…… 流れ行くもの。空にありて掴まえ難きもの。


“夢日記”改め

現世を離れたお話

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このページは私の非日常を書き留めたページです。
ネタバレがあります。 ご理解の上、お読み下さい。


2 Aug. 2002

演劇集団キャラメルボックスの夏公演、『嵐になるまで待って』を観てきました。
5年前の再演の時に2回観ているので、このお芝居は3回目でした。
3回目でも、驚かされ、ハッと息を詰めされられ、悲しませられる舞台でした。

観ていて一番ショックを受けたのが、弟波多野を殺されたとき、聾者の雪絵が引き裂かれるような声をあげて泣いたことでした。
雪絵を演じる忍足亜希子さんも聾で、耳が聞こえないのです。
耳が聞こえなくても、声を出すことは出来ます(そして、言葉を発することが出来ます)。
ただ、それは知っているだけで、実感はありませんでした。
なので、忍足さんの声が、その場面だけ発される声が、とても強い悲しみを感じさせられました。
同時に、自分が実感していなかったという事実も。

出来るなら、もう一度観たい舞台でした。

以上。


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