SORAの写真集
私たちが見つめるアフガニスターンの大地。
カーブル市内の活気、バーミアンの遺跡、スルハバット郡タイラシャック村の人々…。
今、懸命に立ち上がろうとしているアフガニスターンの人々を追いました。
◆ソーラークッカーのご紹介!
◆村人たちとの話し合い
◆ぺトップ村の子どもたちと植樹
◆スルハバット郡 小学校建設プロジェクト
◆ワルダック州スルハバット郡の子どもたち
◆グリーン・プロジェクト−植樹活動中!
◆チャリカールにて地雷撤去作業中
◆ハザラジャード巡回医療活動
◆バーミヤーンの風景
◆ハザラの大地で−カレーズ掘り支援
◆カーブルのカーペット工場
◆アフガニスターンの様々な職業
◆カーブルの縫製学校
◆アフガニスターンの風土病−リーシュマニア症
◆カーブルの街並み
◆イスラマバード難民居住区
◆イスラマバード識字教室の子どもたち
◆イスラマバード難民居住区−ナーン配布
◆コトカイ難民キャンプ
イスラマバード難民居住区
パキスタンの首都、イスラマバード。
1959年、それまでは森林だった場所が、ギリシア建築家のプランに沿って碁盤目状に区画整理され、新たな首都が誕生しました。1960年、新首都は『イスラマバード−イスラームの街』と名付けられました。緑の多いイスラマバードの一画に、約1万世帯のアフガン難民が暮らす居住区があります。カッチャー・アバーディ(泥上の集落)と呼ばれるその一画には、文字通り泥の家々が立ち並びます。 カッチャー・アバーディに暮らす難民たちは難民登録されていません。自分たちで築きあげた泥塀が延々と続く路地。その路地を、ブルカを着た女性たちがお出かけです。
イスラマバード識字教室の子どもたち
『アフガン難民を支える会』のイスラマバード識字教室は、難民居住区にあるモスク(イスラーム教寺院)を利用して開かれています。これは男子生徒のクラス。約350人の男の子たちが4ヵ所の教室で学んでいます。 難民居住区の識字教室。こちらは女の子の教室です。教室で学ぶ女の子たちは約180人ほど。先生方も非常に熱心で、みんな元気に勉強しています。 子どもたちは教室で、パシュトゥーン語、ダリ語、算数、クルアーン(コーラン)を学びます。今まで数の数え方すら知らなかった子どもたちが、「ヤク・ドゥー・セー(いち・に・さん)」と大きな声を張りあげて勉強しています。 将来の夢は?
「お医者さんになって、困った人を助けたい」
「英語を勉強して、外国のお友達をたくさん作りたい」
子どもたちの夢は限りなく膨らみます。
イスラマバード難民居住区 ― ナーン配布
ナーン…小麦粉をこねて、1晩寝かせて醗酵させ、楕円形にのばして焼いたもの…。焼くときは、タンドールと呼ばれる土ガマを使用します。カマドの中に貼り付けて、ふんわり焼きあがればできあがり! 焼きたての温かいナーンを配布しました。
実は、ナーン配布は結構な重労働…。焼きたてナーン50枚、一抱えの重さはなんと18kg!おかずが充実しているわけではない、居住区の住人たち。大人ひとりが食べるナーンは、1食に3〜5枚。そのナーンにさえありつけない人たちが、たくさん暮らしています。
ナーン1枚は5ルピー、約10円です。イード(イスラーム暦のお正月)には、ナーンのほかに飴などの甘いものも配布しました。子どもたちは大喜び!
在イスラマバード日本人学校の先生方が、配布のお手伝いをしてくださいました。
コトカイ難民キャンプ
ペシャーワルから車で北西に約4時間。3000世帯が暮らすコトカイ難民キャンプです。地雷で足を失った子、栄養不良の子、病気に罹っている子…。様々な人たちが難民として暮らしています。 コトカイ難民キャンプ内の母子保健センター。
国連の援助で運営されているセンターで、ブルカを着た母親たちが相談に訪れます。灯油の配布を待つ人々。
JR総連と共同で1万リットルの灯油、6000足の靴を配布しました。ネットワーク「地球村」との共同で砂糖6トン、緑茶1.5トンを配布。3000家族分が平等に行き渡るよう、砂糖2kg、緑茶500gずつ小分けにして配布しました。(配布しているのは、当会現地責任者、督永) キャンプの子どもたち。すてきな笑顔を見せてくれました。