031 Happy
Birthday |
2002.12.22 up
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ドキドキドキ。日曜の夜は大忙しだった。だって明日の月曜日は……
何を着ていこう?あーあ。美容院に行って髪のカラーリング、やっておきたかったなあ。あ、いけない!爪、磨かなきゃ。いつもの夜より長めのお風呂で、しっかりしっとりお肌の手入れ。ふふふ〜。
こんなに気合いを入れているのも、全ては明日のひとときの為に!全ては貴方の為に
日曜の夜の努力を12月16日、月曜の夜に一点集中開花。だってこの日は貴方の誕生日。出会ってから初めてお祝いをしてあげられる誕生日。少しでも綺麗になって会いたいから…… ――う、寒い。少女マンガチック(?)な進め方って寒い。そして痛い……。
去る12月16日、山野楽器本店・イベントスペース、JAM
SPOTにて『colors』発売記念のトークイベントが行われた。奇しくもこの日は松田さんの誕生日!そりゃ、気合いも入るってもんだ。どれだけの気合いの入りっぷりかは仕事にも影響した。「どーしたの、今日は?可愛らしい格好しちゃって」「今日はずいぶんとテキパキ仕事してるね?どうしたの?」悪かったよ!普段はズボラで!
そんなズボラっぷりを遺憾なく発揮して、ちょっぴり早めに退社して銀座へと走る!
何でこんなに人数多いの?と驚くほどのスタッフに導かれて、イベントスペースへ案内される。メインルームの手前にサブルームがあるんだが、そこは別のスタッフ――おそらく事務所他の関係者――がギッシリ。この人出は何だ!?酉の市の熊手の効力か!?いちいちビックリしながら入場。すると入り口正面でTVカメラとご対面。入場者、会場の様子を捉えている。TVカメラの影になっているステージ横には雑誌編集者らしい方がいる。この人数、ちょっと普通じゃない。
さて、イベントはほぼ定刻に開始。司会のコールにより本日の主役、松田悟志の登場!「どうも、松田悟志、24歳です」客席のギッチリ詰まった様子にビックリしたようだ。
マフラー?ショール?茶・黄・白の細いストライプ柄。黒いレザージャケット。シルエットはちょっと以外?寸胴で、お尻が隠れるくらいの着丈。ボトムは分からなかった。色は黒って事だけ。素材はレザーかも?
ステージにはスツールが3つ置かれている。松田さんは真ん中のスツールに腰掛ける。松田さんの右側に司会の方が、空いているトコロには誰が座るの?すると特別ゲスト(?)の登場。川口マネージャー!この三人でトークは始まった。ところが、ワタクシの立ち位置からは松田さんが……見えない。川口さんはばっちり見えるのに〜!
『colors』の制作自体が、龍騎のTVシリーズ・映画の同時進行をしていた時期と重なっていたため、「睡眠時間を削って」作られた物。川口マネージャーの「鬼のスケジュールで」時間をやりくりしてあんなにもの濃い松田ビデオが出来上がった。
大変だったろうけど、見るこっちは満足満足
司会の方のよどみない進行に松田さんは始終微笑み。隣の川口さんは話を振られる度に「すみません」と謝る。しかも一拍遅れて。何で一拍遅れて相づち返す!?というより、何故謝る!?微妙なキャラクターがステキ。
トーク中に「部屋のシーンはもう二度と出ないかも……」と発言。まあ、自室の映像化ってなかなかやらない事。限りなくプライベートに近い松田さんだもの、ファンには貴重!「引っ越ししたらどうか分からないけど……(笑)」
「じゃあ、年明けのスケジュールは引越から(笑)」川口マネージャーの公言により、来年頭のスケジュールは引越に決定!?川口さん、鬼のスケジュール再びお願いします。
「でも、これだけの人数(客席に詰めているファン)が引越の手伝いに来たら凄いでしょうね」
「もう、一瞬で終わりますよね」
会場に集まったファンは約300名。そりゃ、それだけのお引っ越し手伝い人があれば一瞬だろう。
「でも、物無くなりそうですよね」
司会からの振り、松田さんの受け、川口さんのオチ。絶妙なやりとりでトーク第一部、終了。
トーク第二部は……これが本日のメイン!ビックリ企画。なんとCD『DISTACE』のプロデュースをしてくれた崎谷健次郎さん、花束を持っての登場!
「え?……」松田さんは目をキョロキョロとさせ絶句している。狼狽えてる、困ってる困ってる〜!
「お誕生、おめでとう」と笑顔と共に花束をプレゼントされる。そして、ケーキも登場。
ロウソクの火を吹き消す。その様子を各取材陣がカメラに収める。さて?このショットは何処で使われるんだろう?
火を吹き消して、会場から「おめでとう」の声が飛ぶ中、何故かもう一度火を吹き消すシーンを撮ることになった。もう一度火を付ける。
「ワイドショーはね、こうやって作られるんですよ」苦笑する司会者。
二度目の撮影も終了し、再びトークへ移ろうとしたとき、小さな声で叫んだ松田さん。「あっ!クリーム付いてしまった……」マフラーにケーキの生クリームが付いてしまったらしい。妙におたおたしている。借り物の衣裳だからなのか、崎谷さんの登場からまだ衝撃が収まらないのか……。も〜、落ち着きなさい!!(笑)
そんな松田さんを暖かく見つめながら、崎谷さんは微笑む。物腰の柔らかい人だ〜!口にすることは「彼(松田さん)はねえホント好青年でねえ」「ホントに格好良くて〜」「熱心でねえ」等々、誉め言葉ばかり。さすがに松田さんも照れてしまい「いや、もう勘弁して下さい……。誉められるのってダメなんです」
「だいたい、崎谷さんにこうして来ていただけるのもねえ、驚き桃の木」
……気を取り直してトーク再開。
「実は僕、昨日までとは違います」
お誕生日を迎えたから?ソレもあるけど、実は12月15日で『仮面ライダー龍騎』の撮影は全て終わったそうだ。本当なら、この日、16日まで撮影がずれ込むかも?というスケジュールだったのが無事終了。
スタッフから「お疲れ様」と花を頂いたそうだ。「何か一言」と共演の須賀さんと一緒にコメントを求められたそうだが、何を言ったか良く覚えていないらしい。「俺はそういう時って絶対泣かへんやろーっと思ってて……」と何かゴニョゴニョ。コメント中、きっとボロボロ泣いちゃったのかも?番組クライマックスの秋山蓮は泣きっぱなしだそうだけど。
『龍騎』の撮影は去年の12月初めに始まったそうだから、丸々一年、松田悟志・23歳の一年間は『龍騎』一色の年。
「だからね、(撮影が)ズレてたら一つの番組に出演中、二回もスタッフから「お誕生日おめでとう」って花貰うトコだったんですよ」
丁度一年、と切り良く終わって気持ちがいい!でも、お祝いは何度でも嬉しいモンでしょ?
何度でも嬉しいお祝いを、今度はファンのみんなから。大勢集まったみんなと握手会へ。ステージ上でファンを待ちかまえる松田さん。ドキドキドキ♪少しずつ近づく。
ようやくステージへ上る。ああ〜!もうすぐだわ!!何話そう!でもスタッフさんが「手短に!」って注意してるしなあ。と焦っているところ、汗を拭き拭き、松田さんはキョロキョロする。川口さんが「大丈夫?」って話しかけている。ええ?具合悪いの!?……なんだ?この汗は!?頬を伝う汗。具合悪いのかな?少し心配……。
「いや、大丈夫です。ちょっとゴメン、10秒待って!」おしぼりで汗を拭う。
ああ、ステージ上の照明が暑いんだな。しかも、レザージャケットにグルグルマフラー巻いて。そりゃあ、暑いよ。
ホッペを膨らませフーッと深呼吸。「ごめんなさい、お待たせしました」超スピードの回復力。
うっわぁー!ワタクシの番ね!?ああ、どうしよう……。
「『龍騎』の撮影、お疲れ様でした」
「あ!ありがとうございます」
「来年も楽しみにしてます〜 」
「はい!楽しみにしてて下さい」
はぁぁ〜 もうドキドキー!……あ、「お誕生日おめでとう」って言うの忘れた。お土産まで貰っておいて〜!(笑)
お土産とは。入場整理券と引き替えに頂いた写真。『colors』予約特典とは違うショットの一枚。
左手の甲、いや、指に顎を乗せ顔も目線も真正面。視線は鋭くクールに。(メチャクチャカッコつけてる蓮みたいな。ってどんなよ(笑))紫がかったグレイの背景に黒シャツ&黒ネクタイ姿。これって『colors』内の“black”での衣裳?全体に暗い色調の中で、小指のシルバーリングが無彩色のくせに鮮やかに感じる。正直、格好良すぎる一枚。こんなに美味しいお土産、貰っちゃっても良いの?驚き!!!!
幸せ一杯で暖かいイベントだった。
それにしても、このイベントに参加して改めて思った。
正直、俳優としてまだまだ新人で、1stマキシシングルと、どういうカテゴリーにして良いのか分からない映像を一本出した人のイベントにしては、スタッフの規模が多すぎない?加熱しすぎじゃない!?
いや、一枚のシングル・一本の映像を出す為に、こんなにもの人が、影にはもっと多くの人が関わっているということなんだろう。
松田悟志を支えるものすごい数の人。その内に自分のようなファンも入っているんだよね?そう考えると、とてつもない事に参加して居るんじゃなかろうかと、少し怖くもなってくる。
でも、人に支えて貰うありがたさと怖さを知るのは、より魅力的な人になる為の絶対栄養素だと思う。
もっともっとイイ男になってね
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