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芸能界と学校
1.はじめ〜115までを音読させる。
2.一九八〇年当初の様子は?
モノトーンに退色していく。
オールカラーへとのぼりつめる。
3.一九八〇年半ばの芸能界の様子は?
1)キーワードを2つ指摘させる。
2)学校化現象をとは?
- 「ニャンニャン事件」の説明。
- 子供の事件を大人が指導する。
3)おニャン子クラブ現象とは?
- どこにでもいる普通の子がアイドルになる。
- 「おニャン子クラブ」の説明。
横浜銀蠅
1.「つっぱりハイスクールロックンロール」を聞かせる。
2.116〜227を音読する。
3.横浜銀蠅は中高生にとってどんな存在だったか?
- ツッパリの象徴
- 「校内暴力」世代のスター
- ツッパリの兄貴
4.横浜銀蠅の変化について
1)どのように変化したか?
- 非行防止のポスターに登場した。
- 国民的タレントになった。
- 総理大臣のパーティーに銀蠅スタイルで出席した。
- 中高生のアイドルから大人のスターに脱皮した。
- 反権力側であった中高生の立場から、権力側についた。
2)その理由は?
★兄貴の立場にしろ、説教していたことにはかわりがない。
★銀蠅にも、大人と同じ視点があった。
★それでも銀蠅スタイルをしているところに中途半端な立場を保っている。
7.ツッパリは時代の中でどのように変化したか?
↓
- 大人の側から強烈な締めつけと管理がなされる。
- 子どもたちは語らず、大人たちが声高に「教育」「子ども」「国家の将来」を語りだす。
★大人が子どもについて、「国家の将来」を語るのは間違っているのか?
チェッカーズ
1.「ギザギサハートの子守歌」を聞く。
2.はじめ〜421を音読する。
3.ファッションの変化は?
↓
- カラフルなチェックのジャケットと刈り上げとギザギサの前髪
4.戸塚ヨットスクールの説明。
5.421〜620を音読する。
6.中高生の変化は?
↓
7.ツッパリとは?
- 教師や学校に対する「反権威」
- 生徒たちのあいだの「権威」
- イジメる奴を一喝した。
8.イジメの時代が来た理由は?
- 教師や学校に「抗議」するより、教師の眼の届かないところで、恐怖にかられた生徒を攻撃するほうが面白いし、安全であるから。
9.「前期七五〜八一年」と「後期八二〜八四年」の違いは?
1)前期七五〜八一年
- 自己主張がひときわ激しい。
- 単純ながら若者らしいエネルギーを感じさせた。
- 叩けばほこりでも何でも出てきた。
2)後期八二〜八四年
- 強い連帯感がない。
- 教室の秩序から放り出されている。
- 心に傷ある者同士が寄り添うようにして過ごす。
- 成績も普通、服装も派手ではない。
10.「忠生中学事件」の新聞記事を配布し、当時の状況について考える。
尾崎豊と渡辺美里
1.「卒業」と「マイ・リボリューション」を聞く。
2.はじめ〜819を音読する。
3.尾崎豊はどんな存在だったか?
- チェッカーズの残した影の部分を掘り下げて、「時代の心象」を歌う。
- 「校内暴力」世代初の表現者
4.尾崎のインタビューから
1)退学した理由は?
2)「校内暴力」をどのように思っていたか?
- 一時的なことでは本物の自由を手に入れることはできない。
5.渡辺美里はどんな存在か?
- 尾崎の歌った影を表通りのイルミネーションに変容した。
- 自分自身の生き方は自分自身で選ぶ。
芸能界と学校
6.820〜おわりを音読する。
7.岡田有紀子の自殺について説明する。
8.中高生の変化は?
↓
9.学校と芸能界の関係は?
芸能=虚飾が崩れる。
区別がなくなる。
★普通の子がアイドルになるのでなく、みんながアイドルになる。
10.アイドルとは何か?芸能界とは何か?
・ 活気があって、憧れの対象になるもの。
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