Mac OS 8.1について

>アップデータUS版はここ、J版はここ 互換状況はこちら

メリット

●Finderの描画速度が早くなる

アイコンもタイムラグなしで表示されるため、遅いということはない。ウィンドウの左上のクルクルはほぼ無くなる。Mac OS 8.1 では起動とネットワーク上での コピーが速くなる。Finder のリスト表示のソート順を逆にすることのでき る新コントロールが付いた(たとえば、日付の古い順に並んでいるものを 新しい順にする)。目立たないことだが、Finder に Apple イベントを送 る際に起るメモリのリークが減り、Mac OS 8.1 Finder のスクリプト操作 はさらにしっかりとしたものになった。また、コピーの速度も速くなった。

●Open Transport 1.3の搭載

Mac OS 8.1 は Apple 社のアップデートされた ネットワークソフトウェアである Open Transport 1.3 を含んでいる。OT 1.3 は全体的な性能向上、シリアルポートの認識向上 - 特に PC Card モ デムに関して - そして数多くの小改善とバグ対策がなされている。OT 1.3 で新しい事、うれしい事は単一接続マルチホーミングである、これは Mac の Ethernet ハードウェアが同時に一つ以上の IP アドレスに応答できる ことである(例えば、一つのサーバがそれぞれが固有のドメイン名を持っ た複数の Web サイトの運用がよりたやすくできる)。以前はこの機能は MkLinux, WebTen, やほかの Unix に似せた製品を使った Mac でしかでき なかった。もっともモデム接続でインターネットを使うユーザーにとって は単一接続マルチホーミングはどうでもいいかも知れないが、インターネッ トサービスプロバイダーでインターネットサーバを Mac をホストにしてい る業者にとってはこれは商売に直接関係するほど重要であろう。

まず管理者は単一接続マルチホーミングを IP Secondary Addresses と呼 ばれるテキストファイルをPreferences フォルダに作成することで達成で きる - そしてそのフォーマットは OT 1.3 の Technical Info 情報に含ま れている。しかしながら、OT が複数の IP アドレスをサポートするからと いってインターネットアプリケーションもそうだというわけには行かず、 大抵のインターネットサーバーアプリケーションは手を加えなければ働か ない。(QuidProQuo 2.1 と WebSTAR 3.0 の公開ベータ版はすでにサポー トしている。)単一接続マルチホーミング技術そのものは新しくもありま た歓迎すべき機能ではあるが、HomeDoor とか ClearlyHome とかの別の選 択肢を商売から蹴落としてしまう程のものではない;OT 1.3 は管理者が IP アドレスに余裕があることを想定しており、またこれらの製品が提供する特別の機能も持っていない。

●HFS +が使用できる

最も話題にされるが、最も理解されていない Mac OS 8.1 の機能は、 Macintosh Extended Format として知られる(以前は HFS Plus として知 られていた) オプションの 新ファイルシステムだ。Macintosh Extneded Format は、次第にガタがきている Apple の HFS ファイルシステム(現在 は Macintosh Standard Format と呼ばれている)を、今後の数年間を Macintosh と Rhapsody と共に成長できる、頑丈でモダンなファイルシス テムに置き換える。

もう一度いうが、Macintosh Extended Format は オプション である。 つまり、これは Mac OS 8.1 の使用に必要というものではないし、Mac OS 8.1 をインストールすると、あなたのディスクを Extended Format ボ リュームとして再フォーマットするわけではない。あなたは Extended Format のことを余計に考えることなく Mac OS 8.1 を使用することができ る。また、Extended Format ボリュームは、同じコンピュータ上でもネッ トワークを介しても、HFS ディスクとうまく共存できる。

アロケーションブロック -- それでは、Macintosh Extended Format の 何が大したことで、HFS システムではなにがいけないのだろうか?歴史の お時間。Macintosh Standard Format(HFS)は 1986 年、 大容量 ディ スクが 20 MB だった時代に発表され、Apple の初代 Macintosh File System(MFS)にとって代わった。MFS は 400 K のフロッピー用に機能し たが、多量のファイルを扱えなかった。しかも、MFS はフォルダさえ扱え なかったのだ。

MFS と対象的に、HFS は当時想像もしないほど大きな 2 GB ボリューム容 量と 65,000 以上のアロケーションブロックを持つものを扱えた。これは、 情報を素早く読み書きするためにバランスのとれた“バイナリツリー” (b-tree)を使い、ドライブのアロケーションブロックを追跡記録するた めのボリュームビットマップを売りにし、(DOS で使われるもののように) とろいファイルパスによってバランスを失うこともなかった。

近年、4 から 8 GB ほどのディスクが珍しくなくなり、さらに容量は大き くなる一方だ。HFS には他の多くのファイルシステムに欠く機能があり、 Apple は長年に渡ってこの機能を拡張してきた。たとえば、現在 HFS は 2 テラバイトまでのボリュームを扱える。ただ、核の部分で HFS は、今日 のディスクで多くのスペースを浪費し、魅力はあるものの、数年のうちに 障害をもたらすことになる他の限界もある。

HFS はスペースを浪費するのか?その通りだ。基礎レベルで、ディスクは 論理ブロックに分割され、それはほぼ常に 512 バイトである。しかし、コ ンピュータのファイルシステムは、Mac でも他のプラットフォームでも、 スペースをアロケーションブロックによって分配する。これは 512 バイト の論理ブロックの隣接グループである。HFS は、空でないファイルのどの フォークにも、少なくとも一つのアロケーションブロックを与えなければ ならない。さらに、思い出してほしい。Mac ファイルはデータフォークと リソースフォークという 2 つのフォークを持てるのだ。

ここに障害がある。HFS は、あるボリュームの各アロケーションブロック をユニークに同定するために 16 ビットの領域を使うので、どの HFS ボ リュームでも 65,536(2^16)ブロックよりも少数にしなければならない (つまり、65,536 ファイル未満ということだ)。

ディスクが大きくなるほど、これら 65,000 超のアロケーションブロック も大きくなってしまう。256 MB のボリュームでは、アロケーションブロッ クは各 4 K である。しかし、4 GB のボリュームでは、アロケーションブ ロックはそれぞれ巨大な 64 K となるのだ!その結果、“a”とたった一文 字だけのファイルを作成し、4 GB HFS ディスクに保存すると、そのファイ ルには 1 K ほども情報がないのに、64 K ものディスク要領を浪費するの だ。同じファイルを SimpleText で作成したら、どうなるだろう? SimpleText ファイルにはデータフォークとリソースフォークがあるので、 128 K を消費する!このファイルにさらにデータを追加した場合、(データ がもう一つアロケーションブロックを必要とするほどの量になるまでは) 新たな情報がそのアロケーションブロックに追加されるが、そうでなけれ ば追加分のスペースが単純に浪費される。

“スペースの浪費”問題は、小さなファイルが多数あるほど明らかになる。 それは、各ファイルが一部しか使われないアロケーションブロックを持つ ためで、大きなファイルが少数ある場合より顕著である。そこではほぼど のアロケーションブロックも完全に埋められている。ほとんどの人は、大 小混ざったファイルをディスクに格納しているが、その結果は、顕著な (だが、この世の終りほどではない)大きさの浪費スペースとなる。しか し、ディスクが大きくなるほど、失うスペースも大きくなる。そして、ド ライブ中で、特にプログラマや Web 制作者、サーバアプリケーションが使 うものは、何千という小さなファイルになることもある。

Macintosh Extneded Format は、アロケーションブロックの数を 65,536 から 42 億個に増加することでスペースの浪費問題を解決する。つまり、 Extended Format ボリュームには、Standard Format ボリュームよりもは るかに多数のファイルを収容できるということで、(理論上) Extended Format ボリュームは、最大 2 テラバイトの容量のボリュームに 512 バイ トのアロケーションブロック(つまり、論理ブロックに 1 対 1 で対応す る)を持てる。

小は必ずしも善ならず -- しかし、512 バイトのアロケーションブロッ クの世界では、すべてが天国というわけではない。ほとんどの人は混在し たファイルを持っていいることを思い出そう。その多くは使われ方も様々 だ。電子メールファイルは、大きくなっていく傾向があり、真ん中からデー タが削除される。ワープロ文書もほぼランダムに大きくなったり、小さく なったりする。ログファイルは新たなデータが追加される。Web ブラウザ は午前 9 時前に、ほとんどの人が毎日行うよりも多くのファイルを作成 し、破壊する。こういう作成、追加、削除などのすべての動作はディスク のフラグメンテーションを引き起こす。512 バイトのアロケーションブロッ クでは、結果的に、より数が少ない、より大きなファイル部分となるより も、多くの小ファイルフラグメントになりやすい。時間の経過とともに、 512 バイトのアロケーションブロックの大容量ボリュームは、より大きい アロケーションブロックの同容量ボリュームよりも、もっとひどいフラグ メンテーションができるのが一般的で、したがって、性能も低下する。 Apple が 1 GB 以上の Extended Format ボリュームのデフォルトのアロ ケーションブロックサイズを 4 K にしている理由はこれである。4 K は、 小ブロックサイズに対する必要性とフラグメンテーションに関する懸念と の間の妥協点なのだ。同様に、Extended Format を使用するためには、ディ スクは最低 32 MB なければならない。これより小さいものでは Extended Format は Standard Format に優る意味があまりなくなるのだ。

さらに多くの機能 -- しかし、待ってくれ。もっとあるのだ!Macintosh Extended Format は HFS での他の欠点も修正する。Mac ユーザーは長年に 渡ってファイル名を 31 文字の長さにでき、スペースや他の特殊文字(コ ロン以外)を含めることができることを自慢したのだが、最近は、31 文字 のファイル名はそれほど気が効いているものではなくなってきたようだ。 さらに、HFS は、ファイルをソートし格納するとき、常にローマン言語へ の偏向がある。たとえば日本語版の Mac OS を使う人なら誰にも簡単にわ かる事実である。

Macintosh Extended Format は、255 までの Unicode 文字のファイル名を サポートする。つまり、ファイル名はもっと長くでき、そのコンピュータ が使う言語(スクリプト)に適切なやり方で振る舞うということだ。 (Unicode には 38,000 文字以上、アラビア語、キリル語、カタカナ、タ イ語を含む 25 スクリプトシステムを持つ。)Mac OS 8.1 の下で Extended Format ボリュームは、ファイル名とその他の情報を表示するために、Text Encoding Converter 機能拡張が必要である。しかし、Mac OS 8.1 の Finder は依然として 31 文字のファイル名しかサポートしていない。 Expanded Format ボリュームでロングファイル名を入力できるためには、 将来のバージョンの Finder の登場を待たなければならない。

<http://www.unicode.org/>

また、Macintosh Extended Format は、より簡単に Mac OS 以外のオペレー ティングシステム(たとえば Rhapsody だ)用の起動ドライブを作成でき るようにし、あるファイルに関するメタ情報(たとえば、コメント、アク セス権、その他ファイルの内容に本質的に関係しない情報を格納するため の機能を持っている)。

ボリューム拡張 -- Macintosh Extended Format が何であるかが分かっ たところで、どうやってこれを使えば良いのだろう? Extended Format の ボリュームとのつきあいの始まりには次の 2 通りのケースが考えられるだ ろう。他人が作ったものに遭遇するか、あるいは自分で作り出すかだ。

誰かが Extended Format ボリュームを File Sharing や AppleShare で ネットワーク上に公開したら、普通の Mac ディスクと全く同じように振る 舞う。ただし、Extended Format ディスクを直接コンピュータに接続する 場合(もっとありそうなのは Extended Format のリムーバブルメディアを 使う場合)、Mac OS 8.1 以上を使用していないと Extended Format ボ リュームにアクセスすることができない。こんな時には、Extended Format ボリュームにアクセスしようとしているのだが、適切なソフトウェアがな い旨を記したテキストファイルが一つだけ見えることになる。(この技は HFS wrapper を利用している。これは要するに旧来の HFS ボリュームに Extended Format ボリュームを埋め込むものだ。)

Extended Format ボリュームの初期化は簡単だ。Mac OS 8.1 の Finder に ある Special メニューから Erase Disk コマンドを実行するか、Drive Setup 1.4(Mac OS 8.1 に付属)以降を使う。いずれの場合も、ディスク のバックアップを取り、初期化し、データを元に戻す。

Extended Format の起動ディスクを作るには、別の起動用 Mac OS 8.1 ディ スクを作らなければならない(Apple は店頭販売用の Mac OS 8.1 CD を推 奨している)。次に起動ディスクをバックアップし、Erase Disk コマンド か Drive Setup 1.4 で初期化し、続いて起動ディスクのデータを元に戻 す。68040 Mac は Extended Format のパーティションやボリュームに問題 なくアクセスすることができる一方、Extended Format ボリュームから起 動することは(また、仮想メモリのスワップファイルを置くことも)でき ないので要注意だ。さらに、Extended Format の起動ディスクに PowerBook Password Security コントロールパネルを使うことはできない。Extended Format のブートブロックに変更があったため、正しく機能しないためだ。

●Macintosh Extended Format ディスク、DVD-ROM、そして Universal Disk Formatディスクをサポート

●PC Exchange2.2

Windows ユーザーとファイルをやり取りをする方には、 Windows 95 の長いファイル名を扱うことができ、PC ベースのリムーバブ ルメディアやディスクフォーマットの対応がぐっと向上した PC Exchange 2.2 は嬉しいものだろう。しかし、一部のソフトとのトラブルも生じている。

●Location Manager(日本版は作業環境マネージャー)

市販バージョンには Location Manager 2.0.1 が付いている。Mac OS 7.6.1 に付いていたオリジナル版は、PowerBook がネットワークや印刷、その他 の設定など事前に設定していたものから切り替えられるようになっていた が、新バージョンではたいていのデスクトップマシンでも動作するように なった。Location Manager 2.0.1 は Mac OS 8.1 Update には入っていな いが、Apple 社のサーバからダウンロードできる。同じく、ハイエンドグ ラフィックカードのサポートが向上した QuickDraw 3D 1.5.3 も市販バー ジョンの Mac OS 8.1 と Apple のサーバにはあるが、雑誌付録のMac OS 8.1 Update には入っていない。

デスクトップ機でも使えるようになる。

● LaserWriter の新しいバージョンの搭載。

●MRJ 2.0(Mac OS Runtime for Java)の搭載(ただし、英語版のみ)

● 仮想記憶の改善

Mac OS 8.1 では仮想記憶が改善されているというが,どの程度なのか起動時間について試してみた.差は 5-6パーセントとなり,かなり改善されている.

仮想記憶切 = 85 秒

仮想記憶入 = 89 秒

● 5xxx/6xxx マシンのフロッピー読み込み問題の解決

Mac OS 8.1 にアップグレードすることによって, 5xxx/6xxx マシンでフロッピー読み込みに時間がかかる場合が起きていた問題は解決されるようだ

MacOS8(J) に MacOS8.1 updater(E)をインストールする方法

簡単に云ってしまえばMacOS8.1 updaterのインストーラーに英語システムだと思わせればいいのです。やることを順序立てて説明すると。

1.ResEdit(雑誌の付録CD-ROMに入っていますね)で System のリソース「vers」の ID=1, 2 を開き「Country Code」 を「14-Japan」から 「00-USA」 に変更する(プルダウンメニューになってます。)保存してResEditを終了。(これで、インストーラーに英語版のシステムだと嘘をつくわけです)

2.以下のファイルの名称を US版の名称と一致させる。(インストーラーは英語の名前しか知らないからかくファイル名を英語にしてあげます)

Extensions Folder

変更前     >>   変更後の名称

EM 機能拡張           EM Extension

Appearance 機能拡張      Appearance Extension

デスクトップ・プリントモニタ   Desktop PrintMonitor

デスクトップ・プリンタ・スプーラ Desktop Printer Spooler

プリンタ記述ファイル" (folder)  Printer Descriptions

プリンタ共有           Printer Share

プリントモニタ          PrintMonitor

省エネルギー設定機能拡張     Energy Saver Extension

Control Panels Folder

変更前 >> 変更後の名称

アピアランス           Appearance

デスクトップピクチャ       Desktop Pictures

メモリ              Memory

モニタ & サウンド        Monitors & Sound

機能拡張マネージャ        Extensions Manager

起動ディスク           Startup Disk

自動再マウント          AutoRemounter

省エネルギー設定         Energy Saver

日付 & 時刻            Date & Time

3.Mac OS 8.1 updater をかける。

4.システムフォルダ内の各フォルダの名前を US 版に統一してインストールされたファイルを移動、そのときに新しいファイルを古いもので上書きしないように注意。

変更前 >> 変更後の名称

機能拡張        Extensions

コントロールパネル   Control Panels

アップルメニュー    Apple Menu Items

フォント        Fonts

初期設定        Preferences

起動項目        Startup Items

システム終了項目    Shutdown Items

アプリケーションサポート Application Supprt

テキストエンコーディング Text Encodings

5.あとは再起動すればOK。

Mac OS 8.1 UpdateをG3 Macで使用する

これは、Mac OS 8(US)に対してのみ使用できるものですが、パッケージ版のMac OS 8(US)はG3 Macに対応していません。したがって、そのままでは日本仕様のG3 MacをMac OS 8.1(US)で使用することはできないのです が、ちょっと小細工してやってみました(笑)。

1.Mac OS 8(US)を入れる

他のマシンで「全ての機種用」のMac OS 8(US)システムを作成し、G3 Mac付属のMac OS 8(J)のSystem Enabler 770を追加します。これだけでもG3 Macで起動可能なシステムになります。

ただし、このままではATI関連のアクセラレータ書類が入っていないため、ビデオ性能が低くなります。Mac OS 8.1 Updateにはそれらの書類が含まれていますので、すぐMac OS 8.1にアップデートされる場合は入れなくても良いかと思いますが、Mac OS 8で使用したい場合は、それらの書類 を入れた方が良いでしょう。

2.Mac OS 8.1(US)へのアップデート

ここから先は、通常どおりの手順でアップデートを行えば良いです。8.1へアップデートすると、Enablerが不要になります。

システムを変更する行為は最悪Macが起動できなくなるなど、リスクがあります。

あくまでもバックアップを取って作業してください。 当然ですが、FinderとSystemは英語版のものにかわっているので、文字化けします。そこでまたまたResEditの登場。FinderとSystemのFLD, STR, STR# リソースを日本語のものと入れ替えるおなじみのキメラ改造で無事日本語が通るようになりました。 《私は何があったとしても責任はとれません、 あくまでも自己の責任でやってください。》

互換の状況(その他の互換状況はこちらへ)

Click, there it is! 1.0.9

OS8.1対応のSpeed Doublerは名称がSpeed Doubler 8.1になります。(アップデータがありますよ)(1.3.2Jと2.0.1Jと8.0.1Jの68kエミュレーターはインストールできます。)

Conflict Catcherェ 4.1.1 Updater[J]くわしくはこちら

Noton Utilities 3.5.2[J]

FileBuddy 4.3.3

Smart Scroll 3.2J

B's Crew 2.1.3

Hard Disk Tool kit 2.5.2J

デメリット?

● HFS + 注意点など

・ HFS + を起動ボリュームとする場合, OS 8.1 以外のシステムでは起動できない.

・ HFS + ボリュームで起動した場合(それはとりもなおさず OS 8.1で起動することになる),その Macintosh に接続された HFS スタンダードボリュームはマウントされ,使用できる.

・ OS 8 の HFS スタンダードディスクから起動した場合,マウントした HFS + の内容は認識できない.

・ HFS + を起動ボリュームにした Macintosh にマウントされたボリュームは共有設定により, HFS スタンダードと HFS + を問わずネットワーク上の他の Macintosh からマウントし使用できる.ネットワーク上の他の Macintosh のシステムは問わないし,また,その起動ボリュームも HFS スタンダードでも HFS + でも関係ない.

・ HFS スタンダードの OS 8 で起動した Macintosh の HFS + ボリューム(当然その Macintosh でこの HFS + の内容は認識できない)は共有設定によりネットワーク上の他の Macintosh にマウントできるが内容を認識できない.

● HFS + : 68k では起動ディスクや仮想記憶ディスクに使用できない

Mac OS 8.1 の About Mac OS Extended Format によると, 68k Macintosh は HFS + ディスクを起動ディスクや仮想記憶ディスクに使う事はできない.しかし, Mac OS 8.1 で起動した(HFS スタンダード)ディスクの 68k Macintosh に接続して使用することは可能である.

● Mac OS 8.1 : 4400 起動時の問題

Power Mac 4400 に Mac OS 8.1 の起動可能な CD-ROM を入れたまま起動するとクラッシュすると報告があるとしている.また, StarMax 3000/160 でも起きる,一部のモニタに接続されている場合に起きる.

● Mac OS 8.1 : Kaleidoscope 1.8.1 と仮想記憶

Mac OS 8.1 でアプリケーションを終了するとバスエラーなどクラッシュすることがあるとしている. Kaleidoscope 1.8.1を外すか,仮想記憶を切ることで改善される.

● Silverlining 5.8.2/5.8.1 : Mac OS 8.1 でのフリーズ

Mac OS 8.1 では起動ボリュームのあるドライブと他のドライブ間で異なったドライバを使用している場合に組み合わせによってはファイルのコピーでフリーズする場合がある. Silverlining 間のバージョンの違いでも問題が起き,特にSilverlining Lite との併用で問題が出る.症状は次のような場合に起きる.

・内蔵ドライブか外付けのドライブ( MO を含む)のどちらか一方に Silverlining 5.8.2 を使用し,かつ一方にDrive Setup1.4, Silverlining 5.8.1,Silverlining Lite 2.2 のいずれかが使用されている.

・Silverlining Lite 2.2 をどこかに使用している.

・全てのドライバを Silverlining 5.8.2 に統一する.Silverlining Lite 2.2 を使用しないこと)

・ Drive 7 を一方に使用し, Silverlining 5.8.2 と併用する.

● Mac OS 8.1 : Password Security がインストールされない問題

PowerBook 2400/3400 に Mac OS 8.1 アップグレードする際,もしも 8.0 のコントロールパネルから Password Securityが外されている場合, 1.0.6 バージョンがインストールされない.

● Mac OS 8.1 : Plaintalk Text To Speech と GeoPort の問題

Mac OS 8.1 で Plaintalk Text To Speech を使用する場合, GeoPort が使われているとクラッシュする.次期 OS で対応予定

● Disk First Aid 8.1 :カスタムアイコンが見つからないと報告

Mac OS 8.1 の Disk First Aid 8.1 でディスクボリュームを検査すると,「カスタムアイコンが見つからない」問題があると表示されることがある. Disk First Aid 7.2.4 や Norton では問題は報告されない.

なお, Disk First Aid 8.1 ではボリュームのカスタムアイコンがカラーで表示されるようになった.

● HFS + : Erase Disk での初期化は危険 ?

Drive Setup 1.4 で純正 HDD を HFS Standard で初期化した後,Erase Disk で HFS+ を初期化しました.これを Disk First Aid やApple System Profiler で調べると, HFS+ フォーマットのディスクとして認識されています.ところが, Drive Setup 1.4 からこのディスクを見てみると,プライマリフォーマットがHFS+ ではなく HFSになっています. Drive Setup 1.4 のプライマリフォーマットは前回のフォーマット形式となるはずなのです.

次にサードパーティ製のフォーマッタ( Drive7. 4.3 )でこのディスクを初期化し, Erase Disk で HFS+ を再度初期化しました. Drive7 4.3 からディスクドライバのアップデートをかけると,アップデート終了時にこのディスクは壊れてしまいました.

これは私見なのですが, HFS フォーマットのディスクを異なるフォーマット形式で Eraseするのは,たいへん危険なことだと思います.また,これはサードパーティ製のフォーマッタが HFS+ するかどうか以前の問題があるように思います.

私自身は Erase からの初期化はしていないのだが,似たようなことをDrive Setup 1.4 , Drive 7 で行っていて,幸いまだ動いている.上記のようなことはプライマリフォーマットも含めて起きていない. 違いは Erase を使って行ったかどうかだと思う. Erase Disk からの初期化は今回 Mac OS 8.1 で Apple が HFS + フォーマットする方法の一つとして発表したものだが,これまで多くの方々が一般的に行ってはいない方法である.おいそれと追試できるようなことではないので確かなことは言えないのだが, Erase Disk からの初期化は避けた方がいいのではないだろうか.

● Mac OS 8.1 :未サポートディスクにインストールできない

Mac OS 8.1 インストーラが Apple 純正でない未サポートディスクにインストールできない.これはインストール時の設定でアップルドライバの更新をするというオプションを取れば問題を回避できる.

● Mac OS 8.1 :サウンド問題

Mac OS 8.1 にサウンドにまつわる多くの問題がある.

7100/8100 でサウンド入力 ( sound input ) で音を鳴らすPlaythrough ) を切れなかったり,サウンド入力再起動ごとにサウンド入力がマイクの設定に戻る. ( 「 when using AppleSpeech Recognition version 1.4.1 software on some computers 」の記述通りにしても改善されない )

Performa 5215 CD / 6214 で起動中に高音を発し続けるか 10 秒程度続き,ビープ音などの他の音が出るまで止まらない.

● Mac OS 8.1 : ATM のコンフリクト

Mac OS 8.1 でATM がコンフリクトするとして,回避法として ATM の再クリーンインストールと ATM コントロールパネルの名称の「 ~ 」を取っての読み込み順序を早めるとよい.

● Mac OS 8.1 : Global Village K56 flex PC カードの問題

3400 で Mac OS 8.1 アップデート後,スリープ復帰後ダイヤルしても何も起きず接続できなくなる. GV PC Card Enabler 機能拡張を削除することで回避できるが, Fax は使えなくなる.

● Mac OS 8.1 : NetDoubler の問題

Mac OS 8.1 にすると NetDoubler 1.5 を使用しているとネットワーク越しのコピーでディスクエラーと表示されてコピーできない.Asanate に問い合わせたところ,同社でも問題を確認して調査中とのこと

追記:Asanate は NetDoubler (beta) 1.5.1B2を公開している.とりあえず当面は Mac OS 8.1 で動くそうだ.

● Mac OS 8.1 : JLK インストールの問題

8.0+ JLK を 8.1 にアップデートした場合, Language Kit Additions フォルダから次のファイルが移動されているとしている.

LaserWriter 8.4.3 Z

PrintLib 8.4.3 Z

LaserWriter 8.4.3 J

この状態で日本語アプリケーションの用紙設定ダイアログではフォントがシステムフォントで表示されず,いくつかのプリントオプションが読めなくなるが,印刷は正常に行える.もし上記のファイルがそのまま残っている場合,アプリケーションはプリントできない.

● Mac OS 8.1 : Apple 以外の CD-ROM ドライブ使用マシンで Mac OS CD からインストールできない

クローン Macintosh など Apple CD-ROM を使用していないマシンで Mac OS 8/ 8.1 を使用する場合そのままでは使用できないとしている.特にインストール時に CD-ROM から起動できない.

これは Apple のサポート外のことである. Apple CD-ROM かどうかは現在のシステムフォルダの機能拡張フォルダ内に Apple CD-ROM 機能拡張があるか,他の CD-ROM 用ドライバが入っているかで見分けることができる.もし, Apple CD-ROM 以外のドライブである場合にCD-ROM から起動するには, Mac OS CD 内の ディスクツールフロッピーディスクを作成し,そこにサードパーティ製ドライバを入れた起動フロッピーを作成し,そのフロッピーから起動し, CD-ROM をマウントする

●警告: Mac OS 8.1 : HFS + は Mac OS 8.1 以外から起動できなくなる

HFS + フォーマットしたボリュームに Mac OS 8 を入れたり, OS 8.1を OS 8 にダウングレードした場合,そのディスクを起動ディスクにして起動することはできない.そのような場合, Mac OS 8.1 用ディスクツールから起動しても修復できないことがある.また, OS 8 のCD-ROM や OS 8 の別ハードディスクなどから起動しても修復できない.

そのようになったハードディスクを認識できるようにするには, OS8.1 のシステムの別ディスクから起動する.最悪の場合は, OS 8CD-ROM やハードディスクから起動して初期化し直す.この場合はハードディスクの内容は失われる. Mac OS 8.1 用ディスクツールから起動した場合で修復できない場合は HFS + のシステムフォルダをゴミ箱に入れて捨て,ディスクツール内のシステムフォルダをコピーする.

上記のような手段(別の Mac OS 8.1 起動用ハードディスク)を持たないユーザは OS 8.1 CD-ROM が出るまで OS 8.1 にすべきでないだろう.

● Mac OS 8.1 :エイリアスの問題: Text Endocing Converter が必要

Mac OS 8.1 では Text Endocing Converter が必要である.それがない場合,エイリアスが機能しなかったりエイリアスからオリジナルを見つけることができなくなる.

このようなことが起きないため, Mac OS 8.1 の機能拡張マネージャでは Text Endocing Converter が現れないようになっていてユーザが不用意にオフにしないようになっている.

●ATOK 11を使っている方々へ

JustsystemからATOK 11のアップデータが配布されたが、8.1のアップデータをOS 8にかける前にATOKの方のアップデータをかけること。 というのもATOKのアップデータに含まれるText Endocing Converter はText Endocing Converter 1.3の英語版のため、日本語版の8.1では起動時に不具合がでる。これを回避するためにはATOK 11のアップデータをかけ、8.1のアップデータをかけること。

Macintoshへ戻る

ホームへ戻る