SORAの写真集
私たちが見つめるアフガニスターンの大地。
カーブル市内の活気、バーミアンの遺跡、スルハバット郡タイラシャック村の人々…。
今、懸命に立ち上がろうとしているアフガニスターンの人々を追いました。
◆ソーラークッカーのご紹介!
◆村人たちとの話し合い
◆ぺトップ村の子どもたちと植樹
◆スルハバット郡 小学校建設プロジェクト
◆ワルダック州スルハバット郡の子どもたち
◆グリーン・プロジェクト−植樹活動中!
◆チャリカールにて地雷撤去作業中
◆ハザラジャード巡回医療活動
◆バーミヤーンの風景
◆ハザラの大地で−カレーズ掘り支援
◆カーブルのカーペット工場
◆アフガニスターンの様々な職業
◆カーブルの縫製学校
◆アフガニスターンの風土病−リーシュマニア症
◆カーブルの街並み
◆イスラマバード難民居住区
◆イスラマバード識字教室の子どもたち
◆イスラマバード難民居住区−ナーン配布
◆コトカイ難民キャンプ
ソーラークッカーのご紹介!
ソーラークッカーは、太陽光のエネルギーを直接利用して調理を行う道具に付けられた総称です。
電気もなく、燃料も未だに薪が主力のアフガニスターンで、熱箱型ソーラークッカーを作って実験してみました。30分ごとに光線をチェックして、水温を記録。グツグツと沸騰している時には、95℃にもなりました。ご飯を炊き、豆を煮て、日本風カレーもできました。
ちなみに、地面に並んでいる黒い物体は、黒く塗られたペットボトル。中の水は、太陽光の力で良い具合に温められます。この“お湯”を利用して、ペットボトル・シャワーと洒落こみます。アルミ箔を張っただけのものですが、太陽の力は偉大です!
材料の確保や作り方など、詳細を話し合い、ぜひアフガニスターンで広めていきたいと思います。
村人たちとの話し合い
私たちの支援活動も3年目に入りました。
今年も、スルハバットの村人たちに集まってもらい、今後の活動について話し合いを持ちました。村人たちの意見を聞き、私たちの支援の思いを伝えることも、活動を進めていくには大切なことです。 「支援してくれるのは、嬉しい。」
「カレーズを掘ってくれるのは、嬉しい。」
「カレーズ掘りのための支援金をくれるのなら、掘ってもいいが…。」
村人からは、あなた任せの態度が見え隠れします。農村部では、パーキスターンやイランからの帰国民が定着し、小麦の作付け面積が倍になりました。帰国当初のような切迫した、生きるためのガッツが感じられなくなっています。
アフガニスターンが確実に復興している…ということなのかもしれません。
ぺトップ村の子どもたちと植樹
旧ソ連軍の侵攻、その後20年以上も続いた内戦、大干ばつ、そして空爆…。戦争で破壊された家や道路も、帰ってきた村人たちによってだいぶ修復されてきました。枯れ果てた大地にも緑が甦りつつあります。私たちは、さらに緑化活動により、大切な水の恵み、緑の恵みを守りたいと考えています。
今年は、カーブルの農業試験場で苗を買わず、ウナイ峠2時間手前のジャレーズというところで苗木を求めました。ここは、私たちの注文通り苗1本ずつを土と一緒にナイロンの袋に包んでくれました。ぺトップの小学校を訪ねました。
小学校は、ヘルマンド川沿いの谷間に広がるダニクールという村にあり、その川岸の運動場へ50本ほどのリンゴの苗木を植樹しました。植樹は、村人に穴を掘ってもらい、そこへ子どもたちが自分たちで1本、1本植えました。
「みんな、水をたくさんあげて、大切に育ててよ!」というと、子どもたちは「バレ!(ハイ!)」と楽しそうに大きくうなずいていました。植樹をする子どもたちは、本当に嬉しそうな笑顔で、アフガニスターンでの支援活動の大変さを忘れさせ、新たな活力を与えてくれました。本当に幸せな一瞬です!