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※海況情報リンク
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【 日除け笠 】
春と秋冬がシーズンのフカセ釣りとは違い、晴釣流チヌ紀州釣りは初夏〜秋がベストシーズン。特に初夏〜初秋は酷暑の炎天下で竿をふることになり、また太陽光の照り返しの強い防波堤上で座ってアタリを待つ紀州釣りならではの暑さの悩みもあります。なので必然的に熱中症対策は欠かせません。
身体の細胞の中で最も高体温に弱いとされている脳細胞のことを考えれば、頭部をいかに効率的に冷却できるかが熱中症対策の重要なカギになるそうです。キャップやハットタイプの帽子では、たとえ透湿性の素材が使われていても頭部が蒸れてとても暑く、経験上熱中症対策として十分とはいえないですね。
そこで、いろいろ悩んだ末、先人の知恵を拝借することにしました。首筋まですっぽり陰になり、頭全体に心地よい風が当たる伝統的なかぶり物、日除け笠です。海では、朝夕の一時を除いて常に海風が吹き、風通しの良い日除け笠は海釣りにうってつけの熱中症対策になります。快適ですよ!周りに釣り人がいない中で釣りをすることも少なくなく、ヘタをすると命に関わることになりかねないので、しっかり暑さ対策をしてチヌと勝負したいものです。
笠をかぶり始めた当初は、他の釣り人や漁師さんから珍奇なまなざしでジロジロ見られ、少し気恥ずかしい思いもしました。が、すぐに慣れました。堂々とかぶれば、自然と板に付いてくるものなので恥ずかしがることはないですね。今では、晴釣のドレード・マークのようになっています。
●初代:富山県特産 菅笠
<すでに退役>
農作業や雪かきなどに使用される
実用的な笠。骨組みがプラスチックで
強固、傷みやすい部分は布でカバーして
あり長持ちする。約10年使用した。
※Amazonなど通販で購入できる。
サイズにより4000〜5000円位
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●2代目:高知県特産 竹の子笠
<現役・晴れの日専用>
初代の笠が老朽化しみすぼらしくなって
きたため、2018年シーズンからこの笠に
新調。
まんじゅう笠のタイプで、すべて手づくり
の伝統工芸品。かって漁業や農業などに
使われ、坂本龍馬も脱藩する際にこれで
顔を隠したことから『脱藩笠』とも呼ばれて
いる。
職人さんは現在お一人のみ!で(写真)、
技術の伝承問題が気がかり。
また残念なことに、雨に弱いのが欠点。
※製作拠点の芸西村『伝承館』に直接
出向いて購入した。初代の菅笠に比べて
価格がかなり高めながら、その細かく丁寧
な作りは普段使いをためらうほどの芸術性
が感じられる。一目惚れで即購入。
(問い合わせ先)
芸西村『伝承館』
TEL0887−33−2188
水・木・日曜日9時〜15時 |
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●3代目:岐阜県高山特産 宮笠
<現役・雨が降るかもしれない日専用>
高山市の無形文化財にも指定されている伝統民芸品。木材笠で、薄いイチイ材の落ち着きのある赤茶色に心を惹かれて購入。素材が木材なので雨に強く頑丈だが、上記2代目の高知特産竹の子笠に比べて風通しの点では若干劣り、やや重いのも残念なところ。
※購入先は、飛騨地域地場産業振興センター『飛騨・匠&クラフトギャラリー』で。価格は、手作りなのに何と激安の4,000円也(税込み)!技術伝承のため、採算度外視とのこと。 |
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★日除け笠は熱中症防止の必須アイテム(高知県特産・竹の子笠) |
【 ダンゴ握り器 】
ダンゴの処方によっては、強く握らなければ投げる時に空中分解することがあり、長時間釣行や連日釣行には頼もしい味方になるのがこのダンゴ握り器。ただし、10m以内に近投する場合で、ダンゴを硬く握る必要がないときは、むしろ手握りのほうが手軽で良いことが多いです。
このダンゴ握り器は、釣具店『釣具の有本』(新潟県)の開発商品で、鯉釣り用とのこと(商品名『超速だんご』)。ダンゴ径60mmと70mmの2サイズがあり、晴釣流チヌ紀州釣りには60mmのほうが使いやすい。
球形カップの合わせ部分は、ハリスがつぶれないようにわずかなすき間が出来るように作られている。また、できたダンゴがカップにくっつかず、ポトリと落下する工夫も特筆もの。過剰とも思えるほど頑丈なつくりで、やや重いが一生モノの耐久性がありそう。
※この釣具店のWEBページで購入できる。
価格は、ちょっと高めの15000円 |
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【 肘当て 】
手返しやアワセのときに、竿尻が肘から滑って外れてしまうを防ぐ便利グッズ。掛けたチヌの取り込みもらくらく。竿への取り付けは、電線などを束ねて括るのに使われるロックタイと強力な両面テープ(ズレ防止)を使用している。
※写真は『宇崎日新 ステンレス肘当て67mm(税込み1800円程度)』 |
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