美しい港町・シドニー
Sydney, Australia.
■Seven Hillsへ
シドニーの中心と郊外を結ぶ交通網は、日本以外だと通常高速道路をイメージしてしまうのですが、ここシドニーでは思った以上に鉄道網が整備されていました。電車はすべて2階建てで、何両編成かは確認しなかったのですが、ずいぶん長い編成でした。
ウィンヤード駅からHillsong Churchのあるセブンヒルズへは約50分の道のり。
日曜日の朝ということもあるのでしょうか、乗った車両の2階席は、自分以外にたったひとりだけでした。往復だと割引があるのですが、なんとわずか6.4ドル。80円換算で500円ほど、これで50分の往復だといかに安いかが想像できるでしょう!
ヒルソング教会へ
■南半球最大の教会
オーストラリアに行こう、しかもシドニーということが決まったのは10月すぎてでしょうか。その理由のひとつは、一度聞いて、すっかりはまってしまったCD集でした。大阪・西梅田にある「ゴスペルショップ
オアシス梅田店」。そこで偶然目に入ったのが、「ヒルソング」でした。CDのタイトルは『HOPE』。この1枚ですっかり魅了されてしまいました。そして次に買ったのが、DVDの『BLESSED』。どちらもライブで、はじめて聞いたときの感想は、すっと耳に入ってくるポップスのような感じ。ワーシップライブでありながらも、曲はどれも非常にキャッチーで耳障りがよく、馴染み深いもの。一度聞けば口ずさめるような、かつてのカーペンターズであり、アバであり、エアサプライのような、ジャンルは違うがそんな印象で耳に入ってきました。
映像になると完成度はさらに!高くなり、シドニーエンタテインメントセンター(日本で言う武道館のようなもの)をいっぱいにする10000名を超える観衆とともに実に一体感のあるライブ演奏に。演奏に加えて、コーラスだけでも500名近く、次々にメロディーを構成していく様子、客席の雰囲気も温かさに包まれたもので、小泉首相ならきっと「感動したっ!」。そんなステージを一度見たいと思ってやってきたのが、今回の「ヒルソング・チャーチ」への小旅行でした。
■会場の様子。
座った席は中央の最後部でしたが、席の間隔もゆったりと。
ビデオや照明、音響にはとくに工夫が凝らしてあるのがわかりました。
ここからの帰りは、バスもあるようだったが、偶然に教会のホール前付近に停まっていたタクシーを捕まえることができました。
タクシーの運転手は実は平日は会計士で、週末だけタクシーの運転手をしているのだとか。子どもが私学なんで大変なんですよ!と親としての悩みを語っていたが、どこでも同じよう。
■帰りは同じルートを電車で戻っていきます。
オリンピックの会場へつながっていく線路もあっり。また「ニュータウン」という新興の街。
芝生が広がりゆったりとした住宅。そのあたりになると、十分4車線はとれるくらいの道が住宅の中にあるのには驚き。モスクも見受けられました。
ただひとつ気になったのは、電車の車窓からの眺めの前に次々に目に入ってくる落書き。
グラフィティと言ってしまえばそれまでなんですが、あまりの多さに治安は大丈夫かとふと思ってしまいます。
実際にそんな目に合うことはなかったのですが、夜の電車のホームで、ポロシャツのポケットをあからさまに上から覗いたヒトがいて、そのときは危なかった!
置き引きとかはあるようなので、十分に注意をしたほうがいいでしょうね。また夜間の危険な地域への出入りも控えるということでしょう。
話はそれてしまいましたが、郊外への電車の旅は面白かったです。お勧め!日本以外の国で複々線になっていたのは、鉄道の国というイメージがなかったのでビックリしたのですが、次々に電車が来るのを見ると鉄道マニアでなくとも、旅心が大いにくすぐられる思いでした。









■Hillsong Churchへ
Seven Hillsの駅前には何もなし!おやま〜。タクシー乗り場を確認するために、道を歩いていた東洋系の年輩の女性に聞いてみたところ、駅の反対側だと教えてくれたました。「英語ができないので」と断っていたのですが、なんとかわかっただけでも「ホッ」としました。駅の反対側はパーキングのタワーになっていて、ここに停まっているタクシーを1台見つけました。
タクシー運転手の話では、ヒルソングチャーチに行く人は多いとかで、その理由としては、南半球最大の教会ということもあるらしいとか。わざわざなんと南アフリカ共和国から来る人もいるのだとか。
タクシーの運転手は、よくしゃべってくれる人が、なんでもテレビにもときどき出ることもあるミュージシャンだとか。フィジー出身で、最初はエンジニアからスタートしたが、事故があってケガをしてから職を転々として、いまはミュージシャンとタクシー運転手を兼任しているとのことでした。
このヒルソングのある付近は高級住宅地で企業の研究所や大型スーパーもあるそうです。
教会に到着!とにかく大きい。そしてきれいに整備された広大な駐車場。そして、建物だけで3000人を収容できる施設。オープニングセレモニーのときには、オーストラリアの首相も来賓として出席したそうです。
ここから数十カ国へ礼拝の様子をテレビ放送しています。残念ながら日本はキリスト教国ではないので無理なのですが、フィリピンではテレビで見ることも可能です。
写真右はCDや書籍のコーナー。照明の関係でわかりにくいのですが、このスペー
スがかなりのもので、いままでに発売されたすべてのCDが販売されていました。
ほかにはソング集や本、この時期、礼拝のテープもわずか2ドルほどで特売されています!