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「指輪物語」(その2)

で、映画「ロード・オブ・ザ・リング」を見に行きたいのですが、
見終ったら絶対各場面について喋りたくなるに違いないから
誰かと一緒に行くべきだろうと思うのですが、
適当な連れはいないかな。

前回書いた様に、この先「指輪物語」を読む可能性のある方には
なるべく先に本を読んでから映画を見て欲しいので、
一緒に行くには既に読んでいる人か、
この先読む可能性がない人か、という事になります。
身近なところで、読書家という程でもないけれど
話題の大作映画なら見るかも、という人を誘い出す手を考えました。
ゲーム好きが相手なら話は早いんですが、
ファンタジーに特に興味はない人にどうやって説明するか。

「どういう映画?」
「えーと。『スター・ウォーズ』の原作みたいな話です」
「スター・ウォーズ?」
「舞台は宇宙じゃなくて昔のヨーロッパっぽいけど。
とある田舎で幸せに暮らしていた小人族
(身体は小さいけどまあ人間の若者と考えてください)、
のもとにある日、魔法使いの老人が訪れます」
「オビ・ワンだ」
「そんな感じ。でもって、若者に『おまえの持っている指輪は
全世界を破滅させる力を持つ暗黒の王の指輪だ』と言うんです。
この指輪があれば暗黒の王に対峙できるほどの力が得られるけれど、
一度手にしたものは指輪の力に支配されて身を滅ぼしてしまう」
「おお。フォースの暗黒面」
「そうそう。それで主人公は世界を救うために
いろんな種族の混成チームと共に
遥か彼方の暗黒の王の本拠地への旅に出る訳です」
ここまでで第一部。

旅の途中で敵と渡り合い、仲間は離ればなれとなり、
道中不思議な種族達や高貴な人間達と友情を交わし、
やがて帝国軍(サウロン側)と連合軍(人間の王国群に
ホビットやエルフの協力)の激突!
あれ?フロドがルーク、ガンダルフがオビ・ワンという事は
アラゴルンがハン・ソロ、ギムリとレゴラスが
R-2D-2とC3POという事(笑)?
レイア姫がいないな(絶対サムやピピンじゃない。違う違う)。
あ、それで映画はアルウェン姫の出番が多そうなのか。

「ね、観にいきましょう」
(私の事を「蛇の舌」と呼ぶが良い)
大丈夫、映画が始まればこんな口から出任せの紹介なんて
綺麗さっぱり忘れちゃうに違いない。



・「新版指輪物語」全7巻  
著者:J.R.R.トールキン / 訳:瀬田貞二・田中明子 / 出版社:評論社
文庫
・新版指輪物語 全9巻(旅の仲間・上1、上2、下1、下2)
著者:J.R.R.トールキン / 訳:瀬田貞二 ・田中明子 / 出版社:評論社

ナルシア , 2002/03/05(Tuesday)  



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