狂歌史年表by吉岡生夫


西  暦 年  号 狂歌大観(本篇) 狂歌大観(参考篇) 近世上方狂歌叢書 江戸狂歌本撰集 そ の 他
759 天平宝宇3 口語の『万葉集』最後の歌
814  弘仁5          最初の勅撰漢詩集『凌雲集』  
818  弘仁9          勅撰漢詩集『文華秀麗集』 
827  天長4          勅撰漢詩文集『経国集』 
            (平仮名の誕生) 
905 延喜5 言文一致の勅撰『古今和歌集』
1205 元久2 『新古今和歌集』
1214 建保2 ※『東北院職人歌合』
1221 承久3 承久の変
1239 延応元 後鳥羽院、隠岐において崩御
1261 弘長元 ※『鶴岡放生会職人歌合』
1279 弘安2 阿仏尼、訴訟のため鎌倉に下る
1310 延慶3 空前の類題歌集『夫木和歌抄』
1312 正和元 京極為兼撰『玉葉和歌集』
            (言文二途へ) 
1368〜1375 応安年間 ※『太平記』
1438 永享10 ※『十二類歌合』
1439 永享12 最後の勅撰和歌集『新続古今和歌集』
1493 明応2 ※『金言和歌集』
1494 明応3 ※『三十二番職人歌合』 後鳥羽院「水無瀬神」となる
1500 明応9 ※『七十一番職人歌合』
1508 永正5 『永正五年狂歌合』
1524 大永4 ※『調度歌合』
1527 大永7 『宗長手記』
1531 享禄4 『宗長日記』
1532 天文元 ※『玉吟抄』
1536 天文5 『再昌草』
1574 天正2 『九州道の記』(1587)
※『遠近草』(1574〜1589)
1589 天正17 『雄長老狂歌百首』
『古今若衆序』
1590 天正18 『三斎様御筆狂歌』 『東国陣道記』
1600頃 慶長5頃 『信長公記』
1610 文禄15 ※『入安狂歌百首』
1613 文禄18 『寒川入道筆記』
1622 元和8 『信長記』
1623 元和9 ※『竹斎』(古活字本)
1628 寛永5 ※『関東下向道記』 『醒睡笑』
1634 寛永11 ※『竹斎』(整版本)
1636 寛永13 ※『新撰狂歌集』
『貞徳百首狂歌』
1639 寛永16 ※『仁勢物語』
1643 寛永20 ※『四生の歌合』
1649 慶安2 石田未得『吾吟我集』
1654 承応3 ※『狂歌之詠草』(写本)
1658 明暦4(万治元) 『東海道各駅狂歌』(写本) 『京童』
1659 万治2 『百物語』
『私可多咄』
『鎌倉物語』
『沢庵巡礼鎌倉記』
※『東海道名所記』(万治年間)
1662 寛文2 『江戸名所記』
1663 寛文3 『鼻笛集』
1666 寛文6 行風編『古今夷曲集』
1667 寛文7 『京童跡追』
1668 寛文8 『一休ばなし』
1669 寛文9 『卜養狂歌集』(写本) 『犬百人一首』
『狂遊集』
1671 寛文11 『堀河狂歌集』 『吉野山独案内』
1672 寛文12 行風編『後撰夷曲集』 『狂歌咄』
『一休関東咄』
『有馬私雨』
1673 延宝元 ※『けんさい物語』(寛文・延宝頃)
1674 延宝3 『芦分船』
『南都名所集』
1676 延宝4 『類字名所狂歌集』
1677 延宝5 『出来斎京土産』
『江戸雀』
1678 延宝6 『有馬大鑑迎湯抄』
半井卜養没(72歳)
1679 延宝7 『銀葉夷歌集』 『河内鑑名所記』
『古今狂歌仙』
1680 延宝8 『杉楊枝』
『元の木阿弥物語』
『難波鑑』
1682 天和2 ※『職人歌合』(写本)
『狂歌旅枕』
『貞徳狂歌集』 紙子に錦の襟、西山宗因没(78歳)
1687 貞享4 『新竹斎』
『古郷帰の江戸咄』
1688 元禄元 『二休咄』 箔の小袖に縄帯、豊蔵坊信海没(63歳)
1713 正徳3 『春駒狂歌集』
1718 享保3 『甲州紀行狂歌』(写本)
1721 享保6 『続春駒狂歌集』(写本) 『狂歌五十人一首』
1722 享保7 『甚久法師狂歌集』
1724  享保9          黒田月洞軒没(65歳) 
1729 享保14 貞柳著『家つと』
桑魚編『華紅葉』
1730 享保15 走帆著『狂歌乗合船』 『絵本御伽品鏡』
1731 享保16 白玉翁著『雅筵酔狂集』
貞柳著『続家つと』
1732 享保17 保光著『狂歌三十六歌仙』
※『狂歌三十六歌仙』
1734 享保19 貞柳著『置みやけ』
潘山編『狂歌糸の錦』
鯛屋貞柳没(81歳)
1735 享保20 貞竹編『狂歌机の塵』
1736 享保21 木端編『狂歌ますかがみ』
1737 元文2 柳因編『狂歌戎の鯛』
走帆詠・李郷編『狂歌種ふくべ』
1740 元文5 百子編『狂歌餅月夜』
木端編『狂歌続ますかがみ』
契因編『狂歌活玉集』
1741 寛保元 其翁撰『狂歌大和拾遺』(20)
1746  延享三     貞柳十三回忌追善集、基律撰『狂歌秋の花』(3)    
1750 寛延3 木端撰『狂歌手なれの鏡』(2)
1751 宝暦元 鈍永撰『興歌老の胡馬』(23)
1753 宝暦3 鈍永撰『朋ちから』(13)
1754 宝暦4 紫笛詠『狂歌水の鏡』(24)
1756 宝暦6 鈍永撰『興太郎』(13)
1757 宝暦7 倚柳・紅円撰『狂歌廿日月』(15)
1758 宝暦8 木端撰『狂歌かゝみ山』(1)
1759 宝暦9 貞佐撰『狂歌千代のかけはし』(3)
1760 宝暦10 ※純全『五色集』写本(22)
1762 宝暦12 乙介撰『狂歌君か側』(15)
1763 宝暦13 栗毬詠、木端詠撰『狂歌ふもとの塵』(2)
1765 明和2 遊泉詠『狂歌柳草』(7)
1767 明和4 栗洞・義栗詠、木端撰『狂歌友かゝみ』(2)
栗嶝詠『狂歌肱枕』(6)
千丈詠『狂歌鵜の真似』(11)
1768 明和5 一好詠、梅好撰『興歌帆かけ船』(20)
素泉撰『興歌牧の笛』(23)
『夢庵戯歌集』
1770 明和7 木端撰『狂歌しきのはねかき』(2)
鈍永詠、吐虹撰『狂歌野夫鴬』(13)
白掬撰、米都閲『狂歌気のくすり』(24)
『柳の雫』
1771 明和8 ※『狂歌酒百首』 梅好撰『狂歌浪花丸』(20)
紫笛詠『狂歌まことの道』(24)
※『暁月坊酒百首』(一本亭芙蓉花によって発行される)
1773 安永2 紅円撰『夷曲哥ねふつ』(15) 柳門狂歌十徳、栗柯亭木端没(64歳)
1774 安永3 梅好撰『古新狂歌酒』(21)
1776 安永5 貞也撰『狂歌三年物』(12)
自休撰『狂歌今はむかし』(12)
九如館鈍永詠、山居撰『興歌河内羽二重』(13)
梅好撰『狂歌いそちどり』(21)
※拾栗詠『狂歌古万沙良辺』写本(21)
木村卯雲著、藍明編『今日歌集』
1777 安永6 嘉栗撰『狂歌ならひの岡』(4)
拾栗詠『狂歌百羽掻』(6)
麦里撰『狂歌除元集』(13)
梅好撰『狂歌三津浦』(20)
無為楽詠『狂歌落穂集』(24)※跋文の年
1778 安永7 拾栗詠『狂歌二見礒』(6)
貞也撰『狂歌水の面』(12)
梅好撰『浪花のながめ』(21)
可吟詠『酔中興集』(23)
紫髯等撰『狂歌ことはの道』(23)
紫笛述、放過輯『狂歌無心抄』(23)
1779 安永8 拾栗詠『狂歌百千鳥』(6)
1780 安永9 栗毬詠、華産撰『狂歌藻塩草』(4)※刊記なし
梅好撰『狂歌雪月花』(20)
拾栗詠『狂歌名越岡』(21)
芙蓉花撰『狂歌両節東街道』
1781 天明元 義栗撰『狂歌軒の松』(7) 芙蓉花撰『狂歌五題集』、江戸下り
1782 天明2 吾(山の右に同)撰『きやうか圓』(3) 浅草寺絵馬事件
芙蓉花を迎える東武連23名を中心とする『狂歌東乃春』(未翻刻)。
1783 天明3 栗毬詠、道人撰『拾遺藻塩草』(4)
貞史撰『狂歌栗のおち穂』(10)※刊記なし
貞也撰『狂歌柿の核』(12)
貞右撰『除元狂歌小集』(27)
浜辺黒人輯『狂歌栗の下風』
唐衣橘洲編著『狂歌若葉集』
赤良、菅江編著『万載狂歌集』
浜辺黒人編『狂歌猿の腰掛』
元杢網編『落栗庵狂歌月並摺』
大衆化に棹さして
  (西島孜哉『近世上方狂歌の研究』)
一本亭芙蓉花没(63歳)←南畝35歳
一本亭追福狂歌集』(未翻刻
1784 天明4 万英詠、清楽撰『狂歌月の影』(10)
貞右撰『除元狂歌小集』(27)
釣方・飯盛・盛方・ひかり著『狂歌すまひ草』
四方赤良著『巴人集』
朱楽漢江編『狂言鴬蛙集』
1785 天明5 貞右撰『除元狂歌集』(27) 四方山人編著『徳和哥万載集』
四方赤良編『栗花集』
四方赤良著『下里巴人巻』
※四方赤良編『三十六人狂歌集』
1786 天明6 初丸撰『嬾葉夷曲集』(26) 四方赤良編著『狂歌新玉集』
1787 天明7 度量撰『興歌百人一首嵯峨辺』(19)
抱臍詠『狂歌阿伏兎土産』(24)
四方赤良編『狂歌才蔵集』
『狂歌千里同風』
1788 天明8 朱楽菅江編『鸚鵡盃』
朱楽菅江編『八重垣縁結』
1789 寛政元 栗洞撰『狂歌つのくみ草』(10)
1790 寛政2 『孝雄狂歌集』(写本) 抱臍撰『狂歌角力草』(19)
貞右撰『狂歌玉雲集』(26)
仙果亭嘉栗『狂歌貞柳伝』
1792 寛政4 華産撰『狂歌栗下草』(3)
繁雅撰『興歌野中の水』(15)
時丸・魚丸撰、貞右詠『狂歌泰平集』(27)
『狂歌部領使』
『狂歌四本柱』
桑楊庵光編『狂歌桑之弓』
桑楊庵光編『狂歌太郎殿犬百首』
1793 寛政5 淵龍詠『狂歌花の友』(5)
貞右詠、信繁画『絵賛常の山』(28)
『狂歌上段集』
狂歌堂真顔編『四方の巴流』
1794 寛政6 草丸撰『狂歌拾葉集』(26)
虫丸撰『狂歌得手かつて』(29)
※千秋庵三陀羅編『狂歌三十六歌仙』
『新古今狂歌集』
1795 寛政7 義栗撰『狂歌芦分船』(4)
宵眠詠、宵端撰『狂歌渓の月』(2)
鹿都部真顔編『四方の巴流』
1796 寛政8 路芳詠、路産撰『狂歌我身の土産』(11)
蟹丸詠『狂歌かたをなみ』(29)
つむりの光編『狂歌晴天闘歌集』
1797 寛政9 栗圃詠、馬朝・三津国撰『狂歌拾遺わすれ貝』(9) 四方歌垣編『よものはる』
浅草庵市人編『柳の糸』
1798 寛政10 朝省等撰『狂歌栗葉集』(5)
嘉栗撰『狂歌辰の市』(5)
1799 寛政11 三陀羅法師編『狂歌東西集』
酒月米人編『狂歌東来集』
仙果亭嘉栗没(53歳)
1800 寛政12 繁雅撰『興歌かひこの鳥』(14)
梅好撰『浪花のむめ』(21)
『古寿恵のゆき』
1801 享和元 貞国詠、井蛙撰『狂歌家の風』(9)
1802 享和2 蕪園撰『狂歌ふくろ』(25) 三陀羅法師編『五十鈴川狂歌車』
唐衣橘洲『狂歌酔竹集』
※浅草庵市人編『狂歌萩古枝』
尚左堂俊満編『狂歌左鞆絵』
1803 享和3 貞也撰『和歌夷』(14)
魚丸撰『狂歌二翁集』(26)
1804 (享和四)
文化元
抱臍詠『狂歌西都紀行』(25) 真顔、万象編『狂歌武射志風流』
四方歌垣編『狂歌茅花集』
1806 文化3 雅楽撰『狂歌言玉集』(25)
1807 文化4 繁雅撰『狂歌芦の若葉』(14)
蟹丸詠『狂歌蘆の角』(28)
1808 文化5 便々館湖鯉鮒編『狂歌杓子栗』
『職人尽狂歌合』
『とこよもの』
1809 文化6 貞也撰『狂歌ふくるま』(12) 三陀羅法師編『狂歌当載集』(前編)
宿屋飯盛編『新/撰狂歌百人一首』
無心亭有耳編『貞柳翁狂歌全集類題』
1810 文化7 茂喬輯『狂歌手毎の花・初編』(16)
※繁撰『狂歌春の光』文化4年〜7年の間(23)
三陀羅法師編『狂歌当載集』(後編)
1811 文化8 野柳撰『萩の折はし』(6)
茂喬撰『狂歌紅葉集』(15)
茂喬輯『狂歌手毎の花・二編』(16)
1812 文化9 茂喬輯『狂歌手毎の花・三編』(16)
魚丸撰『狂歌よつの友』(28)
魚丸発起『狂歌浦の見わたし』(29)
便々館湖鯉鮒『狂歌浜荻集』
宿屋飯盛撰『狂/歌波津加蛭子』
宿屋飯盛編『万代狂歌集』
1813 文化10 栗標・有栗・諦栗詠、天地根・桂影撰『狂歌三栗集』(7)
茂喬輯『狂歌手毎の花・四編』(17)
鈍々亭和樽編『狂歌関東百題集』
萩の屋裏住編『狂歌あきの野ら』
1814 文化11 『豊蔵坊信海狂歌集』(写本) 負米撰『狂歌越天楽』(7)
桂雄・天地根撰『狂歌後三栗集』(8)
貞丸撰、貞右詠『狂歌選集楽』(27)
四方滝水楼米人編『狂歌水薦集』
1815 文化12 負米撰『狂歌夜光玉』(5)
繁雅撰『狂歌千種園・春/夏』(17)
繁雅撰『狂歌千種園・秋/冬』(18)
四方真顔選『俳諧歌兄弟百首』
紀真顔著『芦荻集』
1816 文化13 石川雅望編『吉原十二時』
1818 文政元 天地根撰『狂歌新三栗集』(8)
繁雅撰『狂歌千種園・恋/雑』(19)
1819 文政2 天地根・桂影撰『狂歌新後三栗集』(9)
五平(柳條亭小道)撰『狂歌わかみとり』(10)
繁雅等撰『狂歌俤百人一首』(18)
『狂歌棟上集』
1820 文政3 小道撰『狂歌あさみとり』(11) 平沢太寄編、手柄岡持作『我おもしろ』
便々館湖鯉鮒輯『狂歌類題後杓子栗』
万歳逢義編『あさくさあさくさ』
1821 文政4 天地根詠『狂歌一燈集』(7)
1822 文政5 天地根撰『狂歌拾遺三栗集』(9)
1823 文政6 揖友撰『狂歌板橋集』(6)
1825 文政8 負米撰『狂歌似世物語』(6)
栗間戸撰『古稀賀吟帖』(11)
1829 文政12 ※燕栗園編著『新玉帖』
※『四方歌垣翁追善集』
1830 文政13 ※文々舎蟹子丸撰『江戸名物百題狂歌集』
1834 天保5 守棟輯『狂歌手毎の花・五編』(17)
1836 天保7 梅多楼撰『十符の菅薦』
1846 弘化3 橘薫著『狂歌咽草百首』
1855 安政2 天明老人尽語楼編『狂歌四季人物』
1856 安政3 天明老人内匠撰『狂歌江都名所図会』
1866  慶応2          言文一致運動(前島密) 
1883  明治16          かなのくわい結成 
1885  明治18          羅馬字会 
1887  明治20          二葉亭四迷『浮雲』
山田美妙『武蔵野』 
1896  明治29          尾ア紅葉『多情多恨』 
1898 明治31 正岡子規『歌よみに与ふる書』
1899 明治32 正岡子規『万葉集巻十六』
1900  明治33          帝国教育会に言文一致会 
1905  明治38          文部省告示「文法上許容スベキ事項」 
1906  明治39          草山隠者『池塘集』 
1910  明治43          言文一致会、解散 
1921  大正10          東京日日新聞、読売新聞、言文一致へ 
1922  大正11          朝日新聞も言文一致へ 
1945  昭和20          最後の砦、公用文も言文一致へ 
1979  昭和54          松村明「文語文法から古典文法へ―文法上許容すべき事項をめぐって」 
2007  平成19          吉岡生夫「私の五句三十一音詩史」 
2016  平成28          吉岡生夫「用語論〜鯛屋貞柳を狂歌師とは言わない〜」
吉岡生夫「用語論〜矮小化された近世の狂歌すなわち「上方狂歌」の名称について〜」  
2017  平成29          吉岡生夫「用語論〜文語体短歌から古典語短歌へ、口語短歌から現代語短歌へ〜」 
○『狂歌大観』(本編)の解題、『近世上方狂歌叢書』の解説、『江戸狂歌本撰集』の解題、市古貞次編『日本文学大年表(増補版)』等に基づいています。
○※印は推定等を意味します。
○『狂歌大観』で未記入は以下のとおり。『道増誹諧百首』『詠百首誹諧』『堀河百首題狂歌合』『卜養狂歌拾遺』『長崎一見狂歌集』『大団』。
○『江戸狂歌本選集』で未記入は以下のとおり。『明和狂歌合』『下町稲荷社三十三番御詠歌』『興歌めさし艸』『狂歌評判俳優風』『夷歌百鬼夜狂』『狂歌数寄屋風呂』『二妙集』『評判飲食狂歌合』『狂歌吉原形四季細見』。


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ス  ラ  イ  ド  シ  ョ  ー
 

狂歌とは何か、youtubeなら3分25秒、見え方が少し異なります



 

近世の狂歌、YouTubeなら3分35秒、見え方が少し異なります
用語論〜文語体短歌から古典語短歌へ、口語短歌から現代語短歌へ〜

    

現代語短歌のすすめ、YouTubeなら3分15秒、見え方が少し異なります。
  

狂歌と天明狂歌
俳諧の連歌の発句は五七五
後発の川柳も五七五
しかし俳諧と川柳の軌道が
接近することはなかった

狂歌は五七五七七
後発の天明狂歌も五七五七七
しかし狂歌と天明狂歌の軌道が
接近することもなかった

俳諧と狂歌の軌道は接近し
ときに交わることがあった
鯛屋貞柳と西山宗因
貞柳を信奉した
一本亭芙蓉花なら蕪村

朱楽菅江は川柳も作っていたらしいが
俳諧と天明狂歌の関係はどうだったのだろう
国語辞典で「天明調」を引くと
俳諧の頽廃俗化を嘆く、から
蕪村らの
清新にして壮麗な
云々が出てくる

五句三十一音詩としての狂歌と
戯作文学としての天明狂歌

片や
八雲立つ
出雲八重垣の時代から
受け継がれてきた詩型であり
片や
鳥がなくあづまぶりはわづかにはたとせばかりこのかた
しかも線香花火に終わった詩型

その差は発句と川柳以上に大きかったようである

短歌変質論 

私は尋ねたい
いわゆる「文語体歌人」のあなたに
なぜ古典文法なのか?

口語歌の万葉集から
平仮名が生まれ
言文一致の古今和歌集へ

やがて時代は
古代語から近代語へ
その過程である中世語の時代において
言文は二途に開かれ

明治大正昭和を経て
再び原点に回帰する
−読み書き話す−

ところで
あなたの短歌は
その変質した時代の五七五七七を良しとするのか?
いわゆる「文語体歌人」のあなたに

私は尋ねたいのだ


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