麻酔について解説します

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Dr Nekomata へのメール

異説、運命峠
 卓球というスポーツが江戸時代の初期に日本でブームを迎え、恐ろしいほどの達人が多数出現したことを知る者は少ないだろう。あまりに少なすぎて、「知る者はいない」と言った方が正確といえるくらいだ。
 先日、家の倉庫の段ボール箱のなかを漁っていたところ、「多苦究道」という古文書が出てきた。その中の「異説、運命峠」という一編の戦記に、江戸時代の剣豪、ではなくて卓球豪の死闘が描かれていた。この頃の卓球ブームを物語る唯一の資料であろう。また、なぜその卓球ブームが突如として終わりを告げ、マイナースポーツとして今日を迎えることになったのか、その理由も明かされている。
 調査を進めていくと、この「多苦究道」とはK大学医学部卓球部の部誌であり、1983年に発行されたものであると判明した。あまりに古い時代のことなのでよくわからないが、まだ江戸時代が終わっていなかった可能性がある。
 どうも、資料的価値も文学的価値も怪しい珍品であるが、せっかくだから、PDF化してこちらに置いておく。

2014.8.9

 
手術用タイマー
 手術用タイマー は、手術している術者に、手術時間を意識してもらうためのタイマーである。
 手術室によくあるのは単純なカウントアップ・タイマーであり、予定時間を過ぎても淡々と時間を数え上げるだけである。これだと、術者は、予定手術時間を過ぎてもそれと気づかない、あるいは気づかないふりをすることができる。そこで、手術終了予定時間に向かってカウントダウンし、予定時間を過ぎるとカウントアップに転じるタイマーを作ってみた。手術終了時、どれだけ予定時間を超過したかが一目でわかるようになっている。術者が気づかないようであれば、「ああ、2時間32分オーバーかあ」などと大きな声で独り言を言ってみるのもいい。
 インターネットブラウザの上で動くプログラム (html) なので、パソコンやブラウザの種類を問わずに動くと思われるが、ちゃんと確認はしていない。この囲みの中のタイマーが動くようであれば、大丈夫だろう。
 ZIPファイルになっているので、適当に解凍して、"start.html" か "opetimer.html" をクリックすると動くはずである。ただのテキストファイルなので、ウイルスはいないと思う。画面に現れるボタンで予定手術時間を適当に設定し、start ボタンを押してください。
 当院で実際に使っているものは、1時間以上超過するといろんな怖いキャラクターが現れる(サザエさんONIBABAモードなど)。これらのキャラクターが無制限にネットに流れるのはいやなので公開はしないが、もし「怖い絵入りタイマー」が必要ならご連絡ください。

2012.12.20

 
研修医用マニュアルなど
 研修医用麻酔科研修マニュアル は、麻酔科にローテートしてきた研修医が、円滑に研修にはいれるようにと願って作ったものである。研修医は、最初のうちは熱心に読んでくれるようだが、1週間後に紛失され、2週間もすればその存在すら忘れられてしまう。悲しいことだ。もしかしたら、指導の手間を省くためのものだということがばれているのかもしれない。
 マニュアルのありがたみをアップさせるため、巻末に「詰め麻酔」と称する麻酔科問題集をつけてみたことがあるが、ほとんどだれも興味を示さなかったので泣く泣く削除した。ここで、どなたかの目に触れることをしずかに待つ身となった。
 ところで、ICUには2年目の研修医がローテートするので、こっそりとICUマニュアルも作って置いておいたが、やはり誰も気がつかない。それとなく注意を喚起するが喜ばれている形跡がなく、後任への引き継ぎでもその存在を申し送ってもらったことがない。悲しいので、その中の問題集、「ICU雑学クイズ」をぬきだして、ここに掲載し、世に問う次第である。
 2つの問題集に載せてある問題は簡単過ぎるものや、わかったところでどうでもよいものがほとんどであるが、非常に難しいとんち問題も含まれている。とくにICU問題集の「24時間透析」問題には自信がある。腕に覚えのある方はぜひ挑戦していただきたい。答えを知りたい方はメールで問い合わせていただいたら結構だが、作った本人がすでに答えられなくなっている問題もあるのでその節はご容赦ください。

2011.7.11

 

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