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第10章 BlackJumboDogをNT/2000のサービスで動かす(BGTSKMAN編)

では、BlackJumboDog をサービスとして起動させる設定にはいります。このと き、アプリケーションはリモートでしか操作できなくなり、ダイアログ等のインター フェースが見えなくなります。ですから、問い合わせが内容に、あらかじめ BlackJumboDog を設定しておきましょう。[設定] → [オプション] の、[終了確認 のメッセージを表示する] のチェックをはずしておきます。

まず、BTMをインストールしましょう。最新のバージョンは、1.2aとなっています。ファイル名 BTM120a.lzh をダウンロードしてください。そして、LZH書庫を処理できるアーカイバを使って、 このファイルを展開します。私は、"C:\online\BTM"に展開しました。その結果、フォルダ構造が 次のようになりました。

  C:
  +- online
     + BTM  (BGTSKMAN の 実行ファイル)
     | + SRC (BGTSKMAN の ソースファイル)
     |
     + SapporoWorks
       + BlackJumboDog (実行ファイルと設定ファイル)
         + log         (ログファイル)

つぎに、ファイルに含まれているReadme.txtをよく読んで、インストールしてください。 ところで、困ったことに私の環境では、メモ帳で読むことが、できませんでした。わかる人だけにいうと、 改行コードがLFであるため、メモ帳が認識してくれません。 これを読むためには、ほかのエディタを使うほうがいいでしょう。私は、K2Editorをお勧めします。 リンクのFree & Share にある、K2工房から、たどってください。

バージョンが1.2aになり、完全にコンソールアプリケーション(ウインドウを持たないソフト) になってしまったため、インストールが少々複雑になっています。 ここでは、私がしたインストール方法を述べておきます。

  1. コマンドプロンプトを起動します。スタートメニューの[プログラム]→[アクセサリ]→[コマンドプロンプト]で、起動できます。
  2. カレントディレクトリを、"C:\online\BTM"に移動します。入力するコマンドは、次のようになります。[Enter]は、キーボードの右にある、少し大きなEnterキーのことです。
    C: [Enter]
    cd \online\BTM [Enter]
  3. インストールします。コマンドプロンプトから、次のように入力してください。
    bgtskman -install [Enter]
    これにより、サービスの中に「Background Task Manager」が追加されます。
  4. コマンドプロンプトを終了します。"exit [Enter]"を入力して、閉じます。

これで、BGTSKMAN のインストールは終了です。しかし、これで終わりではありません。 次は、BGTSKMANにBlackJumboDogをサービスとして登録します。その方法は、次のようになります。

  1. "C:\online\BTM"にある設定ファイル"BGTSKMAN.cfg"を編集します。 私の場合は、次の一行を最終列に追加しました。(2行に見えているかも知れませんが、必ず1行で入力してください)
    BlackJumboDog, C:\online\SapporoWorks\BlackJumboDog\BlackJumboDog.exe, ON, ON, 0, OFF, OFF, OFF, C:\online\SapporoWorks\BlackJumboDog
  2. 次は、サービスを実行するアカウントを設定します。サービスのプロパティを開き、 ログオンタブを選択して、次の表示にします。
    サービスのプロパティ
    ローカルシステムアカウントのままでは、自動的に接続することができません。 アカウントを自動的に接続できるアカウントに変更し、パスワードを正確に入力したのち、[OK]を押します。
  3. 編集が終わったら、サービスを起動します。|>を押して起動します。
    サービスの起動

これで、サービスとしてBlackJumboDogが起動されました。ちゃんと起動されているかどうか、タスクマネージャー で確認してください。また、設定がちゃんと残っているか、リモート接続で確認してください。

一度、リモートからダイヤルアップ手動接続してみてください。そのとき、ダイアログにユーザ名や パスワードがちゃんと入力されていて、そのままで接続できるかどうか確認してください。成功すれば、 BlackJumboDogのサービス接続は完了です。

Windows NT/2000をログインせずにBlackJumboDogを起動することができます。

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