催眠療法(ヒプノセラピー)・フラワーエッセンス 長野メンタルステーツ

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■ 催眠とは・・・

催眠とは自分自身とのコミュニケーションを取り戻している状態とも言えるでしょう。催眠は全ての人が日常的に経験しています。例えば入浴のとき。浴槽に体を沈めながら、お湯の温かさが体にしみ込んでいく心地よさをただ味わっているとき。今自分が感じていることをただ感じているだけ、あるいは意識はあるけれど思考ががんばることをちょっとお休みしているような、そういった自然に葛藤を手放している状態を催眠と言います。催眠とは、裁いていない状態、いつも自分を縛っている「善/悪」、「正/誤」、つまり自動的に働いてしまう「判断」が休んでいる状態、あるいは自分の意識がその自動的な判断の外にいる状態、言うならば無条件のリラックスです。そしてその自動反応的な「判断」の内容は、その人の過去の体験に基づいています。催眠は、過去にしばられた状態から離れ、「今」にいる状態ともいえます。
この「催眠状態」へ誘導して行われる種々のセラピーを、ヒプノセラピー(催眠療法)と言います。

■ 暗示療法について

信じていないことでも、催眠状態では受け入れ易くなります。そこで、催眠状態から積極的に潜在意識に働きかけ、今までの不利益な信念から新たな役立つ信念へと持ちかえ、それを強化することを促し、願望の達成へ強力なサポートをすることができます。従来から催眠療法というと、この「暗示」がおなじみです。暗示により新しい信念を潜在意識に伝えていくことによってなにかを達成させる「暗示療法」も効果的な催眠療法の一つです。
ただしそれを、本質を無視した単なる対症療法としないことが大切です。その願望を支えている動機は何であるのか、というところにスポットを当てたとき、その願望の源自体が苦しみの原因であることが多いのです。それに気付くことによってご自身が予想もしなかった本質的な癒しがおこります。願望は、自分を受け入れ愛することを拒否したい、現状から逃げたい、という動機で起こってくる場合がたいへん多いからです。自分を「善/悪」二つに裂いて、悪い部分を消そう、という姿勢は、一時的に達成されたように見えても蓋をしたに過ぎず、やがてさらに強くあるいは違う形でまた表面化してきます。そして永遠に満たされないものを求め続けることになります。
本質的なセラピーでは統合、その動機がどこからきているのかが大切になります。善悪の戦いをやめ、「悪」を拒絶するという姿勢をやめてみること。このことは、人生の苦しみや様々な問題を生み出す大元を理解することになります。
ご自身が善/悪の葛藤を越え、統合された高い視点(愛)を持ったとき、暗示療法は真の自己実現を助ける道具となります。

■ 退行催眠療法はどんなときに有効ですか?

退行催眠療法といわれるヒプノセラピーでは、すべての人生の問題が対象になります。精神的あるいは身体的な問題、一見自分の思いとは関係のなさそうな嫌な出来事、人間関係、自分を取り巻く不本意な環境など、人生に自動的に起こってくる出来事は、その人の体験が作り出しています。特に過去の出来事を許さず嫌い、自分の中の闇に閉じこめてしまったもの(トラウマ)、つまり自己の本質を否定してしまったものがほとんどです。「これが自分だ」と思いこんでいる意に添わない自分の「性格」も、トラウマが作り出しています。
では自分の本質とは何なのでしょうか?
退行催眠では、自分の中に静かに深く耳を澄ませていき、閉ざされていた自分とのコミュニケーションの回復を促していきます。特にこれまで目を背け封じ込めてきた過去、許していないものにアプローチし、ただそこに光をあてていきます。ただそれをそのまま感じる在り方が「ゆるし」です。このゆるしの姿勢が癒しの本質である「善/悪を越える」こと、自分の本質である「愛」という体験へ導き、それとともに問題も解消されます。
このことは、自分の人生そのもの、たいへん深いところとかかわっていくことです。単にその症状や問題を解決するにとどまりません。自分という存在は何なのか、その存在の本質のすばらしさを一つ思い出す毎に、その結果として症状や問題が解消されるに過ぎません。
「善/悪」という見方を離れ、ただ「それ」を見るとき、人は「愛」という視点にいます。そしてその「愛」という視点に立ったとき、すべての「問題」は消えていきます。実は問題など最初からなかったことに気づくかもしれません。
自分の存在の本質は愛であることを思い出す毎に、問題とはそれを体験するための贈り物だと知り、自分やすべてのすばらしさを再発見していくでしょう。そして自分が自分の人生を作っていることに気づき、真に人生を創造していくことができるでしょう。
人生の答えは、実はすべてその人が深いところで知っています。催眠療法は自分本来の深い英知とつながる体験です。頭の知識や概念を越えて、本来の自分を再び思い出しそこへ帰っていく過程を人生という出来事として体験していることに気付くでしょう。

■ セラピーの実際

こちらでは、リクライニングチェアに座りゆったりとした姿勢で、通常「段階的リラクゼーション」という手法で、催眠状態に誘導していきます。体の力を徐々に抜いていき、とてもリラックスした状態へと導いていきます。体のリラックスは神経へと伝わり、さらに心へと伝わっていきます。この催眠状態に入るだけでも自然と心のもつれがほぐれていくということ(恒常性の誘発)が起こります。自分自身とのコミュニケーションが回復されていくからです。催眠状態は、睡眠の10倍のストレス解消効果があると言われ、毎日の睡眠だけでは得られない心や体の浄化を引き起こします。そして、ヒーリングを施しながらさらに適度な深さの催眠へと誘導していき、心の中にあるものを意識へと浮上させていきます。
催眠の入り口は「今感じていることをそのままただ感じる」こと、そしてただそれを続けていくことです。これが「リラックス」ということ、よく言われる「許す」「受け入れる」ということ、ひいては「愛」ということであり、この姿勢が根本の癒しへと導いていきます。今感じてることに意識を向け、それをそのまま味わうことを許すと、それだけで癒しは始まります。退行催眠療法では、「今」という入り口を通して過去へとつながり、そして過去の抑えられた感情をただ認め、自分に不利益にはたらくように感じる自己認識の原因に直面し、それと一つになることにより手放していく、といった事を中心にセッションを行います。
退行催眠の体験は、入り込んでありありと過去の体験を再現したり、まるで映画を見るように、自分の過去を眺めるような体験をしたりする方がいますが、比較的多くの方が映像というよりも、雰囲気や、体の感覚や、感情だけを特に感じる体験をしたりします。人によって体験は様々です。自分の今感じている体験だけが唯一重要なことです。人の体験や本に書いてあった体験でなく、自分の体験を観ることです。「正しい体験」というものもなければ、体験に「成功」も「失敗」もありません。善/悪、正/誤、優/劣にとらわれず、「今感じていることをただそのまま感じる」こと、つまりただ「ゆるす」ことが、癒しのプロセスを導く一貫した指針となります。

■ ヒプノセラピーはご自身の体験がすべてです

ヒプノセラピーはとても効果的な癒しの道具の一つです。しかし、セラピストや催眠療法自体があなたを癒すわけではありません。例えば、大工道具が家を建ててくれるわけでなく、道具は家を建てようとする人を助けるものです。ヒプノセラピーは、ご自身が自分の人生と向き合い、体験を通じてそれを理解し解放していくことを助けていく道具です。そしてセラピストは、あなたが普段目を向けていない方向に導いていくこと、癒しの環境を整えること、そして見守り励ますというガイド役です。答えはすべてあなたの中にあり、家の建て方も知っています。また例えると、セラピストは自動車教習所の教官だと思って下さい。助手席に座り誘導し、あなたが心の中を浄化していくことをサポートしていきますが、実際にそのハンドルを握るのはご自身です。
そして心配なさらなくても、癒しの過程はたいへん自然に行われていきます。今まで逃げ続けてきたこと、目をそむけてきたことを受け入れようという意志をもちさえすれば、あとはただすべてを自然の流れにゆだね、すべてを信頼し、リラックスするだけで、自然とあるべき方向へと導かれていきます。その過程はセラピストにおまかせ下さい。癒しの過程を導き、精一杯サポートいたします。