SORAの写真集
私たちが見つめるアフガニスターンの大地。
カーブル市内の活気、バーミアンの遺跡、スルハバット郡タイラシャック村の人々…。
今、懸命に立ち上がろうとしているアフガニスターンの人々を追いました。
ソーラークッカーのご紹介!
村人たちとの話し合い
ぺトップ村の子どもたちと植樹
スルハバット郡 小学校建設プロジェクト
ワルダック州スルハバット郡の子どもたち
グリーン・プロジェクト−植樹活動中!
チャリカールにて地雷撤去作業中
ハザラジャード巡回医療活動
バーミヤーンの風景
ハザラの大地で−カレーズ掘り支援
カーブルのカーペット工場
アフガニスターンの様々な職業
カーブルの縫製学校
アフガニスターンの風土病−リーシュマニア症
カーブルの街並み
イスラマバード難民居住区
イスラマバード識字教室の子どもたち
イスラマバード難民居住区−ナーン配布
コトカイ難民キャンプ


スルハバット郡 小学校建設プロジェクト
スルハバット郡ダルカ村の小学校

2003年5月、村人が資金を出し合って建設を始めた小学校でしたが、基礎部分の工事が終わった時点で資金が底をつき、工事が中断したままになっていました。
村人からの要請を受け検討した結果、壁部分建設、屋根部分、井戸堀り、床と内装部分など、部分ごとに工期を決め、工事の進行状況を見ながら、建設を支援しました。
建設は、基本的に村人の無償奉仕により行われました。
この方針は、教育的支援の一環であるとともに、日本の心ある人々から贈られた支援金を、無駄にせず、貴重な善意を踏みにじってはいけないという、私たちのポリシーからです。

校長先生も積極的に、土運びに加わりました。
スルハバット郡ホラ村とチュラン村の共同小学校は、ダルカ村の小学校と同様、村人の無償奉仕を原則に、2003年9月より着工しました。

建設当初は、年内の完成を予定していた小学校ですが、屋根に使う丸太を持っている村人が、値段を2〜3倍に吊り上げるという事態が発生。私たちは、建設コストを抑え、より多くの学校をスルハバット郡の各地に造ることが村人のためと考え、丸太の購入を見合わせました。
「子どもたちの教育のために、土地や丸太を持っている者は安価で提供し、無い者は労力を提供し、村全体で協力体制を作って欲しい」と提案、村人に議論してもらいました。

現在、建設工事はストップしていますが、村人の姿勢を見極め、焦らずにじっくりと進めていく予定です。

ワルダック州スルハバット郡の子どもたち
SORAがJRU-PACと共に、巡回医療、Green&Waterプロジェクト、学校建設プロジェクトなどの活動を展開するワルダック州スルハバット郡には、120村1万世帯が暮らしています。

活動中、多くの子どもたちに出会えることも、私たちの楽しみです!
窓からのぞく少女たち。
とびっきりの笑顔をプレゼントしてくれました。
「学校に行きたいんだ!」
目をキラキラと輝かせ、夢を語る少年たち…。

元気いっぱいで物怖じせず、好奇心旺盛な子どもたちは、いつも私たちにエネルギーを与えてくれます。
子どもたちが健康であるように…。
子どもたちが元気に学校へ通えるように…。
子どもたちがいつも幸せであるように…。

それが、私たちの願いです。

グリーン・プロジェクト−植樹活動中!
アフガン難民を支える会−SORAは、JRU-PACと共同で『Green & Waterプロジェクト』として、ワルダック州スルハバット郡で植樹活動を展開中です。
2003年の春、パーキスターン・ギルギット地方の農業指導センターから分けてもらった苗木2万本とアフガニスターン農業省からの苗木約6000本は、20本ずつ束にして標高2600mのセアペトップに送り出されました。
その後、苗木は標高3700mのスルハバット郡に移され、タイラシャック村を中心に、周辺の村人に配布されました。
りんご、アプリコット、アーモンドなどの果物や柳の木をハザラの大地に植樹。果樹園が広がることを夢見て…の活動となりました。
村人の食生活は、ナーンにヨーグルトが中心の毎日。野菜の類はほとんど食卓にのぼらないのが実情です。そのため、ビタミンなどの栄養素が決定的に不足しており子どもの発育にも影響があります。

植樹したりんご、アプリコット、アーモンドなどが育ち、それらが少しでもこの栄養素不足を補えるようになることを願っています。

チャリカールにて地雷撤去作業中
現在世界中には、約1億2000万個の地雷が埋設され、その多くが対人地雷だといわれている。対人地雷に触れると2人に1人は死亡し、生き残った人も重い傷害を負います。
地雷は、大人も子どもも区別なく、兵士も戦争に関係のない人も区別なく、人の命を狙います。実際の戦争が終わり、平和がやってきても、突然、人を不幸のどん底に落とすのです。
アフガニスターンでは、毎月150〜400件の対人地雷による被害報告があがっていますが、報告にあがってこない被害の方が実は多いのです。被害者が子どもの場合は、亡くなる率がとても高く、子どもの犠牲者の80%以上が病院に運ばれる前に亡くなると言われています。
一度ばらまかれると、それが取り除かれるまでそこには踏み込めない、その場所で生活ができなくなる…、それが地雷です。

地雷の撤去は、まずどこに埋められているか…、それを発見することから始まります。
作業にあたる人は、万一の場合に備えて顔、胸やお腹を守るために、透明なプラスチックの大きなお面を着け、プロテクターを胸とお腹にあてます。そして地雷(金属)探知機を手に持って、作業開始です。
一面に広がる野生のチューリップの花畑…。子どもたちが花を摘んでいます。
「あっちの花もきれいだよ!」
男の子は、花畑の反対側へ向かいます。そして…。そこで突然、地面が爆発するのです。

アフガニスターンは、いつも地雷と隣り合わせです。
家の周りを歩くのが怖い、いつ自分の手足が吹き飛ばされるかわからない、それでも水を汲みに行かなければならない、焚き木を取りに行かなければならない…そういう暮らしが目の前にあります。