マイクロビオトープ

 環境庁長官が、愛知県選出の人でなくなってから、どうも藤前に関して環境庁の意見が変わってきたなー、と思っていたら、ついに埋め立て中止。あの、大木というおじさんは、何をしていたんでしょう?まさか、地元の行政に頼まれて、環境庁の動きを押さえていた訳ではないでしょうが…。
 さて世の中のゴミが巻き起こす問題とは関係なしに、おさやのマイクロビオトープのなかのいきものたちには、静かな時間が流れています(時折子供が、水槽のガラスをたたきますが)。開設2週間ほどで、糸ミミズが、どじょうたちに食い尽くされると、一気に水が濁り始めました。糸ミミズは、どうも水中の汚れを浄化しているようです。予想通り、糸ミミズを補充したら、一晩で水はきれいになりました。なるべく外からは生き物を補充したくないので、5匹いたどじょうを3匹撤去しました。それにしてもどじょうの食欲は、すごいもので糸ミミズは、また2週間くらいで食べられてしまいます。口から砂ごと吸い込んでは、砂のみ両脇のえらから吐き出すという、攪拌掃除機漁法(命名きし)です。もう少し長生きしないかと、赤虫を入れてみましたが、やはり2週間でほぼ全滅。うーーん、もうひと工夫いるようです。
 で、それとは別に、ミニビオトープを作ろうと思いました。借りた畑に穴を掘り、普段使い慣れないシャベルとつるはしのおかげで、手足、首、肩体中が筋肉痛になった生き物、一匹。(つるのくちばしでつるはし?)


以上”おさや新聞” ’99年3月号より抜粋
(若干の手が加えてあります。)

前のページへ
次のページへ

ビオトープINDEXへ