my favorite phrase
好きな言葉から
lifestyle 3


 ■英語の言葉とその解説
Whatever you want to do in life,
you are training for it now.

スペースシャトル「チャレンジャー」の事故から17年。2003年2月1日、「コロンビア」が空中爆発を起こし、乗組員7名全員が死亡した。

3歳から宇宙飛行士にあこがれ、夢を持ち続けた彼は、大学に入ってからは、1年にわずか映画を2本しか見られなかったほど忙しい学生時代をすごした。そして学位を取って、無事に卒業。念願の夢へと結びついていった。

その日、彼の姉(妹)の小学校では、「YOU ARE MY HERO, MICHAEL ANDERSON」と書かれたシャトル型のポスターとともに、帰還を待ちわびていた。そんなさなかの悲報だった。
失ったものが多くとも、そこで学ぶ生徒たちにはきっと彼の言葉が届いているに違いないだろう。
Michael Andersonが残したのが次の言葉だった。

「人生でやりたいことが何であっても、いまはそのための訓練なんだよ」

いまが訓練のとき

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1-10 11-20 21-30 31-40 41-50
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and its background.
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逆境のなかで
Adversity causes some men to break;
others to break records.

不幸な出来事や逆境から学ぶことは多い。もっともその中にあって、冷静に行動できる人は
数少ないだろう。何を学んでいけるかなどと考える余裕もなければ、周りなど目に入ってこないのが普通の人である。

しかし、そんな状況の中にあっても、ただでは起き上がらない人がいることも確かだ。
そして人の評価は、平常のときではなく、そんな過酷な環境のなかでなされていく。
どちらになるか、そしてどちらの道を選んでいけるだろうか。
願わくば後者でありたいと思う。

「逆境によって、壊れる人もいるが、逆に記録を塗り替える人もいる」

You must have long-range goals to keep you from being
frustrated by short-range failures.

仕事が多くなればなるほど、人と会えば会うほど、メールを打てば打つほど、手紙をかけば書くほど、話をすればするほど...。ふと振り返ったときに、足りなかったことを思い出すことがある。
失敗を取り戻せるうちはいいが、必ずしもそんな時ばかりでもない。
しかし、そんな過ちこそ、こころの内で自分を許していくことなのだろう。
失敗の積み重ねこそが、後になって貴重な財産となるだろう。
完璧を求めることで、人にも果たして完璧を求めていかないだろうか。
不完全さのなかにも、きっと価値の創造はあるだろう。
むしろ長期のビジョンに目を向けていこう。

「ちょっとした失敗の積み重ねでつまずかないように、長い目で見たゴールを持とう」

目標は何ですか
'Adventures in Two Worlds'

コンプレックスは誰もが持っているものだろうか。
自分にも複数以上のコンプレックスがある。ここにはあえて書かないが、しかし、最近思うのは、そのコンプレックスによって、もうひとつ別の世界を体験できるということなのかもしれない。
コンプレックスの中で悩んでいた時期を越えると、やがてその中に何かの意味を見出すであろう。
そしてその世界こそが、実は自分である所以となっていくのかもしれない。

標記のタイトルは、A・J・クローニン『人生の途上にて』(三笠書房)の原題である。
主人公のロバートシャノンは伝染病研究のために身を粉にして苦心する若き医師であり、ここに出てくるふたつの世界とは、おそらく医学と文学をさしていると考えられる。
何においても、ひとつの視点ではなく、2つの目で物事を見ることができると強い!

「ふたつの世界を体験するなかで」

人生の途上にて
Patience is bitter but its fruit is sweet.

忍耐はもっとも苦手とするものである。いつになったら成果が出るのか、いつになったら良くなるのか
わからない状態。しかしそんな状況の中に、実はあま〜い実があったりするのだろう。
先が見えない状態、四面楚歌だろうと、孤独のなかにあろうとも、そんな苦しい状況の中にこそ真実があり、そして自分の存在がある。
誰も見ていないなかで、自分だけは確かに見えている。たとえ誰に評価されなくても、やがて必ず実って成長する芽がある。
冬の季節に土の中でひっそりと養分を蓄えて、次の季節を待って見事に開花するバラをイメージしよう!

「忍耐は苦くても、その実は甘い」

忍耐のなかにあるもの

Some people say Beck Weather is crazy.
Some say he's courageous.

Crazy for trying to climb Mount Everest.
Courageous for surviving when
things went wrong.
To me, he is a man not afraid of his dreams.

A man determined to squeeze every last bit of enjoyment out of life.
A man I call Dad.

『Travel & Leisure』誌に掲載された日本の某カメラメーカーの広告文である。
むき出しのコンクリートの前に立ったひとりの女性。顔には多少の笑みが、落ち着いた表情である。
彼女の首にかけられたコンパクトカメラと手に持った一枚の写真。それは彼女がお父さんに抱きついて
キスしている写真だった。

何かに挑戦している姿は娘にとって、頼りがいのある父親として映る。クライマーである前にひとりの
人間として、カメラはそんな表情をあますところなく捉え、伝えている。

「Beck Weather、彼を をクレージーだと言う人もいれば、勇気があると言う人もいる。
クレージーなほどにエベレストに登ろうとし、危なくなったときには、必死に生き延びようとする。
私にとって、彼は夢を恐れない人。人生のほんのわずかな部分からも楽しみを求めていこうとする人。
その人こそ、私のパパ」

ひとりの人間として
記憶ゆえに
A well-trained memory is one that permits you
to forget everything that isn't worth remembering.

なかなかやっかいなものは記憶だろうか。過去の自分のことが、それがベストの自分の姿だったら
いいが、そうでない否定的なことのほうをむしろ覚えている。
あんなことを言わなかったらよかった、なぜあのとき出来なかったのだろう、そんな気持ちになって
落ち込みことも多い。記憶がなかったら、その場限りでずっと楽だろう。しかし、それゆえに、楽しい
ことも思い出すこともできるのだろう。結局は何を選んで覚えておくか。たとえ辛い記憶となっても、
修正も可能である。「意味の無い過去」ではなく「価値ある人生の土台」としていきたいものだ〜。

「記憶もよく訓練すれば、覚えておく必要のないことはすべて忘れても、それがOKとなる」

If your guidebook is more than 8 months old, burn it.

淡路島と同じ面積、わずか数百万の人口の都市国家でありながらも、シンガポールの情報発信能力や
変化への対応は目覚しいものがある。それほどの変化が国内で起こっているのだから、8ヶ月前のガイド
ブックは、もはや持っていても役に立たないということである。最近の『TIME』(2004.MARCH22)に掲載
された広告文からである。

実はこのことは人についても言えないだろうか。あのときはああだった、そのときはあんなだったと。しかし、
人も確実に変化している。そして変わるものである。かつてのイメージ、第一印象に引きずられていると
したら、それはどこまでその人を現しているのだろう。
いつまでもかつてのイメージに捕われて、新たな第一歩をスタートしていけないとしたら、哀しいことだ。
一度は危機に瀕した企業さえも次々と再生が可能になっているなかで、人にもセカンドチャンスを与えて
いくことができないだろうか。

「もしガイドブックが8ヶ月前のものだったなら、燃やしなさい」

Luck is a matter of preparation meeting opportunity.

運とは存在するのだろうか。目には見えないが、必ずやってくるものだと思う。しかしながら、案外それを運とは感じられずに、意外と無駄にしているのかもしれない。宝くじがあたった!というような、誰の目にも見える形でないために、
それを運、すなわち「幸運への第一歩」と気付かずに過ごしてしまうことが多いのだろう。

しかも、運とは、苦労や試練の陰に隠れてやって来たりするので、普通は一時的にそこから逃れようとしてしまう。

この夏、アテネでオリンピックが行なわれるが、私たちがその姿を見るのは、テレビの一瞬だろう。しかし、実はいま、
この瞬間も、その日のために準備をしている選手、アスリート達がいる。

やがて来るときのためにしっかりと備えておくこと。
運とはどんな瞬間に飛び込んできても、日頃心構えができていると、うまくキャッチできるのかもしれない。
だからこそ、結局は一日一日の積み重ねなのだろう。今日一日を振り返ってみて、充実していたと感じるその繰り返しが蓄積となり、やがて運のほうからも自然と引き付けられるようにやってくるもののような気がする。

「運とは、時にかなった準備ということ」

We should seize every opportunity to give encouragement.
Encouragement is oxygen to the soul.

最近聞いた言葉で印象に残っているのが2つある。ひとつは「い習慣を身に付けよう。いい習慣を身につけないと悪い習慣が身につきます」
そしてもうひとつが、励ましについての言葉。「自分を励まさない人は、ヒトに励ましを求めます」

誰に対して励ますのでもなく、いちばん大切なのは自分自身を励ますということ。

まわりを見渡してみて、こんなヒトがいないだろうか。すぐヒトのせいにする、自分はなにも悪くない、関係ない、しかしヒトへの攻撃となると翻って語気が強くなり、自分が見えていないような人は。

周りに求める前にまず自分自身が満ち足りた状態であること。そのように心がけていくこと。まず人に求めずに自分自身を整えるということだ。ほかならぬ自分自身に言い聞かせているのであるが。

「あらゆる機会をとらえて励まそう。励ましは魂にとっての酸素のようなものだ」