孤独の必然性

小原 信 


 現代人は盛んにメールのやりとりをする。取るに足りない内容を一生懸命打つことも多い。直接会って話せる機会がなければ、その代替えの手段として、以前ならば手紙、電話、
そしてメールと変遷してきた。手段によって性質も変わってきているが、底流にあるのはつながっていたいという意識である。また、プリクラを手帳に張って人に見せ合っている高校生も多いが、あれも自分がどれだけ多くの人とつながっているかを確認しているのである。つまり、メールにしてもプリクラにしても、自分と人とのつながりを確認するための手段である。
 このように、人間がこの世に生きることは、特に現代においては、他者とのかかわりにおいて生きることである。しかし、「他者とのかかわり」という言葉は、他者とかかわることは善であり、多くの人とかかわるべきであるという既成概念によって、当初の「現実の生との生き生きした関係」が感じられなくなっている。他者とのつながりは、善なるものあるべき姿に反しているのではないかという不安の裏返し、一種の強迫観念である。そこには当初あるべき「自己は他己の前で、他己とともに生きる時初めて自己になる」という考え方はなくなっている。それより「どこかやり場のない孤独感」を分析した方がピッタリする。そこで「〈連帯〉への志向の中にある〈孤独〉」という相矛盾する厄介な代物について考える。
《なぜさみしいか》
 生活上満たされていて何不自由ない人でも、そばに人がいても、たまらなくさみしく感じることがある。ということは、さみしさとは、生活の不安や不満、周囲に人がいるかいないかとは関係がないことになる。逆に、大勢の中にいる時の方が余計に〈私〉は一人であると痛感する。周囲に人が多くいる方がさみしさを感じるのである。それは人間が感受性と想像力を持っているからである。また、科学が進展して、インターネットや携帯電話等の交信ツールが発達し、多くの情報を提供されるにつれて、かえって気を回して余計なことを考えてますますさみしくなる。さみしさは人間の固有性にかかわりのある特質であり、時代の進展とともに強くなる、不運なパートナーである。なぜ、想像力が強く、情報手段が発達すれば、さみしさが強くなるのだろうか。
《孤独・孤立・個別性》
 〈孤独〉というと〈孤立〉と同一視されるが、〈孤独〉と〈孤立〉は違う。〈孤立〉は仲間がなくひとりぼっちになる状況であるが、〈孤独〉は〈個別性〉である。
 〈私〉は一人の人間として、他の人間とはまったく異なった何かとして、個性を持って生きている。他人と代わり合うことはできない。ただ普段は、独自性を隠し、類似性や共通性を目立たせようと、仲良く仕事をしたりうなづき合っているのである。なぜ、独自性を隠し、皆同じように振る舞おうとするのだろうか。
 孤独は万人にとって自己を認識する原点であり、人間は本来孤独なものであるということが当然の帰結であるかのように大前提として生きている。人間のありのままの姿が孤独であるにもかかわらず、自分だけが孤独という固有の欠点を持っていると思い込み、失望する。だから、自分は孤独でないように生きているのが多くの人間の普通の生活である。ここにも、他者と関わることが善であり、孤独は悪であるという意識が見られる。人間は、寿命や能力や感受性など一人一人違うという孤独という運命を受け入れ、それを自己のユニークとして生かす時、新しい善さとして喜び大切にすることができる。
《〈神〉の死》
 今日孤独を感じるのは、よりどころとする〈絶対〉がないという絶望的な状況による。絶対的なものとして〈神〉が死に、無数の相対性の中に置き去りにされている。現代では、どれか一つしかないものは少なく、いくつかの選択の幅があり、いずれを選択しても大差がない。
 大学や父親や評論家や観光地なども絶対的なものはなく、相対だけの世界にあって、新しい自分にとっての絶対を少しずつ模索していかなければならない。自分に合った大学を選べばよく、父親の意見でなく行動し、自分の意見と合う評論家を支持し、自分の好みになった観光地を訪れればよい。歌や本などで国民的アイドルや作家、ミリオンセラーが出にくくなったのも同じ理由である。
 かつてニーチェは〈神の死〉を言ったが、多くの庶民の実感として〈神〉という絶対者の死を感じる時代はなかった。この結果2つの態度が出てきている。一つは、激しく変化する価値観や時代状況の無数の相対の中から、自己が新しい基準を作って、一つだけを自己にとっての新しい〈絶対〉として選択する選択の必然性を見つけることは難しいことであり、ついていけないと感じて敗北者意識を持つ人が増えてきた。
 もう一つは、〈神〉の死という現実に直面して、人間は孤独であることを認めて、有りのままの姿に居直り、開き直る生き方もある。神というもともとないものをあると仮定していたにすぎないことを素直に認め、ないものはないと悟るという当たり前のことに戻ることである。導入


0.「学習プリント」を宿題にする。
1.孤独アンケートAをする。
2.この評論では、孤独について哲学的に考察していくことを伝える。

3.読み方を確認する。
 00 人倫 既成概念 厄介 代物 01 一際 駄目 明晰 02 寂寞 勘違い 03
 心中 際立つ 帰結 05 模索 煩わされる 既に 06 変遷 利く 落伍者 強靱
 居直る 07 挫折 仮初め
4.語句の意味を確認する。
 人倫=人と人との間柄・秩序関係。
 既成事実=広く社会で認められ、通用しているおおまかな意味内容。
 志向=スル意識が一定の対象に向かうこと。考えや気持ちがある方向を目指すこと
 一際=他と比べて特に目立っているさま。一段と。
 明晰=明らかではっきりしていること。
 あげくの果て=最後の最後には。
 エートス=性格や習性など、個人の持続的な特質。
 寂寞=ひっそりしていてさびしいこと。
 帰結=最終的にある結論・結果に落ち着くこと。
 言われのない=正当な理由・根拠がないさま。
 絶対=他に比較するものや対立するものがないこと。他の何ものにも制約・制限されないこと。
 相対=他との関係において成り立つさま。 
 気転が利く=その場に応じた、機敏な心の働かせ方ができる。 
 さじを投げる=前途の見込みがないとして物事を断念する。
 コンプレックス=劣等感。
 強靱=強くしなやかで粘りのある
 挫折=仕事や計画などが、中途で失敗しだめになること。また、そのために意欲・気力をなくすこと。
 仮初め=一時的なこと。

5.小段落に番号を付ける。


第一段落

1.音読する。
2.「人間がこの世に生きるとは」どういうことか読み取る。
 ・他者とのかかわりにおいて生きる。
 1)「他者とのかかわり」とは何か、言い換えを確認して考える。
  ・間柄、人倫性
  ・他人とコミュニケーションなどの関係を持つこと。
 2)具体的にどんな関係があるか考える。
  ・親子、クラス、クラブ、中学校の同級生、サークル。
3.当初の「他者とのかかわり」の意味について
 1)どのような感じがあったか読み取る。
  ・現実の生との生き生きした関係。
 2)どのような関係か、言い換えを読み取る。
  ・自己は他己の前で、他己とともに生き生きと生きる時はじめて自己になる。
 3)その意味を考える。
  ・他者と関わることによって自己という存在が明確になる。
4.いつの間にか、「他者とのかかわり」が「イメージの独り歩き」を始めていることについて
 1)その理由を読み取る。
  ・既成概念のもつイメージの強さと重さ。
 2)「他者とのかかわり」の既成概念とは何か考える。
  ・人が他者とかかわりをもつことは善である。
  ・人は他者とかかわりを持つべきである。
  ・秩序やけじめ、協調性の必要など、道徳的なニュアンスがついて回る。
5.再び「人間がこの世に生きるとは」という問について
 1)どうすれば答えが出るか読み取る。
  ・やり場のないさみしさや孤独感を分析する。
 2)「さみしさや孤独感」は「他者とのかかわり」と反対のものであることを確認する。
  ・表から考えて答えの出ない場合は、裏から考える。
 3)言い換えを読み取る。
  ・〈連帯〉への志向の中にもある〈孤独〉
  ・つながりを求めようとしてさみしくなる。
 4)それが厄介な代物である理由を考える。
  ・〈連帯〉と〈孤独〉も反対の概念であるから。


第二段落(なぜさみしいか)

1.音読する。
2.たまらなくさみしくなることについて
 1)どんな時にさみしく感じるか質問する。
 2)生活上満たされていて何不自由ない人や、誰かがそばにいる時も、さみしくなることを確認する。
 3)このことから何が言えるか考える。
  ・さみしさは生活の満足度や人間関係とは関連がない。
3.「大勢の中にいる時に余計に〈私〉は一人なんだと感じること」について、
 1)その理由を考える。
  ・大勢の中にいる時の方が、比較の対象が多くなり、他との違いがより明らかになる。
 2)〈私〉にカッコがついている理由を考える。
  ・人称の問題ではない。
  ・私という存在が他とは異なった掛け替えのない唯一の存在である。
4.さみしさの解消について
 1)さみしさをどのようにして紛らすか質問する。
 2)音楽を聴いたり本を読んだり酒を飲んだりしても駄目な時もあることを確認する。
 3)その理由を考える。
  ・原因がもっと深い所にあるから。
5.人間がさみしさを感じる理由について
 1)理由を読み取る。
  ・感受性や想像力を持っているから。
 2)感受性や想像力が強いとさみしくなる理由を考える。
  ・他者との違いをより敏感に感じたり、思い描いたりするから。
6.科学の進展との関係について
 1)ますますいろいろな情報を提供する科学の進展とは何かを考える。
  ・インターネット、携帯電話、メール。
 2)それによってますますさみしくなる理由を考える。
  ・情報があればあるほど、知らなくてもいい(知らない方がよい)ことまで知るようになり、気を回す。
  ・人の評判などが耳にはいり、気になる。
7.さみしさとは何かをまとめている部分を読み取る。
 ・人間の人間としての固有性にかかわりのある内的なエートスである。
 ・時代の進展とともに、ますます度合いを強めていく。
 ・人間の生にとっての不運なパートナー。


第三段落(孤独・孤立・個別性)

1.「うなづき合っている」までを音読する。
2.孤立と孤独の違いについて
 1)「こうだろう」の指示内容を読み取る。
  ・孤独を孤立と同一視する。
 2)孤立と孤独の違いを読み取る。
  ・孤立=一人でいる。仲間がいないこと。
  ・孤独=個別性。
 3)「個別性」の意味を、言い換えを含めて読み取る。
  ・〈私〉が一人の人間として、他の人間とはまったく異なった何かであるということ。
 4)言い換えを読み取る。
  ・個性。
  ・他人とは違うこと。
  ・私は私であって他人とは代わり合うことはできない。
  ・ユニークなもの。
  ・代わり合えない独自性。
 5)「他人」に傍点が振ってある意味を考える。
  ・自分以外の存在すべて。
3.普段の生活について
 1)どのようにしているのか、言い換えを含めて読み取る。
  ・違いを際立たせないようにしている。
  ・類似性とか共通性を目立たせようとしている。
  ・仲良く共に仕事したり、うなづき合っている。
 2)そのようにしている理由を考える。
  ・孤独である(個性的である)ことはいけないことであると考えているから。
  ・孤独であること(個別性)を隠そうとしているから。
 3)ここで、「他者とのかかわり」の規定概念の考え方を考える。
  ・協調性があることはよいことであるという考え方。

4.「孤独であるということ自体は」から音読する。
5.孤独であるということについて
 1)孤独自体は何であるか読み取る。
  ・自己を認識するに当たって、原点にするべき出発点。
 2)言い換えを読み取る。
  ・生きることの当然の帰結のような前提。
  ★始まりであると同時に終わりである、絶対的なもの。
 3)もし孤独が私だけの「固有の欠点」と見なすならどうなるか読み取る。
  ・失望の種になる。
 4)その理由を考える。
  ・他の人は皆同じで、自分だけが違っていると考えるから。
  ★孤独を「欠点」と前提しているところに筆者の恣意性を感じる。
 5)その解決法を読み取る。
  ・孤独は万人にとって「共通の特質」であることを自己認識の原点とする。
 6)言い換えを読み取る。
  ・人間の有りのままの姿は孤独である。
 7)にもかかわらず、ふつうはどのように生活しているか読み取る。
  ・そう(孤独)でないかのように生きている。
 8)以前の部分から確認する。
  ・違いを際立たせないようにしている。
  ・類似性とか共通性を目立たせようとしている。
  ・仲良く共に仕事したり、うなづき合っている。
6.どのように生きていけばいいかについて
 1)本来ならばどうしなければならないか読み取る。
  ・孤独という一種の運命を引き受けて生きていかなければならない。
 2)どんな運命があるのか読み取る。
  ・寿命の違い、能力の違い、感受性の違い。
 3)「運命」とはどのような意味で使われているのか読み取る。
  ・動かし難いこと。
  ★自分の意思でなく引き受けているマイナスイメージ。
 4) どのように発想の転換すれば、どうなるか読み取る。
  ・自己のユニークさに目覚めてそれ(孤独)を生かす。
  ・今までになかった新しさ善さとして、喜び大切にすることができる。
  ★マイナスイメージをプラスイメージに変換する。


第四段落(〈神〉の死)

1.「少なくなってきている」までを音読する。
2.今日の孤独について
 1)今日特に孤独を感じる理由を読み取る。
  ・〈絶対〉がないという絶望的な状況。
 2)「〈絶対〉がない」とはどういうことか読み取る。
  ・〈神〉が死んだということ。
 3)「絶望的な状況」とはどんな状況か読み取る。
  ・無数の相対性の中に置き去りにされている状況。
 4)〈神〉とはどういう存在か議論する。
  ・すべての物を作り出した存在。
  ・すべての事を決定する存在。
  ・苦しさから救ってくれる存在。
  ・願いをかなえてくれる存在。
 6)〈神〉は「死ぬ」のか、〈神〉が「死ぬ」とはどういうことか議論する。
  ・神は不死身であるはず。
  ・もともと神など存在するのか。
  ・理屈では説明できないことをすべて神という架空の存在の行為だと考えた。
  ・科学の発達によって今まで不明であったことが説明できるようになった。
  ・人間が神という架空の存在を必要としなくなった。
  ・神を信じることによって苦しみから救われると理性を誤魔化していた。
  ・いくら神を信じても救われない苦しみが多くなったから。
 7)「無数の相対性の中に置き去りにされている」とはどういうことか読み取る。
  ・どれか一つというのもはない。
  ・幾つかの選択の幅がある。
  ・いずれをとっても大差がない。
  ★どれを選んでも唯一正しいというものがない。
 8)絶対的な大学、父親、評論家、観光地がなくなっている状況を補足説明する。
  ・東京大学が絶対ではない。
  ・父親の権威も落ちてきている。
  ・評論家の言うことは勿論絶対ではない。
  ・誰もが行きたい観光地はなくなっている。
  ・国民的なヒーローや流行歌もなくなった。
  ・巨人やプロ野球が絶対的な人気を持っているわけでもなくなった。
  ・価値観の多様化が進んだ。
 9)相対だけの世界でどうしなければならないか読み取る。
  ・自己にとっての絶対を模索していく。
 10)「自己にとっての絶対」とは何かを考える。
  ・自分だけが正しいと信じているもの。
  ・結局は相対的なものでしかない。
  ・自分の価値観に自信を持つこと。
 11)コピーや特ダネの例の不適切さについて考える。
  ・コピーが相対化なのか。同じものの複数の複製にすぎない。
  ・出席や筆写が絶対か。
  ・特ダネは数が少ないことに価値はあるが正しいものではない。

3.「〈神の死〉ということは」から音読する。
4.〈神の死〉という考え方について
 1)ニーチェの言った意味を正しく認識する。
  ・神の存在を否定したのではなく、神を過信し主体性を捨てた人間への警告。
  ★筆者の勉強不足。
 2)ニーチェの「神の死」と今日の「神の死」の違いを読み取る。
  ・ニーチェは、個人的な考え。
  ・今日は、多くの人の庶民の実感。
 3)〈神の死の神学〉という言葉のおかしさを考える。
  ・神学では神は不死の存在である。
  ・神の死を学問することはありえない。
  ・神が死ねば、神学も存在しなくなるはずである。
5.神の死の結果の出てきた2つの態度について
 1)それは何か読み取る。
  1)敗北者意識を持つ。
  2)開き直る。
6.1)敗北者意識を持つについて
 1)敗北者意識を持つ理由を読み取る。
  ・相対だけで我慢する生活についていけない。
  ・自分の価値観で正しいと思うものを選択していく生活に堪えられない。
 2)相対だけで我慢する生活とは何か読み取る。
  ・どんどん入れ替わっていく価値観の変遷
  ・時や状況の流動
  ★世の中で正しいとされているものがどんどん変化していく。
  ★何が正しいのかわからない生活。
 3)ついていけないと思う理由を読み取る。
  ・強靱な神経と意志が必要だから。
 4)それは何か読み取る。
  ・自己が新しい基準を作る。
  ・選択の必然性を見つける。
7.2)〈神〉の死という現実に開き直るについて
 1)言い換えを読み取る。
  ・人間は孤独であることを認め、有りのままの姿に居直る。
  ・ないかもしれないものを、あると仮定してきたにすぎないことを認める。
  ・あってほしいからあるに違いないと楽観的に見てきたことが元の姿に返されたと悟る。
 2)「ない」「ある」とは何についてか考える。
  ・絶対的なもの。神。
 3)開き直るとどうなるのか読み取る。
  ・唯一の絶対がなくなる。
  ・〈神〉が死ぬのは当然だと考える。
 4)絶対がなくなり〈神〉が死ぬと孤独が必然になる理由を考える。
  ・唯一正しいという共通の価値観がなくなり、一人一人個別にならざるを得ないから。

8.絶対的なものは存在しないといいながら、孤独は必然的であるという矛盾をどう考えるか議論する。



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学習の準備
1.読み方を書きなさい。
 00 人倫 既成概念 厄介 代物 01 一際 駄目 明晰 02 寂寞 勘違い 03 心中 際立つ 帰結 05 模索 煩わされる 既に 06 変遷 利く 落伍者 強靱 居直る 07 挫折 仮初め
2.語句の意味を調べなさい。
 人倫 既成事実 志向 一際 明晰 あげくの果て エートス 寂寞 帰結 言われのない 絶対 相対 気転が利く さじを投げる コンプレックス 強靱 挫折 仮初め

学習のポイント
1.「他者とのかかわりにおいて生きる」とはどういうことか理解する。
2.現実の生を考える場合に必要な観点を理解する。
3.人間がさみしくなる理由を理解する。
4.さみしさとは何であるか理解する。
5.孤独と孤立の違いを理解する。
6.〈個別性〉とは何か理解する。
7.孤独と自己認識の関係を理解する。
8.孤独を感じる今日の状況を理解する。
9.その状況の中で我々がしなければならないことを理解する。
10.神の死の結果、現代出てきている二つの態度を理解する。
11.その中で生きていくのに必要なものを理解する。