空き缶
 
林京子


第一段落
 私、大木、西田、腹、野田の5人は、冬の昼過ぎ、三十年ぶりで来年廃校になる母校の中庭に集まった。洗面所の使用について注意する理科の男先生のことを語り、恥じらいのあった少女時代を思い出している。校舎の窓ガラスは、昭和二十年八月九日の原爆投下後卒業するまでの二年間、一枚もなかった。爆風で弓なりになった窓枠の隅に鮫の歯のようなガラス片が原爆の傷跡を物語っていた。今はすっかり新しくなっている。
第二段落
 五人は講堂に移動する。五人は雑談をやめて、その場に釘付けになった。講堂はすべて運び出されていて何もなく、明るくひっそりしていた。原は「悲しゅうなる」とつぶやいた。そこは原爆投下直後追悼会の会場になった場所であった、ここで、亡くなった友だちの霊に無言の祈りを捧げた。全校生徒数の四分の一に近い生徒が亡くなった。講堂の床で死んだものも何十人かいた。死んだ友だちの名前が読み上げられるたびに驚きのどよめきが起こるが、すぐに一抹の期待を裏切られた悲しみに転じて気抜けしたもののように肩を落とす。原の「悲しゅうなる」はその時の雰囲気と重なった。
 その中で、西田は一人疎外感を感じている。西田は私と同様に入学試験を受けた生え抜きのN高女の生徒ではなく転校生だが、私は三月に転入したので被爆したが、西田は十月に転入したので被爆していない。被爆したかしないかが結びつきの強弱に影響すると西田はずっと思っていた。西田にとっての講堂は弁論大会であった。私は休んでいて記憶がないが、西田と大木がクラス代表として発表した。大木はその時の演題同様独身で中学校の教師をしている。野田は専業主婦で、生活を夫に頼っている。
第三段落
 大木の問題は、離島赴任の問題である。一応健康に見えるが、不発弾を抱いているようなものでいつ原爆症が再発するかわからない。その時に原爆病院に入院できるようにしたいので離島にいくことに不安を感じているのだ。その気持ちは私にも理解できる。
 しかし、西田は「予定が組まれたら進むのが生きることだ」と言う。立っている現在場所が出発点であり、原爆症を抱えながらも前向きに生きていくべきだと主張する。西田は半年前に夫を亡くしたが、服飾デザイナーとして確かな足場を持ち生活に困ることはない。西田は強く生きようとしている。原は病弱で結婚に堪えられる肉体でないので独身で、健在な両親の庇護を受けて生活している。大木は両親を数年前に亡くしているが、太っていて健康的に見える。私も離婚して一人である。五人の中で平穏な結婚生活をしているのは野田だけである。原は、「ただ生きてきただけ」と言う。原爆症のために病弱で親の庇護なしでは生きられない自分の人生を寂しくふりかえっている。大木は「原爆にこだわり過ぎののだろうか」と言う。突然、きぬ子のことが話題になる。参加する予定だったが、背中のガラスを抜く手術のためだ。
第四五段落
 きぬ子は島原で小学校の教師をしている。弁論大会にも出ていたらしい。一人っ子で、両親は原爆で即死したので、天涯孤独である。
 私ときぬ子は同窓会で再会して以来の付き合いで、昨年T先生の墓参りをした。きぬ子はT先生が即死した現場を見ている。その時、T先生がきぬ子に向かって何かを叫んだが、それを聞き取れなかったことが心の負担になって、あの情景が事実であったどうかも疑うようになった。墓参りは、曖昧な過去を確かめるためとT先生の死に決着をつけるためである。その時も、きぬ子はガラスで手のひらが痛いと言っていた。

第六段落
 大木の体からもガラス片が出てきたという。私たちは講堂を出て教室に向かった。西田と私は同じクラスになったことはないが、どちらも角の教室だった主張する。壁の大穴の話から、私と大木ときぬ子が同じクラスだったことを思い出す。
 話題は、きぬ子の空き缶に移る。きぬ子は空き缶を毎日学校へ持ってきていた。しかし、原爆後、思い出さないためにあからさまな話をしなかったので、空き缶の中身は知らなかった。また、きぬ子の空き缶を取り扱う指先がいかにもいとおしそうで、いっそう聞くのをはばかられた。それが、書道の時間、中身が原爆で即死した両親の骨だとわかる。空き缶事件は私たちの少女時代の心の痛みとして残った。それぞれがそれぞれの被爆体験をしたのである。その後、きぬ子の両親については触れなかった。しかし、体のガラス片は痛み続けている。きぬ子の体から出てくるガラス片はどんなことを語るのだろうか。


全体

1.【L2】小説の舞台は、九州の長崎であるが、長崎と言えば連想するものは。
 ・原爆。
 ・この小説は、原爆をテーマに書かれた。
2.【L3】長崎の原爆投下の年月日は。
 ・昭和二〇年(西暦一九四五年)八月九日
3.【L3】広島は。
 ・八月六日。
4.【L4】原爆について知っていることを問う。
・八月九日午前11時02分に、アメリカ軍が日本の長崎県長崎市に対して投下した。これは実戦で使われた二発目の核兵器である。この一発の兵器により当時の長崎市の人口24万人(推定)のうち約14万9千人が死没、建物は約36%が全焼または全半壊した。
5.【L1】漢字の確認をする。
 甚だしく  損なう  殺伐  磨いて  矯正  縦横  追悼  黙禱  癒えて 懸案  赴任  躊躇  虎視眈々  庇護  頓狂  生家  閃光  些細 蓋  硯  
6.【説】語句の確認をする。
殺伐
うるおいやあたたかみの感じられないさま
矯正
欠点などを正しく改めさせること。               
取ってつける 不自然でわざとらしいようす。                 
追悼
死者の生前をしのんで、悲しみにひたること。          
生え抜き
はじめから所属していること。                 
懸案
前から問題になっていながら、まだ解決されていない事柄。
足をすくう
相手のすきをついて失敗させる。                
虎視眈々
じっと機会をねらっているさま。
庇護
かばって守ること。                      
頓狂
間が抜けて調子はずれであるさま。
閃光
瞬間的に発する光。                      
復員
兵役を解かれて帰省すること。                 
7.【説】段落の指示をする。
 第一段落 はじめ〜   中庭。洗面所の使用法。窓ガラス。
 第二段落 一三九上15〜 講堂。追悼会。弁論大会。プロフィール。
 第三段落 一四三下02〜 講堂。離島赴任問題。プロフィール。
 第四段落 一四五下12〜 講堂。きぬ子。T先生。
 第五段落 一四八上14〜 教室。空き缶。
9.(II)プロフィールシートを配布して、音読する時に注意させる。
 ・I類は読み進みながら埋めていく。
10.音読する。
11.プロフィールを完成する。

職業        結婚  両親      転校  被爆   クラス

作家        離婚   ○
○    ○  
大木
中学校の教師    独身  数年前に死別  ガラス片 ○  
西田  服飾デザイナー   死別   ○
×   
野田  専業主婦      結婚  ○   

無職        独身  健在      ○   
きぬ子 小学校の先生    独身  原爆で即死   ガラス片 ○  
11.【L3】この表から読み取れることは。
 ・平穏な結婚生活をしているのは、野田だけ。
 ・大木ときぬ子は両親がいない。
 ・転校生は、私と西田である。だから、仲がよい。
 ・被爆していないのは、西田だけである。大木ときぬ子は体内にガラス片がある。

第一段落

《はじめ〜一三七下10》
1.概要を把握する。
 1)【L1】この小説は時間設定は。
  ・原爆投下から三〇年後。昭和五〇年、一九七五年。
  ・初冬の午後一時半頃
 2)【L1】場所は。
  ・母校。
  ・長崎高等女学校(写真から)
 3)【説】高等女学校の説明。
  ・国民学校初等科(6歳から6年間)
  ・高等女学校(12歳から4年間)
  ・女子の中の最高学府。女子は大学に進学できなかった。
 4)【L2】人物は。
  ・5人。
  ・私、大木、西田、原、野田(第一段落の後半に出てくる)
  ・きぬ子(第三段落に出てくる)
 5)【L1】五人は母校を訪れた理由。
  ・来年廃校になるから。
 6)【L1】場所は。
  ・中庭。
2.大木の「洗面所の使用法について、一言」について(時間がなければ省略)
 1)【L1】誰の物真似か。
  ・理科の男の先生。
  ・あだ名は、「かめのこだわし」。
 2)【L1】話の内容は。
  ・生理用具の処理の仕方。
  ・水の流し方。
  ・使用上の注意。
 3)【L1】私たちの気持ちは。 
  ・恥ずかしい。
 4)【L3】このエピソードは何を意味するのか。
  ・恥じらいのあった少女時代を思い出す。
《一三七下11〜一三九上13》
3.窓ガラスについて(時間がなければ省略)
 1)【L1】「そのことが私には奇妙に見えた」理由は。
  ・そのことは、窓ガラスがきれいに入っていること。
  ・原爆投下後から卒業するまでの二年間は、一枚もなかったから。
  ・爆風で弓なりになった窓枠の隅に、サメの歯のようにとがったガラス片が残ってい   る程度だった。
 2)【L3】意味は。
  ・原爆投下後と現在の比較。
  ・三〇年の月日が流れたこと。

第二段落
《一三九上15〜一四〇下13》
1.【説】中庭から行動に移動。
2.追悼会について(I)
 1)【L1】なぜ。講堂に入って釘付けになって立ちすくんだのか。
  ・講堂の中には何もなかったから。
  ・床にあった、机や椅子やピアノや黒板など、道具類は運び出されている。
  ・乾いた雑巾だけが残されている。
  ・天井は、浅い緑のペンキや板目やシャンデリアもそのままである。
 2)【L1】この様子をみて。原は何と言ったか。
  ・悲しゅうなる。
 3)【L1】この言葉から何を思い出したか。
  ・追悼会。
  【説】講堂に入って釘付けになって立ちすくんだもう一つの理由。
 4)【L1】追悼会の内容は。
  ・終戦の年の十月。
  ・生徒数数千三、四百人の三百人近い死者。
  ・何十人かは講堂の床の上で死んでいった。
  ・死んだ生徒の氏名が、壁に四、五段になって貼ってある。
  ・原爆で死亡した生徒や先生に無言の祈りを捧げる。
 5)【L3】なぜ、死亡した生徒の名が読み上げられると、どよめきが起こり、肩を落とすのか。
  ・どよめきは、知っている生徒が死んだことへの驚き。
  ・肩を落とすのは、生存の可能性がなくなったことへの失望。
 6)【L3】原の「悲しゅうなる」の意味は。
  ・追悼会も悲しみを思い出した。
2.追悼会について(II)
 1)【L2】行動の様子を表現した言葉は。
  ・原の「悲しゅうなる」というつぶやき
 2)【L3】何が悲しいのか。
  ・講堂の中には何もなかったから。
  ・追悼会も悲しみを思い出した。
  ★2つのことを合わせていることに注意する。
 3)【L1】追悼会の内容は。
  ・終戦の年の十月。
  ・生徒数数千三、四百人の三百人近い死者。
  ・何十人かは講堂の床の上で死んでいった。
  ・死んだ生徒の氏名が、壁に四、五段になって貼ってある。
  ・原爆で死亡した生徒や先生に無言の祈りを捧げる。
 4)【L3】なぜ、死亡した生徒の名が読み上げられると、どよめきが起こり、肩を落とすのか。
  ・どよめきは、知っている生徒が死んだことへの驚き。
  ・肩を落とすのは、生存の希望が亡くなった悲しみ。
《一四〇下14〜一四二下01》
3.西田の「原爆の話になると、弱いのよ」について
 1)【L3】何が弱いのか。
  1)被爆したかしていかの結びつき方が弱い。
  2)転校生であること。
 2)【L2】なぜ、被爆者でないのか。
  ・原爆投下後の十月に転校してきたから。
  ・私も転校生だが、三月に転校したので被爆はしている。
 3)【L1】転校生に対する評価は。
  ・N高女は小学校から入学試験を受けて選抜されたことに誇りを持っている。
  ・転校生は入学試験を受けていないので評価が低い、
 4)【説】当時の高等女学校について
  ・「男女別学」としての女子教育の位置付け。
・「賢母良妻タラシムルノ素養ヲ為スニ在リ、故二優美高尚ノ気風、温良貞淑ノ資性ヲ涵養スルト倶ニ中人以上ノ生活ニ必須ナル学術技芸ヲ知得セシメンコトヲ要ス」とされるように、「家庭婦人」としての技芸教養の習得の場。
・一九二五年には十五%近くにまで上昇したが、女子のエリートである。
 5)【L3】西田はどんな感情を持っているか。
  ・疎外感。
 6)【L2】私の場合は。
  ・転校生。
  ・三月。
  ・被爆している。
《一四二下02〜一四三上16》
4.弁論大会について
 1)【L1】私は。
  ・原爆症の発熱で欠席。
 2)【L1】西田と大木のテーマは
  ・西田「婦人参政権について」
  ・大木「婦人と職業」
 3)【L1】大木の進路は。
  ・長崎の中学校の教師
  ・独身。
 4)【L2】野田は。
  ・ご亭主が死ねば、その場でアウトさ。
  ・専業主婦。

第三段落
《一四三下02〜一四五上15》
1.大木の離島赴任問題について
 1)【説】長崎の離島の教育問題を説明する。
  ・長崎県には離島が多く、離島にはそれぞれ小学校があり、教師が必要になる。
 2)【L1】なぜ、大木は離島へ行くのを嫌がっているにか。
  ・原爆症が再発した時にすぐに原爆病院に行けないから。
 3)【L2】原爆症の再発を比喩している表現は。 
  ・不発弾を抱いているようなもの。
 4)【説】原爆症について
  ・骨髄等の細胞周期の短い細胞に大きな影響を与える確率が高く、白血病等の血液悪性腫瘍を引き起こす
  ・白血病の症状として、
   正常な白血球が減ることで感染症(発熱)
   赤血球が減少することで貧血になり貧血に伴う症状(倦怠感、動悸、めまい)
   血小板が減少することで易出血症状。
  ・白血病細胞が皮膚や神経、各臓器に浸潤(侵入)して異常が起きる。
 5)【L1】死に対する気持ちは。
  ・この年だから、死んでもよいと思っていた。
  ・いざとなれば、やっぱり恐ろしい。
 6)【L1】私の気持ちは。
  ・理解できる。
  ・同じ被爆者だから。
《一四四下03〜一四五上16》
2.西田の人生について 
 1)【L1】西田の境遇は。
  ・半年前に急に夫を亡くした。(死別)
  ・服飾デザイナーとして名を成している。
  ・その地位を虎視眈々と狙われている。
 2)【L3】「同じ場所に踏みとどまっているわけにはいかない。立っている場所が、出発点なのだ」とは。
  ・西田=夫を亡くしたこと。
      服飾デザイナーとしてやっていくしかない。
  ・大木=原爆症の再発。
      離島に赴任が命じられたら行くしかない。
3)【L3】なぜ、被爆体験のない西田がここまで強く言えるのか。
・自分の生き方に強い自信を持っている。
4.原の人生について
 1)【L1】原の人生は。
  ・被爆後、悪性貧血に悩まされる。
  ・結婚生活に堪えられる肉体でない。
  ・両親の庇護を受けて生活する。
 2)【L1】原の人生を一言で言うと。
  ・「ただ生きてきただけ」
  ・情けなさ、無念さ。
5.【L3】大木の「うちたちは原爆にこだわりすぎるやろうか」の意味は。
  ・それぞれの人生が原爆の影響を強く受けて、考えたり行動したりしている。
6.【L2】プロフィールについて
 ・大木は中学校の教師、西田は服飾デザイナー、野田は専業主婦、原は無職、私は作家。
 ・大木は独身、西田は死別、野田は結婚、私は離婚、原は独身。
 ・大木の両親は数年前に死亡、原は健在。

第四、五段落(一四五下12〜一四八上12)
《一四五下12〜一四六下08》
1.【L2】きぬ子の人生は。
 ・一人っ子
  両親が原爆で即死
  天涯孤独
 ・弁論大会
  「命について」
  被爆で毛が抜ける
 ・島原で小学校の先生
  背中のガラスの痛み
《一四六下09〜一四八上12》
3.T先生の死について
 1)【L1】T先生はどんな先生だったか。
  ・K寺のお嬢さん
  ・N高女の先輩
  ・美しい先生
 2)【L2】死ぬときの様子は
  ・きぬ子と同じ工場で即死。
  ・閃光に額を打たれて、光の中に溶けて見えなくなった。
  ・きぬ子に向かって大きな口を開けて何事かを叫んだ。
 3)【L2】きぬ子の気持ちは。
  ・最後の言葉をなんとかして理解してあげたいと思い続けていた。
  ・T先生が頭の中にはりついてしまった。
  ・ある情景が事実だったのか。
   T先生は本当に死んだのだろうか。
 4)【L1】私がきぬ子をT先生の墓参りに来た理由は。
  ・曖昧になりつつある過去を確かめる。
  ・T先生の死に決着をつける。
5)【L1】墓参りをしたきぬ子の気持ちは。
 ・「もう死になった人のことはわすれてしもうてよかよねぇ」
6)【L2】きぬ子の「ガラスさぁ」と抑揚のない言葉で言った気持ちは。
 ・あきらめ。

第六段落(一四八上14〜おわり)
1.【説】教室の配置について図示する。
 ・角にある教室なので出入り口が一つしかない。
 ・隣の教室との境の壁にドアが一つある。
 ・黒板とドアの間に大穴が空いていた。
 ・私は前の席で振り返って隣の教室の友だちに目配せした。
2.【指】一四九下16〜最後まで音読する。
3.【L2】プロフィールについて
 ・大木と私ときぬ子が同じクラス。
4.空き缶について
 1)【L1】空き缶の中身は。
  ・原爆で即死した両親の骨。
 2)【L1】きぬ子の空き缶の扱いは。
  ・かばんから両手で抱き上げるようにして出し、かばんの底へ両手でしまう。
  ・いかにもいとおしそうにしている。
 3)【L3】なぜ、私たちは空き缶の中身を聞かなかったのか。
  ・それぞれ原爆でつらい思いをしているので、あえて傷の痛みに触れないようにして   いた。
 4)【L3】書道の先生に注意された時のきぬ子の気持ちは。
  ・無神経な教師に対する怒り。
  ・大切なものを守りたいという願い。
 5)【L3】なぜ、教師はみんなで空き缶に黙祷を捧げたのか。
  ・きぬ子の悲しみをみんなで共有する。
  ・きぬ子に悲しみを乗り越えてほしい。
 6)【L3】「私の少女時代の錐を刺し込んだような、心の痛み」とは何か。
  ・原爆によって失ったものへの悲しみ。
 7)【L4】きぬ子の背中のガラスは何を意味しているのか。
  ・三〇年立っても癒されない心の痛み。
5.【指】五人の登場人物の一人に焦点を当てて感じたことを書く。



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空き缶  学習プリント

学習の準備
1.読み方を書け。

 甚だしく  損なう  殺伐  磨いて  矯正  縦横  追悼  黙禱  癒えて 懸案  赴任  躊躇  虎視眈々  庇護  頓狂  生家  閃光  些細 蓋  硯  
2.語句の意味を国語辞典で調べなさい。
殺伐
矯正
取ってつける
追悼
生え抜き
懸案
足をすくう
虎視眈々
庇護
頓狂
閃光
復員
学習のポイント
1.小説の時代と季節と時間を理解する。
2.小説の場面の変化を把握する。
3.回想部分と現在の部分の理解する。
4.六人のプロフィールを把握する。
5.母校を訪れた理由を理解する。
6.洗面所の使用法の話を思い出した意味を理解する。
7.校舎の窓ガラスの変化の意味を理解する。
8.講堂に入った時の気持ちを理解する。
9.「悲しゅうなる」に込められた気持ちを理解する。
10.西田の疎外感を理解する。
11.大木の離島赴任問題を理解する。
12.西田の生き方を理解する。
13.原の人生を理解する。
14.きぬ子のT先生への思いを理解する。
15.きぬ子の空き缶へのそれぞれの思いを理解する。
16.きぬ子の体から出てくるガラス片の意味を理解する。


職業        結婚  両親      転校  被爆   クラス


大木

西田 
野田 


きぬ子
 *「結婚」は「独身・結婚・離婚・死別」、「転校」は転校生に○、「被爆体験」は
  体験者に○、「クラス」は同じクラスに○。