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第11章 BlackJumboDogをNT/2000のサービスで動かす(ExecSvc編)

BlackJumboDogをサービスとして起動させるソフト、BGTSKMANは、 オフィシャルがなくなっています。その代替えとして、ExecSvcを使うことにします。

では、BlackJumboDog をサービスとして起動させる設定にはいります。このと き、アプリケーションはリモートでしか操作できなくなり、ダイアログ等のインター フェースが見えなくなります。ですから、問い合わせが内容に、あらかじめ BlackJumboDog を設定しておきましょう。[設定] → [オプション] の、[終了確認 のメッセージを表示する] のチェックをはずしておきます。

まず、ExecSvcをインストールしましょう。最新のバージョンは、0.6となっています。ファイル名 exsvc06.lzhをダウンロードしてください。そして、LZH書庫を処理できるアーカイバを使って、 このファイルを展開します。私は、"C:\online\exsvc"に展開しました。その結果、フォルダ構造が 次のようになりました。

  C:
  +- online
     + exsvc  ( ExecSvcの 実行ファイル)
     |
     + SapporoWorks
       + BlackJumboDog (実行ファイルと設定ファイル)
         + log         (ログファイル)

つぎに、ファイルに含まれているReadme.txtをよく読んで、サービスを登録します。 次のようにすれば、インストールできると思います。

  1. コマンドプロンプトを起動します。 スタートメニューの[プログラム]→[アクセサリ]→[コマンドプロンプト]で、起動できます。
  2. カレントディレクトリを、"C:\online\BTM"に移動します。入力するコマンドは、次のようになります。 [Enter]は、キーボードの右にある、少し大きなEnterキーのことです。
    C: [Enter]
    cd \online\exsvc [Enter]
  3. インストールします。わかりやすくするために、サービス名をBlackJumboDogとして、登録 する事にしましょう。インストールするときは、
    instsvc [登録するサービスの名前] -n [インストールしたフォルダ]
    とします。私の場合は、コマンドプロンプトから、次のように入力しました。
    instsvc BlackJumboDog -n c:\online\exsvc\ExecSvc.exe[Enter]
    これにより、サービスの中に「BlackJumboDog」が追加されます。次のようになるでしょう。

    サービス

  4. コマンドプロンプトを終了します。"exit [Enter]"を入力して、閉じます。

これで、ExecSvcのインストールは終了です。しかし、これで終わりではありません。 次は、ExecSvcにBlackJumboDogをサービスとして登録します。その方法は、次のようになります。

  1. "C:\online\exsvc"にある設定ファイル"ExecSvc.ini"を編集します。 テキストを編集した結果、次のようになります。
    
    #初期設定ファイル(ExecSvc v0.3以降を対象)
    #セクションは全部で20個まで書けます。
    #
    
    #default section
    #LOG = ON : ログをログファイル(ExecSvc.log)に出力します。
    #      OFF: ログをログファイルに出力しません。
    #LVL =  0 : エラーのみ出力
    #       1 : エラー、警告を出力(デフォルト)
    #       2 : エラー、警告、一般情報を出力
    #       3 : エラー、警告、一般情報、デバッグ情報を出力
    LOG = ON
    LVL = 1
    
    [BlackJumboDog]
    EXE = C:\online\SapporoWorks\BlackJumboDog\BlackJumboDog.exe
    DIR = C:\online\SapporoWorks\BlackJumboDog
    
    それぞれ、EXE : 実行ファイル、DIR : 実行時ディレクトリ(フォルダ)を表します。
  2. サービスを実行するアカウントを設定します。
  3. 編集が終わったら、サービスを起動します。

最後の二つは、BGTSKMANと同じなので、省略します。第10章を参照ください。

これで、サービスとしてBlackJumboDogが起動されました。 ちゃんと起動されているかどうか、タスクマネージャーで確認してください。 また、設定がちゃんと残っているか、リモート接続で確認してください。

一度、リモートからダイヤルアップ手動接続してみてください。そのとき、ダイアログにユーザ名や パスワードがちゃんと入力されていて、そのままで接続できるかどうか確認してください。成功すれば、 BlackJumboDogのサービス化は完了です。

Windows2000をログインせずにBlackJumboDogを起動することができます。

第10章 目次 第12章