吉岡生夫第4歌集。1992年9月30日、和泉書院発行。定価2,000円。体裁四六版。目次なし、本文217頁、後記等なし、1頁1首組。歌数215首。装幀・川本浩美。
帯文より/和歌における新古今集、俳諧における芭蕉。日本の伝統詩は笑いを排除し、隔離することによって芸術的完成を遂げたとみなしてきた。敷島のやまとの国びとは、和歌・狂歌の歴史的分裂関係を今にひきずり、短歌から笑いの排除をつづける。それで現代の感性を詠むことは可能なのか。吉岡生夫は実作によってその疑問を呈する。(織田正吉)
鈴鳴らす賽銭投ぐる手を合はす神妙よなう中より見れば
うつくしく日本国憲法ありし世をつたへおかまし秋のつばくろ
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