パキスタン支援プロジェクト


パキスタンは、1947年に英領インドから分離独立しました。

東側の国境はインド、北東は中国、西側はアフガニスタンとイランに接し、南はアラビア海に面しています。
また、パンジャーブ州、シンド州、バローチスターン州、北西辺境州の4つの州と、連邦政府直轄部族地域、ノーザンエリア(北方地域)およびアーザード・ジャンムー・カシュミール(AJK)、そして首都イスラマバードがある連邦首都区からなっています。
Nippa Welfare Associationは、ノーザンエリアでプロジェクトを展開しています!
パキスタン最北部の山岳地帯がノーザンエリアと呼ばれる地域です。首都イスラマバードから北西辺境州を通って、インダス川沿いに走るとノーザンエリアに入ります。1979年に中国の協力で完成したカラコルムハイウェーが、中国との国境クンジェラブ峠まで続いています。
ノーザンエリアの人口は約450万人で、パキスタン連邦政府の直轄管理下におかれています。この地域には、10を越す言語集団が居住し、谷ごとに異なる民族であること、また地理的にも不便な地域であることなど、文化的な生活から遠のく傾向にあります。
閉鎖的なイスラーム社会に暮らす女性は自由に出歩くことも適わず、女性や子どもたちは付き添いの男性家族が病院へ連れて行ってくれなければ病院へも行けず、病気になってもついつい手遅れになるまで放っておかれるため、死亡率はとても高いのです。

Nippa Welfare Associationでは、ノーザンエリアのギルギットマチュルーでプロジェクトを展開しています。
ギルギットでは、女性の自立を支援する縫製・刺繍教室や識字教室を開催、また現在、母子保健指導センターも建設中です。マチュルーでは、幼児を対象とした衛生手洗い教室や、女性を対象に縫製教室を開催しています。
また、ナンガパルバット周辺で起きた地震へは、小麦や食用油、冬物衣類などのの緊急援助を実施しました。
2002/2003年に起きた北方地域での地震の様子−NWAでは、物資の緊急援助を行いました