パキスタン地震 長期支援活動記録(2007年01月〜03月)
 
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パキスタン地震の震源地周辺地図はこちらから
ファリダバード村の地図はこちらから



<2007年03月27日の記録>
地面を平らに均す人たち 細かい石材が敷き詰められました 最後には、セメントで固められました
コミュニティセンターの建設は、なかなか進みませんが、雨の日は、内装作業が行われます。
床は、地面を平らに均し、石材を敷き詰めてからセメントを流し込んで固められます。
センター開設時には、ここにカーペットが敷かれる予定です。


<2007年03月16日の記録>
NWAの中期支援中、イスラマバードのテント村で生活していた少年エジャーズです。

テント村では疥癬を発症し、一番ひどくて、Rihoちゃんにいつも面倒を見てもらっていたエジャーズも、少し大人になりました。

公立の学校へ通うエジャーズは、今は冬休み。昼間は、お兄さんに代わって、八百屋さんの店番をして家計を助けています。
店の手伝いをするエジャーズ


<2007年03月10日の記録>
少〜し暖かくなってきた…と思ったら、またまた雨。被災地も、ヌーリー村も雨です。雨が降り出すと、見通しも悪くなり、生活道路も崩壊してしまいます。

コミュニティーセンター建設用の窓枠やドアなどを買い付けましたが、道路が寸断されていて、運ぶことができません。

早く、お天気が快復するようにと祈るばかりです。
雨に濡れるヌーリー村


<2007年03月05日の記録>
ヌーリー村の雪景色 センターも雪におおわれました 何故か雪の中で勉強する少年
暖かくなってきたイスラマバード。
でも、未だにパラパラと雨が降ります。今年は雨が多いみたい。
そして、イスラマバードで雨が降ると、被災地は雪になるのです。ヌーリー村でも、またまた雪が降りました。センターも雪でおおわれましたが、内装作業が少し進みました。


<2007年02月25日の記録>
まだまだ雪の降る被災地。

ヌーリー村にも、また雪が降りました。遠目には美しい樹氷も、テント暮らしの人たちにとっては、ありがたくもありません。

早く、春が来ないかなぁ。
樹氷が美しいヌーリーの村


<2007年02月23日の記録>
少しわかりにくい写真なのですが…。

コミュニティセンター建設用の物資が人力で運び上げられています。セメントや砂など。

雪の影響でジープ道が壊れてしまったので、道が直るまで、人力で作業が続きます。
人力で荷物を運ぶ人たち


<2007年02月20日の記録>
谷側からみたセンター 山側からみたセンター 中はこんな感じ
イスラマバードでは、9日夜から1週間も雨が降り続き、被災地では雪。そして、土砂崩れ、道路崩壊…と大変でしたが、ようやく雨が上がり、晴れ間がのぞきました。コミュニティーセンターの建設も、ようやく、作業が再開です。

写真は、現在のセンターの様子…。
大きいホール(縫製教室など多目的に使用予定)のほか、教室2部屋部分ができあがりつつあります。
子どもたちは、自分たちの教室ができあがるのを、毎日、楽しみに待っています。


<2007年02月17日の記録>
寒い中でも頑張って勉強している子どもたち。

部屋の中の焚き火で、暖を取ります。冷たくなった足を火にかざして、足を暖める子どもたち。

靴下を履いていない子も!
焚き火で足を暖める子どもたち


<2007年02月14日の記録>
まだまだ、もう少し寒い日の続く被災地…。

村を流れる水も凍るほどです。
この写真は、午後1時すぎに写したものですが、昼過ぎになっても、氷が解けません!
村を流れる水も凍りました!


<2007年02月11日の記録>
冬の間、何度も雪に見舞われた被災地。

NWAで配布したコールマン社のテントは、雪の重みに弱いため、被災者は、テントをトタンで覆って、降雪を防いで冬を凌いでいます。ヌーリー村のあちこちで、トタンに覆われたたテントが見られます。
トタンで覆われたテントです


<2007年02月09日の記録>
コミュニティセンターも、だいぶ形になってきました。木材を組み合わせ、トタンの屋根を張り、壁は石材とセメントで塗り固めます。

子どもたちもですが、女性たちも早く縫製を学びたい!と、センターのできあがりを心待ちにしてます。
コミュニティセンターの今の様子


<2007年02月04日の記録>
12月に降った雪で、NWAの学校テントが崩壊してしまいました。

その後、12月半ばから、テントが張ってあった近所の家の1室を借りて、学校がスタート。政府の学校は、2ヶ月もの冬休みですが、NWAの子どもたちは、冬休みもありません。

真ん中に立っているのは、ディルパズィール先生です。
冬休みもなしで頑張る子どもたち


<2007年01月29日の記録>
被災地では、1月半ば過ぎにまた、雪が降りました。
雪が降ると、コミュニティセンターの建設作業もお休みです。

自分たちの家を建設できた人たちは、、家の中のカマドの前に集まって、暖を取ります。が、まだまだ多くの村人たちがテント暮らし。テントの中では、火を焚くこともできません。寒さの通り過ぎるのをじっと待つだけです。

早く春が来ますように…。
コミュニティセンター建設地に降り積もる雪


<2007年01月24日の記録>
ピンクの袋は砂糖80kg入り 配布食料を取りに来たおじいちゃん 黄色い袋は油1kg入り
砂糖と油を配布しました。
今までは、砂糖と油を別々に配布していたのですが、今回からは、一緒に配布することに。村人の中には、2時間以上も掛けて、食料配布拠点まで歩いて来る人もいるからです。月2回、配布拠点まで来るよりは、1回で済むように…と。でも、中には、子どもが取りに来る家もあります。砂糖4kg、油2kg…。子どもにとっては、重い荷物です…。


<2007年01月20日の記録−その2>
診察室もテントです 寄贈したベッド&マットレス バッファー病院の院長
バッファーの病院跡へも20フィートコンテナ2本(ベッド50台、マットレス50枚)を届けました。こちらは、大地震で病院が倒壊し、建物すらありません。現在の病院は、テントです。院長室もありません。ベッド寄贈の覚書へのサインも、野外で行われました。


<2007年01月20日の記録−その1>
コンテナ、アボッタバードに到着 ベッドを確認する督永ツヨシ(NWA顧問) アユーブ教育病院の関係者と
イスラマバードから車で2時間。高原都市のアボッタバードも、2005年10月8日の大地震で大きな被害を受けました。今回、アボッタバード市にある、アユーブ医科大学付属教育病院に、日本からの20フィートコンテナ2本(ベッド50台、マットレス50枚)を届けました。


<2007年01月16日の記録>
何事も、人力です 早く、壁が仕上がらないかな… 仕事は、手作業です
屋根も張り終わったコミュニティーセンター。
壁張りが次の作業です。重機があるわけでもなく、山間の土地なので、ジープも近くまでしか行けません。ジープ道からは、全て人力、何事も手作業です。木を削り、石を砕き、セメントをこねて…。壁張り作業は始まったばかりです。


<2007年01月12日の記録>
屋根が上がりました 屋根裏が広い! 遠くからは、こんな感じ?
現在、建設中のコミュニティーセンターです。
「雪が降る前に建設を!」と焦っていたのですが、昨年12月早々に雪が降り、建設が中断しました。
今年に入って、村人たちが急ピッチで作業を進めています。ようやくトタン屋根があがりました。
次は、壁の作業です。


<2007年01月07日の記録>
2007年の被災地支援活動が開始しました。
もっとも、昨年末に、雪の重みでテントが潰れてしまったこともあり、体制を立て直すことから始めなければなりません。

まだまだ1月・2月は雪が降り積もるので、再びテントを張ることにも躊躇しています。が、基地となるテントがないと、活動がスムーズに運ばないことも事実です…。
ファリダバードに到着した車と支援物資


<2007年01月01日の記録>

新年、おめでとうございます!
被災地の子どもたちも、元気に2007年を迎えました。

今年は、西暦の年明けと、イスラームの大祭(犠牲祭)がちょうど重なり、人々は家畜を神に捧げてお祝いムードでした。

NWAが建設を進めている、被災地のコミュニティーセンターは、「雪が降る前に建設を!」と願っていたのですが、この冬は例年よりも早く雪が降り、思うように作業が進みません。
被災地の子どもたち
それでも、ようやく屋根を張るところまで漕ぎ着けました。子どもたちに、早く暖かい環境を…と気持ちは焦っていますが、何事も、村人が主体となって初めて、物事は進むのだ…と私たちは考えていますので、彼らの行動を見守るばかりです。

どうぞ、本年も私たちを見守り、応援くださいますよう、よろしくお願いいたします。