露(源氏物語)3h |
マークセンス問題演習8h |
紫式部(無名草子)3h |
女郎花(紫式部日記)3h |
背水の陣(史記・韓信)4h |
狡兔死、良狗亨(史記・韓信)4h |
マークセンス問題演習8h |
2007年度 現代文 明治書院「現代文」 |
舞姫(小説)31h |
危険な共生(評論)5h |
孤独の必然性(評論)5h |
他者の声・実在の声(評論)7h |
檸檬(小説)8h |
都市の欲望6h |
現代日本の開化(評論)9h |
破壊者ウルトラマン6h |
問題演習 27h |
2006年度 現代文 桐原書店「現代文」 |
舞姫(小説)31h |
超読解力(評論)4h |
市民社会化する家族(評論)10h |
遺伝子解読の不安(評論)5h |
檸檬(小説)9h |
ファンタジーワールドの誕生(評論)7h |
日本文化私観(評論)5h |
飛行船(評論)7h |
問題演習 23h |
2005年度 現代文 | 桐原書店「現代文」 |
舞姫(小説)31h | 3年生といえば定番教材。擬古文でとっつきにくいが、内容は非常に面白い。授業のパターンは、1.原文を音読する。あるいは、現代語訳をする。2.「舞姫チェック」をする。3.ポイントを板書する。4.問題点について質問する。5.まんが「舞姫」とハーレクインロマンス風「舞姫」を配布する。6.要約させ、次の時間に提出させる。7.要約は次の時間に回収し、その次の時間に返却し、正解を板書する。 |
遺伝子解読の不安(評論)5h | 岩井克人の評論。環境説か遺伝説か。遺伝子から自由になるために、言語・法・貨幣があるなんて、サプライズ。これって本当に自由? |
市民社会化する家族(評論)10h | 今村仁司の評論。かなり難しい評論だが、民主化・近代化の弊害をうまく表現している。民主化を手放しで礼賛しているととんでもない目に会うことを学んでほしい。 |
檸檬(小説)6h) | 青春の憂鬱とその解消という観点でとらえると、新たな可能性が…。写真を見せたり、おはじきを舐めたり?! |
ファンタジーワールドの誕生(評論)8h | 先進国の金持ち老人のジャングルツアーは、植民地主義の名残である。 |
日本文化私観(評論)6h | 坂口安吾の評論。伝統より生活を、なぜなら伝統を作り出すのは人だから。 |
超読解力(評論)4h | 評論文読解の7つのカギを解説。 |
アグネス論争を読む(論争)9h | あのわがままアグネスは何様のつもり。どこが普通の女性やねん。 |
2004年度 現代文 | 明治書院「現代文」 |
舞姫(小説)22h | 3年生といえば定番教材。擬古文でとっつきにくいが、内容は非常に面白い。授業のパターンは、1.原文を音読する。あるいは、現代語訳をする。2.「舞姫チェック」をする。3.ポイントを板書する。4.問題点について質問する。5.まんが「舞姫」とハーレクインロマンス風「舞姫」を配布する。6.要約させ、次の時間に提出させる。7.要約は次の時間に回収し、その次の時間に返却し、正解を板書する。 |
「名付け」の精神史(評論)8h | 市川浩一の評論。物があって名前があるのではなく、名前があって物が初めて存在する。逆説的な表現の中に真理を追究していく言語論であり存在論。ムズカシ〜。 |
日本の庭(評論)11h | 加藤周一の評論。修学院離宮の庭と龍安寺の庭をアウフベーゲン(止揚)した弁証法的な究極の庭としての桂離宮について熱く語る。日本の自然観の極意かもしれない。 |
死すべきものとしての人間(評論)9h | 村上陽一郎の評論。死は絶対に確実であるのに、自分の死は絶対に不可知である。その不可知である自分の死をいかに体験するか。なんて難しい問題なんだ。 |
檸檬(小説)6h) | 青春の憂鬱とその解消という観点でとらえると、新たな可能性が…。写真を見せたり、おはじきを舐めたり?! |
世間とは何か(評論)8h | 阿部謹也の評論。世間というと日本的で前近代的なイメージがある。しかし、今なお世間が残っているのは、それなりのメリットがあるからである。「世間」を科学する。 |
「である」ことと「する」こと(評論)10h | 丸山真男の古典的とも言える評論。ダイナミックな論理構造を読解していくのは難作業である。また、論理の破綻している所も見受けられる。思想内容自体にも疑問がある。 |
2003年度 現代文 | 第一学習社「現代文2」 |
舞姫(小説) | 3年生といえば定番教材。擬古文でとっつきにくいが、内容は非常に面白い。授業のパターンは、1.原文を音読する。あるいは、現代語訳をする。2.「舞姫チェック」をする。3.ポイントを板書する。4.問題点について質問する。5.まんが「舞姫」とハーレクインロマンス風「舞姫」を配布する。6.要約させ、次の時間に提出させる。7.要約は次の時間に回収し、その次の時間に返却し、正解を板書する。 |
悪人礼賛(随想) | 中野好夫の、悪人や強欲な人付き合いやすい、友情とは九分の侮蔑と一分の畏敬である、偽善の勧めなど、ひねくれた論理を読み解いていく。 |
ウサギ(小説) | 南木佳士の小説。小学校の頃、ランドセルにウサギを入れて悪戯した女の子との再会と死。「ウサギは寂しいと死んでしまう」というドラマの中の言葉を手がかりに、死について考える。 |
「共生」とは何か(評論) | 鬼頭秀一の環境問題についての評論。二項対立の、しかも逆説的な構図を読解していく。授業の後で実施したエコ・ロールプレイ「醍醐市未来プロジェクト」も大好評。 |
ひよこの眼(小説・投げ込み) | 前年度好評につき、投げ込んでみた。恋と死について考える。前年度は最後のまとめの時にアキレス腱断裂でできなかったので、今年は、「死を見つめるワーク」など、じっくりと取り組んでみた。 |
衣服の記号論 | 矢沢のタオルは何を意味するのか。トレンチコートの遍歴は。ブランドの価値は。記号論という哲学を身近な題材を元に考える。 |
GO | 映画化された金城一紀の小説。在日韓国人の僕の自由を求める生き方を描く。民族問題や、進路問題についても考えることができる。 |
十代のマイリボリューション | 国会議員になった保坂展人の1980年代の評論。横浜銀蠅、チェッカーズ、尾崎豊、渡辺美里の歌を題材に若者の生き方に迫る。 |
プチナショナリズム症候群 | 香山リカの評論。よさこいソーランやサッカーのワールドカップでの現象を題材にしながら、日本の若者の右傾化について考える。「十代たちのマイ・リボリューション」の続編。 |
檸檬(小説・投げ込み) | 不安定な思春期の真っ只中の生徒の共感を呼ぶ。今の高校生にとっての「檸檬」とは何か。 |
2003年度 古典U | 桐原書店「古典U」」 |
枕草子(この草子) | 枕草子の成立の経緯と流布の経緯が書いてある。 |
蜻蛉日記 | 藤原道綱の母が、19才の頃に当時の貴族のなかでもトップのエリートであった兼家と結婚してから二十一年間の結婚生活について書いた日記。 |
和泉式部日記 | 恋人の為近親王を失って悲しんでいるかと思うと、直ぐに弟帥宮と恋仲に。恋多き乙女というべきか。 |
紫式部日記 | 和泉式部は±0、赤染衛門は+、そして清少納言は-。厳しい人物評。 |
とはずがたり | 幼くして親を亡くして男なしには生きられなかった老女が昔の男であった院の亡骸を見送ろうとする。う〜ん。 |
廉頗藺相如 | 勇猛だが単純な将軍廉頗と思慮深い文人藺相如の刎頸の交わり。 |
古今和歌集仮名序 | 古今和歌集の有名な序文である。和歌に対する紀貫之の独自の見解を述べている。 |
俊頼髄脳 | 紀貫之の「仮名序」の「目に見えぬ鬼神をもあはれと思はせ」という和歌の効用の証明。 |
無名草子 | 恋愛や和歌の世界で活躍した人が多い中で、小野小町は、外見、器量、態度、心遣いのどれをとっても素晴らしかった。 |
近代秀歌 | 和歌の道は浅いようで深く、易しいようで難しい。和歌の本質をよく理解している人は少ない。 |
源氏物語(藤壺の里下がり、藤壺の出産、女三宮と柏木、柏木女三宮を見る) | 源氏が継母の藤壺と密通し、不義の子を設けるが、今度は柏木に正妻の女三宮を寝取られる。因果応報。 |
正徹物語 | 幽玄とは、「心にあって言葉には言うことができないものである」。 |
源氏物語玉の小櫛 | 源氏物語は「もののあはれ」の文学である。 |
歌学提要 | ものごとに直面した時、その時々に起こった第一印象の感情を詠み出すことが和歌である。 |
堤中納言物語 | 女の家から帰る途中、ふと出会った少女を誘拐したが、出てきたのはなんと老婆だった。 |
中国の思想(荘子、荀子、韓非子) | 無為の道を説いたのが道家の荘子、儒家の集大成をした荀子、法律を重視した韓非子。 |
古事記(倭建命) | 凶暴ゆえに父に疎まれ、死出の旅に出される倭建命。いろいろな人に助けられながら、後わずかで大和という時に命を落としてしまう。 |
2000年度 | 第一学習社「現代文2」 |
教師に対する一問一答 | 生徒が一人ずつ教師に質問して、教師ができるだけ誠実に答える。教師の自己紹介と自己開示を兼ねたオープニング。 |
チェスで人は敗れたのか(随想) | チェスの人間チャンピオン、カスパロフと、コンピュータ、ディープ・ブルーの対決を題材に、人間の能力を素晴らしさを再確認する。論理的な思考について学習する。 |
菜の花の沖(小説・投げ込み) | 司馬遼太郎の小説。演劇鑑賞とタイアップして教材化した。国際人とは何かを考える上でも好教材。「船長の決断」というコンセンサス・ゲームの好評。勿論、演劇鑑賞は大成功。 |
「共生」とは何か(評論) | 鬼頭秀一の環境問題についての評論。二項対立の、しかも逆説的な構図を読解していく。授業の後で実施したエコ・ロールプレイ「醍醐市未来プロジェクト」も大好評。 |
ウサギ(小説) | 南木佳士の小説。小学校の頃、ランドセルにウサギを入れて悪戯した女の子との再会と死。「ウサギは寂しいと死んでしまう」というドラマの中の言葉を手がかりに、死について考える。 |
癒しとしての死の哲学(評論) | 小浜逸郎の哲学的な評論。「ウサギ」との関連で、死をテーマにし評論を扱った。癌告知などの問題をめぐって゜非常に抽象的で難しい教材だった。作者は個人的には好きなのだが。 |
舞姫(小説) | 3年生といえば定番教材。擬古文でとっつきにくいが、内容は非常に面白い。授業のパターンは、1.原文を音読する。あるいは、現代語訳をする。2.「舞姫チェック」をする。3.ポイントを板書する。4.問題点について質問する。5.まんが「舞姫」とハーレクインロマンス風「舞姫」を配布する。6.要約させ、次の時間に提出させる。7.要約は次の時間に回収し、その次の時間に返却し、正解を板書する。 |
悪人礼賛(随想) | 中野好夫の、悪人や強欲な人付き合いやすい、友情とは九分の侮蔑と一分の畏敬である、偽善の勧めなど、ひねくれた論理を読み解いていく。 |
破壊者ウルトラマン(評論・投げ込み) | あのノーベル賞作家大江健三郎がウルトラマンについて熱く語る。ウルトラマンによって大人が子供に伝えようとしたメッセージと、その論理の破綻について語る。 |
思い出スピーチ | 毎時間、授業き始めに、一人3分で、高校時代に考えたことをスピーチする。聞き手は、一言コメントを書いて返す。これが思い出になる。 |
センター試験模試 | 進学クラスは、2時間連続の時間を設定して、過去の業者模試をしていく。順位と偏差値がわかる表を事後に配布する。 |
アグネス論争を読む | 結婚・育児アンケートをして、生徒の意識を確かめながら、アグネスの子連れ出勤をめぐる論争を読む。最後は男女雇用機会均等法までたどり着き、これから社会に出る生徒たちに、考えさせた。 |
1999年度 | 明治書院「現代文2」 |
読みの導入 | 読解するとはどういうことかについて、ガイダンスをする。 |
歌の「読み」と一語の互換性(評論) | 短歌の一語を抜いて、そこに入る言葉を考えることによって、交換の利かない唯一の表現を選ぶことによって、言葉が生きることについて考える。 |
ひよこの眼(小説・投げ込み) | 前年度好評につき、投げ込んでみた。恋と死について考える。前年度は最後のまとめの時にアキレス腱断裂でできなかったので、今年は、「死を見つめるワーク」など、じっくりと取り組んでみた。 |
言語の感覚(評論) | 非常に難しい教材だった。それでも、キーワードを頼りに、毎時間要約の練習をした。授業後には充実感があった。 |
檸檬(小説・投げ込み) | 投げ込み。難解な小説であるが、思春期の高校生が、漠然とした不安について考えるには好教材。 |
若い詩人の肖像(小説・投げ込み) | 伊藤整の小説の教材化。梶井が登場するので取り上げた。「檸檬」の作者を、違う側面から考える。 |
舞姫(小説) | 定番教材。毎回、要約を提出させる。最初は文句タラタラだが、やっていくうちに力がついてきたことを実感して文句を言わなくなる。勿論、わかりやすくて、楽しくて、役に立つ授業を目指す。 |
風葬の教室(小説・投げ込み) | 1学期に好評だった「ひよこの眼」の作者山田詠美の小説の教材化。いじめを題材にした小説で、自分の体験を語る生徒もいた。論理療法の間違った思い込みについてもミニ講義をする。 |
思い出スピーチ | 毎時間、授業き始めに、一人3分で、高校時代に考えたことをスピーチする。聞き手は、一言コメントを書いて返す。これが思い出になる。 |
学校に「日の丸・君が代」は必要か(討論・投げ込み) | 8人の論客(?)によるバトル。卒業式を控え、教員があれこれ論議するのでなく、当事者の、これからの日本を支えていく生徒自身に考えさせたかった。 |
1998年度 | 三省堂「現代文」 |
私を語る(自己紹介) | 自己紹介を通して、自分について見つめ、他人を評価する。国語の授業のはじめとして、表現と聞き方を学習。 |
ひよこの眼(小説) | 山田詠美の小説。死とは何か、恋とは何か、思春期の子どもの心理について考える力をつける。自分たちに近い年齢の主人公を通して、自分についても考えた。どんでん返しが面白かった。 |
自我構造の危機(評論) | 岸田秀の評論。子どもが大人になっていく過程について考える。論理的な展開を読解する力をつける。論理的な文章を読もうとして評論を扱ったのだが、上滑りになってしまった。アンケートやエゴグラムで生徒の興味を引く。 |
檸檬(小説・投げ込み) | 難しい内容かと思ったが、不安定な思春期の真っ只中の生徒は共感をしていた。おはじきを口に入れるパフォーマンスに体を張った授業という評判も。丸善を紹介するついでのオススメ喫茶店案内はご当地ならでは。オマケに、私が高2の時に書いた「愛と友情の谷間」という恥ずかしい文章をシリーズで配布。 |
舞姫(小説) | 擬古文を読む。明治という時代と、時代を背負っていきる青年の葛藤を学ぶ。そして、現代を生きる生徒の立場に置き換えて考えてみる。学習プリントで舞姫チェックをし、あらすじを把握していく。段落毎にまとめをさせた。漫画や映画などを駆使して生徒の理解を助けた。内容的には非常に身近で面白い。 |
十代たちのマイリボリューション(評論・投げ込み) | 保坂展人の評論。歌謡曲という身近な話題だけに興味を持った。内容はやや表面的。ナツメロになった曲を聴きながらの授業。受けはいい。 |
思い出スピーチ | 恒例の3分間スピーチ。1日3人。テーマは「3年間で考えたこと」。進路・友達・クラブの話が御三家。聞き手に短いコメントを書かせて、次時に話し手に返すのが、思い出になる。 |
私、プロレスの味方です(評論・投げ込み) | 村松友視の評論。教師の趣味で題材は奇抜であるが、内容は非常に論理的。論理図を書かせる。 |
生きることの意味(小説・投げ込み) | 高史明の小説の教材化。在日朝鮮人の問題と同時に、日本人とは、生きるとはを深く考える好教材。 |
マイ・ライフ(総合・投げ込み) | 人生についてアンケートをとり、それをもとにして、傾聴訓練、話し合い、データ分析、論争について考えたり体験したりした。オマケに、体験記「お見合い物語」をシリーズで配布。 |
1997年度 | 角川書店「現代文」 |
私を語る(自己紹介) | 自己紹介を通して、自分について見つめ、他人を評価する。国語の授業のはじめとして、表現と聞き方を学習。 |
倉庫のコンサート(小説) | あまり仲のよくなかった母の看病と死による、体と心の疲労、何気なく行ったロックコンサートが、思いがけなく、心の空白を癒してくれた。家族と死シリーズ第1弾。 |
十代たちのマイリボリューション(評論・投げ込み) | 保坂展人の評論。歌謡曲という身近な話題だけに興味を持った。内容はやや表面的。ナツメロになった曲を聴きながらの授業。受けはいい。 |
私が哀号とつぶやく時(随想) | 五木寛之の少年時代を回想した随想。朝鮮で戦中戦後を迎えた日本人の視点で、戦争をとらえている。 |
生きることの意味(小説・投げ込み) | 高史明の小説の教材化。日本で戦中戦後を迎えた在日朝鮮人の視点で、戦争をとらえている。日本人とは何か、生きるとは何かを深く考える上でも好教材。 |
舞姫(小説) | 擬古文を読む。明治という時代と、時代を背負っていきる青年の葛藤を学ぶ。そして、現代を生きる生徒の立場に置き換えて考えてみる。学習プリントで舞姫チェックをし、あらすじを把握していく。段落毎にまとめをさせた。漫画や映画などを駆使して生徒の理解を助けた。内容的には非常に身近で面白い。 |
イノセンスの壊れる時(評論) | 芹沢俊介の評論。人間として成熟するとは何かという問題を、イノセンス−自分には責任がない−からの脱却という観点で考える。家族と死シリーズ第2弾。 |
I was born(詩・投げ込み) | 吉野弘の詩。生まれるということが受け身であるという文法的な発見をした僕が、父にそのことを話した時、父は困惑しながらも、蜉蝣の話をする。僕の中では、それが僕を生んですぐに死んだ母と重なる。家族と死シリーズ第3弾。 |
小さき者へ(小説・投げ込み) | 有島武郎の小説。母の看病と死をめぐって、家族とは何かを考える。家族と死シリーズ第4弾。 |
思い出スピーチ | 恒例の3分間スピーチ。1日3人。テーマは「3年間で考えたこと」。進路・友達・クラブの話が御三家。聞き手に短いコメントを書かせて、次時に話し手に返すのが、思い出になる。 |
アグネス論争を読む(評論・投げ込み) | アグネス之子連れ出勤をめぐって、林真理子がかみついた。そのあと、女性と労働についての国家的論争(?)に発展していく。 |
1995年度 | 角川書店「現代文」 |
麦藁帽子(小説) | 堀辰雄の小説。子供の幼い初恋についてほのぼのと書いてある。教師も生徒も初恋について語り合う。 |
情報化社会としての現代(評論) | 山崎正和の評論。情報の大量化に伴って、現代人は現実感覚を失っている。そのなかで、自分が自分であるアイデンティティまでも喪失しつつある。 |
沈黙(小説・投げ込み) | 遠藤周作の小説。折しも、オウム事件の真っ最中。宗教とは何かについて、生徒とともに考えた。 |
檸檬(小説・投げ込み) | 難しい内容かと思ったが、不安定な思春期の真っ只中の生徒は共感をしていた。おはじきを口に入れるパフォーマンスに体を張った授業という評判も。丸善を紹介するついでのオススメ喫茶店案内はご当地ならでは。オマケに、私が高2の時に書いた「愛と友情の谷間」という恥ずかしい文章をシリーズで配布。 |
舞姫(小説) | 擬古文を読む。明治という時代と、時代を背負っていきる青年の葛藤を学ぶ。そして、現代を生きる生徒の立場に置き換えて考えてみる。学習プリントで舞姫チェックをし、あらすじを把握していく。漫画とビデオで多面的に読む。 |
現代日本の開化(評論) | ご存じ夏目漱石の文明批評。舞姫のあと、明治という時代について考える。 |
話し合い | 情報交換ゲーム「バスは待ってくれない」。コンセンサス・ゲーム「川を渡る女」。グループ出の話し合いの仕方を学習した。 |
ホームレス(紙上討論) | 社会問題になっている「ホームレス」について新聞記事を読み、意見を書かせ、互いに読み合い、その意見にたいして意見を書いていく。 |
対話と論争(評論) | 中村雄二郎の評論。対話のあり方と哲学の方法について考える。さらに、生きることとの共通点についても考える。 |
アグネス論争を読む(評論・投げ込み) | アグネス之子連れ出勤をめぐって、林真理子がかみついた。そのあと、女性と労働についての国家的論争(?)に発展していく。 |
ディベート | 若気の至り(?)。話し合いシリーズの一環として、ディべートなんかしてしまった。 |
1989年度 | 不明 |
花(随想) | 導入に使ったどうってことない教材。(この頃は、教科書の順番を守っていた。) |
檸檬(小説) | 得体の知れない不吉な塊とは何か。不安定な思春期の真っ只中の生徒は共感をしていた。おはじきを口に入れるパフォーマンスに体を張った授業という評判も。 |
自立と挫折の青春像(評論) | 最も激しく時代に流されることによって、時代の本質をつかむことができる。その意味では、昔は窮乏していたがゆえに鍛えられたか、現代は豊かであるがゆえに自分で壁を作らなければならない。という、おじさんくさい青春論。当時は照れずに授業できていたのだなぁ。 |
国語常識 | 就職試験を目前にして、。漢字や四字熟語や諺の授業をしていた。 |
赤い繭(小説) | 安部公房の小説。私の帰るべき家は何処?考えさせられる教材ですが、高校生には無理なのかなぁ。時代を感じさせる教材。 |
詩について | いろいろな形式の詩を見て、詩とは何かを考え、有名な詩をテープで聞く。 |
私の個人主義(評論) | 夏目漱石の評論。 |
文学史 | 有名な作品の一部を読みながら、日本文学の流れを把握する。 |
現代日本の開化(評論) | ご存じ夏目漱石の文明批評。明治という時代について考える。 |
三四郎(小説・投げ込み) | 自らが批評した明治という時代を生きた青年三四郎について考える。 |
自我構造の危機(評論) | 岸田秀の評論。子どもが大人になっていく過程について考える。論理的な展開を読解する力をつける。論理的な文章を読もうとして評論を扱ったのだが、上滑りになってしまった。アンケートやエゴグラムで生徒の興味を引く。 |
沈黙(小説・投げ込み) | 遠藤周作の小説。宗教について考える。神は実在するのか、奇跡を起こすのか。 |
1987年度 | 角川書店「現代文」 |
札の辻(小説) | 遠藤周作の小説。戦争中、ネズミと呼ばれていた臆病な修道士が、実は最もキリストに近い存在であった。宗教について考える。 |
沈黙(小説) | 遠藤周作の小説。宗教について考えるシリーズ第2弾。 |
パロディ思案(評論) | 井上ひさしの評論。パロディは、正確に歪んだ鏡である。偉大なものも引っ張り下ろし笑いのめしてしまう。井上一流の言語観を展開する。 |
情報化社会としての現代(評論) | 山崎正和の評論。情報の大量化に伴って、現代人は現実感覚を失っている。そのなかで、自分が自分であるアイデンティティまでも喪失しつつある。 |
詩について | いろいろな形式の詩を見て、詩とは何かを考え、有名な詩をテープで聞く。 |
麦藁帽子(小説) | 堀辰雄の小説。子供の幼い初恋についてほのぼのと書いてある。教師も生徒も初恋について語り合う。 |
文学史 | 有名な作品の一部を読みながら、日本文学の流れを把握する。 |
現代日本の開化(評論) | ご存じ夏目漱石の文明批評。明治という時代について考える。それは、現代においてもまだ解決していない問題である。 |
三四郎(小説・投げ込み) | 明治の文豪、夏目漱石を読む。「現代日本の開化」で学んだ明治の青年について考える。 |
破壊者ウルトラマン(評論・投げ込み) | あのノーベル賞作家大江健三郎がウルトラマンについて熱く語る。ウルトラマンによって大人が子供に伝えようとしたメッセージと、その論理の破綻について語る。 |
舞姫(小説) | 明治之文豪、森鴎外を読む。同じく、明治を生きた青年像であるが、三四郎とは、全く違った人生を考える。 |
青春という生の季節(評論) | 柴田翔の評論。青春とは、自己主張の季節である。そのためには、自己の確立が必要である。筆者の戦前・戦中・戦後の体験から学ぶ。 |
実用国語 | 手紙の書き方。電話のかけ方。京言葉について学ぶ。 |
1985年度 | 不明 |
天の橋立(評論) | 小林秀雄の古典的評論。 |
檸檬(小説) | 得体の知れない不吉な塊とは何か。不安定な思春期の真っ只中の生徒は共感をしていた。八百卯で檸檬を買って、丸善で本を積み上げて、その上に檸檬を置いて、写真を撮って、感想文を書けば50点やると言ったのはこの頃か?多くの生徒がやってきて、丸善に迷惑をかけてしまった。 |
ラムネ氏のこと(評論) | 坂口安吾の評論。今は見かけなくなったが、味のある好きな教材だった。 |
沈黙(小説) | 遠藤周作の小説。宗教について考える。神は実在するのか、奇跡を起こすのか。 |
断崖からの郷愁(詩論) | 村野四郎の詩論。鮟鱇の詩なんかが出てくる。 |
大渡橋(詩) | 萩原朔太郎の詩。 |
破壊者ウルトラマン(評論・投げ込み) | あのノーベル賞作家大江健三郎がウルトラマンについて熱く語る。ウルトラマンによって大人が子供に伝えようとしたメッセージと、その論理の破綻について語る。 |
国語常識 | 就職試験を目前にして、。漢字や四字熟語や諺の授業をしていた。 |
以下不明 |
2013年度 大修館「現代文1」 |
敬語への自覚(評論)4h |
山月記(小説)15h |
*個性とは何か(評論)5h |
ホンモノのおカネの作り方(評論)5h |
ミロのビーナス(評論)4h |
*ひょうたん島問題(ロールプレイ)4h |
こころ(小説)20h |
不易流行(評論)3h |
永訣の朝(詩)3h |
人は何のために生きるのか(評論)4h |
「である」ことと「する」こと(評論)5h |
2013年度 大修館「古典1」 |
仁和寺にある法師(徒然草)3〜6h |
中納言殿まいりたまひて(枕草子)3〜5h |
梁上君子(漢文文章)3〜4h |
ゆく川の流れ(方丈記)3〜5h |
あこがれ(更級日記)3〜5h |
塞翁馬(故事)3〜5h |
*うれしきもの(枕草子)2h |
光源氏の誕生(源氏物語)5〜7h |
鴻門之会(史記)6〜8h |
若紫(源氏物語)7〜13h |
四面楚歌(史記)2〜4h |
項王の最期(史記)3〜6h |
競べ弓(大鏡)4〜6h/*花山天皇の出家(大鏡)4h |
*春夜宴会桃李園序(文章)2h |
*かぐや姫の昇天(竹取物語)6h |
@性善説(思想)4h |
@世に語り伝ふること(徒然草)4h |
2010年度 大修館「現代文1」 |
山月記(小説)10h |
ミロのビーナス(評論)4h |
ホンモノのおカネの作り方(評論)5h |
こころ(小説)19h |
個性とは何か(評論)6h |
永訣の朝(詩)2h |
「である」ことと「する」こと(評論)6h |
不易流行(評論)4h |
2010年度 大修館「古典1」 |
うれしきもの(枕草子)7h |
ゆく川の流れ(方丈記)7h |
梁上君子(漢文文章)4h |
塞翁馬(故事)4h |
中納言殿まいりたまひて(枕草子)4h |
光源氏の誕生(源氏物語)9h |
鴻門之会(史記)11h |
若紫(源氏物語)14h |
四面楚歌(史記)5h |
項王の最期(史記)5h |
競べ弓/花山天皇の出家(大鏡)4h |
能登殿の最期(平家物語)11h |
性善説(思想)4h |
2008年度 東京書籍「現代文」 |
山月記(小説)16h |
メディアは何を変えるのか?(評論)5h |
環境問題への視点(評論)7h |
ひよこの眼(小説)10h |
ハイテク化と人間のゆくえ(評論)9h |
こころ(小説)27h |
抗争する人間(評論)8h |
永訣の朝(詩)6h |
I was born(詩)2h |
ミロのビーナス(評論)4h |
小論文(表現)3h |
「もの」の世紀(評論)7h) |
2005年度 明治書院「精選現代文」 第一学習社「古文」「漢文」 |
山月記(小説)15h |
枕草子(「かたはらいたきもの」「村上の先帝の御時に」「雪のいと高う降りたるに」)8h |
方丈記「行く川の流れ」3h |
故事(「蟷螂の斧」「知音」「蛇足」)7h |
水のない泳ぎ(評論)6h |
グローバリゼーションの光と影(評論)5h |
永訣の朝(詩)3h |
大鏡(「弓争い」「花山天皇の出家」)8h |
更級日記「門出」5h |
史記「鴻門之会」13h |
こころ(小説)28h |
源氏物語 「若紫」 「光る君誕生」)9h |
史記「四面楚歌・項王の最期」4h |
論語 |
「である」ことと「する」こと(評論)10h |
科学と世界観(評論)9h |
更級日記「源氏の五四巻」4h |
平家物語「忠度の都落ち」5h |
竹取物語「かぐや姫の昇天」(物語)6h |
孟子「性善」2h |
「白水素女」3h |
「盗智」2h |
「畏饅頭」3h |
2004年度 | 桐原書店「現代文」 第一学習社「古典T」「漢文T」 |
山月記(小説)11h | 心理テストやパロディなんかを駆使しながら、生徒の中に潜んでいる李徴度をチェックしながら、李徴の心理について考えて行きます。 |
徒然草「いでや、この世に生まれては」5h | |
竹取物語「かぐや姫の昇天」(物語)6h | |
イスラム感覚(評論)8h | 藤原新也の評論。かつての日本人は農耕民族でヒンドゥー教徒であったが、自然が破壊され抽象化された社会に住む日本人はイスラム教徒になっている。というが……。 |
言葉の〈意味〉と〈表象〉』(評論)4h | 中村雄二郎の評論。 |
史記「鴻門之会」9h | |
方丈記「行く川の流れ」4h |
|
こころ(小説)19h | 定番教材の授業の決定版。生徒は必ず食いついてくる。教科書が採択していない、お嬢さんとKの関係や、Kの自殺以後も授業し、Kの自殺の真因に迫る。学習プリントと確認テストも充実。 |
源氏物語「若紫」10h | |
更級日記「源氏の五四巻」4h | |
近代短歌(投込)4h | |
科学者とは何か(評論)6h | 村上陽一郎の評論。科学の細分化、専門化、閉鎖性を批判する。たいへん論理的な文章で、評論を教えるのに最適。接続詞を押さえて、要約をする。 |
史記「四面楚歌・項王の最期」4h | |
伊勢物語「小野の雪」4h | |
大鏡「花山天皇の出家」5h |
2002年度 | 教育出版「新編国語U」 |
教師に対する一問一答 | 生徒が一人ずつ教師に質問して、教師ができるだけ誠実に答える。教師の自己紹介と自己開示を兼ねたオープニング。 |
山月記(小説) | アレコレ李徴は言い訳するが、詰まる所、ただの中途半端&怠け者だったという結論に達してしまった。さまざまな心理テストあり、パロディあり。あの手この手で生徒を引きつける。 |
枕草子(かたはらいかきもの・中納言参りたまひて) | 元祖キャリアウーマンの随筆。笑止千万である。ちゃんちゃらおかしいモノシリーズ。謙遜しているようで、実は自分の才能をひけらかしてきるいやらしさ。 |
雑説 | 名馬はいても伯楽はいない。まるで、今の日本のよう。 |
居間の思想(評論) | かつて、居間は生活の中心であった。でも、今、居間は。 |
私が哀号とつぶやく時(随筆) | 朝鮮で終戦を迎えた日本人の少年を通して、民族としての誇りについて考える。状況に置かれた人間の在り方について考える。 |
源氏物語(小柴垣のもと・光源氏の誕生) | 源氏の誕生と、生涯第一の出会いのシーン。 |
生きることの意味(小説) | 日本で終戦を迎えた在日朝鮮人の少年を通して、人との出会い、生きることの不合理とそれゆえの意味について考える。 |
こころ(小説) | 私の自殺まで考えることによって、Kの自殺の原因を考える、「こころ」の決定版。人生相談あり、話し合いあり、ロールプレイあり、ビデオあり。 |
更級日記(あづま路の道の果て) | 51歳の作者が38年前を振り返って書いた日記文学。女性は永遠に文学少女。 |
劣等感(評論) | 「こころ」の私も劣等感の塊であった。その劣等感とは何かを考えるタイムリーな教材。 |
史記(鴻門之会) | 高校漢文のメインデッシュ。剛腕項王と人徳劉邦、その生きざまを、その心理を追う。本宮ひろし風の紙人形は大好評。確認プリントも長編教材には欠かせない。 |
手作りの幻想(評論) | 機械化工業化を進む社会の中で、なぜ手作りブームなのか。 |
ど演歌を作る | 語彙表をたどっていけば、アラ不思議、いつの間にかど演歌が。 |
地図を書く | 知らない人に説明する難しさ。 |
小論文実習 | 本格的な小論文をパターンで書く。 |
ナイン(小説) | 井上ひさしの小説。高度経済成長によりすっかり様変わりした商店街、しかし、かつての少年野球団の栄光の陰にあったナインの信頼感は脈々と生きていた。 |
相手依存の自己規定(評論) | 日本人は相手を基準にして自分の位置を決める。それはマイナス面だけではないと言う論理の流れがよい。 |
大鏡(肝だめし) | 90歳と180歳の超老人の毒舌放談。道長栄光への豪胆。 |
史記(四面楚歌) | やり残し分を仕上げて、2年もおしまい。 |
2002年度 | 第一学習社「現代文1」 |
山月記(小説) | アレコレ李徴は言い訳するが、詰まる所、ただの中途半端&怠け者だったという結論に達してしまった。さまざまな心理テストあり、パロディあり。あの手この手で生徒を引きつける。 |
ホンモノのおカネのつくり方 | 「ホンモノのおカネを作るには、できるだけホンモノに似せないことである」という逆説的な真理を追求する岩井克人の評論。 |
手の変幻 | 評論の定番教材。「ミロのビーナスが魅惑的であるためには、両腕を失ってしなければならなかった」という逆説を、言い換えを追いながら解明する。 |
こころ(小説) | 私の自殺まで考えることによって、Kの自殺の原因を考える、「こころ」の決定版。人生相談あり、話し合いあり、ロールプレイあり、ビデオあり。 |
目に見える制度と見えない制度(評論) | 普段空気のように存在している制度も、よく考えてみると複雑怪奇。 |
小論文演習 | 入試問題を実際に持ってきて、答案を書かせる。添削と評価が大変。 |
若い詩人の肖像 | 伊藤整の小説。天才梶井基次郎との出会い、梶井の性格、梶井の創作の秘密。小説家を側面から考える好教材。 |
近代的市民とその時間(評論) | 超長文の超難解な教材。生徒はパニック寸前。 |
史記(四面楚歌) | やり残し分を仕上げて、2年もおしまい。 |
2002年度 | 教育出版「新編国語U」 |
教師に対する一問一答 | 生徒が一人ずつ教師に質問して、教師ができるだけ誠実に答える。教師の自己紹介と自己開示を兼ねたオープニング。 |
山月記(小説) | アレコレ李徴は言い訳するが、詰まる所、ただの中途半端&怠け者だったという結論に達してしまった。さまざまな心理テストあり、パロディあり。あの手この手で生徒を引きつける。 |
枕草子(かたはらいかきもの・中納言参りたまひて) | 元祖キャリアウーマンの随筆。笑止千万である。ちゃんちゃらおかしいモノシリーズ。謙遜しているようで、実は自分の才能をひけらかしてきるいやらしさ。 |
雑説 | 名馬はいても伯楽はいない。まるで、今の日本のよう。 |
居間の思想(評論) | かつて、居間は生活の中心であった。でも、今、居間は。 |
私が哀号とつぶやく時(随筆) | 朝鮮で終戦を迎えた日本人の少年を通して、民族としての誇りについて考える。状況に置かれた人間の在り方について考える。 |
源氏物語(小柴垣のもと・光源氏の誕生) | 源氏の誕生と、生涯第一の出会いのシーン。 |
生きることの意味(小説) | 日本で終戦を迎えた在日朝鮮人の少年を通して、人との出会い、生きることの不合理とそれゆえの意味について考える。 |
こころ(小説) | 私の自殺まで考えることによって、Kの自殺の原因を考える、「こころ」の決定版。人生相談あり、話し合いあり、ロールプレイあり、ビデオあり。 |
更級日記(あづま路の道の果て) | 51歳の作者が38年前を振り返って書いた日記文学。女性は永遠に文学少女。 |
劣等感(評論) | 「こころ」の私も劣等感の塊であった。その劣等感とは何かを考えるタイムリーな教材。 |
史記(鴻門之会) | 高校漢文のメインデッシュ。剛腕項王と人徳劉邦、その生きざまを、その心理を追う。本宮ひろし風の紙人形は大好評。確認プリントも長編教材には欠かせない。 |
手作りの幻想(評論) | 機械化工業化を進む社会の中で、なぜ手作りブームなのか。 |
ど演歌を作る | 語彙表をたどっていけば、アラ不思議、いつの間にかど演歌が。 |
地図を書く | 知らない人に説明する難しさ。 |
小論文実習 | 本格的な小論文をパターンで書く。 |
ナイン(小説) | 井上ひさしの小説。高度経済成長によりすっかり様変わりした商店街、しかし、かつての少年野球団の栄光の陰にあったナインの信頼感は脈々と生きていた。 |
大鏡(肝だめし) | 90歳と180歳の超老人の毒舌放談。道長栄光への豪胆。 |
史記(四面楚歌) | やり残し分を仕上げて、2年もおしまい。 |
1996年度 | 不明 |
山月記(小説) | 心理テスト・パロディを交えながら、李徴の心理と、芸術か生活かの苦悩を考える。 |
枕草子(すさまじきもの・中納言殿参りたまひて・この草子) | 古典常識や敬語などを教えながら普通に読解。工夫と言えば、桃尻語訳程度。 |
手の変幻(評論) | 定番の評論教材。論理を読み取る。実際に手を書かせるのはよくやる。 |
永訣の朝(近代詩) | (Ora Orade Shitori egumo )を中心に、ローマ字、方言、字下げの効果と意味から本質に迫る。 |
万葉集 | 独自のセレクト集を作り、万葉人物相関図をもとに、物語風に和歌を読み解いていく。 |
中国故事(朝三暮四・蛇足・先従隗始) | 句法を抑えながら普通に授業していく。 |
若い詩人の肖像(小説) | 梶井ファンにとっては垂涎の教材だが、それ意外の生徒には(ほとんどの生徒には)、・人生において大きく影響を与える人物との出会いと、文学が生まれるまでの過程について考える。 |
更級日記(源氏の五十余巻) | 次に源氏物語を取り上げる前振りとして扱った。文学少女のあこがれという点では共通点のある生徒が、いるかなぁ。 |
源氏物語(桐壺・若紫) | 古典の帝王。文法なんかにこだわり過ぎて話の面白さを損なわないように注意する。人物相関図を配布して、複雑な人間関係、因果応報を説明するとまるで芸能週刊誌。 |
檸檬(小説) | 難しい内容かと思ったが、不安定な思春期ふあんていの真っ只中の生徒は共感をしていた。おはじきを口に入れるパフォーマンスに体を張った授業という評判も。丸善を紹介するついでのオススメ喫茶店案内はご当地ならでは。オマケに、私が高2の時に書いた「愛と友情の谷間」という恥ずかしい文章をシリーズで配布。 |
自我構造の危機(評論) | 子どもが大人になっていく過程について考える。論理的な展開を読解する力をつける。論理的な文章を読もうとして評論を扱ったのだが、上滑りになってしまった。アンケートやエゴグラムで生徒の興味を引く。 |
平家物語(祇園精舎・木曽の最期) | 戦記物語のリズム感を損なわないように、テンポよく。赤塚不二夫のマンガも好評。 |
史記(鴻門之会・四面楚歌) | 日本の平家物語に対して中国の史記。手書きの人形であらすじを再現させるのは好評。私は項王のファンです。 |
こころ(小説) | Kの遺書から始める。なぜ自殺したのかを推理小説風に謎解きをしていく。教科書収録以降の私の自殺の場面をやらずして「こころ」を読解したという勿れ。 |
奥の細道(旅立ち・平泉) | 芭蕉の俳人としての典拠、虚構、省略、誇張、掛詞、縁語などのテクニックを堪能する。 |
大鏡(花山院の出家) | やはり敬語でしょう。敬語から主語を割り出すのは数学的? |
1994年度 | 不明 |
山月記(小説) | 心理テスト・パロディを交えながら、李徴の心理と、芸術か生活かの苦悩を考える。 |
土佐日記(門出) | |
(猫) | |
史記(鴻門之会・四面楚歌) | |
表現を選ぶ(評論) | 一つの文章を完成させるのに、文字を選び、類義語を選び、言葉を探し、対象や現実を選ぶという複雑な過程を踏んでいることを考える。 |
永訣の朝(近代詩) | (Ora Orade Shitori egumo )を中心に、ローマ字、方言、字下げの効果と意味から本質に迫る。 |
更級日記(あこがれ・物語) | |
源氏物語(若紫) | |
短歌と俳句 | 近代の名歌・名句をピックアップし、生徒の人気の高いものから授業していく。 |
こころ(小説) | Kの遺書から始める。なぜ自殺したのかを推理小説風に謎解きをしていく。教科書収録以降の私の自殺の場面をやらずして「こころ」を読解したという勿れ。 |
方丈記(ゆく川の流れ) | |
伊勢物語(東下り・筒井筒) | |
中国の文章(漁夫之辞・雑説) | |
破壊者ウルトラマン(評論・投げ込み) | あのノーベル賞作家大江健三郎がウルトラマンについて熱く語る。ウルトラマンによって大人が子供に伝えようとしたメッセージと、その論理の破綻について語る。 |
人間への信頼(評論) | 吉野源三郎の評論。「こころ」の人間不信を受けた。人間は善でも悪でもある。人間への信頼は、生きるための選択であることを学ぶ。 |
大鏡(競べ弓) | |
人間失格(小説) | あまりにも有名な太宰治の小説。人間不信シリーズ第3弾。 |
自我構造の危機(評論) | 岸田秀の評論。子どもが大人になっていく過程について考える。論理的な展開を読解する力をつける。論理的な文章を読もうとして評論を扱ったのだが、上滑りになってしまった。アンケートやエゴグラムで生徒の興味を引く。 |
去来抄(歌論) | |
古事記(ヤマトタケル) | |
中国の思想(曳尾於塗中・処知則難) |
1992年度 | 不明 |
ふぞろいの林檎たち(随想) | 山田太一の随想。人を理解するとは、人の身になることであるが、ついつい判断してしまう。導入にしてはさわやかな教材だった。 |
古事記(八雲たつ・さねさし相模) | |
中国の文章(鶏鳴狗盗・完璧) | |
東照宮再見 | 東照宮を伊勢神宮と対比しながら、複製の集大成として、そこに日本文化の特徴を見る。 |
山月記(小説) | 心理テスト・パロディを交えながら、李徴の心理と、芸術か生活かの苦悩を考える。 |
万葉集 | |
現代詩(I was born・キラリと光るダイヤ) | 茨木のり子と吉野弘の詩。 |
短歌 | 与謝野晶子・石川啄木・斎藤茂吉の短歌を取り上げた。&短歌づくり。 |
枕草子(すさまじきもの・虫は・世の中になほ) | |
こころ(小説) | Kの遺書から始める。なぜ自殺したのかを推理小説風に謎解きをしていく。教科書収録以降の私の自殺の場面をやらずして「こころ」を読解したという勿れ。 |
中国の文章(春夜宴桃李園序・桃花源記) | |
破壊者ウルトラマン(評論・投げ込み) | あのノーベル賞作家大江健三郎がウルトラマンについて熱く語る。ウルトラマンによって大人が子供に伝えようとしたメッセージと、その論理の破綻について語る。 |
人間失格(小説) | 太宰治の小説。ひねくれた子供時代を読む。 |
源氏物語(光源氏の誕生・若紫) | |
史記(鴻門之会・四面楚歌) |
1989年度 | 不明 |
山月記(小説) | 心理テスト・パロディを交えながら、李徴の心理と、芸術か生活かの苦悩を考える。 |
破壊者ウルトラマン(評論・投げ込み) | あのノーベル賞作家大江健三郎がウルトラマンについて熱く語る。ウルトラマンによって大人が子供に伝えようとしたメッセージと、その論理の破綻について語る。 |
古事記(倭建命) | |
永訣の朝(近代詩) | (Ora Orade Shitori egumo )を中心に、ローマ字、方言、字下げの効果と意味から本質に迫る。 |
現代詩(そこに一つの席が) | |
土佐日記(門出) | |
中国の思想(惻隠之心・侵官之害) | |
テレビの幻覚(評論) | 西尾幹二の評論。テレビの映像によって、偽の現実が増加した。それは人間の知覚や感受性に質的な変化を与えた。 |
三大和歌集 | |
史記(鴻門之会・四面楚歌) | |
こころ(小説) | Kの遺書から始める。なぜ自殺したのかを推理小説風に謎解きをしていく。教科書収録以降の私の自殺の場面をやらずして「こころ」を読解したという勿れ。 |
人間失格(小説) | 太宰治の小説。ひねくれた子供時代を読む。 |
偽善の勧め(評論) | 渡辺一夫の評論。自分は善人であると自惚れるより、偽善、つまりよい人間の仮面を一生かぶり続けることの勧め。 |
奥の細道(旅立ち・平泉) | |
中国の文章(塞翁馬・桃花源記) |
1986年度 | 不明 |
山月記(小説) | 心理テスト・パロディを交えながら、李徴の心理と、芸術か生活かの苦悩を考える。 |
青春の偏在(評論) | 鮎川信夫の評論。現代の若者は夢を限定されていると言う筆者の主張に対して、生徒に将来の夢を問うてみた。 |
土佐日記(門出・我が宿に) | |
長恨歌 | |
私の終戦まで(評論) | 田辺聖子の評論。今までであった人の意見と比較しながら、自分の戦争に対する思いを述べる。 |
枕草子(春はあけぼの・にくきもの・この草子) | |
永訣の朝(近代詩) | Ora Orade Shitori egumo )を中心に、ローマ字、方言、字下げの効果と意味から本質に迫る。 |
野火(小説) | 大岡昇平の小説。戦争中、殺されるか殺すかの極限状態での人間の心理を考える。BGMを入れて朗読したのを覚えている。 |
更級日記 | |
方丈記 | |
中国の文章(桃花源記) | |
こころ(小説) | Kの遺書から始める。なぜ自殺したのかを推理小説風に謎解きをしていく。教科書収録以降の私の自殺の場面をやらずして「こころ」を読解したという勿れ。 |
源氏物語(若紫) | |
中国の文章(春夜宴桃李園序) | |
自我構造の危機(評論) | 岸田秀の評論。子どもが大人になっていく過程について考える。論理的な展開を読解する力をつける。論理的な文章を読もうとして評論を扱ったのだが、上滑りになってしまった。アンケートやエゴグラムで生徒の興味を引く。 |
近代俳句 | |
狭き門(小説) | アンドレ・ジードの小説。気恥ずかしい台詞の連発が大受けだった。 |
奥の細道(旅立ち・平泉) | |
去来抄 |
2020年度(アンダンテ) 第一学習社 |
驚くという才能 4h |
水の東西 5h |
古文入門 6h |
絵仏師良秀 8h |
羅生門 8h |
漢文入門 4h |
漁夫の利 5h |
近代短歌 7h |
筒井筒 8h |
唐詩の世界 7h |
古今和歌集 37h |
城崎にて 10h |
狐借虎威力 4h |
門出 8h |
2019年度(アンダンテ) 第一学習社 |
驚くという才能 6h |
水の東西 5h |
古文入門 4h |
絵仏師良秀 5h |
羅生門 12h |
漢文入門 3h |
漁夫の利 6h |
近代短歌 6h |
筒井筒 8h |
I was bon 6h |
古今和歌集 7h |
唐詩の世界 4h |
城崎にて 6h |
2017年度(再) 第一学習社 |
驚くという才能 4h |
児のそら寝 8h |
羅生門 12h |
古典文法(用言) 5h |
竹取物語 5h |
水の東西 6h |
ものとことば 6h |
古典文法(助動詞) 10h |
和歌集 6h |
城崎にて 6h |
唐詩の世界 4h |
2016年度 三省堂 |
50音図 |
とうすれば虹の根もとへ行けるか 6h |
児のそら寝 6h |
羅生門 12h |
漢文入門 3h |
古典文法(用言) 5h |
かぐや姫のおいたち 10h |
漢文入門 5h |
蟷螂之斧 4h |
古典文法(助動詞) 6h |
水の東西 7h |
鶏口牛後 4h |
和歌集 10h |
2012年度 第一学習社 |
児のそら寝(古文入門)3h |
顕宗といふ笛吹(十訓抄)5〜7h |
動詞(古典文法)0〜4h |
羅生門(小説)11h |
漢文入門3h |
狐借虎威(故事)4〜5h |
守株(故事)0〜2h |
かぐや姫の誕生(竹取物語)4〜5h |
水の東西(評論)4〜5h |
先従隗始(史話)3h |
臥薪嘗胆史伝0〜4h |
I was born.(詩)2〜3h |
筒井筒(伊勢物語)0〜5h |
東下り)(伊勢物語)0〜6h |
人間はどこまで動物か(評論) 0〜3h |
丹波に出雲といふ所あり(徒然草)3〜5h |
猫また(徒然草0〜5h |
一瞬を生きる(小説)0〜7h |
唐詩の世界(漢詩)5〜7h |
自分この不思議なもの)(評論)4〜5h |
敬語0〜2h |
九月二十日のころ(徒然草)0〜4h |
門出(土佐日記)1〜5h |
万葉集・古今集・新古今集(和歌)4〜6h |
空き缶(小説)7h |
刎頸之交3〜5h |
木曽の最期(平家物語7〜9h |
間の感覚(評論)0〜7h |
2010年度 | 第一学習社「国語総合」 |
児のそら寝(古文入門)7h | 古文の勉強の仕方を教える。現代語訳と対応しながら、古文に触れていく。 |
顕宗といふ笛吹(十訓抄)3h | 古文に親しむ。 |
羅生門(小説)10h | 国語総合の超定番教材。でも深く鋭く人間の心理と道徳に迫る。 |
動詞(古典文法)8h | 文法プリントを使って、動詞のポイントを押さえて学習。 |
漢文入門3h | 訓点など漢文の基礎を学習する。 |
狐借虎威(故事)5h | 漢文の入門教材の代表。 |
かぐや姫の誕生(竹取物語)9h | 現存する日本最古のSF。身近な話で生徒があらすじを知っているのか強み。現代語訳をていねいに。 |
I was born.(詩)3h | 吉野弘の散文詩。「生まれる」ことは受け身だか、「生きる」ことは自分の意志だ。 |
水の東西(評論)5h | 山崎正和の古典的評論。水の文化についての比較文化論。二項対立の評論の典型であるが、なぜこれが延々と教科書に掲載されつづけられるのか。 |
唐詩の世界(漢詩)9h | 漢詩の決まりと、有名な唐詩を観賞する。 |
助動詞(古典文法)6h | 文法プリントを使って、一覧表を見て、意味と活用と接続がわかるように。 |
筒井筒(伊勢物語)7h | 人間、一寸先は闇。浮気シリーズ第1弾は浮気をした夫を操縦するバイブル。愛に関するアンケートあり。 |
知的創造のヒント(評論)4h | 外山滋比古の評論。人生を雑誌編集や料理に例えて、一見平凡に見える日常が創造的であることを述べる。 |
一瞬を生きる(小説)8h | 原田宗典の短編小説。若者らしいいい教材。 |
万葉集・古今集・新古今集(和歌)9h | 万葉、古今、新古今から厳選して。 |
先従隗始(史話)4h | 今は言い出しっペだが、昔は売り込み。 |
ものとことば(評論)6h | 鈴木孝夫の定番評論。ことばについて考えるいい教材。 |
丹波に出雲といふ所あり(徒然草)7h | 徒然特有の知識人いじり |
2005年度 | 第一学習社「国語T」 |
知的創造のヒント(評論)4h | 外山滋比古の評論。人生を雑誌編集や料理に例えて、一見平凡に見える日常が創造的であることを述べる。生徒が人生の創造者になるワークあり。 |
児のそら寝(古文入門)4h | 古文の勉強の仕方を教える。現代語訳と対応しながら、古文に触れていく。 |
水の東西(評論)4h | 山崎正和の古典的評論。水の文化についての比較文化論。二項対立の評論の典型であるが、なぜこれが延々と教科書に掲載されつづけられるのか。私は初めて授業した。 |
羅生門(小説)8h | 国語1の超定番教材。でも深く鋭く人間の心理と道徳に迫る。 |
かぐや姫の誕生(竹取物語)5h | 現存する日本最古のSF。現代語訳をていねいに。 |
動詞(古典文法)8h | 文法プリントを使って、動詞のポイントを押さえて学習。 |
芥川、筒井筒、東下り(伊勢物語)20h | 人間、一寸先は闇。浮気シリーズ第1弾は浮気をした夫を操縦するバイブル。愛に関するアンケートあり。第2弾は激しい愛はストレートに。思わせぶりは男の思う壺。第3弾は仕事人間は執念深くて陰険だ。 |
なめとこ山の熊(小説)8h | ほのぼのとした自然の中で繰り広げられる厳しい命のやりとり。さすが、賢治ワールド |
漢文入門4h | 訓点など漢文の基礎を学習する。 |
狐借虎威(故事)3h | 漢文の入門教材の代表。 |
先従隗始(史話)4h | 入門期として後半だけを授業する。 |
ネットが崩す公私の境(評論)8h | 黒崎政男の評論。インターネットの世界が、人間をどのように変えるか。問題点ばかり指摘して解決策を示さない。無責任な評論。 |
助動詞(古典文法)6h | 文法プリントを使って、一覧表を見て、意味と活用と接続がわかるように。 |
九月二十日のころ(徒然草)4h | 主語が変わるのでまずはストーリーを追う。 |
門出(土佐日記)5h | 作者はなぜ女性偽装したのか。親父ギャクに付き合う。 |
刎頸之交(史話)5h | 臆病と呼ばれようとも、私事より公事を優先し、それを理解した二人の友情を考える。 |
唐詩の世界(漢詩)5h | 漢詩の決まりと、有名な唐詩を観賞する。 |
I was born.(詩)3h | 吉野弘の散文詩。「生まれる」ことは受け身だか、「生きる」ことは自分の意志だ。 |
木(詩)1 | 田村隆一の詩。比喩を読み解きながら、詩人の感性を味わう。 |
詩とは何か(詩論)3h | 嶋岡晨の『詩のたのしさ』(講談社現代新書)を元に、詩とは何かについて、表記やリズムや内容面から多くの詩を比較しながら考える。 |
近代短歌・俳句(韻文)4h | 有名な近代短歌と近代俳句を数編ずつ取り上げて鑑賞する。 |
万葉集・古今集・新古今集(和歌)9h | 万葉、古今、新古今。万葉集は愛と憎しみの人間関係を中心に。 |
世界中がハンバーガー(評論)6h | 多木浩二の評論。アメリカナイズの代表としてハンパーグを取り上げ、グローバルスタンダードの欺瞞を突く。 |
臥薪嘗胆(史話)5h | 悔しさをバネに復讐を誓う。最後は部下とそれを信じる主君の差。 |
木曾の最期(平家物語)8h | 主従の絆の美しさを鑑賞する。いかなる英雄といえども、死に際を間違えると、末代までの恥になる。 |
2001年度 | 教育出版「国語T」 (○はよかった教材、×はよくなかった教材。) | ○ | × |
教師に対する一問一答 | 生徒が一人ずつ教師に質問して、教師ができるだけ誠実に答える。教師の自己紹介と自己開示を兼ねたオープニング。 | ||
ペルセウスの鏡(随筆) | 三木卓の随筆。自己嫌悪に陥っていた作者が、言葉によって自分を取り戻していく。 | 28 | 9 |
古文入門(児のそら寝) | 古文の勉強の仕方を教える。現代語訳と対応しながら、古文に触れていく。 | 27 | 12 |
羅生門 | 国語1の超定番教材。7時間で仕上げるためにコンパクトに、でも深く鋭く人間の心理と道徳に迫る。 | 55 | 7 |
竹取物語(かぐや姫) | 現存する日本最古のSF。現代語訳をていねいに。 | 43 | 7 |
古典文法(動詞) | 文法プリントを使って、動詞のポイントを押さえて学習。 | 24 | 18 |
鉛をかじる虫(評論) | 寺田寅彦の随筆。鉛を食って鉛の糞をする虫。無駄を伴わない滓を出さない有益なものは一つもない。 | 33 | 12 |
徒然草(亀山殿の御池に、平時宣朝臣、五月五日加茂の競べ馬を) | 餅は餅屋、水車は水車屋。最明寺入道の格式にこだわらない質素な人柄への賞賛と今の世への批判。人間、一寸先は闇。安穏と平安をむさぼっている場合か! | 20 | 18 |
他人の夏(小説) | 山川方夫の小説。深夜の海で出会った自殺志願の若い女を止めなかった少年の心理を描く。 | 48 | 5 |
古典文法(助動詞) | 文法プリントを使って、一覧表を見て、意味と活用と接続がわかるように。 | 24 | 18 |
漢文入門(借虎威、塞翁馬) | 訓点など漢文の基礎を学習して、なじみのある故事を読んでいく。 | 28 | 15 |
複数の目を(評論) | 加藤幸子の随想。自然保護の基本は、複数の目を持つことであるという環境論。 | 21 | 13 |
エコ・ロールプレイ(討論) | 仮想都市、醍醐市の未来開発プロジェクトにさまざまな立場になって討論する環境ロールプレイ。 | 43 | 20 |
伊勢物語(芥川、筒井筒、梓弓、花橘) | 人間、一寸先は闇。浮気シリーズ第1弾は浮気をした夫を操縦するバイブル。愛に関するアンケートあり。第2弾は激しい愛はストレートに。思わせぶりは男の思う壺。第3弾は仕事人間は執念深くて陰険だ。 | 48 | 9 |
I was born.(詩) | 吉野弘の散文詩。「生まれる」ことは受け身だか、「生きる」ことは自分の意志だ。 | 36 | 11 |
土佐日記(出立) | 作者はなぜ女性偽装したのか。親父ギャクに付き合う。 | 9 | 5 |
エイジ(小説) | 同じクラスに連続通り魔事件の犯人がいた。少年犯罪を中学生の目でとらえる重松清の小説の教材化。自分のチューブについて考えさせたり、感想を多く書かせたり。 | 96 | 1 |
エンプティ・セルフ(評論) | 少年犯罪の原因を追究する評論を読んで論理的思考力を、少年犯罪について小論文を書いて自己表現力を養う。 | 26 | 27 |
十八史略(鶏口牛後、死諸葛走生仲達) | 口先一つで戦国時代を渡り歩く男の盛者必衰のお話。天才軍師諸葛孔明と智将司馬仲達の駆け引きの妙と友情。 | 34 | 20 |
三大和歌集(万葉集、古今集、新古今集) | 万葉、古今、新古今。万葉集は愛と憎しみの人間関係を中心に。 | 25 | 11 |
旅のノートから(評論) | 真木悠介の評論。日本とメキシコの時間の対比から近代が失った物を問う | 44 | 6 |
「若者向け」の文化について(評論) | 加藤周一の評論。日本文化があるはずもない「若者文化」を生み出すのはなぜか。アンケートあり、隠語集あり。 | 33 | 20 |
なめとこ山の熊(小説) | ほのぼのとした自然の中で繰り広げられる厳しい命のやりとり。さすが、賢治ワールド | 45 | 10 |
平家物語(木曾の最期) | 主従の絆の美しさを鑑賞する。 | 36 | 17 |
奥の細道(旅立ち、平泉) | 典拠と『曽良随行日記』から虚構をあばき、芭蕉文学の本質に迫る。 | 29 | 16 |
漢詩入門 | とりあえず2時間で漢詩の決まりだけ。 | 34 | 13 |
2000年度 | 第一学習社「国語1」 |
教師に対する一問一答 | 生徒が一人ずつ教師に質問して、教師ができるだけ誠実に答える。教師の自己紹介と自己開示を兼ねたオープニング。 |
羅生門(小説) | 定番教材。定石にしたがって下人の心理を読み取る。 |
古文入門(児のそら寝) | 現代語訳と対応しながら、古文に触れていく。 |
竹取物語(かぐや姫の生い立ち) | 歴史的仮名遣いや単語分け、辞書の引き方、あらすじの取り方を学習する。 |
言葉の力(評論) | 詩人大岡信の評論。大げさな言葉は人を感動させないが、ささやかな言葉は人を感動させるという、言い古されたことをクドクド繰り返すだけの、悪文の典型。 |
現代詩(I was born) | 言葉シリーズで、詩の授業に突入。 |
徒然草(ある人弓を射ること習ふに・丹波に出雲といふ所あり・九月二十日のころ) | 出てくる動詞に随時触れながらの授業。 |
漢文入門(狐借虎威) | 訓読・書き下し文の基本を教えながら、教材の中身に興味を持たせる。 |
エイジ(小説・投げ込み) | 重松清の小説。相次ぐ少年犯罪について、中学生の視点から考える。タイムリー性もあって、大好評。生徒たちは自分の中の「その気」について深く考えた。折しも、TVでドラマも放映される。 |
伊勢物語(筒井筒・芥川) | 助動詞に触れながら、男女の関係の機微について考える。 |
中国の文章(臥薪嘗胆) | 複雑な人間関係を、紙人形を使って解説しながら授業を進めていく。 |
近代短歌 | 与謝野晶子・石川啄木・斎藤茂吉・若山牧水・北原白秋・島木赤彦の短歌について、生徒の感想を基に授業を進めていく。 |
ど演歌をつくる | 昭和43年から44年に流行した歌謡曲で使われた語を乱数表によって機械的につなげていき、あたらしい歌謡曲をつくる。樺島忠夫氏の労作。「日本語スタイルプック」(大修館書店)より。 |
身知らぬ顔(評論) | 市川浩の評論。内面が外見に現れるだけでなく、外面が内面を規定することもある。自分の顔は、最も遠い存在である。リラクゼーションで百面相したり、五味太郎の「質問絵本」を使ったり、動機付けに苦心した。 |
万葉集 | 万葉集の歌を、万葉の人々の愛憎の人間関係を基に読み解いていく。赤塚不二夫のマンガも好評。 |
中国文章(商鞅之変法) | グループ学習で、分担部分の書き下し・訳・設問解答をさせる。時間がかかったが、自分で訳せたことに満足感を感じていた。 |
これからの人生を考える(発表・投げ込み) | 双六あり、アンケートあり、話し合いあり、アンケートあり、インタビューあり、プレゼンテーションあり。グループ学習をしました。 |
ステージとしての百貨店(評論) | 上野千鶴子の評論。百貨店の生き残る道は、見せることに徹することである。 |
平家物語(木曾の最期) | 馬鹿な主君に仕える忠臣今井四郎。なんか現代の日本の政治家みたいでした。 |
唐詩(春暁・江雪・静夜思・登高・送元二使安西・春望) | 漢詩のきまりを教えた後、音読、押韻、訳、修辞というありきたりの授業。 |
論語 | 仁と政治について、これまたありきたりの授業。 |
読み聞かせ | 「エイジ」をやった後、重松清の作品を2編ほど読んだ。後、授業が詰まってきたので中断したままだったのは残念。意外に好評だった。 |
1997年度 | 角川書店「国語1」 |
ファースト・インプレッション(自己紹介) | 自己紹介を通して、自分について見つめ、他人を評価する。国語の授業のはじめとして、表現と聞き方を学習。 |
球の行方(小説) | 都会から田舎の学校へ転校してきた主人公。おばからもらったグローブで優越感を持って仲間入りしようとしたのだが失敗を繰り返し、グローブを貸して球の行方を見つめる。思春期の少年の微妙な心理を読み取る。 |
伝え合い(評論) | 異文化のそれをつなぐ言葉について考える。 |
竹取物語(かぐや姫の生い立ち・かぐや姫の昇天) | 入門教材。歴史的仮名遣いや単語分け、辞書の引き方、あらすじの取り方を学習する。教科書に現代語訳を書くのはやめてほしい。 |
羅生門(小説) | 定番教材。定石にしたがって下人の心理を読み取る。 |
伊勢物語(東下り・筒井筒) | 平易な文章で旅の過程が書いてあるので内容を把握しやすい。助動詞や助詞の用法や識別に注意したり、訳しにくい部分に注意しながらスラスラと訳していく。歌に則して技巧の説明したり、その効果を生かした訳の工夫をする。 |
漢文入門(朝三暮四・狐借虎威) | 訓読・書き下し文の基本を教えながら、教材の中身に興味を持たせる。 |
ホンモノのおカネの作り方(評論) | ホンモノのおカネの作り方の極意は、ニセガネを作らないことである。ニセガネを作らない極意は、ホンモノのおカネに似せようとしなければよい。という逆説を理解させる。 |
エベレストは本当に8,789mか(評論) | 段落分け、要約、論理のトリックを解き明かすという評論文読解の基本に忠実に。グループ学習を取り入れた。 |
平家物語(宇治川の先陣) | 人物関係とその人物の持つ事情を考えながら人間ドラマを読み取る。赤塚不二夫のマンガで読解を助ける。 |
徒然草(これも仁和寺の法師・悲伝院の堯蓮上人は) | 学習プリントで予習させるという程度の工夫で、あとは定石にしたがって。 |
論理を読む・地図を書く・バスは待ってくれない | 家から学校までの道筋を言葉で書かせ、交換して地図が書けるか試してみる。説明の難しさを体感できる。 |
現代詩(日々・木・無題) | 詩の授業は難しい。 |
近代短歌・近代俳句 | 代表的な短歌と俳句をプリントにして、ベスト3を選ばせ、上位のものから鑑賞していく。 |
百人一首 | 冬休みの宿題の定番。覚えさせるだけではもったいないので、プリント学習。 |
ど演歌をつくる | 昭和43年から44年に流行した歌謡曲で使われた語を乱数表によって機械的につなげていき、あたらしい歌謡曲をつくる。樺島忠夫氏の労作。「日本語スタイルプック」(大修館書店)より。 |
一滴の水(評論) | 琵琶湖の環境問題について考えると同時に、報告文についても学ぶ。報告・推論・断定を区別する力を養う。 |
奥の細道(旅立ち・平泉) | 芭蕉の俳人としての典拠、虚構、省略、誇張、掛詞、縁語などのテクニックを堪能する。 |
中国思想(論語・惻隠之心) | 句法、対句などに注目しながら普通の授業。 |
中国故事(先従隗始・臥薪嘗胆) | 句法と比喩を考えながら、故事を意味と背景を理解する普通の授業。 |
1993年度 | 不明 |
羅生門(小説) | 定番教材。定石にしたがって下人の心理を読み取る。 |
竹取物語(かぐや姫の生い立ち天) | |
徒然草(つれづれなるままに・仁和寺にある法師) | |
文法(動詞) | |
親切な表現 | 親切な文章を書くことの難しさと、注意点を筆者の経験を基にして書いている。 |
ものとことば | 物と言葉は互いに対応しながら人間をその細かい網目の中に押し込んでいる。物があって言葉があるよりも、言葉が物をあらしめていることを、例を挙げながら書いている。 |
徒然草(高名の木登り・花は盛りに) | |
文法(形容詞・形容動詞) | |
漢文入門(朝三暮四・矛盾・狐借虎威) | |
現代詩(六月・ネロ) | |
生まれて(詩と評論) | 茨木のり子の文章。吉野弘の「I was born」を題材に、生まれることの意味について考える。 |
十代たちのマイリボリューション(評論・投げ込み) | 保坂展人の評論。歌謡曲という身近な話題だけに興味を持った。内容はやや表面的。ナツメロになった曲を聴きながらの授業。受けはいい。 |
じゃんけん | じゃんけんの三すくみの状況主義の論理が日本人の基本的な考え方を表している。 |
枕草子(春はあけぼの・にくきもの・すさまじきもの・雪のいと白う降りたるに) | |
文法(助動詞) | |
西村少年(小説・投げ込み) | 梅崎春生の小説。付属小学校から転校してきた西村少年が、クラスの女のこと仲良くなる。西村少年に対する子供たちの羨望と嫉妬がほのぼのと描かれている。 |
狸の夢(小説・投げ込み) | 梅崎春生の小説。今度は高校生の転校生。盗難事件をきっかけに主人公の少年の謎が深まっていく。 |
真実の百面相(評論・投げ込み) | 大森荘蔵の評論。真実は一つではない。しかも、深層に隠されているのでなく、その断片は表面にむき出しになっている。 |
三大和歌集 | |
平家物語(宇治川の先陣) | |
漢詩 | |
うわさの時代(評論・投げ込み) | 広井脩の評論。「どらえもん」や「サザエさん」の噂話を題材に、噂の特徴について考える。 |
有名人(評論・投げ込み) | 別役実の評論。有名人と言うのが、一つの職業になってきた背景としての情報化社会について考える。 |
小さき者へ | 有島武郎の小説。母の看病と死をめぐって、家族とは何かを考える。 |
奥の細道(旅立ち・平泉) | 芭蕉の俳人としての典拠、虚構、省略、誇張、掛詞、縁語などのテクニックを堪能する。 |
中国思想(論語・惻隠之心・性善説・性悪説) |
1988年度 | 不明 |
時計はなぜ右回りか(随想) | 時計が右回りなのは、北半球の日時計と同じである。世の中には当たり前と思っていながら、よく考えてみると不思議語と思うことが多いことを考える。 |
自然から学ぶ(評論) | 自然の美しさに触れることは、自分自身を豊かに成長させるのに必要である。 |
古文入門(児のそら寝) | |
竹取物語(かぐや姫の生い立ち・かぐや姫の昇天) | 入門教材。歴史的仮名遣いや単語分け、辞書の引き方、あらすじの取り方を学習する。教科書に現代語訳を書くのはやめてほしい。 |
文法(動詞) | |
羅生門(小説) | 定番教材。定石にしたがって下人の心理を読み取る。 |
徒然草(仁和寺の法師・名を聞くより・高名の木登り・丹波に出雲といふ所あり) | |
漢文入門(矛盾・狐借虎威) | 訓読・書き下し文の基本を教えながら、教材の中身に興味を持たせる。 |
赤とんぼと油虫(小説・投げ込み) | 野坂昭如の小説。特攻に飛び立つ少年の飛行機に油虫がいる。油虫を一緒に殺したくないという思いから、何のために特攻に行くのかと疑問を抱きだす。肩を張らない反戦教材。 |
枕草子(春はあけぼの・はしたなきもの・心ときめきするもの・にくきもの) | |
文法(助動詞) | |
山頂と町角(随想) | 山に登る動機の一つは、日常の辛いことを忘れたいという変身願望があるが、人間か変わるには長い蓄積が必要である。 |
漢詩 | |
近代・現代詩 | 愛の詩について・ぼろぼろな駝鳥・生まれて |
小さき者へ | 有島武郎の小説。母の看病と死をめぐって、家族とは何かを考える。 |
伊勢物語(筒井筒・東下り・梓弓) | |
現代短歌に見る青春(評論) | 実作をと取り上げながら、青春という一回限りの時間を歌い、短歌が本質をつかむことを考える。 |
近代短歌 | 与謝野晶子・石川啄木・斎藤茂吉 |
十代たちのマイリボリューション(評論・投げ込み) | 保坂展人の評論。歌謡曲という身近な話題だけに興味を持った。内容はやや表面的。ナツメロになった曲を聴きながらの授業。受けはいい。 |
中国の文章(臥薪嘗胆・刎頸之交) | |
平家物語(祇園精舎・宇治川の先陣・木曽の最期) |
1985年度 | 不明 |
生まれて(詩と評論) | 茨木のり子の文章。吉野弘の「I was born」を題材に、生まれることの意味について考える。 |
伊勢物語(筒井筒) | 自然の美しさに触れることは、自分自身を豊かに成長させるのに必要である。 |
漢文入門(漢字の成り立ち・漁夫の利) | |
現代詩 | 新しい刃・鳥よ |
羅生門(小説) | 定番教材。定石にしたがって下人の心理を読み取る。 |
文法(動詞) | |
今昔物語 | |
中国の文章(塞翁馬) | |
平家物語(祇園精舎・木曽の最期) | |
相手依存の自己規定(評論) | 日本人は、自我の仕組みが弱く固く閉ざされている。自己同一性の確認を他者を基準において行う傾向がある。そこには、相手の出方がわからないうちは意思決定ができないマイナス面と、状況に応じて最も効率のよい解決を見いだすプラス面がある。 |
プルートーのわな(小説) | 安部公房の小説。ギリシャ神話をベースにしている。 |
万葉集 | |
漢詩 | |
小さき者へ | 有島武郎の小説。母の看病と死をめぐって、家族とは何かを考える。 |
史記(鴻門之会・四面楚歌) |
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