大空間を創ることと耐震・耐久性を考慮して鉄筋コンクリート造を採用。
単純な平面構成を模索し、柱・梁型のない壁式構造とする。
メインとなるフレームはコンクリート打放し（目地入）で、5.4m×9.0mの長方形。 １階に個室、２階にこの家の中心となるリビング・ダイニング・キッチン、３階の約半分に客間ともなる多目的室がある。 その西側には１階が子供部屋、２階が図書室（みんながパソコンをしたり勉強したりする部屋）のライムコートが塗られたボックスを配置し、アクセントを付ける。 北側は隣地への影響を考慮して高さを低く抑え、収納スペース・水廻り諸室を設ける。 ２階にはテラス、坪庭、サービス・バルコニーを設け、外部の様子が感じられるようにすると共に、階段や建具に工夫を加えることによって、いろいろな風景を表出させることを目論む。