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ベトナム中央経済管理研究所代表団の来日を心から歓迎申し上げます。
当センターは2013年11月貴研究所を訪問し、日越間の経済交流の進展について意見交換し、CSR(企業の社会的責任)の重要性について共通認識を得ることができました。このたび皆さまをお招きしたのはその一環として、主として日本の代表的な企業のCSR活動の実績を御覧いただくためであります。 日越両国民はともに勤勉を特性としております。歴史的にはともに古代都市文明の一つ、漢字文化圏に連なり、人間のあり方の根本を説く、人類の普遍的思想に触発されて参りました。西欧近代との関係においては、両国それぞれ事情は違いますが、その合理的精神を世界の他諸国よりいち早く、摂取する機会を得てきました。ベトナム人民は1970年代アメリカの侵略には知恵を駆使してねばり強く抗戦し、ついに祖国の完全解放をなしとげるという世界史的偉業をなしとげました。 貴国はいまなおさまざまな点において若く、経済成長についての諸要因に恵まれております。ここでCSRの出番となります。CSRは目先の利益に走ることをいましめ、企業が長期にわたり、社会とともに繁栄するためのものであります。日本の主要企業のCSR活動の実状をご参考にしていただき、厳しい国際競争の中で貴国が一層発展されるとともに健全な市場経済の構築にご尽力されることを期待します。 私たちの友好関係が今後とも長く続くことを願ってやみません。 (2014年9月16日 一般社団法人くらしのリサーチセンター 1、「桐島部活やめるってよ」の世界恋愛が最大唯一、個人の心理、カプセルの世界描写。青春は、欲求不満で世の中の矛盾に出会う時期。「二人のために世界はある」のではなく、世界はどうしようもなくある。そして「君と世界との戦いにおいてはあるべき世界を支援せよ」 2、ネット社会の盲点利己性の増幅、現実から逃げる、表現力の減退など指摘されている。目先ごとのやりとり。目標や将来が語られない。 パソコンは機械的二進法。複雑、微妙、含蓄の捨象。言語能力の未発達の危険 3、現代の幸福感生きているあいだの物欲充足。未来、死後のことを考えない「日だまりの蝿の幸福」(ニーチェ)。ーこの幸福感は人類史上異例の低俗さ。あぶく銭は身を滅ぼす(裁判例から)。 経済は移ろう、戦後の会社の興廃、大樹は枯れる。損得で職を選ぶな、自分の素質に依存すべし。 4、人生は、縁=限りなき広がりの関係大相撲の史上最速出世の関取遠藤は語る−−「人に支えられ、支えられて、今日まできた」。仏教の空の思想。空とはすべて事柄は関係、縁起で成り立っていて、実体そのものはないという考え。古代都市文明以来の人類の普遍思想というものがある。 現代科学も、人類はひとつ、生命はひとつから始まることを究明。すべての生物は繋がっている。ホモサピエンスが生き残ったのは助け合いの仕組みがあったためとくに言葉をもったこと。 日本では、3.11で絆という言葉が復活。 私の体験ー若き日、政治弾圧(資料、東京弁護士会百年史)を受けたことで、人間同士の根底の繋がりを体得。 すべて肝心なことは逆境で得られる。東北大震災での高校生の発想ー「1000年後の命を守る」。 貧乏、失恋など悪くない経験。恵まれた人は悟ることに苦労する。 5、遠くに理想を求めるとき、自己が生きる人は死後も人々に思い出、影響を残す。精神的遺産の永続性。優れた芸術、科学、技術。森林大国をつくった日本の農民。「植林するのは子孫のため、だが神のため」(古代ローマ)縁起を広げて考えるとき理想は高くなる。ーベートーヴェンの第九人類皆兄弟。カントが崇高と呼んだものー「天空に輝く星々とわが内なる良心」。桂三枝師匠が落語家の道を選んだ背景。バッハの目ざした窮極の境地、全楽譜に記された「神の栄光」 すぐに役立つことではなく、大いなる存在に気づいたとき、可能性は開け大望が実る。 Boys & Girls be ambitious! (2013年10月6日 母校秋田県立大館鳳鳴高校における課外授業 福島が母校・大館鳳鳴高等学校で行った講演の草稿。「第1 プロ野球ストをめぐって―法律とは何か」「第2 鳳鳴の精神について」「第3 学校の思い出:大中入学―遠距離通学、他郷への門出」「第4 弁護士の青春時代」「第5 70歳弁護士が考えていること」と題材は多岐にわたる。長文だが、福島の歩んできた道のりを理解するには最適の一文であろう。 以下はそのうち第2章<空想的理念は役に立つか>の一節。 「人間はすべて魂から精神から出発します。オリンピックで金メダルを獲得するためには、優勝するんだという絶対的決意がなければできないようです。事業で成功した人は『できそうだったらやってみよう』ではいけないのであって、まず初めに強い目標を立てる。それを達成するためにあらゆる力を動員することだといいます。自分はこうだと思い込むことが肝心なのです。人の心の持ちようによって、実際に客観世界は違って現われます」福島の人生観を端的に示していると言っていいだろう。今の心境については第5章の結びで「私は70歳になって、これまでの間で世の中の住み心地はいま一番よいと感じています。」と語っている。 (2004年10月13日「大館鳳鳴高等学校文化講演会」記念講演、於大館市文化会館大ホール) |
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