相田ケンスケくんのすべて

 
 
■本名相田ケンスケ(あいだ・けんすけ)
■登場作品「新世紀エヴァンゲリオン」
■年齢14歳
■職業中学生(第3東京市立第壱中学校2年)
■趣味ビデオカメラ撮影、ミリタリー訓練
■性格ごく普通の14歳の少年・・・に見えるが実はそうでもない。
ひとりでキャンプに行きミリタリー訓練をしたり、学校をさぼって戦艦を見に
行くなどその趣味への没頭の仕方はすさまじい(笑)。そんなマニアックさは
いかにもメガネくんだが、意外にも気配り上手で社交的な性格の持ち主。
■メガネくんタイプマニア系
■CV岩永哲也さん
 
 


メガネくん的ミリョク

”マニア系メガネくん”と分類したケンスケくんですが、何に対してのマニアかというとご存知の通りミリタリーと、エヴァなどのメカ関連。

ミリタリーについては私あまりわからないんですが、「ウルトラ警備隊に憧れる」みたいなのと同じようなものなのかなーミリタリーマニアって・・・違うか(笑)。でもケンスケくんに関してはなんかそんな感じがする。少年らしい趣味だよね♪ひとりでキャンプまでしてミリタリー趣味を満喫する様子は、こだわるものにはとことんこだわる!!というメガネくん気質と言えなくもない。

そしてもう一つ、メカについては、やはり機械的なものに愛着を寄せるマニアあるいはナーズなメガネくんとして完璧でしょう。もっともケンスケくんの場合は単にカッコ良いものに憧れる少年らしい感情のほうが目立ってたけど。シンジくんがクラスメート達にエヴァについて質問されているシーン(第参話)で、彼らから少し距離を置きつつも、メガネを光らせしっかりエヴァの武装などを(パソコンで)メモる姿が印象的でした♪


「エヴァ」の中のケンスケくん

「エヴァ」という作品の中でケンスケくんに注目する人っているのだろうか(一部メガネくんファン以外)?・・・と思ってしまうほど、ケンスケくんって出番がまあまあある割に今ひとつ目立たない。主人公達のように感情移入されたりすることも当然なさそう。

それは何故かと考えたところ、物語本筋にほとんど関わってないこともありますが、やはり、作品中で悩んでないことが原因なのではないでしょうか。エヴァのパイロットに選ばれないことは悩んでたようですが、他の登場人物と違って「人間関係」で悩んでないよねケンスケくんって。チルドレン3人はもちろん、トウジくんだってシンジくんを殴ったことで悩むし、ヒカリちゃんはトウジくんのことを想い、悩む・・・と、同世代みんな悩んでるのに、何故かケンスケくんだけそういうシーンがない!!

ケンスケくんってそんなに悩みのない、脳天気な少年なのだろうか・・・いや、それは違う!!そりゃビデオカメラ片手に戦艦を追いかける姿は確かにアレだが、本当は思慮深く繊細な少年なのだ・・・(と、思う)。そんなケンスケくんの名場面を下に記したのでぜひ見てみてねっ。ケンスケくんってきっと、見えないところで悩んでいるか、あるいはもう人間関係に悩むなんてことはとっくの昔に通り過ぎてしまった、精神的にオトナな人なのかもしれないなあ・・・なんて、こんな脇役キャラなのに深読みさせてくれるとこも「エヴァ」の魅力だ!!


ケンスケくん名場面
第四話「雨、逃げ出した後」
ひとりで山にキャンプを張り、ミリタリー訓練ごっこ(?)中に、家出したシンジくんと偶然出会い、テントに泊めてあげるケンスケくん。家出中でしかも数日前トウジくんに殴られ、どう考えても落ち込んでいるであろうシンジくんに、何事もないように話しかけているケンスケくんですが、それが彼なりの優しさなのかもしれない。やっとシンジくんが口を開いた時はちょっと安心した様子でした。よく見ると自分の上着をシンジくんに貸してあげてます・・・いい奴だー!!ケンスケくん(感涙)。ちなみにこの時の会話でケンスケくんも母親がいないことが判明しますが、「俺そういうのいないから」と実になにげなく言ってるあたり彼の性格が現れてるなあ・・・。しかし第参話でエヴァの中に入って怖い思いをしてるくせにまだ「乗ってみたい」とか言ってるケンスケくんって・・・学習能力ないのか?!(笑)
第七話「人の造りしもの」
ミサトさんのズボラさを怒るシンジくんに、「うらやましいな、そういうの。他人の俺達には見せない本当の姿だろ。それって家族じゃないか」と諭すケンスケくん。やっぱシンジくんよりちょっと大人だ・・・あ、でもトウジくんも同じ意見のようなので彼も大人なのかな。
第拾七話「四人目の適格者」
エヴァ参号機についてシンジくんから聞き出そうとした時、自分が何も知らされてないことに気付き不安になるシンジくんをなだめています。それにしてもこの場合シンジくんが知らなすぎというよりケンスケくんが知りすぎな気がする(笑)。一般人にこんなに正確な情報がもれてるなんてネルフ諜報部は何してるんだろう・・・。ケンスケくんの情報収集力おそるべし!!
第拾八話「命の選択を」
エヴァ参号機のパイロットにしてほしいとミサトさんに頼むケンスケくん。その願いは叶わず残念そうですが、しかしどうしてあんな危険そうなものに乗りたがるのだろう。いくら心配する母親がいないからって・・・お母さんが心配しなくても、私が心配します(笑)!!