スクーターを買ってしまいましたぁ。          
                                 
  バイクは好きです。でも、結婚して子供が出来てからは移動手段としては乗車定員不足(笑)ですから、段々乗らなくなり車庫の肥やしになってました。
最近単身で打ち合わせ等に出向く事が多くなってきた事から車で行かなくても小回りが効くバイクもいいなぁなどと妄想(笑)が頭の中に・・・・。
半年ほど週に1回ペースで定例会議に出ることが続いたので拍車が掛かりました。  さぁて、スクーター購入の顛末記どうなりますやら・・・・・・・・。
                                 
    事の発端はこんな事だった。                
                                 
  今度始まる現場は都会なので
工事車両を置く場所にも困る事になりそうです。
定例打ち合わせに出かけるのに乗用車で行くと
駐車場代もかかるし・・・・・。
  拙   「打ち合わせの時はバイクで来ますかぁ〜?」
  監督は 「そんな選択肢があるならイイねぇ」と

     拙の中に空想と妄想が広がりますぅ(笑)
     自動二輪のスクーターがイイなぁ 高速も乗れるし・・。
     最近のはヘルメットも楽々入る物入れもあるから
     図面やカタログも入るかなぁ・・・・・?


空想していても現場の定例打合せはやってくる。(笑)
 
                                 
 

う〜ん、先ず車庫の奥の壁に横向きに鎮座している川崎重工製のKLを出してみよう。
車を停めているスペースに引き摺り(笑)出して
恐らく5年間は蓄積された埃を触る範囲だけ(笑)雑巾でふき取り、
矢庭に跨り キック!! キック キック・・・・ 
10回で止める。

 ニュートラルランプはキックした時にほのかに点く。
 発電しているだろうから取り敢えずはCDIかトランジスタ点火は生きてるかな?
 ドライバーでキャブレターフロート室のドレンを開けてみるが湿り気さえない。
 燃料タンクからの供給を見る。コックのメインは詰まっているかもしれない
 リザーブに切り替えれば流れてきた。
 ホース類を元に戻し、キャブのドレンから確認。ヨシッ!

  キック! 1回、2回・・5回、6回目

5年間さわりもしなかったKawasaki KL250は「ドゥォルン」と雄叫びをあげて甦った。
 
                                 
  甦ったKL250は小刻みに奮えながら鼓動を続けている。
プラスチックのフロントフェンダーは所々割れているし、
ハンドルバーもアルミのホイルも錆が出ている
リアウインカーもステー部分が朽ち果てて電線でぶら下がった状態だ
 点滅はするけれど(笑)

割れたフェンダーは切り落とし、ぶら下がったウィンカーを縛り付け
まさかレースカーのパドックの様な応急処置を施して
高辻の取引先へ走ってみた。(ある意味大胆 笑)

ついつい右手がひねられてしまう物の
久々の幅広のハンドルと突出したミラーの感覚が
車両間の摺り抜けを躊躇させてしまう
それでも乗用車なら40分の道程が20分そこそこで着いてしまった

帰って、仲間の自動車整備工場へ立ち寄ったKL250は
スチーム洗車で5年間の垢
(掃除をサボった埃)を洗い流し、
ちょっと手続を済まして現役なバイクに生まれ変わった

                                 
    しかし、このバイク製造はおそらく20余年前、エンジンなどは兎も角としてタイヤなんて現状の能力は甚だ疑わしい。いきなりバーストしても不思議ぢゃないですよ。
 ヤッパリと言うか、少し乗り回して帰ってきたらリアの倒立サスのダンパーオイルが漏れてきました。バネ下荷重軽減の為の倒立サスが災いしたかシールパッキンは下向きに付いてますから、最初はエンジンオイルでも漏れ出したかと車庫のオイルの染みから場所を調べていたら発見。そりゃぁ、20年も経ってりゃゴム系のオイルシールなんぞ硬化して用をたさないでしょうねぇ。
 で、オイルの抜けきったサスなんて、とっても素敵で段差なぞ乗越えるものなら暫らくはシーソーでも乗っているかしらと思うほどフワフワしてます(笑)
だけど、笑ってられる内は良いですが、流石に命預けて乗るのは恐くなってきました。
                                 
    半年ほどはこのバイクが活躍しています。が、活躍すればするほどタイヤやサスの安全性への不安がつのります
おまけに、単発250と言えどもその辺の乗用車よりは瞬発的な動力性能は勝っていますから、ついついそれを活用した運転をしてしまいます(笑) まぁ、気持ちは若くても反射神経などは歳につれ劣ってるでしょうから、ノンビリしか走れない車種に替えなきゃマズイんじゃないかなぁ〜などと思ってます。
 
     
                                 
              top    next              
        スクーターで遊んでみよう  サイドバイザーを付けて見ました        
           ナビに道案内をして貰う