041 追いつけない! 

2003.02.16 up

 ここの所、雑事に追われていてまともにPCに触れられない日が続いていた。もう!仕事を終えて退社するのが連日、夜8時以降ってどうなのよ!……ソレは仕事、本業だって。雑事にひっくるめちゃあ、いかん(笑)
 そんな忙殺の日々だが、松田さんはそれに輪を掛けて大忙し。出版物、出演スケジュールにワタクシの脳味噌、財力、体力の残量が限界値レッドゾーンに突入!!え〜〜ん……。

 夏に携帯サイトで公開されたWEBドラマ、『Aka−Tsuki』ソレが今回、映画館で上映される。しかも、初日はオープニングイベントで松田さんが舞台挨拶だ!うむ、行こう。是非行こう!
 ……でも、ワタクシの携帯、メール使えないんだが。PCからメール送っても平気かしら?

 先日の『恋は戦い!』第六話では松田さん演じるダンススクールの矢野センセイ、再登場
 初登場の時には、鎖骨フェチで林檎の皮むきが上手くできたからといってナイフを持ったまま追いかける無邪気な部分を持つ、上品すぎる言葉使いが少し女性的な印象の矢野センセイ。
 そんな矢野センセイ、今回は合コンのメンバーとして現れた。しかも、前回あんな登場の仕方をしていたにもかかわらず、本命キャラだよ!パーティの最中もモテモテだ!ま、当然!?
 今回のツッコミもとい爆笑ポイント(全然“もとい”になってない!)「鎖骨の綺麗な人になら、食べられても良いな」
 デコルテの美しい人に変身しちゃるぜ!そして…………ゴホン。妄想はこの辺にして……(笑)
 でも、矢野センセイ、宇佐見先生に「サイン下さい」ってあれは(笑)あれは失礼だってば!
 来週も登場する矢野センセイ。今度はどういう風に現れるかな?

 ドラマに見入って、ほんわかふんわか気分で雑事を乗り切っているワタクシ。またも新・松田情報が!
 なんと、松田さんからモーニングコールが来ちゃうサービスが!キャ〜!勿論登録して、モーニングコールをして貰うわよ!勿論三ヶ月コースよ!
 必要事項を記入して、登録ボタンをポチッとな!よし、登録完了!!さぁて、注意事項を読み込んでおくか(おい!順序が逆だろワタクシってば)

 色々な情報で少し復活したワタクシ。レッドゾーンからイエローに変化。ああ、オールグリーンになるにはいつの日か?

 

042 よこはまわかんない 

2003.03.02 up

 待ちに待ったトークショー。横浜は関内ホールへと出掛けてきた。二月十六日、雨の日曜日。……そう、冷たい雨の中を。
 
 午前中開始の回が長引いているようで、午後の回の入場時間を過ぎているにもかかわらず、入れずじまい。ホール建物をぐるりと一周して入場を待った。

 入場してすぐさま物販コーナーを目指す。グッズ購入者に公演終了後の握手会参加チケットが付くからだ。ところがスタッフの声は外に降る雨よりも冷たかった。
 
「握手会のチケットは終了しました」
 ガァァァン!!なんたる事!グッズ購入者はもれなく握手会参加、ではなかったのか!?
 スタッフの方は申し訳なさそうに「本日は申し訳ありません」と詫びていた。む〜、仕方がない。でも、現定数があったんだ。悔しいなぁ。
 呆然としていると、マネージャー・川口さんがファンの方から、松田さん宛の手紙やらプレゼントやらを預かってお喋りしていた。そこにワンベル。「あぁぁ、ベル、鳴ってしまった。早よ、いかんと!」
 どこもかしこもあたふた。午前中開始の回が押したのが、響いているらしい。

 席に着き、コートを脱いでホッとしたのも束の間、司会進行役の黒田タイゾーさんが登場。早ッッ!挨拶もそこそこに松田さんの登場。超早ッ!
 この日(二回目だけ?)松田さんは、少しグレイがかったベージュのデニムジャケット、白いカットソー、黒いパンツ(パンツもデニムっぽかった)という爽やか〜春先取り!ってな服装。
 「松田さんに色々質問をしちゃいましょう。『龍騎』の事でも何でもどうぞ」と質問コーナーへ突入。皆さん、積極的に手が上がるものだ。感心しちゃうなぁ〜。
 ではでは。どんな事をお喋りしていたのかというと……。

●質問コーナー 以下順不同
「どうしてライダーになったんですか?」(子供からの質問)
「カードを拾っちゃったから」

「マイブームは何ですか?」
「バスフィッシングの時に使うオリジナルのフォーク作り。時々指に巻き付けて、ぺろぺろ具合のチェック」

「好きな猫の種類は何ですか?」
「雑種。デブ猫が好き。(司会の黒田さんから「変な猫いますよね。毛の無いの」と振られ)ああ、スフィンクス飼ってみたい」

「印象深いプレゼントはありますか?」
「月の土地。いつ行こうかなと思ってるんですよ〜(笑)土地はあるから、後はいつ家建てようって」

「今、食べたい物は?」
「鍋。ちゃんこ鍋が好き」でも、豆乳鍋にはまっているらしいぞ。

「ワイルドストロベリーのアクセサリーの中で何が一番好きですか?」
「指輪。元々指輪が気に入って買って……」全アイテム持ってそうな勢いで揃えてるもんなあ。

 続いてはサイコロを振って出た目のお題についてトークを繰り広げる、お喋りコーナー。

●サイコロトーク
「思い出深い話」〜強烈な思い出、というより忘れられない怖い話〜
「行ったことのある場所、無い場所色んなトコに僕が居て、気が付くと知らない伯父さんが側にいるんですよ。ふっと気付くと後ろに張り付いていて……怖くてそこで目が覚めるんです。その度に金縛りで動けない状態。何度目かの時に目を覚ましたら僕の手は天井方向へ引っ張られた状態になっていて。しかも手首には人の手形が残って……」これがまた、話し始めたら会場の照明を暗くして松田さんだけをぼーっと照らし、BGMもおどろおどろしい物に。んっもー。スタッフの意地悪!

「初めての○○話」〜横浜に因んで〜
「撮影(『あ・キレた刑事』)でカーアクションの末、横転した車に乗り込んだこと。横転した車から出る事はあるかもしれないけど、乗り込む人なんていないでしょ?」

「情けない話」〜ネピア〜
「雑誌の取材が一日に数本立て続けにあって。衣裳はズボンはそのままでシャツだけを取り替えていたんです。全ての取材を終えて、帰り際トイレに行ったら、ズボンのチャックが全開で。そこから白いシャツがはみ出ていて……何を取材させとんねんみたいなね。そのまま取材を受けていたのかと思うと……」

 お次は松田悟志がお題!クイズコーナー。正解者には松田悟志サイン色紙をプレゼント♪
「昨日、松田君はコンビニへ何回行った?」「2回」
「今朝、何時に起きた?」「7時」
「無性に釣りに行きたくなるのは一年の内でいつ?」「夏」
「松田君のお母さんを動物に例えると何?」「虎」
 もう一問有ったような気がするんだけど……忘れちゃった……(汗)

 とまあ、こんなお喋りを司会の黒田さんとボケながらツッコミながらしていたトークショー。
 イベントの最後に、ビニールのカラーボールにサインを入れて会場に投げるという、プレゼントもあった。ただ、ボールが軽いので余り遠くには投げられず、会場の真ん中あたりで失速してしまう事が多かった。二階席にも投げたんだけど、(多分)一回しか届かなかった。遠くまで届くような重さのある物では危険だしね。

 アッという間の一時間。また、松田さんに逢いにイベントに行かなくちゃ!握手会に参加できなかったしっ!

 

043 ちゅーちゅー 

2003.03.02 up

 半年も前に撮影が行われ、どうしても見ることの叶わなかった作品。『Aka−Tsuki』
 だって、これ。携帯WEB上で展開する企画作品だったんだから。それが、映画館にて上映されるという。(夜九時開始のレイトショー)しかも、二月二十四日から二十七日まで四日間のみの上映。おまけに(?)初日はオープニングナイトというわけで、松田さんが上映前のトークゲストに登場!これは是非とも行かねば!

 と、気合いを入れて ケイタイシネマ公式サイトへ、詳細情報を求めて飛んだ!
 上映を見るのに携帯電話から予約メールを公式サイトへ送って仮チケットを確保。……ここで、ワタクシ、膝を折った。だめだ。ワタクシの携帯電話はメール機能を使えるように設定していない。古い機種だから。ショートメールしか使えない為、全く設定をしていない。(だって滅多に電話すらかけないし〜、EメールはPCからで充分だし〜・涙)だがしかし!当日券の予定もあるという。よおし、当日券で入場しちゃるぜ!と気合いを入れ直したが、この繁忙期、当日券販売開始の夜八時までに会場の下北沢まで行けるか不明……。

 結果、松田さんが登場する月曜日の夜には行けなかったが、『Aka−Tsukiナイト』と銘打たれた水曜日の夜に行くことが出来た。

 『Aka−Tsukiナイト』
 ショートムービー『Aka−Tsuki』の梶 研吾 監督、出演者の市瀬 秀和さん、伊東 丈典さん、林 洋平さん、永澤 俊矢さん。の五名によるトークショーが上映前に行われた。
 正直、皆さん知らない人。でも、こうして知っていく人が増えていくのはいいね。

 梶監督、登場するなり「松田君が居なくてごめんなさい」いや、そんな!謝らないで良いってば!
 梶監督と永澤さんが呑み友達で、「一緒にやろう」って事からズルズルと(?)キャストは呑み友達繋がりで決定。(笑)
 こんなに呑むメンツばかりで、どうして松田さんのキャスティングがOKになったんだろう?松田さんとは何繋がり?

 会場から幾つか質問も受け付けて、トークは進む。
「脚本はどのくらいの期間で出来上がったんですか?」「三日くらいです(笑)」
 余りの短い期間にビックリ。監督も「三ヶ月位って言っておけば良かったかな?でも、嘘は付けないしねー」と苦笑。
 他に二、三の質問がありトークの苦手そうな皆さんが、「楽しい現場でした」って撮影を振り返ってお話ししてくれた。
 ロケ場所は渋谷でゲリラ撮影。謎の外国人に話しかけられたり、見えないところでの苦労が多かったそうだ。撮影期間は一日、衣裳も男性キャストはほとんど自前(女性キャストには少し用意されたらしい)、そして制作費も余裕が無く、色々キツイ作品作りだったらしいが、次作が作られたら良いなあ。

 松田さん扮する月光(ゲッコウ)。月光はミュージシャンで、しかも天才とかカリスマとか、そんな形容詞の付いちゃうミュージシャン。
 彼の出来上がったばかりの新曲が盗まれた!取り返しに向かう赤月(アカツキ)(=黒川 芽衣)と月光のマネージャー(=中本 奈奈)二人。奪った犯人は、金に物を言わせて気に入った物を集めるというコレクター(=永澤 俊矢)。実際に奪ってきたのはコレクターの言いつけ(お金目当ての)謎の二人組(=市瀬秀和&伊東丈典)だったが。
 コレクターの居場所を突き止めた二人は、とうとう奪還へ。トコロがそこに月光も登場!全員が入り乱れてのアクションの末、新曲が収められたCD-ROMの奪還に成功。したもののちょっとした拍子でディスクが破損。曲はそのディスクにしか入っていないのに……。せっかくの新曲が、取り返す際の苦労が全部パアに。

 本編11分という短さの為、キャラクターの相関や赤月の持つ特殊な能力に、もう一歩踏み込むトコまでは作れなかった。公式サイトで粗筋や設定を軽く知っていると何でもないけど、全くの白紙だとその辺に引っかかって、展開の早いストーリーが空回りしてしまうかもしれない。
 なまじ、キャラクターがしっかり出来ているから、ほんの僅かなシーンでも気になっちゃうんだよ。
 もう少し、本編の時間が長いとか、キャラ紹介用のフィルムが一本あったら、もっと分かりやすかったのになあ。

 シリアスな視線のやり取りと、コミカルな体の動き。芝居のテンションは全体的に高め。少年マンガチックな勢い。意外とアクションが多くあって見せ方が面白かった。
 ちょっと残念なのは、刀を使う男性とマネージャーの服が白で、舞台になる部屋の中も全体に白い光が強く、せっかくの二人のアクションシーンが白に埋もれちゃう。ってところがあった。もったいない。
 それから、梶監督こだわりのワンシーン。何度も撮り直したという「頭の上を刀がバッと通る瞬間」は何処だ!?と気を付けて目を凝らしていた。ホントに一瞬で見逃すところだった。もっと大げさに刀が閃いても良かったかも?

 監督曰く「今までにやったことの無い役を演じて貰いたかったから」とキャスト皆さんが、普段から多い役柄とは違うタイプを演じた。
 松田さんは“押しの弱い性格で、妹を中心に全てを考えている”なんだか妹がとっても大事な、妹好き好きなお兄ちゃん。妹に対しても敬語で接するちょっと丁寧すぎるお兄ちゃん。曲作りも妹のために作っているといった感じ。赤月の「この曲、ダメ」で落ち込む月光。登場時のシーンで「出来ましたよ!赤月!!」って叫ぶのが何とも可愛らしさ全開のキャラ。新曲が出来た嬉しさから飛び跳ねながら赤月の元へ走るのも子供みたい。

 この作品の一番分からなかったところ。赤月の持つ特殊能力を発揮する時に「ちゅーちゅー」っていうのは、何なんでしょ?
 「変な兄妹」とは月光のマネージャーの言葉。うん。変だよな。でも、頭の中で響きわたっている。ちゅーちゅー!

 

044 good(?) morning call 

2003.03.23 up

 三月三日の月曜日から始まった、松田悟志のモーニングコールサービス。
 即座に申込をして、サービスの開始を待ちわびていたワタクシ。松田さんの声で届くモーニングコール。これを取り逃したらマズイ!
 そうした緊張の余り、コールの来る時間よりも、早く目を覚まして電話を待っていた最初の一週間。
 近頃はようやく慣れてきて、電話のベルで目を覚ます朝を迎えている。なんだかラブラブ〜(笑)

 毎朝届く「おはよう」の声を、どうにかして記録しておけないものか?
 ワタクシの携帯電話は録音は一件のみ。しかも、18秒の長さまで。色々検討してみたが、それ以上はどうにもならない。
 仕方がないので、声を自力で聞き取って文章で打ち込んで保存、とした。非常にアナログな手法。
 ところがこの、一件のみの録音の仕方も少し難あり。相手が話している途中でないと録音の開始が出来ない。しかもその録音開始の合図音が大きくて、ほんの一瞬とはいえ聞こえないわ、合図音の最中の言葉は録音されないわで、保存されたモーニングコールは完全な物ではない。
 その為、録音機能が優秀な携帯電話に機種変更しようかとも、考え中。

 そこで頼りになるのはファンクラブのBBS。モーニングコールに関するスレッドをチェック。案の定、「今日のモーニングコールはこんな事言ってた」の発言有り。聞き取りにくかった箇所の補足に大助かり。
 はぁ、ファンクラブに入会して良かった〜。入会して良かった、と思う事はそれだけじゃないけれどね。

 もしも!
 松田悟志のモーニングコール。サービスは知っているけど、申込はどうしよう〜……。そんな人は迷っている間がもったいない!
 とっとと申し込んじゃいなさい!絶対……面白いから(笑)。

 

045 感謝! 

2003.04.02 up

 三月二十九日、土曜の夜の生放送。しかも、5時間30分の長丁場。おまけにこの日はトークイベントがあった日。一日中、生のお仕事。そんな中、さすがは松田悟志、やってくれると思っていたよ〜!!

 TBS局の『オールスター感謝祭』。長時間、何百名ものタレントが集合し、クイズ大会を繰り広げるという、いささか視聴者にとって(きっと出演タレントにとっても)ちょっと長すぎるって!疲れるってば!という番組。
 とはいえ、なかなか好評で、年に二回のペースでもう数年行われている。この番組に、松田悟志、初登場!
 おかげで、初めてこの番組をしっかり観た、ワタクシだった。そして、こんなに長時間の番組を録画したのも初めてだった。

 こういった番組は、新人さんや初登場者には余り優しくなく、ちゃんと画面に映してくれることが少ない。案の定、松田さんも、余り映らなかった。何処に座っているのよ?キ〜ッ!あ、今映った!うわ、もう別の人にカメラが行っちゃうのね〜(涙)
 そんな風にヤキモキするのも番組終了が近くなった頃で終わった。
 なんと、早押しクイズで一位!約200名居る会場で一位!!その早押しのスピードは0.03秒!!!どれだけ速いかっていったら、宇宙刑事ギャバンの変身速度よりも速い!
 記録を出した当の本人、「すっごいビックリした〜……」と目が点(笑)。もう、適当に押したのがバレバレ。でも、おかげでそれ以降はカメラに映ることもちょっぴり多くなり(気のせいかも?)、一位のお祝いのレイで、見ているこちらも捜しやすくなった。
 ボーナスクイズに外れたのは残念だったけど、当の本人も「本番に強い男!」(ファンクラブBBS上での発言)と大喜びだし、メチャクチャ嬉しそうな笑顔が可愛かったから、いいかぁ〜。

 さて。またこの笑顔を見直さなくっちゃ〜

 

046 あかね空 

2003.04.15 up

 トークイベントも全て終了した。してしまった……。結局、関内の一公演しか見に行けなかったよ。
 北関東でのスケジュールは合わせられたから、行っておけば良かったかなぁ、と今更思う。
 しかし、悔いてもしようがない。松田さんのお仕事はこれからもザクザクあるのだ。又こうしたイベントを開いてくれるに違いない!
 それに期待し、先を見よう。そして、今真っ先にチェックすべきはこれだろう!

 『あかね空』山本一力・著

 何故?それは、この本が原作となり、テレビドラマ化になるからだ!そしてこれに松田さんが出演!
 うおおー!『あかね空』だよ、時代劇だよー!?ビバ、時代劇!
 『あかね空』のドラマ化は、テレビ愛知の開局二十周年記念作品として制作、放映なんだそうだ。おそらく連続ドラマではなく一本限りの作品だろう。
 その撮影の為に、現在松田さんは、京都の空の下に。

 スタッフ・共演の方々ときっと良い仕事をしているに違いない。そして良い作品になるに違いない。(マネージャーの川口さん情報にて推測)
 監督や、他の出演者が誰なのか、全く判っていないんだけど(笑)そうに違いない!ああー、どんな映像になるんだろう?
 実は時代劇好きなワタクシ。新しい時代劇を見るのもとても楽しみ放映は、夏?秋?八月か九月って事らしい。うはぁ〜、楽しみ。
 その前に、原作を読んでおこうっと。

 

047 原作読了

2003.04.28 up

 嫌な配置となった今年のゴールデンウイーク。飛び飛びでちっとも連休気分のない気ぜわしいお休み。かといって支出予定はスーパーセレブ並み。
 分不相応なスケジュールが確定している今年のゴールデンウイーク(後半)の為に、前半はなるべく出掛けぬように!余計な金は使わぬように!つましく暮らさねば!
 そうだ、こんな時こそ読書。新しい本、世界との出会いを求めて、新しい自分の発見の為に!読書が一番!!
 頭の中の「いつか必ず読むぞリスト」を手繰る。
 あ!これだよ。いまこそ、読まなくては!

 『あかね空』山本一力・著

 松田さんが出演するドラマの原作本。それでなくとも読もうしていた一冊だ。こうして読書欲の高まっている時にはきっと、この本とワタクシの相性は良いに違いない!早速手元にこの本を……。
 勿論、金銭的余裕のないワタクシに購入は不可。此処で頼りにするのは図書館であり、弟だ。

 ……なんで?なんで弟?不思議に思う方もいることだろう。
 平日の帰宅が遅いワタクシは、自宅から歩いて十分程度の図書館さえ、訪れることは年に二〜三回。比べて弟は月に二〜三回は訪れている。となれば、ワタクシ自身が図書貸し出しシステムに登録しなくとも、弟を図書貸し出しシステムにしてしまえばいいのだ。
 つまりは、弟にお願いして借りてきてもらうのだ。更に平たく言えば、使い走りだ。

 そうした労を経て、『あかね空』のページを捲る。

 うわ〜、この見返し、書名の“あかね空”と合わせて赤なんだろうな。で、レザックの紬かな?使ってんの?
 更に捲る。最近こんなにハッキリクッキリ印字されている本なんて無いんじゃないかな?読みやすいわ。あれ?ひょっとしたらこの本って……活版印刷では?だって、書体といい、インクのノリといい。オフセット印刷ならいくら圧力高くして印刷しても、こんなに文字型で紙が凹まないもん。でも、今時こんなにものページ数、活版ではやらないよな。う〜〜ん……。

 わずか何枚かページを繰っただけで、目の付け所が違う自分を発見。
 「……いくらなんでも、違いすぎ」自嘲気味に声に出して突っ込んでみた。

 時代小説とはいえ、地の文は現代を舞台にしている作品と、それほど変わらない。読み慣れていない人でもアッという間に世界に馴染める。
 くどくどしくなく江戸の四季、作品中の舞台・深川の文化が織り込まれていて読みやすい。
 二部構成になっていて、第一部は読んでいてとても気持ちがいい。良いこと尽くしに登場人物の生活が進んで行くからだ。これからもっと豊かな生活へと家族が力を合わせていこう!というところまでが第一部の前半。第一部後半からはこれが全てひっくり返る。歪みが生じ、家族が崩れてくる。各人の厳しさが目立って崩壊寸前。
 実際のワタクシ達の社会でも見聞きする事件が続く。話としてリアルに感じるかも知れない。
 第二部は、崩れかけた家族の心の内を別の視点から見直す。

 矛盾しているようだけど、人が崩れていくのも、支えになるのも信頼を置ける人から。
 自分以外に支えてくれる人、支えようとしたい人、そんな人がいれば、喩えボロボロになっても必ず再生できる。そんな風に感じられる本書。
 人との付き合いにちょっぴり疲れている人や、「やっぱ愛だよな、愛!」という人には是非、一読の程を。
 逆に、余りにも疲れすぎている人や、「人情?家族愛?フンッ」という人には空々しく感じるかも知れない。

 しかし。松田悟志、あなたは……この役を演じるのかぁ。ちょっと予想と違っていたよ。ワタクシはてっきり……。

 どういうドラマになるのか、楽しみに秋まで待っているよ〜

 

048 三井グリーンランドにて

2003.05.13 up

 世間で色々取り沙汰されているゴールデンウイーク。大切なお休みというのはアッという間に過ぎてしまう。特に、今年のワタクシの連休は、正にゴールデン!5月3日から5日までの三日間をノリに乗って九州は熊本の遊園地、三井グリーンランドへ出掛けてきたよ!
 それもこれも、『龍騎』出演者のトークイベントという企画のせい。松田さんを初めとして涼平さん、弓削さんそして萩野さんという主要キャスト。……主要キャストなのにマニアックなキャスティング。(主役の須賀さんは他の地方で別イベントに出演していた)
 3・4日は松田さん、萩野さん、弓削さんのお三方。5日は松田さんと入れ替わりで涼平さんが出演。

 ワタクシは三日間全通しで、とはいかず4・5日の二日間だけ観覧してきた。過ぎてしまうと、細かいことは余り覚えておらず、ただ楽しかったぁ〜!という想いと熱いライブ感のみ。……何しに行ったんだよ(笑)

 イベントの進行は、MCが出演者を一人ずつ紹介しステージへ迎える→全員揃ったところで『龍騎』撮影秘話をトーク→観客からの質問コーナー→締めの挨拶、といった具合。(各回共通)

先ずは4日から(イベント二日目)
■撮影秘話
 〜お互いの第一印象は?〜
 どうも、印象が強いのは萩野さんだったよう。松田さん弓削さんとも「目ぇ合わせたら、しばかれるって思った」「絶対怖い人だと思ってた」嫌な印象抱かせてますな、萩野さんってば。「えぇ〜、怖くないよう」とは萩野さんの弁。

 〜印象深いシーンは?〜
 それぞれに思い入れがあって「これだ!」と挙げ難いようで、あれもこれもとキリが無い。ダントツだったのは、劇場版でのシーン。

 『浅倉ってイイヒト!?』
 朽ち果てた教会にライダーが集められ、最後の戦いを確認する緊迫したシーンだ。そこでの萩野さんのNG。
 萩野さん演じる浅倉が「戦えば良いんだよ。最後の一人になるまでな」と言いきる台詞を、何故か、「戦えば良いんだよ。最後の一人の為にな」と、人を庇う台詞に変化させてしまった!
 既に、色々な媒体でこのエピソードは明かされているが、これに勝るNGはどうにも出てこないらしい。
 松田さん(以下:)「もう、ハギさんがNG出すなんてあり得ないですもん。みんながちょこちょこ10個出してるのとハギさんのひとつと同じ比重ですから。本気で笑いましたよ」
 萩野さん(以下:)「一瞬シーンとしてさぁ。そしたら松田君が「何で浅倉が人の心配するんですか!?」ってさぁ。そしたらみんな爆笑して。監督なんか、「良いモン見せて貰ったよ〜」とかって笑うし。なんかね、急に台詞が飛んじゃってさ。つい言っちゃったんだよネ〜」
 「でも、その後は一発でOK出しましたもんね。俺やったら笑ってしまいますわ。さすがハギさんですよ」

 『お前が戦え!』
 「士郎兄さんこと、菊池さんにも面白いことがあって……後ろから照明を浴びるという逆光の撮影が多かったんですよ。撮影中に須賀っちが「あっ!」ってビックリした顔して、菊池さんを見ていて。見ると、菊池さんの頭、後ろからこう、白い煙がシューっと上がっていて。燃えてるんですよ。ほんで、言うばっかりじゃなしに「お前が戦え!」ちゅーカンジでした。」
 ライトには光の効果の為に、薄い紙を覆っていたりすることがあって、どうもソレが燃えて、火が菊池さんの後頭部に燃え移ったらしい。そんな事は滅多にあるもんじゃない、ってステージ上の皆さん神妙な顔をしていた。

 この日の2回目(いや3回目?)には萩野さんは「もぅねぇよ!!」と質問の度に答えていたのだが、それに反してあれこれ答えていた皆様。嬉しいコトしてくれるわ〜。

■質問コーナー(順不同・1〜3回ぐちゃぐちゃです)

 「お豆腐は大好きですか?」小さなお子さまから弓削さんへの質問
 弓削さん(以下:)「……豆腐?うーん……」
 「大好きですか?やもんなあ。“好き”とちゃうんですよ、“大好き”ですからねえ(笑)」
 「好きです。大好きです」
 松田さんが豆腐大好き!っていうのは勿論ファンとしては周知である。
 食べ物ネタを活かしてMCから「最後の食事としたら何を食べたいですか?」と振られ、弓削さんはモヤシだそうだ。「何にでも合うし、意外と栄養もあるし……」モヤシについて熱く語る弓削さん。
 最後の食事、松田さんが何と答えたのか忘れたけど(確か、好き嫌いは無いから何でも良いと言ったような記憶が。)萩野さんは「う〜ん、何だろう?カレーかな?」 

 「デュエットをするとしたら、どなたとご一緒にやってみたいですか?」妙齢のお嬢さまから松田さんへの質問
 「え〜〜??誰と?うーん……誰が良いですかねえ。誰の声だと合うでしょう?」
 答えは出ずじまい。現在アルバムの制作もしてる松田さん、ライヴもあるかな?

 「お薦めの曲は?」妙齢のお嬢さまから弓削さんへの質問
 「え〜……母親の影響で、マーヴィン・ゲイですかね。「you are everything」マーヴィン・ゲイとダイアナ・ロスのデュエット曲です」
 ちなみにお二方は?とMCから振られ、
 「僕も母親からの影響で……パット・セメニー」
 二人とも、その年齢で選曲が渋すぎ(笑)
 「映画のサントラは良く聴きます」

 「普段はどんなバイクに乗っているんですか?」小さなお子さまから松田さんへの質問
 「……これは、どう答えたら良いんだろう?(笑)えーっとね、シャドウスラッシャー(作中の蓮ちゃんが乗っていたバイク)です」
 二輪も四輪も無免許の松田さんにとって、お子さまにどう答えたらいいのか相当考えていた問だった。「僕、運転できないんですよ〜」とはお子さま相手にはちょっと言えなかったようで……(笑)

 「スーツアクターの方とは仲が良いんですか?」妙齢のお嬢さまから萩野さんへの質問
 「うん。仲良いですよ〜。今回九州に行くって言ったら、次郎さん(王蛇のスーツアクター)が「九州と言ったら霧島だな。呑め!」って教えてくれてー」
 文庫写真集の対談でも感じたけど、ホントに仲良いよなぁこの二人。

 勿論他にも色々質問が出たんだけど、覚えきれなかったわ。ステージから遠い客席にも質問を取りに歩いてくれた。おかげで、かなり近い場所で松田さんを拝めた。萩野さんも弓削さんもかなり近くで拝めた。はう〜目にもゴールデンなひととき!

■他 あれこれ

 一日目のステージを全て終えてから、御一行はせっかくの遊園地を楽しもうと園内へ繰り出した。向かうアトラクションは絶叫マシン。
 萩野さんは高所恐怖症のせいで絶叫系のアトラクションは大嫌い。しかし、怖い物知らず(?)の松田悟志は、厭がる萩野さんを連れて向かう。びびりまくって後込みする萩野さん。その光景を見ていたファンの方から熱い声援が飛ぶ。「萩野さーん、がんばって〜
 「初めて、“がんばって”っていう言葉に追いつめられた」と苦笑い。「俺はホントにね、「やだぁ〜!」って抵抗したんだけどさ」
 そうして無理矢理乗せられた絶叫マシン“NIO”(ニオー)で、弓削さんは少々おっかなびっくり。そして萩野さんは「やだぁ〜!」と絶叫し続けていたそうな。ちなみに松田さんは楽しさゆえの大笑い。
 マシンから降りた萩野さん、芝生に倒れ込みしばらく動けなかったそうだ。
 「さすがにヤバイ!と思って「ハギーさん、大丈夫ですか?」って揺すったら僕の腕を“トントン、トントン”って弱々しく叩くんですよ」
 その後の夕食の席に萩野さんは居なかったそうだ。余程具合を悪くしたらしい。そんなに絶叫マシン、ダメなのか。
 でも、このお話中に何度も萩野さんの「やだぁ〜!」が出たが何故、そんなに色っぽいエッチな声なのか!?まるで、彼氏に言い寄られて「え〜!?」って拗ねて拒んでいるような女の子のニュアンスに聞こえちゃったんだけど。ソレはワタクシの受信状態(笑)がおかしかったんだろうか?

 前日、追いつめられた意趣返しとして「今日はお化け屋敷に行こう!」と萩野さんが宣言。「松田くん、お化け屋敷苦手だって言うからさ」
 どういう結果になったのかは、イベント最終日のレポートで!

 

 

049 三井グリーンランドにて・2

2003.07.06 up

  さて、和やかに楽しく終わった三日目の最終日。出演者も松田さんと入れ替わりに涼平さんが登場。――という事は、しゃべくりが30%アップ(当社比)の予想がされる。結果は?……まあ、最後まで読んでくれぇ。

 前日までと同様の段取りでMCが出演者を呼び込む。各自工夫を凝らして登場。控えの場所から数段高くなっているステージへ勢い良くコケながら出てきたり(弓削さん)、「こんなに集まってくれてありがとう!」とニコニコ笑顔で「じゃあね!」と帰ろうとしたり(涼平さん)と、開始からビックリさせてくれる。
 段取り通りに(笑)「撮影中の秘話を〜」とこのショーのメインコーナーへ。既に二日間、計六回のイベントを経験済みのベテランである萩野さんから「この三人は一緒のシーンも多かったから、色々なシーンを再現してみようかと……」トーク形式ではなく、シーンの再現?即興の芝居!客席の歓声、拍手が一際大きくなる。一公演に一部作の上演とし、都合三部作の長編となった。
 さあ、TVシリーズの記憶を呼び起こしてみよう!

■第一部〜出会い〜
 先ずは北岡先生と浅倉の出会い。〜拘置所での対面〜
 浅倉「どういうことだ!」
 北岡「弁護するにも、相性ってモンが有るんだよね」
 勿論、ステージ上での再現だから、セットなんぞは無く有るつもりでの演技。二人とも椅子に座っているつもりで中腰の姿勢。
 台詞だけでなくト書きも言うので、ソレが妙におかしい。(萩「そして浅倉、机に頭突き。ガンッガンッガンッ。うあぁ!」とか・笑)

 拘置所を脱走した浅倉は、ファミリーレストランに立て籠もり、「弁護士の北岡を連れてこい」と要求。〜浅倉からの呼び出し〜
 場所は事務所内。今まで爆笑しっぱなしだった弓削さん、ようやく登場。
 吾郎「先生、罠です!」
 北岡「しょうがないでしょ」
 作中でもストーリーが動く、印象に残るシーンのため客席からも「ああ〜!そうそうそう!!」と声が出る。客席の方も記憶がはっきりしてきたみたい。
 
■第二部〜戦い〜
 第二部の目玉は、何と言っても王蛇VSガイ。ガイ役は涼平さんが務める。
 ガイを倒した王蛇。戦いの場に辿り着き、対峙する龍騎。二人の後ろには各々の契約モンスターも睨み合う。そんな緊迫したシーン。
 契約モンスターの役も当然それぞれが務める。効果音付きだ。二人の大迫力の演技に会場大爆笑。「キシャーーーッ!!」「ギャ〜〜〜!!」とまるで怪獣大戦争。二人のテンションも下がらずに続けられていた。
 笑い疲れた弓削さんが、「涼平君、もう三十なんだから」と半ば呆れ顔。ライダーごっこで遊んでいる子供と変わらない大人二人。

■第三部〜終幕〜
 第三部での目玉はそれぞれのラストシーン。
 ラストシーン自体はTVシリーズを彷彿させる、しんみりとした雰囲気になったんだけど、ト書きを喋りながらだからその部分で笑いが起こる。
 第三部で明かされたネタ。
 王蛇とゾルダを戦わせている間に、車にガソリンをかけ、始末しようとしていたさとちゃん。そのガソリンは、実はウーロン茶だったらしい。番組小道具は色々な物が使われるのだなあと、感心してしまう。
 全てやり終えた三人は「以上です。ま、こんな感じで」と少し照れていた。

 トーク形式で進行するよりも、芝居をしている方が気楽だったようで、堅さもなく、再現シーンの上演というより、本人達にとって一番愉しい事をしている、といったひととき。こちらが笑い疲れる程だった。
 司会以上に進行役を掴んでいる涼平さん、さすが年の功(?)。彼特有のギャグも随所にちりばめられていた。も、笑うしかなかったっす。
 年長者二人の間で絶妙のポジションの弓削さん。クールかと思いきや、お茶目なところも見られて嬉しい限り。
 無口な萩野さん。と思い込んでいたこちらを裏切る程の、落ち着きの無さで、始終フラフラ・フワフワして、毎回マイクを床に落としていた。意外と喋りも達者。少しビックリするお客様へのあしらいも達者。

 各回ともミニ芝居の後は、質問コーナーがあった。彼等を間近で見ることが出来、眼福の時間特に、涼平さんはワタクシの目の前で立ち止まり、少しウロウロ。「ではこちらの人に……」と差し出したマイクは、ワタクシの後ろに座っていた方に向けられた(笑)ちぃっ!残念!!
 このコーナーでは話を振られたお子さま達が、固まってしまったり、大人の方でも少々とんちんかん気味だったりと緊張していた様子。
 出演者のお三方もちょっとつられちゃうトコもあったねえ。でも、そんなトコに僅かながらも素が見えたようで、楽しかった。

 それから、二日目のイベント終了時に告げられた、〜松田悟志、お化け屋敷に行く〜の巻。お化け屋敷へ向かったメンツは萩野さん、弓削さん、松田さん、司会の女性。語り手は萩野さん。
 「お化け屋敷に入って、真っ暗で。そうしたら、俺の右腕が重くなったんですよ。誰かがしがみついてるんですよ。で、そういう場合ってさ、女性がそうしていると思うじゃない?俺、九州まで来て良かったなあ、ラッキーとか思ってて。ワクワクで(笑)。で、よく見たら松田君だったの。それもビビってすんごい腰が引けててさあ、「……ハギさぁん、止めましょうよ〜」って動かないの。いや〜面白かった
 見てみたかった、ビビる松田悟志を!

 一日中(いや前日からだから計二日間も)動き回ったこのイベント。さすがにヘトヘトで夜を迎えた。
 しかし、大嫌いなお化け屋敷を終えて、意気揚々と大好きなNIOに乗り込む松田さんに会えてしまったワタクシ。イベント時以上にハイテンションな幸せ
 NIOには乗らずにお見送りをしていた萩野さん、弓削さんもワタクシに手を振り返してくれてイベント以上に嬉しい気分でその夜はホテルへ帰ったのだった。オールOK!

 

050 三省堂本店にて

2003.07.06 up

  曇天のこの日、三省堂本店にて初写真集『Bluez』発売記念の握手会が行われた。
 開場と同時にエレベーターでイベント会場へ向かう。変なフロアの形したホールには、ざっと見たトコ100席ほどのパイプ椅子が並べられている。
 整理券配布の時に異様すぎるほど張り切ったワタクシは、その甲斐有って前から2列目、松田さんからみて左側に着くことが出来た。
 開始時間前には司会進行役の出版社・竹書房さんから注意事項が言い渡される。「撮影タイム以外では撮影をしないように」とか「ビデオカメラ、カメラ機能付き携帯電話での撮影はダメ」とか、まあ、当たり前のこと。でも、こういうイベントにしてはかなり撮影に関しては自由度が高いんじゃないかな?と思った。ワタクシはこういったイベントは撮影は禁止だろう。と思い込んでいる為、カメラを持参していなかった。くぅ〜、残念!!
 色んなタレントさんの写真集を扱うことの多い竹書房さん(会場になっている三省堂さんも)だからこその細かい諸注意。でも、この会場に、イベントに集っているのは、全員松田ファンだから、きちんと守られていた……のではないかな?登場と同時のフラッシュはスタッフによるものだろう。
 さて、この竹書房という出版社。先程述べたように、タレントさんの写真集を多く扱っている。しかも、女性タレントさんが多いので、それに関するイベントに集う人は男性が多い。
 ところが今日のイベントは、竹書房さん十八番イベントとは男女比率が逆。会場を見渡して、
 「本当に、今日はカラフルで……。うちの男性スタッフも喜んでおります(笑)」喜んで頂けて、なによりです(笑)。
 「今日、一番遠い処からいらした方は?」という客席に向けての質問では「高知から来ました」という方が!その声に会場中――ファン、スタッフの皆さん――が拍手。そんな風に盛り上がったところで、いよいよ、松田悟志さん、登場!

 小走りにステージにやってくる松田さん。今日の服装は……あら、珍しい。(
公式WEBサイトのPhoto参照)バーバリーっぽいカラーの縦ストライプの半袖シャツ。ベージュ地に白黒赤の線は、お行儀の良さそうな坊ちゃん風。でも、シャツのボタンは留めずに全開なので実はお行儀の方は宜しくない。半袖シャツの下は、黒いタンクトップ。なんだろうな。そして黒いパンツ。いつものデニムやレザーではない、綿コーデュロイのようなカンジ。
 開口一番、挨拶もそこそこに
 「あのね、この衣裳ね(笑)服ね。実は違ったんです。今日僕、緑のシャツやったんですよ。それもすんごいヘロヘロでね。でも、ええかぁって思ってたら、「写真タイムあります」って言うからね。ちょっとそれは〜……ってね、タクシー飛ばして慌てて買いに行きました。ええ、東京駅まで。
 大丸に行ったんですよ。でも、紳士ゴルフウェアしか無くて(笑)もうそんなん、えなりかずき君しか着ないっちゅーね」
 いつもとは雰囲気の違うシャツも、そういう理由からか。どおりで、たたみじわがクッキリハッキリしていると思った。
 イベントの時間に遅刻は出来ない為、急いでいる松田さん。店員さんの「こちらのシャツは……」なんていう説明やら「ボタンをお付けします」なんていう丁寧な接客も「ええから早うして!」と思っちゃったそうだ。急いでいても、ちゃんと試着する松田さん。そうして選んだシャツはバーバリー。……バーバリーっぽいカラー、じゃなくてホンマモンだったか(笑)。

 会場をゆっくり見回す。
 「人の入っていない会場をね、見せていただいて……。それが、こんなになってしまうんですねえ」
 かなり人口密集度の高い空間。椅子席を取り囲むように立ち見の人が居る。さすが300人は伊達じゃない。開始前に「松田さんを前に、興奮しすぎて気分が悪くなったら近くのスタッフに言って下さい」と注意するだけある込み合いっぷり。……整理券、頑張って早い番号を取って良かった。そう安堵する程の込み合いっぷり。

 撮影秘話を少し聞かせてくれた。
 「富士の樹海で。地面を見ると焼き魚があったんですよ。「焼き魚がありますよ!」って言ったら「そんなん有るわけがない」って言われて。
 よく見たら……それ、花束やったんです」……ちょっとゾッとしちゃうお話。

 「砂丘で、僕が転げ回っている写真。あれ、普通に撮ったらあんなにブレないんですよ。僕が動いていて、カメラマンさんは止まっているわけですから、僕にピントが合うんですよ。でも、あの写真はカメラマンさんも一緒に転がっている。だからあんなになっているんです。
 でも……僕よりも、ばくさん(カメラマンの方)の方が多く転がってる。「せーの!」で転がっても一回転多く転がってっちゃう」
 横では司会役の方がははぁ〜と納得顔で、
 「確かに、転がり易そうな体型してますもんね」
 「(笑)あとで、言っておきます」
 会場、大笑い。カメラマンの小林ばくさんは写真集後ろのページに、松田さんと2ショットで写っている方。う〜ん、なるほど!

 撮影中、同行した竹書房スタッフから、このイベントの司会役を勤めている方にメールが入った。内容は“山の中で、松田君は赤い長襦袢を着ています”
 「つい私、あらぬ事を想像しちゃいまして(笑)」……そんな情報ではあらぬ事を想像してしまいますよ。でも、長襦袢?それは、もしかして……。
 「写真を見たら、「なんだ、朱い打ち掛けじゃん!」って。単にうちのスタッフが言葉を知らなかっただけなんですけど」やっぱりね。
 「あの着物ね、実は300万円位するらしいんですよ!で、「そんなのね、こんなして引きずって良いんですか?」って聞いたら、スタイリストさんが「いやぁ〜、それは止めて」って。でも、ズルズル引きずってました。だってねえ、山ン中で着る物とちゃうしぃ、引きずりますよ」

 「ご自分で気に入っている写真は?」の問いかけに、
 「気に入ってるっていうか……僕は『日活ニューフェイス』って呼んでるのがありまして。ソファと壁の間に挟まれて変なカッコしているやつ。本の最初の方にある、白いメッシュの長袖を着ているやつ。」
 え?白いメッシュの長袖を着ているショットは幾つかあるけど、ソファと壁に挟まれている写真??
 松田さんがペラペラと写真集を捲って、これと示した写真は……。実際にはバストアップの写真なので、壁に挟まれて辛い姿勢になっているなんて事は分からない!

 「時間も押しているようなので、トークはこの辺で終了にしまして、では写真撮影タイムです!」
 フラッシュの嵐!光の渦!ああ〜、カメラ持参をしてこなかったワタクシ。悔しい!!
 あちこちから「こっち向いてー!」とか「松田さぁぁ〜ん」と声が挙がる。しかし、「もう、何処見ていいやら……。絶対カメラ目線出来ないっすね」と、モデルの松田さんは表情もポーズも殆ど変えずにいた。こりゃぁ、出来上がりはどれも同じになっているぞ〜。(負け惜しみ・涙)

 写真撮影の後は握手会。整理券の番号順に進行していく。過去のイベントでは自分自身、泡食っていて「お疲れ様でした」としか言えずに終わってしまった為、今回は何とか会話らしく!と頑張った。……言うべき事は言ったが、握手、したっけ?(爆)
 いや!うん、したよ。ちゃんとね。でも、何か、“チョン”ってカンジに終わった気がする。
 でもでも、トークは爆笑の連続で楽しかった。もっとトークの時間を長く取れればいいのにな。

 ★おまけ★ マネージャーの川口さんは髪を切っていた。『龍騎』の頃の松田さんと似たような髪型だった。その為、一瞬間違えた(笑)。


エントランスへ 秘密の間 001〜010 秘密の間 011〜020 秘密の間 021〜030
  秘密の間 031〜040 秘密の間 041〜050 秘密の間 051〜060  
秘密の間 最新話へ