生徒の感想

★私もこの物語りほどの大きいものではなかったけど小学校6年生の時にいじめられたことがある。恵美子的な存在の子がいて、その子が私を無視しだして私がしゃべっている子どんどん自分のところに読んで私を1人にするということだった。最初は私も腹が立ったしどうしたらいいのかわからなかった。でも開き直ると結構開き直るもので、私はそのリーダー的な子を無視して回りの子にしゃべり出した。すると、だんだんみんなもしゃべってきてくれてそのいじめは終わった。心の中で人を殺すというのは、そういうことじゃないかと思う。確かにその時はどうしたらいいか分からないと思うし、気持ちも暗くなるけど、今のこの状態が最悪なんだからそれ以上は悪くならないと思って開き直ってみるのもいいと思う。
★何故主人公が回りの人間を見下しているのかが分かった。私が疑問に思い始めた時は、家庭環境が影響しているのかと思ったが、それは彼の言葉しかかかわっていない。そして自分は次人間で回りは動物だから、と主人公は思い込んでいるようだが、回りが動物だと思わないとやっていけないという弱者だと私は思う。私も正直、高校に入って2年間は個々の環境を受け入れられず、全く同じように考えていた。ス自分を受け世界の人間だと思うことで回りに合わせる必要もないし、他人にどう思われたって関係なかった。いったい人には言わせておけばいい割り切ることで、精神のバランスをとっていた。この主人公は絶対こうなんだと思う。自分と他人を区切ろうとするとき自分を守り、逃げ道を作った弱者なんだと気がつかないままでいたら、私は不幸だった。鳥獣戯画のように見える景色は決して素敵ではない。鳥獣戯画としかとらえられない間は、その人間は世の中で1番不幸だ。人と人とのぬくもりが見えたとき生きていく中で1番幸せだと思う。
★杏の回りにいる学校の友達や先生は本当に動物に描写されているような感じがしました。まるで私たちはそのへんに散歩している犬を見てかわいかったり、ばかにしたりするように、杏は彼らのことを扱うようになりました。改めて杏がは勝手な性格で他の心のさみしい子だと思っていました。私も杏と似ているところがあるので、読んでいて椅子を空しくなってきました。きっと杏の今の年齢だと、自分がどんな人間であるかということについて悩んだりしなかったと思うから、回りにいる子たちより自分が優位に立っているような気がするんでしょう。でも、大人になったら自分は昔を持っていたことをみんなとさほど変わらない行って感じる日が来ると思います。そんなとき、杏からね国王がは小学生のころと同じように振る舞いのはずがありません。いったいどうやってそのギャップを乗り越えるんでしょうか。最後の段落では、彼女の将来についてとても気になりました。これは自分自身と重ねて考えて心配しているのかもしれませんね。
★人は気持ちの持ち方ひとつでこうも変わるかと思いました。あれほど生きる気力をなくしていた杏が、逆に人殺しいうふうにまで放って変わるなんてと思いました。杏にとって姉の言葉や存在がとても大きいと感じました。姉のあの言葉がなかったとしたら、杏はどうなっていく思います。本当に死んでいたかもしれないと思うし、もしかしたらスがないとしても、きながら死んだも同じような時に水になったかもしれないと思います。でもきっと杏はもともと強い部分も持っていたのではないかと思います。杏は姉の言葉で立ち直ったけど、うまくにはきっと立ち直るず、死んでいってしまう人もいると思います。死ぬという行為は一番愚かな行為と思うし、いじめというのもまた愚かな行為と思います。こんなことがうまく消えてなくあればいいなと思います。
★ぼくはまず単純に主人公は怖い奴だと思った。僕にも同じような気になったことがあります。いじめられて死の直前にまで追い詰められたことはないが人を殺すというか、人間を人間とみない自分のことだけを考えて人のことを考えないということはとても気持がいいと思った。すごい私と似ていると思う。

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