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   │【使える技・リニューアル版】   ==Number.011==│
   └──────────────────────────┘

◆ 今日のテーマ 「複数のファイルを同じ名前のファイルにする」

Q━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆

  いくつかのファイルを同じ名前にしたい。ただし、まったく同じ名前
  にはできないので、例えば、「日報」「日報(1)」「日報(2)」・・・
  のように番号で区別するものとする。

A━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆

  対象のファイルを選択

  右クリックして、[名前の変更]をクリック

  名前を付ける(ここでは「日報」)

  Enter キーを押す

 ─────────────────────────────────

 ・ポイントは、まず、同じ名前にする複数のファイルを選択することで
  す。連続している場合は、最初のファイルを選択した後、Shift キー
  を押しながら最後のファイルを選択してください。これで、一気に選
  択できます。また、連続していない場合は、最初のファイルを選択し
  た後、Ctrlキーを押しながらクリックしてください。これで、離れて
  いても複数のファイルを選択することができます。

 ・この複数選択状態で、名前を変更すると、「日報」という名前は一つ
  で、他のファイルは、番号付きになります。いろいろな名前が付いて
  いて、わかりづらいときなど、いっぺんに変更できるので便利です。


   ┌──────────────────────────┐
   │【使える技・リニューアル版】   ==Number.012==│
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◆ 今日のテーマ 「違った書式のページ番号を付ける」

Q━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆

  フッターの中央に、ページ番号を ☆ 1 ☆ のような書式でつけ
  たい、どうしたらいいか?

A━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆

  [表示]−[ヘッダーとフッター]を開く

  [ヘッダーとフッターの切り替え]ボタンをクリック

   ☆と手入力して、スペースを入れ[ページ番号の挿入]のボタンを
   クリックし、スペース、☆と手入力

   中央揃えのアイコンをクリック

  [ヘッダーとフッター]のツールバーを閉じる

 ─────────────────────────────────

 ・ページ番号の装飾の問題です。ヘッダーやフッターに入れたものは、
  セクション分けしていない場合、すべてのページに同じものが表示さ
  れます。ですから、ページ番号の装飾にしたいものは、手入力すれば
  いいわけです。

 ・例題では、 ☆ 1 ☆ の形でしたが、<1>の形にしたければ、
  「<」と「>」を手入力し、その間にページ番号を挿入すればいいわ
  けです。もちろん、図でもOK。その場合は、配置を「行内」にする
  と作りやすいでしょう。工夫して、カッコいいページ番号を作ってく
  ださい。


   ┌──────────────────────────┐
   │【使える技・リニューアル版】   ==Number.013==│
   └──────────────────────────┘

◆ 今日のテーマ 「見出し単位でジャンプする」

Q━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆

  見出しが設定されている文書で、見出し単位でジャンプするには?

A━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆

  F5キーを押して[検索と置換]−「ジャンプ」のダイアログボック
  スを出す
  
  「移動先」から「見出し」をクリック

 ─────────────────────────────────

 ・これで、ジャンプが見出し単位になります。ダイアログボックスのボ
  タン[前へ][次へ]を使ってもいいのですが、ダイアログボックス
  を閉じてしまっても、Ctrl+PageUp(前へ)、Ctrl+PageDown(次へ)で、
  操作することができます。
  
  見出しを使って、長い文書を作っているときは、ジャンプをこの設定
  にしておくと非常に便利です。

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

 ・Ctrl+PageUp、PageDownは、普通、ページ単位でジャンプしますが、
  今回のように、ジャンプの種類を設定すると、設定された動きをする
  ようになります。これをうまく使うと非常に便利です。
  
 ・例えば、セクションを設定している場合、セクション単位にしておけ
  ば、すぐに飛ぶことができます。また、検索した文字列も対象になり
  ますので、例えば「ワード」という文字列を一度検索をかけ、ダイア
  ログボックスを閉じても、Ctrl+PageUp、PageDownで再検索できます
  から、文字列単位のジャンプになります。
  
 ・どちらにしても、右側にある上下スクロールバーの下にあるポッチの
  色が青くなっているときは、何らかのジャンプが設定されています。
  ですから、ページ単位で飛びたいときは、F5キーを押して、設定を
  ページに戻してください。そうすれば、通常のジャンプに戻ります。


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   │【使える技・リニューアル版】   ==Number.014==│
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◆ 今日のテーマ 「1行に複数のリーダー線をつける」

Q━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆

  例えば、下図のように、1行に複数のリーダー線をつけるには?

  東京・・・・・・・・・・・名古屋・・・京都・・大阪

A━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆

   行頭にカーソルを置く

  [書式]−[タブとリーダー]をクリック

   左上の「タブ位置」のボックスに適当な数字を入れる(例:20)

  「リーダー」から好きな線を選ぶ(ここでは、・・・・・・(5))

  [設定]ボタンをクリック

   左上の「タブ位置」のボックスに次の数字を入れる(例:30)

  「リーダー」から好きな線を選ぶ(ここでは、・・・・・・(5))

  [設定]ボタンをクリック

   左上の「タブ位置」のボックスに次の数字を入れる(例:36)

  「リーダー」から好きな線を選ぶ(ここでは、・・・・・・(5))

  [設定]ボタンをクリック

  [OK]をクリックして、ダイアログボックスを閉じる

   東京と入力して[Tab]キー、名古屋と入力して[Tab]キー、京都
   と入力して[Tab]キーを押して、大阪と入力

 ─────────────────────────────────

 ・普通、リーダー線といえば、一行に1つというイメージがありますが、
  ワードの場合は、複数つけることができます。気をつけてほしいのは、
  タブ位置を設定するとき、毎回、線を選んで設定すること。単にタブ
  位置を設定しただけでは、線は引かれません。

 ・これは、引く引かないを選ぶことができることと、線の種類を自由に
  変えられることを意味します。ですから、同一行でも、違う線を引く
  ことにより、別の効果を出すこともできます。

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

 ・この技のいい点は、後で、ルーラーのところにあるタブ記号ををドラ
  ッグするだけで、位置をずらすことができる点です。タブ位置が不適
  当だと思ったら、タブ記号をドラッグして、調節しましょう。

 ・尚、この技は、文字を入力してからでもできます。先に文字を入力し
  た場合は、その段落にカーソルを置いて同じ操作をしてください。


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   │【使える技・リニューアル版】   ==Number.015==│
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◆ 今日のテーマ 「すべての段落の頭に一字分のスペースを入れる」

Q━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆

  すべての段落の頭に一字分のスペースを入れるには?ただし、インデ
  ントは使わないこと。

A━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆

  Ctrl+Aなどで全体を選択

  Ctrl+Hなどで[置換]のダイアログを出す

  [オプション]ボタンをクリックして「あいまい検索」をオフにする

  「検索する文字列」に「^p」と入力

  「置換後の文字列」に「^p 」と入力
                 (^pの後ろにスペース記号を入れる)

  [すべて置換]をクリック

 ─────────────────────────────────

 ・通常、段落の一字下げをする場合は、全体を選択して、一行目のイン
  デントを一字分字下げします。ワードで完結する場合は、そちらをオ
  ススメします。

 ・しかし、テキストファイルなど作る場合は、インデントによる字下げ
  は自動的に解除されてしまいます。そこで、今回の技を使い、テキス
  トファイルにしても、各段落に一字下げを実現します。

 ・「^p」は、「段落記号」の意味。つまり改行マークですね。改行マー
  クを改行マーク+スペースに切り替えることにより、各段落の先頭に
  空白の一文字が入るという構造です。尚、「^p」は、[特殊文字]の
  「段落記号」を選んでも同じことです。

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

 ・この技は、読者からの質問から取り上げました。最近は、テキストフ
  ァイルの優位性が認識されつつあり、このようなケースも多くなって
  くるものと思われます。今回は、ワード上で実現しましたが、テキス
  トエディタには、同じような機能を持つものも少なくないので、もし、
  機能があるエディタを使っている場合は、ワード文書をコピーし、エ
  ディタに貼り付けた上で行ったほうがいいと思います。


   ┌──────────────────────────┐
   │【使える技・リニューアル版】   ==Number.016==│
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◆ 今日のテーマ 「いろいろな透かし絵を自由に入れる」

Q━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆

  通常、「透かし」を入れると、すべてのページに同じものが表示され
  るが、好きなところに、好きな透かしを入れるには?

A━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆

   任意の絵や写真などを挿入

  [図]のツールバーの「色」から「ウォッシュアウト」を選ぶ

  [図]のツールバーの「テキストの折り返し」で「背面」を選ぶ

 ─────────────────────────────────

 ・この方法を使うと、「透かし」のように色が薄くなります。後は、テ
  キストの背景に入れる設定にすれば、好きなものを好きなところに入
  れることができます。もちろん、何個でもOK。デザインの幅が広が
  ります。

          ※ ワード2000以下のバージョンではできません。

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

 ・通常、透かしを入れるときは、[書式]−[背景]−[透かし]で設
  定します。こちらは、ヘッダーとフッターの機能を使っているので、
  通常、すべてのページに同じものが入ります。うまく使い分けてくだ
  さい。


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   │【使える技・リニューアル版】   ==Number.017==│
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◆ 今日のテーマ 「テキストの背面に入れた図を選択する」

Q━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆

  テキストの背面に入れた図を選択するには?

A━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆

  [図形描画]のツールバーを出す

  「オブジェクトの選択」ボタンをクリック

   図をクリック

 ─────────────────────────────────

 ・テキストの折り返しに「背面」が指定されていると、クリックしても
  図が選択されないことがあります。そんなときは、この技を。ツール
  バーの左のほうにある大きな矢印のアイコンです。

 ・このアイコンをクリックすると、矢印のマークがへこみます。この状
  態がオンで、図などのオブジェクトを選択することができます。

 ・尚、この機能をオフにしたいときは、もう一度クリックしてください。
  この機能がオンになっているときは、本文の操作ができませんので注
  意してください。

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

 ・今回の「背面」に配置した図を選択する方法が、案外できず、質問さ
  れる方もいます。よく覚えておきましょう。

 ・また、作業後、オフにしなかったために、壊れてしまったと勘違いす
  る人もいるようです。たまにしか使わない方は、忘れやすいので注意
  してください。


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   │【使える技・リニューアル版】   ==Number.018==│
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◆ 今日のテーマ 「人名、地名を効率的に入力する」

Q━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆

  変換したとき、人名や地名が優先的に現れるようにするには?

A━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆

   IMEツールバーの[変換モード]ボタンをクリック

  [人名/地名]をクリック

 ─────────────────────────────────

 ・通常、IMEツールバーの変換モードには[般]という文字が表示さ
  れています。これは「一般」の辞書を使っているという意味です。普
  通に文書を作るの適したモードです。

 ・しかし、住所録などを作るときは、ほとんど、人名や地名を扱うわけ
  ですから、「一般」を使うより「人名/地名」を使うほうが、はるか
  に効率がよくなります。

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

 ・今回の技は、基本中の基本の技ですが、実行している人は少ないよう
  です。たったのツー・クリックで、大きく変わってきます。効率化す
  るのはもちろんですが、ストレスのたまり具合も、ぐっと軽減できま
  す。このような技は、大切にしたいものです。


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   │【使える技・リニューアル版】   ==Number.019==│
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◆ 今日のテーマ 「一文字を90度回転させる」

Q━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆

  普通に入力した一文字を90度回転させるには?

A━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆

  文字を選択

  [書式]−[拡張書式]−[縦中横]をクリックして[OK]

 ─────────────────────────────────

 ・これは、一種の裏技です。「縦中横」は、通常、半角文字を縦書きに
  するとき、寝ている数文字を起き上がらせるために使います。つまり、
  通常は、一文字では使いません。

 ・しかし、数文字を起き上がらせるという性質を利用して、横書きで、
  一文字に利用すると、90度回転します。普通、文字を90度回転させる
  には、表に入れなければできませんが、この方法だと、任意の一文字
  を回転させることができます。

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

 ・今回は、ちょっと変わった技ですが、知っていると役に立つこともあ
  るでしょう。二文字以上を回転させたい場合は、面倒ですが、一文字
  ずつやってみてください。ただし、文字数が多い場合は、罫線で囲み、
  [書式]−[縦書き横書き]から、回転させたほうが速いです。


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   │【使える技・リニューアル版】   ==Number.020==│
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◆ 今日のテーマ 「括弧の置換−1」

Q━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆

  「任意の文字列」を(任意の文字列)に変更したい。どうしたらいい
  か? ただし、"「 " を "( " に、" 」" を " )" に別々に置き
  換えるのではなく、一気に置換えること。

A━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆

  Ctrl+Hなどを使い[検索と置換]のダイアログボックスを出す

  検索する文字列に 「(*)」 置換後の文字列に (\1)と入力

  [オプション] ボタンをクリックし「ワイルドカード使用する」に
  チェック

  [すべて置換] ボタンをクリック

 ─────────────────────────────────

 ・これで、「 」に入った任意の文字列を維持しながら、すべて( )に
  置換えることができます。

 ・検索する文字列にある、「(*)」の意味ですが、これは、「 」の中に
  ある文字列をワイルドカードとして扱うという意味です。

  つまり、"(*)" がワイルドカードの中身ということです。

  ここでの ( )は、置換するための特別な記号で、実際の置換えとは関
  係ありません。

  そして、"(*)" と関連しているのが、"\1"です。

   検索する文字列 → 置換後の文字列

     (*)     →    \1

  と考えればいいでしょう。ですから、「(*)」→(\1)で、「 」に入
  った文字列を( )に入った文字列に置換えるということになります。
  置換え後の文字列にある( )は、特別な記号ではなく、置換用の括弧
  です。


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