草食獣への手紙

吉岡生夫第1評論集。1992年9月30日、和泉書院発行。定価2,200円。体裁四六版。目次2頁、本文198頁、「あとがき」4頁、「初出発表覚書」2頁。装幀・川本浩美。

帯文より/世間並みに生きている者の感じや考え。それが吉岡生夫の拠り所である。だから、彼は短歌や歌人を特権化しない。この歌論集では、石川啄木や長塚節などを論じながら、特権化されがちだった近代短歌の意識をほぐしている。そして、そのほぐした跡には、新しい歌の始まる気配がある。(坪内稔典)

目次/中村三郎の歌/陥穽としての器(石川啄木と母の歌)/幸福論へのパスポート(寺山修司と母の歌)/ブラック・ボックス(奥村晃作歌集『鬱と空』)/解説の時代/もっとみだらに(安田純生歌集『蛙声抄』)/男歌随感/歌の円寂するとき(昭和63年)/怯えと祈念(近藤芳美の「日本」を読む)/短歌はどうなる/家族詠の根拠/歌の品位/秋の歌人・長塚節覚書@〜K(脳神経衰弱と節・初期の作品・「隣室の客」とモデル問題・滑稽趣味・万葉集・写生、その一・写生その二・序歌・詞書・冴えと品位・鍼の如く・煙霞の癖)
                         

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