検証−3 諸説を斬る―その1  
秀吉,光秀密約説を斬る
佳代:先生,だいぶ行き詰まってきましたので,この辺で少し方針を変えたいのですけど。

藤原:どんな風にだい?

佳代:ハイ,もともと,私は,怨恨説を見て,ありえないと思いました。

藤原:うん,うん。

佳代:そして,このコーナーをはじめたのです。

藤原:確か,そうだったね。

佳代:そこで,これからは,これまでに言われているいくつかの説を検討することによって,突破口を開きたいのです。

藤原:つまり,怨恨説がありえないという結論を出した方式で,諸説の矛盾を追及して消去していこうというわけだね。

佳代:まあ,そんなところです。家康犯人説を直接追及するよりも,他から攻めていった方がいいかと思って・・・。

藤原:なるほどね。その方が分かりやすし,議論もしやすいかもしれないね。

佳代:ハイ,ですから,私が考えて,ありえないと思う説を検討して可能性を評価していきたいと思います。

藤原:おう,それは大胆だね。たとえば怨恨説は?

佳代:0%です。

藤原:うん,先生もそう思うよ。それに,すでに,怨恨説は十分検討してある。でも,ゼロは,やはり過激だろう。説がある以上,何かしらの根拠があるわけだからね。

佳代:分かりました。それでは,5%以下ということで。

藤原:それならいいだろう。

佳代:第1回としては「秀吉,光秀密約説」をやります。

藤原:何故,秀吉光秀をもってきたの?

佳代:これも,可能性がゼロに近いと思うからです。

藤原:なるほど,でも,この説を信じている人は多いよ。

佳代:まずは,それを解き明かしたいと思います。

藤原:分かったよ。でも,諸説は,50以上あるんだよ。

佳代:エエ,とにかく,私がありえないと考えるものをどんどんやっていきます。もう,こうなったら何年かかってもやります。

藤原:分かったよ,ずっと付き合うからね。じっくり行こう。

佳代:ハイ。
というわけで,検証シリーズの第3回として,『諸説を斬る―その1』として『秀吉,光秀密約説』について議論いたします。これまでどおり,メールでもいいし,本能寺の変専用掲示板に書き込んでいただいても結構です。よろしくお願いいたします。
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