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│【使える技・リニューアル版】 ==Number.001==│
└──────────────────────────┘
◆ 今日のテーマ 「文書情報を印刷する」
Q━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆
特定の文書のファイル名やフォルダ名、作成日時や作成者などの情報
を印刷するには?
A━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆
[ファイル]−[印刷]をクリック
「印刷対象」から「文書プロパティ」を選ぶ
[OK]あるいは、Enterキーで実行
─────────────────────────────────
・これで、文書情報を印刷することができます。
どのような形で情報が出るかについては、実際にやってみるとすぐわ
かりますが、主なものは、
ファイル名 フォルダ名 テンプレート名 作成者
作成日時 変更回数 最終保存日時 最終保存者 編集時間
最終印刷日時 ページ数 単語数 文字数
つまり、プロパティに記されている情報が入っているわけです。
・この方法を知っていると、作成した文書が、どういうものなのかが、
一目瞭然。必要に応じて使ってください。
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│【使える技・リニューアル版】 ==Number.002==│
└──────────────────────────┘
◆ 今日の問題 「印刷するとき、常に文書情報も印刷する」
Q━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆
文書を印刷すると、同時に文書情報も印刷するには?
A━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆
[ファイル]−[印刷]をクリックして、ダイアログボックスの
[オプション]ボタンをクリック
「同時に印刷する項目」の「文書情報」にチェックを入れる
─────────────────────────────────
・この設定にしておけば、文書を印刷するといつも文書情報が、別ペー
ジに印刷されます。印刷した文書に添付して提出すると、中身がわか
りやすくなります。
・また、個人で使う場合でも、表紙や裏表紙として綴じておくと整理が
楽になります。印刷物としてとっておきたい場合は、つけておくとい
いでしょう。
・尚、頻繁に使わない方は、前回の方法で、必要に応じて印刷してくだ
さい。この設定ですと、毎回印刷されますので注意してください。オ
フにする方法は、「文書情報」にチェックを外すだけです。
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│【使える技・リニューアル版】 ==Number.003==│
└──────────────────────────┘
◆ 今日のテーマ 「文字列の下に違う色の下線をつける」
Q━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆
文字列に下線をつけるとき、下線だけ違う色にするには?
A━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆
対象の文字列を選択
[書式]−[フォント]から「フォント」のタブを開く
「下線」から好みの線を選ぶ
「下線の色」から任意の色を選んで[OK]
─────────────────────────────────
・これで、本文の色と線の色を変えることができます。資料などに太い
赤線などをつけるとわかりやすくなります。地味な技ですが、案外、
いいかもしれません。ワープロの機能が発達した現在では、シンプル
な装飾のほうが新鮮かもしれませんね。
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│【使える技・リニューアル版】 ==Number.004==│
└──────────────────────────┘
◆ 今日のテーマ 「複数の図形が重ならないようにする」
Q━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆
オートシェイプで描いた複数の図形が、お互い重ならないようにする
には?
A━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆
図形を選択して右クリックし[オートシェイプの書式設定]を開く
「レイアウト」のタブを開き[詳細設定]のボタンをクリック
「オーバーラップさせる」のチェックを外す
─────────────────────────────────
・こうしておくと、図形を移動したとき、図形どうしが避けあうように
動きます。逆に、図形どうしが重なるようにしたい場合は、「オーバ
ーラップさせる」にチェックを入れてください。読者の方の質問の中
に、図形を重ねようとすると、勝手に動いてしまうというのがありま
したが、このオーバーラップのチェックが外れているのが原因です。
┌──────────────────────────┐
│【使える技・リニューアル版】 ==Number.005==│
└──────────────────────────┘
◆ 今日のテーマ 「同じ文書内を参照する」
Q━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆
同じ文書内の部分を参照にしながら文書を作成するのに便利な方法は?
A━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆
[ウィンドウ]−[分割]をクリック
横線が現れるので、適当な位置までドラッグして、クリック
─────────────────────────────────
・一つの文書を二つに分ける方法です。見た目は二つに分かれています
が、実態は一つですので、どちらのウィンドウで編集しても両方に反
映されます。
・この技を使えば、文書の離れた位置のある部分を参照しながら編集す
ることが可能になります。長文を扱う人にとって、必須の技と言える
でしょう。
・尚、この技は、縦のスクロールバーの上のくぼみの部分をドラッグし
ても同じです。カーソルを近づけると=の上下に矢印がついたような
形になりますから、その状態でドラッグしてください。
・また、[ウィンドウ]−[新しいウィンドウを開く]で、同じものを
二つ開き、[並べて表示]でもできますが、上記の方法の方がずっと
簡単ですので、そちらをオススメします。
┌──────────────────────────┐
│【使える技・リニューアル版】 ==Number.006==│
└──────────────────────────┘
◆ 今日のテーマ 「分割されたウィンドウをキーボードで移動する」
Q━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆
[ウィンドウ]−[分割]で、分割したウィンドウをキーボードで移
動するには?
A━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆
F6キーを押す
─────────────────────────────────
・F6キーを押せば、マウスでクリックしなくとも、カーソルがウィン
ドウ間を移動します。しかし、バージョン2002以上で、ナチュラルイ
ンプットを使用しているときは、F6キーがひらがな変換となってし
まいますので、その場合は、Shift+F6 をお使いください。
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
・ナチュラルインプットとは、ワード2002以上のみで使える入力方式で
す。日本語入力ツールバーの入力方式の色が青くなっているときは、
これがオンになっています。(通常のスタンダードは、赤です)
・よく、変換が後ろからするようになってしまったという質問を受ける
ことがありますが、これは、ナチュラルインプットになっているため。
これについては、170号で説明しましたので参考にしてください。
http://www.pat.hi-ho.ne.jp/hirosilk/w166.htm#170
・ナチュラルインプットですと、確定した文字であっても、カーソルさ
えあれば、未確定状態と同じように変換できます。今回の技では、そ
の便利さが邪魔になっています。
・使いにくいと思っている方は、スタンダードを使ってください。それ
ならば、これまでと同じです。当然、F6キーで移動するようになり
ます。
┌──────────────────────────┐
│【使える技・リニューアル版】 ==Number.007==│
└──────────────────────────┘
◆ 今日のテーマ 「オートシェイプを微妙に動かす」
Q━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆
オートシェイプをほんの少し動かしたい、どのような方法があるか?
A━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆
オートシェイプを選択
Ctrlを押しながら方向キーを押す
─────────────────────────────────
・この方法だと、どっと単位で動きますから、微調整に最適です。普通
にドラッグする方法では、おおまかにしか動きません。ですから、ま
ず、だいたいの位置まで動かし、最終的に、Ctrl+方向キーで整えま
しょう。
・他にも、Alt キーを押しながらドラッグする方法があります。こちら
は、単にドラッグするより細かく動きます。実際にやってみてくださ
い。オートシェイプだけでなく、図やテキストボックスでも同じです。
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
・個人的には、図などを選択して、方向キーで動かすことが多いですね。
Ctrlを押していない分、動きは大きくなりますが、均等に動くので使
いやすいです。マウスは、アナログ的に動きますが、キーはデジタル
に動きます。その辺を頭に入れて使い分けてください。
┌──────────────────────────┐
│【使える技・リニューアル版】 ==Number.008==│
└──────────────────────────┘
◆ 今日のテーマ 「表の列を移動する」
Q━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆
下のような表がある。「仙台」の列を札幌の右側に移動したい。方法
を示せ。
┌─────┬─────┬─────┬─────┬─────┐
│札幌 │東京 │大阪 │仙台 │福岡 │
├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┤
│丹羽太郎 │篠田裕美 │日野敏子 │三谷みゆき│川崎希望 │
├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┤
│家田五郎 │古野里雪未│細川貞夫 │磯部徳子 │松山恵子 │
├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┤
│日向洋行 │土佐榎見 │亀田利明 │川上園美 │西田義雄 │
└─────┴─────┴─────┴─────┴─────┘
A━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆
仙台の列の頭にカーソルを近づけ、太い「↓」のマークを出す
太い「↓」のマークが出たらクリック(列全体が選択される)
ドラッグして、東京の列でドロップ
─────────────────────────────────
・列全体を選択した時点で、切り取りして、東京のセルにカーソルを置
いて貼り付けてもできます。でも、この場合は、ドラッグ&ドロップ
が簡単で、確実に移動することができます。切り取り→貼り付けの場
合は、必ず、移動する一番上のセルにカーソルを置いて貼り付けてく
ださい。
・大切なことは、ドロップした場所の左側に移動すること。これさえわ
かっていれば、とても簡単です。また、行も同じように行全体を選択
して、ドラッグ&ドロップ。この場合は、ドロップした行の上に移動
します。簡単な技ですが、知っているのと知らないとでは大きく違い
ますので、試してみてください。
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
・実は、今回の技は、列を作り直している人を見かけたので取り上げて
みました。知っている人も多いと思いますが、万一知らないと、手間
が大幅に違いますね。このような基本的な小技も効率化には大切です。
┌──────────────────────────┐
│【使える技・リニューアル版】 ==Number.009==│
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◆ 今日のテーマ 「形を変えずに拡大縮小する」
Q━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆
図やテキストボックスなどを形を変えずに拡大・縮小する方法は?
A━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆
Shiftキーを押しながら、拡大・縮小ハンドルをドラッグ
─────────────────────────────────
・これも、簡単な小技ですが、覚えておきたいですね。単にドラッグす
ると手の動くままに拡大・縮小されますから、形が微妙に変わってし
まいます。しかし、Shift キーを押しながらドラッグすると、常に、
相似形になりますので形が崩れません。
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
・Shift キーを押しながら楕円や四角形を描くと、円や正方形になりま
す。Shift キーとの組み合わせは必須の技ですね。同じように、ハー
トやリボンなども、Shift キーで形を崩さず拡大・縮小ができます。
試してみてください。
┌──────────────────────────┐
│【使える技・リニューアル版】 ==Number.010==│
└──────────────────────────┘
◆ 今日のテーマ 「段落の1行目だけ表示する」
Q━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆
段落の1行目だけを表示するには?
A━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆
[表示]−[アウトライン]をクリック
アウトラインツールバーの「1行目のみ表示」をクリック
(ショートカットキーは、Alt+Shift+L)
─────────────────────────────────
・長文を作っているとき、とりあえず、各段落の1行目だけ見られると、
全体が把握できて便利です。そんなときは、この技を使いましょう。
普段は、印刷レイアウト表示や下書き表示を使っている人が多いと思
いますが、アウトライン表示も役に立ちます。
・解答では、メニューバーからアウトライン表示にしましたが、左下の
横スクロールバーの左側に切り替えボタンがありますので、そちらの
ほうが簡単かもしれません。クリック1つで切り替えることができま
すので、ときどき使ってみてください。アイデア次第では、いろいろ
使えるかもしれませんので研究してみてください。
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
・アウトライン表示にすると、ゴチャゴチャするので嫌だという人が多
いようです。実は、私もそうです。でも、他にはない有用性がありま
すので、たまには使ってみましょう。特に長文を作成している方には
オススメです。
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