新世紀エヴァンゲリオン

 
  Introduction

1995/10〜1996/3放映。全26話
襲い来る謎の物体、使徒を迎撃するために造られた人型汎用兵器、
エヴァンゲリオンのパイロットになったシンジの成長を、
様々な謎とサービスを交えて描いた、今世紀(?)最後の傑作アニメーション作品それが「エヴァ」だ!!
楽しみ方はいろいろできまして、主人公に感情移入して、自分の心を見つめ直す・・・
ということもできるし、また、単にストーリーやキャラクターを楽しむだけでもOKな気もします。
ロボット大戦シリーズでは「F」「完結編」「α」。
その他のゲームは「セカンド・インプレッション」「鋼鉄のガールフレンド」他多数。
 
 

 
  Inpressions [Story]

実を言うとわたくしは、「エヴァ」の存在を全く無視しておりました。放映当時・・・。

今思うとなんて罰当たりなんだろうと思いますが、全然興味が無かったのです。特集が載ってるアニメ誌をさんざん読んでいたというのに、しかもロボットアニメファンのくせに、ついでに山寺宏一氏ファンのくせに!!!

まあ、「エヴァ」はSFアニメでメカアニメではあると思いますが、エヴァはロボットではないので「ロボットアニメ」に入るかどうかは疑問だし(でもロボット大戦には出てるな・・・)、ロボットアニメファンの義務を自分が果たしていなかったとは思いません。「エヴァ」を見なかった一番の原因は、アニメ誌(と、自分のひねくれた根性)にあります。

「エヴァブーム」が加熱したのは放映終了後である・・・と言われていますが、わたくしに言わせれば放映前から騒がれていましたよ。本格的SF、精巧なメカ、謎だらけの設定に、可愛いキャラクター・・・アニメファンの好む要素がすべて詰まった作品が騒がれないはずありません。まさに、「サービス、サービス♪」!!しかしわたくしはそのサービス過剰ぶりがどうも気に入らなかったのでした。マニア受けだけを狙った作品(と思い込んでいた)なんて面白いわけがない、心に残る名作になるわけがない!人気の中心である綾波レイも、わたくしにはアニメファンの好む容貌に作られた「人形」にしか見えなかったのです・・・(今考えるとすっごく失礼!!レイちゃんごめんよー)。

アニメ誌を見て、「エヴァ」に対してそんな偏見を抱いてしまった上、「エヴァ」の話題でもちきりの読者投稿欄を見ていると(この頃はネットはしてなかった・・・ネット上もすごかったのかなあ?)、「自分だけは騙されまい、乗せられまい」と思い、本放送中は見ることがありませんでした。山寺宏一氏が出てることが気にかかってはいましたが、裏番組の「フルハウス」で毎週声を聴けたので、まーいーやってことで(笑)。

そんなわたくしでしたが、「エヴァ」が気になることは気になっていたらしく、裏番組「フルハウス」が特番か何かで放映されなかったある日、つい12チャンネルをかけてしまったのです!!その回は最終回でした・・・最終回だけ見るってのは、なんとも嫌な見方ではありますが・・・しかし、見て仰天。「エヴァ」を「単なるマニア向けアニメ」としか思ってなかった自分は本当に馬鹿でした・・・と反省せざるを得ません。本格的SFもメカも謎もキャラも、マニア達にこの作品を見させるための罠にすぎない、どーでもいいことでした。みんな、見事に騙されましたね。でも、こういう騙し方は、アリだと思います・・・。史上初(?)の、人の心を描いたアニメ「エヴァ」。このテーマを理解したうえで再放送を見たわたくしは、「エヴァ」の大ファンになりました。綾波レイは人形なんかじゃなく、人間らしい感情を持った女の子だと、今では思えます。(あの劇場版を見ても「人間らしい」と思えるのか?というツッコミはなしね♪)

そして現在・・・本にゲームにトレカまで集めて、結局自分もマニアな楽しみ方をしてしまっていることに気付く(笑)。まあ、わかってて乗せられるのも、悪くないか・・・。
 
 

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