1995年製作・洋画版「漂流教室」(DRIFTING SCHOOL)について

もーとにかく全面的に安っぽくしょぼいですが、B級映画と割り切って観ると、それなりに楽しめました。
時間が84分とやたら短い(TVムービー用か何かだったのか?)ので展開早くて飽きさせません。
たまに不条理な展開もありますが、余分な要素がなくシンプルなのは潔くて好印象でした(邦画版と比べると特に)。
冒頭の、人工衛星のしょぼいCGが、見る者の過度な期待を全部吹き飛ばしてくれたのがよかったのかも(笑)。
何故か日本の俳優の小西博之氏が出ています。なんでこんな所にコニタンが・・・?と目を疑いましたよ。


↓以下の内容はネタバレが多く含まれております↓
登場人物紹介あらすじ紹介






【登場人物紹介】
※()内は原作での役柄。強引に当てはめたものもあり。

ケニー・スコット(=ユウちゃん?)
主人公。小学生くらい。小さいのにとても勇敢で探検や闘いにも積極的に参加。

ジョン・ロビンソン(=翔?)
ケニーのいとこ。モンローハイスクールの生徒でバスケ選手。皆のリーダー的存在。

ナンシー(=無理があるが、咲っぺ?)
ジョンのガールフレンドで、常にジョンと行動を共にする。キングに人質にされたりした。

マック・オオトモ(=大友くん?)
勝つためにはラフプレーもいとわない、ヴァーモント高校のバスケ選手。日系人?病気の生徒を冷遇したことで、翔と対立し殴り合いして負ける。チアガールをやってるガールフレンド(あまり出番なし)がいる。*一番下に特集あり↓

トーマス・キング(=関谷?)
脱走中に学校に潜り込んだ殺人鬼。超能力で人を操ることができる(なんだそりゃ)。演じるのはビリー・ドラゴ。オープニングテロップで一番先に名前が出るので、主演扱いのようです。*一番下に特集あり↓

ポール(=無理があるが、蒲生くん?)
モンローハイスクールの生徒。発明マニアの太めな高校生。レーザーガンを自作したりする。未来人類についてや、現代に帰る方法を突然思いついてるあたりは解せません(汗)。原発を使おうとして我を忘れるなど、マッドサイエンティストの気質あり。

サム(=池垣くん?)
モンロー高校のバスケ選手。ジョンとよく一緒に行動する生徒。未来人類に襲われた際、皆を逃がしひとり残って戦った、勇敢な人。

サキコ(=無理があるが、柳瀬くん?)
キング襲撃の際に操られた日系人。英語の発音の拙さからして純粋の日本人かもしれない。80年代アイドル風の髪型(笑)。医者の娘で、病気になった生徒を診断した。名前はサキコだけど、咲っぺのポジションではない。

ジェーン・ハーバート
サキコと共にキングに操られる、モンロー高校の女教師。不条理な殺され方をする(汗)。

ピーター・ジャクソン
モンロー高校のバスケコーチ。「ポリスアカデミー」シリーズで長身の黒人警官役をやっていたババ・スミスが演じている。

マツオ
ヴァーモント高校のバスケコーチ。日本人もしくは日系人?演じるは日本の俳優・小西博之。

校長先生
モンロー高校の校長。あまり活躍のないまま殺される。

リチャード
モンロー高校の生徒。バスケ選手。タイムスリップ直後から既に少し情緒不安定だった。彼の死亡シーンは映画(邦画も含めて)で唯一、原作の持つ「人の狂気の怖さ」が出ていた(ような気がする)。



[邦画版に続き、関谷・大友くん特集!]

キング
関谷のような俗っぽさがなく、神が云々とか大仰なことを言う。台詞や行動理念がよくわかりません(汗)。単にやばい人ってことですかね。操った女生徒を王女様、女教師を女王様、と呼ぶあたりが変質者っぽくていいです(笑)。

オオトモ
名前とポジション的に大友くんで間違いないのですが、見た目がなんか、ワイルド系というか・・・ロンゲで筋肉があって・・・なんかイメージ違う(涙)。出番は多いが、見せ場はジョンとの喧嘩シーンくらいだったのは残念。でもマツオコーチをキングの銃から救えなかったことを(回想して)気にしていたりと、ナイーブそうな描写もあってよかったです♪