【洋画版「漂流教室」あらすじ】 ※ネタバレ注意。とにかく見たまま全部書き綴っています。読み難い文になっててすみません。 登場人物紹介はこちら オープニングには原作漫画の絵が使われる。使われないほうがむしろ「別物」として割り切れてよかったと思うが。(また、ケニーが初登場時に原作漫画を読んでたりする) しょぼい人工衛星のCGが現われて視聴者をひかせた後、アメリカ国防庁(といっても単なる狭い部屋)で偉い人達が、人工衛星がロサンゼルスに落下しそうなことを議論する場面になる。「これのどこが漂流教室??」と原作ファンを混乱させるような始まり方(笑)。 主人公ケニーが、いとこのジョンのバスケ試合を見に出かけようとする。喘息持ちの彼を心配し病院に行くよう叱る母を振り切り、ケニーは自転車でモンローハイスクールへ。 近くにある裁判所から、凶悪犯キングが刑務所へ護送されていく。超能力を持つキングは、警官の1人を操って脱走(ってこんな能力があるのに何故捕まってたんだろう・汗)。銃撃戦で次々倒れる警官。パトカーに乗ったキングと追いかける警察のカーチェイス。 その頃、国防庁の危険覚悟の決定により、原子炉を積むキラー衛星が落下しそうな人工衛星を破壊する。しかしその際発生した謎のエネルギー(しょぼいCGで表現)が地球へ落下してモンローハイスクールを包み込む。ケニーを心配してやってきた母の目の前で、学校が消失する。 学校では地震のような衝撃が起こり生徒達は混乱。(おそらくこの日はバスケの試合のみで授業が無く、バスケ部とコーチや応援の生徒、一部の先生のみが校内にいたと思われる。)揺れが治まるとコーチも生徒達もひとつの部屋に集まる。コーチ達とジョン、オオトモで外の様子を見に行き、行方不明の生徒の靴(血だらけ)と警官の死体を発見する(←具体的に誰に殺されたかは最後まで不明のまま)。また、ケニーとジョン達は学校の外に慰霊碑を発見。ケニー以外の自分達の名前を見つけるが、未来にタイムスリップしたことにはまだ気付かない。 モンロー高の生徒・サキコとハーバート先生が見つからない。2人は(逃走中に学校に潜入していた)キングに捕まり、超能力で操られていた。キングと共に生徒達を襲う2人。マツオコーチや他の生徒も操られたりして、場内てんやわんや。ジョン達は抵抗するが銃を持つキングに苦戦する。ハーバート先生は生徒達に蹴られ(←皆やる気のない演技で、普通こんなんじゃ絶対人は死なないだろ、と思わせる蹴りだったが)死亡。ジャクソンコーチはキングに撃たれる(その後描写はないがたぶん死亡)。ジョン達はなんとかキングを追いつめるが、ナンシーを人質に取られ車で逃げられてしまう。その際、催眠のとけたマツオコーチが生徒達をかばって撃たれ死亡。 キングの車の荷台に飛び乗ったケニー。ジョン、サム、ポールも車で後を追う。そのころ現代では、学校消失以来ずっとケニーを心配していた母が覚醒。ケニーのピンチを感じ取る。車が停まった隙にナンシーを連れ出し、岩場(山?)を逃げるケニー。母はケニーのテレパシー?を受け、現代の同じ岩場(公園だったらしい)に武器のスプレーを持って行く。ケニーは同じ窪みでスプレーを見つけ(埋まってる、とかじゃなく岩の窪みに置いてあるだけ!)追ってきたキングを攻撃するが、不発(ガス抜けてる?)、絶体絶命のピンチ。そこに突然、怪物(大きな目のある未来人類っぽい下半身だが、エイリアンのようなトカゲのような、そんな顔がついてる)登場!キングを襲う。ケニーはどさくさまぎれに逃げ出してジョン達と学校に戻る。キングの安否は不明のまま。ポールだけなぜか一人で辺りを探検していて、洞窟に原発跡が残っているのを発見する。 学校では病気の生徒が出始める。ジョン達に留守を預けられていたオオトモは、どうせ先がないからとリチャード(病気の生徒のひとり)の食事の量を減らすよう指示。帰ってきたジョンに責められ、殴り合いの喧嘩。ジョンが勝つ。 現代ではモンローハイスクールの跡で人々が原発反対運動をしている。今回の事件は原子力衛星の影響かと騒がれているが政府は否定している、と伝えるニュースがテレビで流れる。 医者の娘であるサキコの診断によると、生徒達の病気はネモニアという危険な病らしい。薬を探しに外に出たケニーとジョン、ナンシー、ポール、サム、オオトモは、テレビ局跡らしい場所を見つけ、そこでビデオテープを発見。なぜかモニターやビデオデッキまで残っていたので、ポールの手動発電機を使って作動、再生させる。映っていたのは学校が消失した日のニュース映像。自分達が未来にタイムスリップしたこととその原因を悟るジョン達。ニュースにはケニーの母親のインタビューもあり、母に向かってケニーが呼びかけると、映像の中の母が反応。ケニーが薬が必要だと母に呼びかけたところ、テレビ局の部屋の壁から箱に入った薬が発見される。喜び持って帰ろうとする皆の前に突然、例の怪物出現!サムは皆を逃がし1人で戦って死亡。 学校に戻ると、怪物に侵食?されたのか、身体の一部が化け物のようになったキングが現われる。銃は効かないがポールの自作レーザーガンを撃ち込まれて死亡。その様子を見たリチャード(病気の生徒)は錯乱状態になり、死んだ父の幻覚を追いかけて窓から落下し死亡。 キングの身体を調べ、怪物は未来の人類ではないかと気付くポール。未来人類を倒す唯一の手段はレーザーガンだが燃料がわずかなので、エネルギーが多く残る場所へ行くという。未来人類に遭遇する可能性もある、ということで有志(ジョン、オオトモ、ポール、ナンシー、サキコ)のみでそこに向かうが、ケニーもついてきてしまう。ポールが皆を連れてきたのは以前見つけた原発跡。レーザーガンと原子炉を使ってタイムスリップした時と同じショックを与えれば現代に帰れる、と提唱したポールは、皆に危険だと制止されるのもかまわず原発を作動して、暴走させる。 衝撃で天井が崩れ、下敷きになったジョンが死亡。(あっけない・・・) そこに未来人類が現われるが、原発でエネルギーを充填したレーザーガンで攻撃、消滅させる。現代に帰るためのエネルギーが残り少なくなってしまったため、皆はケニーに希望を託し、彼だけ帰らせることにする。(レーザーガンをケニーに撃つ、というなんだか危険そうな行為だが全く戸惑いナシ) 学校近くに戻ってきたポール達4人は、慰霊碑に新たに文字が刻まれているのを見つける。それは、慰霊碑の下にシェルターがあり、充分な食料等を残してあるということを伝える、現代に戻ったケニー(大統領になっていた)からのメッセージだった。希望に満ちた表情で、未来の大地を歩いて行く4人・・・・・・完。(って他の生徒達の存在は無視?) たった84分で↑こんなに盛り沢山な内容です。 しかしそのせいで全体的に薄味というか、印象に残る見せ場が無かった気が・・・(汗)。 まあ低予算映画では見せ場を作ったところでしょぼくなること必至なので、これでいいのでしょう(笑)。 無理にでも印象に残った場面を挙げるとすれば、ケニーと母親がビデオを通じて会話するシーンと、 セロハンをかぶせたような未来の黄色い空(←でもシーンによっては処理忘れなのか普通の空だった・汗)が、 ラストで青空に変わっていくシーン(←といっても一瞬)でしょうか。 他、原作では現代に帰ったユウちゃんが未来のために何かするところまでは描かれなかったですが、 この映画のケニーは具体的な功績を残しているという点も注目です。 以上、ネタバレしてしまいましたが皆様も機会があれば是非レンタルビデオ等で一度見てみて下さい。 |