「である」ことと「する」こと 10
 
丸山真男


「権利の上に眠る者」
 時効では、債権者であることに安住して請求しないと債権を喪失する。日本国憲法では、主権者であることに安住して権利の行使を怠っていると主権者でなくなる。自由も、自由であることを祝福していると自由でなくなる。つまり、自由になろうとすることによって、自由でありうる。
 「である」に安住して「する」をしないと「である」は消失する。
近代社会における制度の考え方
 自由人も、自由であると信じている人は、自分の思考や行動を点検したり吟味したりしないので偏見から自由でない。逆に、自分の偏向を見つめている人は、より自由に物事を認識し判断しようと努力するので、自由になる。民主主義は、制度の現実の働き方を監視し批判する不断の民主化することによって、民主主義でありうる。定義や結論より、プロセスを重視する。
 プリンは、属性として味が内在しているのか、食べる行為によって美味が検証されるのか。先天的に通用していた権威から、現実的な機能と効用を問う近代的ダイナミックスへの移行は、「である」ことから「する」ことへの移行である。
 もちろん「である」組織や価値判断はなくならないし、「する」原則があらゆる領域で通用するわけではない。しかし、この2つの図式を想定することによって、社会的領域での民主化の実質的な発展と、制度と思考習慣のギャップを測定する一つの基準になる。さらに、非近代的な面と過近代的な面が混在する現代日本を反省する手がかりになる。
 「する」ことによって「である」。この2つの図式が現代日本を考察する基準になる。
「である」社会と「である」道徳
 「である」ことと「する」ことの対照を明確にすために、江戸時代の社会について考える。
 江戸時代の社会では、「である」ことが重要であり、いかに振る舞うかが決まってくる。したがってコミュニケーションも相手が何者であるかが第一要件になる。討議の手続やルールや会議の精神を作らなくても、「らしく」の道徳にしたがって話し合えば話し合いは成立する。
 他人の間のモラル、公共道徳やパブリックな道徳は発達する必要がない。横の関係より縦の関係を重視する儒教道徳の社会である。
 他人の間の関係が増大すると、組織や制度の性格や道徳が変わってくる。
 江戸時代は「である」である。縦の関係が重視され公共道徳は発達しない。
業績本意という意味
 生産力が高まり、交通機関が発達して、社会関係が複雑多様になるにしたがって、素性に基づく人間関係にかわって、何かをする目的の関係や制度の比重が増してくる。近代社会の特徴である機能集団(会社、政党、組合、教育団体)は「する」ことの原理に基づいている。リーダーの偉さも上役であることかは発するのでなく、業績が基準になる。
 まるごとの人間関係ではなく、仕事という側面の「する」ことに基づく上下関係である。
 「である」ことから「する」ことへの移行は、領域によって落差があり、自動的に変化するものでもない。同じ領域でも、組織の論理と人々のモラルにも食い違いがあり、バリエーションが生まれる。
 生産力の向上と交通機関の発達で「である」から「する」に移行する。リーダーのあり方も変化する。しかし、「である」から「する」への移行は領域により差があり、同じ領域でも組織の論理と人々のモラルの間に食い違いが生じる。
日本の急激な「近代化」
 福沢諭吉の「日々のおしへ」には、「である」ことから「する」ことへの価値基準の歴史的な変格の意味が書かれている。しかし、一方で「する」価値が急激に浸透しながら、他方では「である」価値が強靱に根を張り、そのうえ、「する」原理を建前とする組織が、「である」社会のモラルによってセメント化されている。
 伝統的な身分が急激に崩壊しながら、自発的な集団形成と自主的なコミュニケーションの発達が妨げられ、会議と討議の社会的基礎が成熟しなければ、新たな近代組織や制度は閉鎖的な集団を形成し、「うち」意識と「うちらしく」の道徳が発達する。しかし、外では「である」社会の作法は通用しない。人々は「する」価値の浸潤の程度の様々な「うち」的集団に所属し、場所柄に応じて振る舞い方を使い分けなければならないいうノイローゼ状態にある。
 「である」が崩壊しながら「する」が発達しない場合は、組織は「である」に閉鎖し、組織によって対応を変えなければならない。


「権利の上にねむる者」

1.【指】学習プリントを配布し、漢字の読みと語句の意味を宿題にする。
2.【指】形式段落番号を1〜23まで打つ。
3.【指】学習プリントの点検をする。
4.【L1】読みを確認する。
 時効  催促  不心得者  値しない  趣旨  債権者  喪失  潜む  不断
 投射  著しく  若干  怠って  威嚇  空疎  掌握  血塗られた  道程
 擁護  行使  惰性  気性  荷厄介  吟味  巣食う  偏向  捉われて
 物神化  辛うじて  内奥  謳歌
5.【説】語句の意味を確認する。
時効 一定期間が経過して効力のなくなること。                
不心得 心がけの悪いこと。わきまえのないこと。               
債権 金銭を貸した者が借り手に返還を請求する権利。             
ロジック 論法。論理。
不断 とだえないで続くこと。                        
プロセス 過程。経過。                           
投射 光を当てること。                           
行使 権利・権力を使うこと。「                       
威嚇 威力をもっておどすこと。                       
空疎 見せかけだけでしっかりした内容や実質がないこと。           
掌握 全面的自分の思いどおりにすること。                  
道程 ある境地・状態になるまでの時間。                   
荷厄介 物事が負担になること。                       
吟味 物事を念入りに調べること。
偏見 かたよった見方・考え方。
偏向 考え方がかたよっていること。
物神 呪力があるとして崇拝の対象とされる物。                
モラル 道徳。倫理。                            
属性 ある事物に属する性質・特徴。                     
ドグマ 各宗教・宗派独自の教理・教義。独断。教条。             
謳歌 恵まれた幸せを、みんなで大いに楽しみ喜び合うこと。          

6.【指】一文ずつ音読させる。
     または、黙読させ、重要と思う箇所に線を引かせる。
7.時効について(1)
 1)【説】時効の意味を確認する。
  ・一定期間が経過して効力のなくなること。
 2)【説】さまざまな時効について。
  ・1年 タクシー料金、飲食店の飲食料、ホテルの宿泊料金、娯楽施設の使用料金
   2年 学習塾等の月謝、小売店の売掛金、給料
   3年 病院の治療費、交通事故等による損害賠償請求権、工事等代金等
   5年 消費者金融、サラ金等への返済
   10年 友人からの借金、落とし物
   20年 居住権
 3)【L1】借り手から言うと。
  ・借りて、催促されなければ、返さなくて良い。
  ・借り手が得をする。
  【説】ネコババ=猫が自分の糞に砂をかけて隠す。
 4)【L1】貸し手から言うと。
  ・貸して、催促しなければ、返してもらう権利を失う。
  ・貸し手が損をする。
  ・不人情な話である。
  【説】この権利を債権という。
 5)【L2】債権者はどうすればいいのか。
  ・返してくれるまで催促する。
 6)【L1】時効について、法学者の末広先生の言葉を借りると。
  ・権利の上に長く眠っている者は民法の保護に値しない。
 7)【L1】時効のロジックは。
  ・債権者であることに安住して請求しないと債権を喪失する。

8.憲法について(2)
 1)【説】第十二条を確認する。
  ・国民に保障する自由や権利は、不断の努力によって保持しなければならない。
 2)【L2】時効のロジックとの共通点は。
  ・主権者であることに安住して行使を怠っている(しない)と主権者でなくなる。
 3)【説】ナポレオン三世のクーデター、ヒットラーの権力掌握について。
  ・大統領選挙に勝利し、秩序党と組んで共和派を抑えたあと、クーデターによって秩   序党を弾圧し、君主となって帝政を開いた。
  ・ナチス党の党首として、国会第一党になり、首相になると左翼党や労働組合を弾圧   し、大統領を兼ねて総統に就任し独裁政治をした。
  ・民主的に国民から選ばれた後、独裁者になった。
  ・ナポレオン三世やヒットラーも悪いが、国民が選び、独裁を許した。

9.自由について(3)
 1)【説】アメリカの社会学者の言葉を確認する。
 2)【L2】祝福する、擁護する、行使するの違いは。
  ・祝福する=自由であることに満足してただ喜ぶ。
  ・擁護する=自由であることを守る。
  ・行使する=自由を実際に使う。
        束縛や指示されることなく、自分の意志で選択し、決定し、行動する。
 3)【L2】時効や主権のロジックに当てはめると。
  ・自由であることを祝福していると自由の実質は空っぽになる。
  【説】祝福=言葉だけでほめたたえて、実際は何もしない。
 4)【L1】言い換えると。
  ・自由になろうとすることによって、自由であり得る。
 5)【L1】「自由を行使しない」人々は。
  ・生活の惰性を好む者。
  ・物事の判断を人に預けてもいいと思っている人。
  ・アームチェアに深々と寄り掛かっていたい気性の持ち主。
 6)【L2】時効、主権、自由に共通することは。
  ・「である」ことに安住して、行使しないと、喪失する。
  ・「する」ことによって「である」。


近代社会における制度の考え方

1.【指】一文ずつ音読させる。
     または、黙読させ、重要と思う箇所に線を引かせる。
2.自由人について(4)
 1)【L4】自分は自由人であると思っている生徒に手を挙げさせる。
 2)【L1】なぜ、「自由である」と信じている人が「自由でない」のか。
  ・自分の思考や行動を点検したり吟味したりしないから。
  ・自分自身の偏見から自由でない。
 3)【L1】逆に、なぜ、「自由であい」と思っている人が「自由になれる」のか。
  ・自由に認識し判断したいと努力するから。
 4)【L2】相対的とあるが、誰に対して自由なのか。
  ・自分は自由だと信じている人。
 5)【L2】時効のロジックを当てはめると。
  ・自由になろうと努力することによって、自由人である。

3.民主主義について(5)
 1)【L4】民主主義とは何か。
  ・人民が主権を持ち、自らの手で自らのために政治を行う政治形態。
  ・リンカーン「人民の、人民による、人民のための政治」
  ・多数決。
 2)【L2】民主主義おおける「である」と「する」は。
  ・である=制度の自己目的化、物神化。
       定義や結論
  ・する =警戒する、監視する、批判する。
       プロセス
       人々の議論を尽くすこと。
 3)【L2】制度の自己目的化とは。
  ・制度の目的を実現する手段であることが忘れられ、制度の存続自体が目的になって   いること。
  ・制度のための制度。
 4)【L2】物神化とは。
  ・人間が作った物が、神のような存在になり、人間を支配すること。
 5)【L2】時効のにロジックを当てはめると。
  ・不断に民主化によって、民主主義である。
4.近代精神について
 1)【L1】近代精神とは何か。
  ・「先天的」に通用していた権威に対して、現実的な機能と効用を「問う」こと。
  ・権威は「である」、機能と効用は「する」。
 2)【L1】それは何から生まれたのか。
  ・「である」論理・価値から「する」論理・価値への相対的な重点の移動。
 3)【説】留保条件について。
  ・である組織や価値判断はなくならない。
   例えば、血族関係や人種団体。
  ・する原則が無差別で謳歌されてはいけない。
 4)【L1】「である」と「する」で考える意味は。
  ・「民主化」の実質的な進展の程度や、制度と思考習慣のギャップを測定する一つの   基準になる。
  ・現代日本の、非近代的な面と、過近代的な面の問題を反省する手掛かりになる。
 5)【L2】非近代的な面とは。
  ・「する」ことが必要な部分に「である」ことが多く残っている面。
 6)【L2】過近代的な面とは。
  ・「である」ことが必要な部分も「する」ことが進展している面。

「である」社会と「である」道徳

1.学習プリントを配布し、学習の準備を宿題にする。
2.漢字の読みを確認する。
 明瞭  名主  作法  君臣  兄弟  朋友  素性  上役  行住坐臥
 貴き  賤しき  公卿  家柄  強靱  浸潤
3.語句の意味を確認する。
 軌道にのる=物事が順調に進む。
 パブリック=公共的。
 人倫=人と人との間柄。秩序。    
 行住坐臥=日常の起居動作。 
 事理=事柄の生じた理由・原因。
 浸潤=水がしみ込むように、思想・勢力・雰囲気などが広がっていくこと。 
 バリエーション=変種。変化。

4.【指】一文ずつ音読させる。
     または、黙読させ、重要と思う箇所に線を引かせる。
5.徳川時代について(9〜11)
 1)【L4】徳川時代のイメージは。
 2)【L1】徳川時代の社会の特徴は。
  ・大名や名主であることから、いかにふるまうかという型が決まる。
 3)【L1】コミュニケーションの要件は。
  ・相手が何者であるかが外部的に識別されること。
 4)【L1】外部的な条件とは。
  ・服装、身なり、言葉づかい。
  ★時代劇を思い出して、実際の服装や言葉づかいを考える。
  ★ちょんまげや着物や帯刀。
 5)【L1】外部的に識別できないとどうなるか。
  ・どういう作法で相手に接していいか見当がつかない。
  ★水戸黄門や遠山の金さんは、一見してわからないから悪人が間違った振る舞いをす   る。
 6)【L1】逆に、識別できるとどうなるか。
  ・「らしく」の道徳にしたがって話し合いが軌道に乗る。
  ★共通の仲間意識があるので安心感がある。
  ★東京で関西弁を話す人と出会うと安心する。
  ★暗黙の了解がある。世間の常識がある。以心伝心。阿吽の呼吸。
 7)【L1】その結果どうなるか。
  ・アカの他人の間のモラルは発達しない。
 8)【L1】「アカの他人の間のモラル」を言い換えると。
  ・公共道徳、パブリックな道徳。
 9)【L2】それとは反対の道徳は。
  ・儒教道徳。
 10)【L2】儒教道徳と公共道徳の違いは。
  ・縦の関係と横の関係。
  ・「である」道徳と「する」道徳。
 11)【L1】「五倫」で言うと。
  ・縦の関係=君臣、父子、夫婦、兄弟。
  ・横の関係=朋友。

業績本位という意味

1.【指】一文ずつ音読させる。
     または、黙読させ、重要と思う箇所に線を引かせる。
2.近代化について(12〜14)
 1)【L1】なぜ、「である」論理から「する」論理への移行が起こるのか。
  ・生産力が高まり、交通が発展して社会関係が複雑多様になったから。
  ★昔はある地域で、すべての分野を生産し消費していたが、生産力が高まるとその地   域の消費ではおさまらなくなる。
   また、交通が発達するので、余剰分を他の地域に売りにいくことができる。
   従って、違う地域の人々との交流も増えてくる。
 2)【L1】人間関係はどのように変わるのか。
  ・素性に基づく関係から、何かをする目的で取り結ぶ関係へ。
 3)【L1】「素性に基づく人間関係の」の例は。
  ・家柄、同族。
 4)【L1】「何かをする目的で取り結ぶ関係」の例は。
  ・機能集団。
  ・会社、政党、組合、教育団体。
 5)【L3】これらの集団の特定の目的行動とは。
  ・会社は、利益をあげること。
  ・政党は、政治をすること。
  ・組合は、組員の利益を守ること。
  ・教育団体は、教育をすること。
 6)【L1】リーダーの基準は。
  ・である社会=上役であること。
  ・する社会=業績。
  ★現在の成果主義。
 7)【L1】武士と課長の違いは。
  ・武士=常に上下関係にある。
      まるごとの人間関係。
  ・課長=仕事の面だけの上下関係である。
      することに基づく上下関係。
  ★アメリカ映画の例を確認する。
 8)【L1】日本社会の問題点を読み取る。
  ・仕事以外まで上下関係がつきまとう。
  ・職能関係が「身分」的になっている。
 9)【L1】「する」社会や論理への移行についてわかることは。
  ・すべての領域に同じテンポで進行するものではない。
  ・自動的に人々のものの考え方や価値意識が変わるものではない。

日本の急激な「近代化」

1.【指】一文ずつ音読させる。
     または、黙読させ、重要と思う箇所に線を引かせる。
2.福沢諭吉の「日々のおしえ」について(15)
 1)【L1】貴き人と賤しき人の基準は。
  ・貴き人=むつかしきことする
  ・賤しき人=やすきことする。
 2)【L1】「むつかしきこと」とは何か。
  ・物事を考えて世間のために役に立つことをする。
 3)【L1】大名や公卿や侍はどうか。
  ・賤しき人。
 4)【L1】なぜか。
  ・先祖代々の財産が有るだけで、立派にしているだけだから。

3.近代日本の宿命について(16)
 1)【L1】福沢の文章の意味は。
  ・「である」価値から「する」価値への歴史的な変革。
 2)【L1】近代日本に起こった宿命的な混乱は。
  ・「する」価値の猛烈な勢いで浸透する。
  ・「である」価値が強靱に根を張る。
  ・「する」原理を建て前とする組織が「である」社会のモラルによってセメント化
   (固定化)されてきた。
 3)【L1】具体的な変化は。
  ・伝統的な「身分」(=である)が急激に崩壊。
  ・自発的な集団形成と自主的なコミュニケーションの発達(=する)の妨害。
  ・会議と討論の社会的基礎の未成熟。
 4)【L1】その結果どうなるか。
  ・近代的組織や制度は、閉鎖的な「集団」(=である)を形成する。
  ・「うち」のメンバー意識と「うちらしく」の道徳(=である)が通用する。
  ・外では、あかの他人との接触する(=する)。
 5)【L1】言い換えると。
  ・大小さまざまな「うち」的集団に関係する。
  ・それぞれの集団によって「する」価値の浸潤の程度が異なる。
 6)【L1】その結果、どんな問題が発生するか。
  ・同じ人間が「場所柄」に応じて振る舞い方を使い分けなければならない。
 7)【L2】場所柄とは。
  ・内は、「である」社会。
  ・外は、「する」社会。
  ・しかも、内でも「する」価値の浸潤の程度がさまざま。
 8)【L1】こんな状況の中で生活するとどうなるか。
  ・ノイローゼになる。
 9)【L1】それを見抜いていたのは誰か。
  ・漱石。



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「である」ことと「する」こと(1) はじめ〜 三一一10  学習プリント

点検日  月  日

                  組  番 氏名
学習の準備
1.読み方を書きなさい。
 時効  催促  不心得者  値しない  趣旨  債権者  喪失  潜む  不断 投射  著しく  若干  怠って  威嚇  空疎  掌握  血塗られた  道程 擁護  行使  惰性  気性  荷厄介  吟味  巣食う  偏向  捉われて 物神化  辛うじて  内奥  謳歌
2.語句の意味を調べなさい。

時効
不心得
債権
ロジック
不断
プロセス
投射
行使
威嚇
空疎
掌握
道程
荷厄介
吟味
偏見
偏向
物神
モラル
属性
ドグマ
謳歌


学習のポイント
1.時効のロジックを理解する。
2.憲法における、「である」ことと「する」ことを理解する。
3.自由における、「である」ことと「する」ことを理解する。
4.自由人が却って不自由であること、またその逆の論理を理解する。
5.民主主義の本質的な性格を理解する。
6.「である」ことと「する」ことを想定する意義を理解する。




「である」ことと「する」こと(2) 三一一11〜三一六05 学習プリント

点検日  月  日

                  組  番 氏名
学習の準備
1.読み方を書きなさい。                           
 明瞭  名主  作法  君臣  兄弟  朋友  素性  上役  行住坐臥 貴き  賤しき  公卿  家柄  強靱  浸潤
2.語句の意味を調べなさい。

軌道にのる
パブリック
人倫
行住坐臥
事理
浸潤
バリエーション


学習のポイント
1.徳川時代の価値判断の基準の特徴と具体例を理解する。
2.人間関係や社会の秩序を維持するのに必要なものと具体例を理解する。
3.コミュニケーションの成立に必要なものと具体例を理解する。
4.公共道徳の価値について理解する。
5.儒教社会について理解する。
6.近代化によって組織や制度や人間関係がどのように変化するかを理解する。
7.「である」論理から「する」論理へ推移する原因と過程を理解する。
8.リーダーの役割の変化を理解する。



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