
20026年のあるべき皇位継承とは? 天皇が日本社会の伝統と「本質」を象徴する存在であり続けるために(元CIA工作員コラム)
Newsweek
令和8年5月23日(土)
日本で続く皇位継承論議は、表面的にはジェンダーの問題、つまり、皇位継承を男系男子に限定することの是非をめぐる議論に見えるかもしれない。しかし、問題はもっと深い。天皇はどのような社会を体現しているのか、日本の文明の「本質」とは何か、日本はどのような社会なのか、どのような社会であるべきなのかという点が問われている。【グレン・カール(元CIA工作員・本誌コラムニスト)】
旧宮家男系男子の皇族復帰などにより男系男子継承を維持することを目指す動きは、日本の歴史的・文化的な「本質」の連続性を保持しようとする試みと言えるだろう。一方、男系男子限定の皇位継承制度を変更すれば、日本社会の「本質」が既に変わっていて、今後も変わらざるを得ないという現実を、皇室に体現させることになる。
この議論に結論を出す上で決定的な要素は、今が2026年であり、初代天皇の神武天皇が即位したとされる紀元前660年ではない、という事実だ。
日本の天皇制は、ほかの全ての君主制と同様、現代とはまるで別世界だった時代に確立された。当時の社会は、徳や役割、権威との近さを軸に組織された社会だった。階級の序列が当たり前に存在し、個人の役割は恒久的に固定されていて、個人は生来の権利も主体性も持っていなかった。男性は女性より上位の存在であり、臣民の存在理由は国家に奉仕することにあった。
君主の地位の継承を男子に限定するのは、前近代の父権社会で典型的なパターンだが、日本の皇室の父権制の独特な点は神話との結び付きにある。男系男子による皇位継承は、天皇を中心とする神話的秩序の一部なのだ。ヨーロッパの王室が性別を問わない継承制度へ近代化できたのは、王室の正統性の基盤が主として政治的なものだったからだ。それに比べて、日本の皇室の正統性の基盤は、ずっと神話的な性格が強かった>
■皇位継承問題の解決策は明白
とはいえ、人類の歴史で起きた2つの大きな変化は無視できない。1つの変化は、権利と主体性を持つ近代的個人の登場。もう1つの変化は、そうした個人に奉仕するための近代的国家の出現である。
この500年間、合理主義の浸透と個人の地位向上を通じてこうした変化が起き、世襲的な階層秩序は崩壊した。そして日本では、天皇の神聖な権威や旧来の皇位継承の在り方と、天皇が体現すべきと考えられている社会の在り方が乖離し始めた。
今日、カメの甲羅を火であぶり、ヒビの入り方で吉凶を占う「亀卜(きぼく)」を本気で信じている人はまずいないだろう。日本の社会および天皇制が近代的な合理主義より天皇の神話的権威を、個人の能力や努力より家系を、民主的な社会や政治より厳格な身分秩序を体現すべきだと考える日本人も、今ではほとんどいない。
しかし、天皇が日本国民の統合の象徴として機能し続けていることも事実だ。天皇は日本の永続的な価値観、日本の文化と精神性の「本質」を体現している。現在も国民の皇室に対する好感度は非常に高い。皇室の在り方を変えれば重要なものが失われるのではないかと感じている人が多い。
その一方で、世論調査によれば、69%の人は、女性の皇位継承を可能にする法改正に賛成している。天皇の本質的な役割は日本社会を体現することであり、その役割に関して性別などの属性は関係ない、ということなのだろう。
皇位継承問題の解決策は明白に思える。天皇の役割に天皇の性別は関係ないと認識すれば、天皇は日本社会の伝統と「本質」──今日の日本社会の「本質」──を象徴する存在であり続けられるだろう。
| 時代 | 日本語 | 五句三十一音詩の名称とその特色 | 備 考 | |||||||
| 奈良 | 古代語 | 短歌 | 言語体 | 話し言葉(万葉時代の口語) |
万葉集の時代 | |||||
| 平安 | 和歌 | 言文一致体 | 平仮名の誕生 話し言葉(平安時代の口語) 書き言葉(平安時代の文語) |
古今和歌集の時代 | ||||||
| (略) | (移行期) | 言文二途に開ける 狂歌の台頭 |
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| 江戸 | 近代語 | 狂歌 | 言語体 | 話し言葉(近世の口語) | ダブルスタンダード | |||||
| 和歌 | 文語体 | 古典語(平安時代の言葉) | ||||||||
| 明治以降 | 短歌 ↓ |
言文一致体 | 話し言葉(現代の口語) 書き言葉(現代の文語) |
スペシャル・ツール | ||||||
| 文語体 | 古典語(平安時代の言葉) | スタンダード・ツール | ||||||||
| 言文一致体 | 原点回帰 話し言葉(現代の口語) 書き言葉(現代の文語) |
歌の再生 スタンダード・ツール |
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| 文語体 | 古典語(平安時代の言葉) | スペシャル・ツール | ||||||||
| 現代語短歌と古典語短歌 円の会
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| ① 古今和歌集(10世紀)の五七五七七=日常語 ② 古典語歌人(21世紀)の五七五七七=非日常語 ③ 現代語歌人(21世紀)の五七五七七=日常語 ∴ ① ≠ ② ①=③ 歌の原初から江戸時代の近代語さらには明治の言文一致運動を顧みるとき、甦れ!五七五七七、歌を滅亡から救うものがあるとするならは、日常語以外に何があるというのか。 |
| 著書(歌集) | 著書(その他) | 菅笠やここなる先は虹の橋 | ||||
| 草食獣 | 草食獣への手紙 | 兎月庵日記 | ||||
| 続・草食獣 | 辞世の風景 | X(旧「Twitter」) | ||||
| 草食獣・勇怯篇 | あっ、螢~歌と水辺の風景~ | プロフィール | ||||
| 草食獣・第四篇 | 狂歌逍遙 第1巻 狂歌大観を読む(1) 狂歌逍遙 第1巻 狂歌大観を読む(2) |
エッセー集 | ||||
| 草食獣・第五篇 | 面影探訪記 | |||||
| セレクション歌人31・𠮷岡生夫集 | ゆたかに生きる 現代語短歌ガイダンス | 『草食獣・第十篇』(草稿) | ||||
| 草食獣・隠棲篇 * ニュートラル | 狂歌逍遙 第2巻 近世上方狂歌叢書を読む 狂歌逍遙 第2巻 近世上方狂歌叢書を読む(2) |
『夫木和歌抄の森を歩く』 | ||||
| 草食獣・第七篇 付論 文語体と口語体 | 夫木和歌抄の歌人たち | |||||
| イタダキマスゴチソウサマ一九九五年 | 王道をゆく ジュニアと五句三十一音詩の世界 | 談林俳諧と近代語~もしくは古代語からの離脱一覧~ | ||||
| 草食獣・第八篇 付論 用語論~文語体短歌から古典語短歌へ、口語短歌から現代語短歌へ~ |
軌跡~𠮷岡生夫短歌論集~ | 狂歌と歌謡~鯛屋貞柳とその前後の時代~ | ||||
| まじない歌の世界~もしくは幸福論~ まじない歌の世界~もしくは幸福論~(2) |
一本亭芙蓉花~人と作品~ | |||||
| 草食獣・曳杖篇(および評論と翻刻) 付論 近代の歌語「おほちち」と「おほはは」の来歴を問う 現代語短歌と古典語短歌 |
和歌・狂歌・短歌すなわち五句三十一音詩史に見る 私の秘宝館 | |||||
|  小谷博泰の百首~ときとして異界~を読む | 辞世「みそひともじ」集 | |||||
| 私たちの「ファミリーヒストリー」~吉岡正文の五十回忌に寄せて~ | 『草食獣』を語る会(1980.2.16) | |||||
| 続 私たちの「ファミリーヒストリー」 | 四国曼陀羅紀行 | |||||
| MAD IN TRANSLATION(707頁参照) | robin d.gill氏の「新わっぱら」 |
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| 親に捨てられたという卯之吉と女性らしい結婚は望めそうにない女性剣客の会話を中心に拾っていきたいと思います。エンディングの踊りも楽しい娯楽大作です。 |
| NHKオンデマンドで愉しむ「大富豪同心」~じれったい、しかし手に汗握る美鈴と卯之吉の恋その行方~ |
| NHKオンデマンドで愉しむ「大富豪同心2」~じれったい、しかし手に汗握る美鈴と卯之吉の恋のその行方~ |
| NHKオンデマンドで愉しむ「大富豪同心3」~じれったい、しかし手に汗握る美鈴と卯之吉の恋のその行方~ |
| 大事なお知らせ 今現在、仕事のスケジュールとしては、1.「大富豪同心」の鬼姫の初恋の行方を追う、2.「私たちの『ファミリーヒストリー』~𠮷岡正文の五十回忌に寄せて~」の写真の補充、3.『夫木和歌抄の森を歩く』の執筆、4.一本亭芙蓉花の翻刻、となっていますが、これを逆にしようとするものです。小生、昨年に脳梗塞に加えて座骨神経痛を患い、杖をついて歩いています。いやが上にも人生における残り時間というものを意識せざるを得ませんでした。 「大富豪同心」は私の短歌には登場しない恋物語です。鬼姫の初恋に惹かれました。ないものは「大富豪同心」ですまそうという魂胆です。同じく私の短歌に登場しない異界について「小谷博泰の百首~ときとして異界~を読む」で楽しんだように。これと似たような女性剣士の物語に「池波正太郎生誕100年BS特集時代劇『まんぞくまんぞく』」があります。面白いのですが、残念なことには原作との間に埋められない乖離のあることです。 |
さてこそは杖に聞かうぞ道標 
| 公益社団法人 日本文藝家協会 | 会 員 | 文芸を職業とするものの職能団体です。 |
| 現代歌人協会 | 会 員 | 歌壇の第一線で活躍する作歌の職能集団です。 |
| 出 版 |
三羽の兎が棲息中です。 |
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| 出 版 |
『草食獣・隠棲篇』の版元です |
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| 出 版 |
『あっ、螢 歌と水辺の風景』の版元です |
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| 短歌人 | 結 社 | 昭和45年入会。ホーム・グラウンドです。 |
| 短歌賞.com | リンク集 | 短歌の募集、公募、コンクール情報なら、ここ |
| リンク集 |
歌の世界への入口です |
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兎寸河(とのきがは)の西に一つの高樹(たかき)有りき。其(そ)の樹の影、旦日(あさひ)に当れば淡道島(あはぢしま)に逮(およ)び、夕日に当れば高安山(たかやすやま)を越えき。故(かれ)、是(こ)の樹を切りて船を作りしに、甚(いと)捷(はや)く行く船なりき。時に其の船を号(なづ)けて枯野(からの)と謂(い)ふ。故、是の船を以(も)ちて旦夕(あさゆふ)淡道島の寒泉(しみづ)を酌みて大御水(おおみもひ)献(たてまつ)りき。茲(こ)の船破壊(やぶ)れたるを以ちて塩を焼き、其の焼け遺(のこ)りし木を取りて琴に作りたりしに、其の音七里(ななさと)に響(ひび)きたりき。(『古事記』) |
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