ふりかえりのわーく
 
1.1年間のわーくをふりかえる。
 1)提出された「1年間の成長スケール」を読んで、質問する事柄を決めておく。
 2)一人2分程度で、教師が生徒に質問する形で、口頭試問をする。
 3)他の生徒は「らすと・めっせーじ」にその生徒に対する1年間の思いを書く。
 4)「らすと・めっせーじ」は後日まとめて生徒に返す。
 
生徒の感想
 
スケールの結果

 
1)いろいろなことが学べて多分少しは成長できたと思います。▼2)この1年間でこの12項目の成長の伸びはよくないけれども、すべてある程度は成長できたと思います。人の話を聞いたりカウンセリングしたり、これらは日常生活でも役立てられると思うので実践できるところはしていきたいです。▼3)1年間やってきてここまで深い授業はこれまでなかったし、最初は衝撃的でした。でもだんだん皆とも協力し合いながらできるようになってきました。人と協力してやることが私にとって壁でした。でもこの授業を通してすごく伸びたと思いました。これは成長したなと思える所です。▼4)レポートを書く時はそんな感じなかったけど、皆の話を聞いていてああ色々やったなぁ、成長したなぁと思った。最初の方に比べるとみんな自分の意見を上手く言えていると思ったし、人前でもそこまで緊張しなくなった自分がいた。こんなこと学べる授業が高校にあるなんて思わなかった。▼5)めちゃめちゃ成長したとは思わないけれど、成長するための土台を見つけられたような気がします。聞くことの大事さを知ることができたのが一番の収穫でした。自分の思いをただ言うだけじゃ相手に伝わらないけれど、お互いが聞くことによって新しい発見が生まれたり、問題の解決につながったりすることが分かってよかったです。面倒なレポートもあったけど、楽しかったです。▼6)私は自分のことよりも人を一番ベストな状態で受け止め方が戸惑ってしまうことが多かったので色々考え過ぎて、柔軟な対応ができずにいたのが自然と相手を受け入れる事ができるようになったと思う。自分のことについてもよく知ることができたし、それを人間関係にも使っていけると思いました。▼7)何よりも聞くことの大切さが大きい。聞くことに重点を置くことが大きい。聞くことに重点を置くことがなかったのですごく勉強になった。そして、前よりも少し話すこと、コミュニケーションに対して前向きというか、楽しい気持ちが持てるようになった。人と話すことはすごく大切。いろんな考え方を身につけられました。▼8)自分の中で口の先から出ただけの言葉が少なくなったと思う。考えて話すと組み立てもしやすいし、説明もできるようになったと思う。自分自身の理解はまだまだだなと思った。▼9)話を聞くという項目は自分ではかなり成長した感じがします。でも逆に自分が話すとなればまだ少し戸惑いや不安があります。だからやっぱり自分の人の話を聞いてあげて相手を少しでも楽にしてあげたいんだなぁと再認識しました。▼10)国語表現の授業はためになりました。これを生かせるような人間になります。この授業を受けることによってストレスが解消されたりもしたのでよかったです。▼11)他の授業にはない大切なことを学ぶことができ、自分が豊かになった気がします。これからは学んだことを実際に生かせるようにしていきたいし、特に興味を持ったものに関しては自分で深い所まで調べて見たいと思います。色々ためになりました。▼12)自分が成長できる、すばらしい授業だと思いました。人と接する時、話す時の自分は最初ぜんぜん駄目だった気がする。まずは話が聞けるようになったのが一番よかった。実習が多い授業だったのでとても楽しかった。人数も少なかったのでみんなと仲良くなれました。


教師の感想
最終回はプレゼンも考えましたが、ポイントがあいまいになり、冗漫にもなるので、僕が読んで聞きたいことを質問する形にしました。ちょうど、大学の卒業論文の口頭試問の真似事です。1年間の学びが深かったからか、質問には的確に答えてくれました。聞いている生徒もその人のそうだったのかと納得する部分が多かったと思います。
 とりあえず、一年間の授業が無事終了したので一安心です。生徒も満足しているようでよかったです。実際、今回はスムーズに流れました。それはプログラムの精錬もありますが、生徒の力が何よりも大きかったと思います。最後の振り返り用紙を「成長スケール」はネーミングしたのもヒットでした。すべての変化を自分の成長としてとらえてくれたようです。年度当初の自分を思い出して、あれもこれも成長したなと再確認できたことが大きかったと思います。再確認することで、これからこの授業でしたことが血となり肉となってくれると確信しました。成長した点で一番多かったのが「人の話を聞く」ことでした。最後のわーくだったこともありますが、それだけ今の生徒は人の話を気という力がないという証左でもあります。自己中心的にしゃべりまくるというより、ついついアドバイスしてしまう、意見を言ってしまうことが多かったということです。カウンセリングをかじった人間には当たり前のことですが、普通の人にとって傾聴することは新鮮で難しいことなんだなぁと僕も再認識しました。できれば来年度もチャレンジしてみたいと思います。2年連続でしたことないのでいい経験になります。今年うまくいったからおなじようになぞろうとすると必ず失敗します。新たな気持ちで、取り組めればなぁと思います。   



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