第一次アグネス論争 感想文


集計の結果は、男女とも、圧倒的にアグネス反対派が多かった。生徒は案外保守的です。



アグネス賛成派



男子

1.子供がまだ幼いし、目の届く所に置いておきたいのは分かる気がする。子供を仕事に連れてきても強い周りの人たちは迷惑していないからいいと思う。トラブルも起こっていない。もし本当に子連れ仕事が回りの人にとって迷惑だったら言えばいいと思う。むしろ子供がいるのに仕事をしている人を責めるのではなくて応援するべきだと思う。

2.僕は子供が好きなのでアグネスの言っていることについてわからないわけでもないなと思う。アグネスが仕事場に子供連れてくるのはやむを得ないのかなとも思う。子供がいない人から見るとここは仕事をするところだって思っている人も多いと思う。しかし、子供がいる人から見るとアグネスの気持ちはすごい分かると思う。子供を連れてきても仕事をしっかりと自分のやることをちゃんとをやっていたらいいと思う。職場に託児所をと思っている人はこの世の中でも多いと思う。そうしたら母も安心してできる。これからは託児所のある職場が増えるのかなと思う。僕は良いことだと思う。

3.子育てに熱心になるのは誰しも同じ事だと思うからです。仕事の合間に母乳をやったり、自分の目の届く場所にいてほしいからと何処の仕事場でも連れてくるというのは、このアグネス環境において禁止されていない限り、他の人がとやかく言う問題ではないと思います。子育てはやはりその人が思った子育てというものがあると思います。だから,バッシングをした林は文句を言うこと自体が間違っていると思います。

4.理想を持ち、そしてそれに向かって行動を起こすことが生きていくエネルギーになると思う。

5.中野や林は、アグネスに嫉妬しているように思える。中野さんは、チヤホヤされているアグネスを気に入らないのではないか。そこで、子供を連れてきたことについて、つっかかっていたのだろう。大人げないと思う。林なんか、アグネスが子供連れてきた現場の人の意見まで出している。嫌味しか取れないじゃないか。




女子

6.私は子供が泣いていても別に気にならない方だし、子供というのはやっぱり親のそばに置いておくことが必要だと思う。林は、アグネスが言っている「託児所ができればいいな」に厳しさがないと言っているが、本当に子供を愛しているからこそ、こういう言葉が出るのと思う。アグネスは自分の仕事は、体験を歌や話で表現することだと言っており、こういう仕事って素晴らしいと思う。私にはできないことだし、国際人であるからこそ、できるんだと思う。だからアグネスの反論には何か共感できる。

7.私はアグネスは偉いと思います。たいていの芸能人とかは子供を預けたりするけど、アグネスは自分の手で育てたいといって、仕事場に連れてきている。私は子供にとってもいいことだし全然いいと思う。三田佳子は、母親らしいことはせず、小遣いは三十万円という大金。そういう母親よりすごく良い母親だと思う。他人がとやかくいうことじゃないと思う。しかも、だれもやっていなかったことをする。私はとてもは憧れる。きっとアグネス自身、いろいろ言われることは分かっていたかもしれない。少しわがままなところもあるかもしれないけど、自分の意見を通すのは、とてもいいことだと思う。これから、私も子供を持つ母親になるかもしれない。きっといろいろな問題が出てくるだろう。私もアグネスみたいに強い気持ちでいたいと思う。

8.今は仕事場に保育所を作るべきだと盛んに言われているけど、私もそうなってほしいと思う。同じ女として自分の子供が特にこの小さいとき、保育所に預けっきりで仕事をするとは心配だし、やっぱり自分で育てたいと思う。アグネスだけでなく、この時代子供を仕事場に連れていきたいと思う女性はいっぱいいたと思う。だからアグネスのこの行動は、そういう女性の勇気になったと思う。でもやっぱりバッシングの意見のように不愉快に思う人たちもいるし、仕事場に連れてくるのでなく、保育の部屋でもよいし、休憩の時、ちょっと見に来れるくらいの施設がどんな仕事場にもできるとよいと思った。



アグネス反対派



男子

1.どう考えても、職場の中に子供がいて、邪魔だと思う人がいても、毎日連れてきてほしいと思う人はあまりいない。職場というところはそこで働き、お金をもらう、つまりプロフェッショナルだ。ボランティアでやっているわけじゃない。プロ意識を持たないといけない。

2.アグネスはまず自分のことしか考えていない。自分がよければそれでいいのかと少し思った。あと、仕事場へ連れてくるのは、ちょっとアカンやろうと思った。職場に連れてきていいかは別として、仕事上移動も多いし、仕事の時間は夜遅くなることもあるし、子供は育たないのではないだろうか。

3.職場というものは給料をもらえるところであって、社会的なルールがあると思う。たとえ家族であっても、職場には入ってはいけないと思う。まして赤ちゃんを入れるということは必ず誰かが見ていなければならないし、他の人もいらぬ所で気を使わざるを得なくなるのでやめた方がいい。

4.アグネスは芸能人としてではなく文化人として公の場で意見を述べたという点だ。ごく一部の人に対してのメッセージなら、個人の意見として片付けられるが、メディアなどを通じての、多くの人に対するメッセージなので周囲からバッシングを受けるのは当然である。だからアグネスには、そういう公の場で意見するということに対する覚悟がなかったのではないかと思えた。

5.個人的に小さい子が嫌いというのもあるけど、他人の子が仕事場に来て喜ぶ人はあまりいないと思います。日本では特に建て前で物事を言ったりするのが一番多い国だと思うので、その人の口に出したことだけを信じているところがアグネスの悪いところだと思います。出会った人はみんな礼儀正しかったというけれど、だれでも他人との初対面のときは礼儀正しく愛想よくすると思います。そういう意味でアグネスは国際人と言うけれど、実は日本のことはまだぜんぜん知らないんじゃないかと思いました。

6.なぜなら、本当にアグネスは自己中心的に言っているからです。アグネスは国際人かもしれない。けれど、住んでいて働いているところはどこですか。そら日本なのです。日本にいるなら、日本のスタイルにしてほしいものです。別に無理やりではないのですが、「郷に入れば郷に従え」という言葉もあるのですから。だからといって、自分の意見を述べるなと言っているわけでもなく、自分の意見外のことも理解して、それらのことも含めて、常識的なことを言って欲しいです。

7.問題は林の指摘する「国際人」という言葉にあると思う。とにかく日本人は海の向こう極端に意識しすぎる傾向がある気がする。確かに世界に目を向けることは必要であろう。しかし日本人は度が過ぎる。日本が日本であることを捨てることが国際化につながるのか。世界に関する情報を 盲信すれば国際化が近づくのか。もしその通りならばこの世の人間がすべて同じ価値観を持つことになるのではないか。日本が日本であること、個人が個人であること、そのうえで自分と相手の違いを知り、認めることこそが国際化とつながるはずだ。それを伴わない普遍化など愚の骨頂である。



女子

8.職場というところは、仕事をするところなのだから、自分のプライベートなことを持ち込んではいけないと思う。確かに、自分の子供を自分の手でしっかり育てたい、おっぱいをあげたい、と思うのは母親であれば当たり前のことだと思います。でも、やはり、職場は職場。他の者たちは仕事をするために来ているだし、その人たちに対しても失礼だと思います。ましてや、アグネスはタレントなのだから、やっぱり、仕事と家庭のけじめをつけるべきだと思います。仕事場に子供を連れてきて、それを批判されたが、「私はただ母乳をあげたいだけ」と言う。もっともらしい理由だけれど、私にはどうしてもこの言葉がもっともらし過ぎて嘘っぽく聞こえてしまいます。皆の同情心をあおって、こんなにも子どものことを考えている自分自身が「かわいそう」ということを演じているみたいに見えます。仕事は家庭とは全く別のものなのだから、はっきりと仕事は仕事、家庭は家庭と分けるべきだと思います。そこで頑張って両立していけるかどうかはその人次第だと思います。

9.アグネスはわがままだと思った。確かに自分の子供を家に残して仕事に行くのはつらいだろうし、中国では子供を連れて仕事に行くことは当たり前なのかもしれないが、あくまでここは日本だし、それに少なからずとも託児所というところがあるのだから仕事にプライベート思ってきては公私混同になってしまうと思う。子どもは一歳半までだというが、それからだって重要になってくるし、特に力を入れる時期ではないと思う。私は子供が嫌いなのでもし同じ仕事場に子供連れで入ってきた母親がいたならばきっと仕事をやめてしまうかもしれない。一緒にいたいという気持ちは分からなくもないか、一歩家を出るとそこはもう社会という大人の場所なんだから子連れはやめた方がよいと思う。

10.周りの人が認めたとしても連れて行くべきではない。子供を連れて行けば、仕事中でも子供の事が気になって仕事に集中できなくなるんじゃないだろうか。周りの人だって気を使うだろう。アグネスは迷惑はかけていないと言っているけれど、気を使わせている時点で相手にとっては迷惑だと思う。それに子供にしたって、迷惑なんじゃないだろうか。親と一緒にいるということに関しては、いいことだと思う。しかし毎日、知らないところに連れていかれて、仕事中は知らない大人に預けられるなんてかわいそうだと思う。「楽しいお出かけ」と思っているのはアグネスだけなんじゃないかと私は思う。

11.一人の働く女性としては、子供を職場に連れて行くのはよくないと思う。子供がうろちょろすると邪魔になるし、働いている人にとっては迷惑になるから、アグネスはそのことについてもっとよく考えるべきだったのに、そうしなかったからバッシングを受ける羽目になった。アグネスは、香港では子供ができても働くのが当たり前だと言っているけれど、ここは日本なんだから、日本の社会をもっと知らなければならない。私は働きながら子供を育てるのは難しいなと思った。その難しい問題を、愛とか平和のテーマで解決しようとするアグネスを、私は無謀な人だと思った。

12.彼女は確かに香港という複雑な土地で生まれ、アフリカ、カナダと生活し、私たち日本人よりはるかに国際人と呼べる人だと思う。しかし、そういう人なら、日本の社会というものをも少し理解した発言ができるはずだ。理想郷をなことを言うのはだれにでも簡単にできる。こうしたら便利だ、ああしたら楽だろうと考える。けれどもそれができないから、みんな苦労しているのだ。女性が社会に進出した現代、だれもがアグネスのように「自分の子供は自分で育てたい」と願っている。彼女の考えに賛同する人は多いだろうか、アグネスのように実行する人は少ない。それは日本社会を知っているからである。

13.アグネスはことも大切に育てる方法間違っているのではないだろうかと私は考えた。数ならば、一歳半までが子供にとって。一番大切だというならばなぜ自分が仕事をやめるなり、休むなりしないのか私には理解できない。一緒に仕事に連れていくのがすごく素晴らしいことのように書いてあるが、私にとっては自分の都合のいいようにしているとしか思えない。本当に子供が大切なら、一年半ぐらい仕事を休んでそれから良いのに。

14.外見では「かわいい」とかチヤホヤするかもしれないけれど心の中ではやっぱり「うるさい」とか「走り回るな」とか思うと思います。その人との付き合いがあるし、皆やっぱり正直に言えないと思います。けど実際、アグネスが反対の立場に立ったがどう感じるかなと思います。心の底から「かわいいお子さんですね」とか言っているのかなとも思いました。自分が正しいと思う前に、もっと回りの見方も考えたらと思いました。

15.「みんなに迷惑をかけて悪いけど、それでも私は自分の手で育てたいんです。ご迷惑をおかけしてすいません」だったら許せるが、アグネスは子連れ出勤をまるで自分が良いことをしているように誇らしげに言うのでいただけない。公の場で、普遍的な言い方もすべきでない。善人は扱いにくい。



中間派



男子

1.私はもともと世の中に完全に正しい道などないと思っています。どの道にも何か欠点があると思うし、それに時と場合によっても変化するものだと思います。だから私はきれいごとばかりを言う人は受け入れられません。アグネスの思考は単純すぎる。世の中には善と悪しかないと思っているのだろう。私はその真ん中を彼女に見てほしい。物事の裏側をちゃんと読み取ってほしい。でも私はアグネスのみが悪いと断定はできない。職場に託児所があってもいいと思うからだ。女が社会進出時どうしても男と同じ力を得られない原因の一つが「女性は子供を生む」ということだと思う。会社に託児所ぐらいあってもいいじゃないだろうか。そういう支援があってやっと社会では男女平等が確立されるのではないか。アグネスの偽善ぶりには腹が立つが、評論家たちの「すべてを批判」という態度がよくないと思う。

2.中野の「アグネスの発言には厳しさが感じられない」は、私もそうだなと思った。言っているだけでなく自分のから率先してやってみようという気が感じられないのは残念だった。それに林の「アグネスは普遍化している」についても同感だった。一人一人感じることが違うしアグネスが批判してしまったことはよくないと思う。けれどこんなにまで論争が発展することはなかったと思う。この論争に火をつけたのは本当は世間でありマスコミだったのかもしれないと思った。

3.そもそも職場に子供連れてきただけでこんなに大騒ぎすることにあきれた。人のことを文章で批判したり国会まで問題を持ち込んだり、そんなことよりほかにすることがないのかと思ったりもした。実際、アグネスは職場に子供連れてきただけなのに、「国際人」などの関係のない言葉で持ってくる。彼女が甘いというのはなんとなくわかるような気もするが、そこまで騒ぐことがあるか。迷惑をかけていないからいいじゃないかと思った。



女子

4.はっきりいって両方に自己中なところがあると思う。アグネスは批判論の通り、みんな理解してくれると思い込んでいると思う。逆に喫茶店が大人の場所と決め込んでいる中野も自己中だと思った。なぜなら、喫茶店に「子供もお断り」なんて看板を見たことがない。確かに走り回ったり暴れたりするのはよくないけど、子連れ同士の集まりや家族のだんらんだとちょっとしたコミュニケーションの場だと思うからです。でも両方に賛成する点もある。アグネスの子育て法が親の責任という点でとても素晴らしいと思う。私も子供の精神面での安定や発達において、一歳半ごろまでは一番大切な時だと思うし、自分の手で育てたいと思うからアグネスに賛成だ。そしてアグネスの発言の甘さや二面性を利用しているのではないがという意見にも同感できる。

5.こんな事を言ったらダメかもしれないけれど、このアグネス論争の話を読んでつまらないなぁと思いました。どっちの意見にもつけません。何だかただのくだらんケンカにしか思えないのです。本人たちは真剣なのだからくだらなんて言ってしまうのはどうかと思ったけれど、私にしてみれば読む気も失せるほど面白くないものでした。


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第二次アグネス論争 感想文




論争について



1.最初僕は、アグネスは現実を見ていない夢みていると否定派でした。でもたくさんの評論を読んで、いろんな考え方があるだとを実感しました。みんなが言っていることはすべて正しいじゃないかと思います。十人十色という言葉があります。一人ひとり個性も違う、考え方も違う。まさにその通り、みんなは正しいことを言っている。いや、考え方が違うといった方がいいかな。この論争を読み、僕は1つの主題にいろんな見方をすることによって、考えるというのは素晴らしいと思いました。たくさんのアイデアが世界を変え、人をも変えてしまう。その中で人類は繁栄してきただと思う。少し話がずれてしまったが、アグネス論争は1つの革命だと僕は考えた。【男子】

2.私はアグネス論争のすべてを読んで、どっちがいいか悪いかはっきりとはいえないと思った。それぞれ良いところもあるし、悪いところもある。これは人々がこんなにたくさん生活しているだし、考え方も違うし、しようがないことだと思う。しかも例えば職場にもし託児所を置くということにしたとしたら、それによって迷惑する人もいるだろう。すべての人が納得して満足できることなってあり得ないと思う。満足できないことについてはある程度我慢してみんなは生活している。それができない人は、普通この世界では生きていけない。こんな論争は子連れ出勤だけでなく、どんな問題でも論争しようと思えばできるんだなと思った。アグネスのように1人だけいろいろ言われるのもどうかと思うが、何を言われても平然としていられる(気づいていないかもしれないだ)強さ持っている人だなと思った。これを読んで、いろいろな角度から客観的にものが見れました。【女子】

3.アグネス論争を読んで、この問題をがとても大切で今からも問題になっていくことだと思う。育児と仕事の両立ができるような社会にしていかないといけないと思うが、いろんな問題がある男女間の意識の違いや、年をとった歓呼に感慨を持ってる人とかの意識改革をしなければ育児と仕事のルーツができる社会をできない。だから考えが単純であれアグネスがやったことが、これからの未来にとっても大切なことと思うし、ので誰もそういうことをにはなかったから,バッシングを受けたがそういう人がいないと何も変わっていかない。そういう人はすごいと思う。【男子】

4.論争を読むのは楽しかったけど、だんだん問題が大きく発展していって、竹内好美さんではないけれど最後の方がなんだか読む気が失せでしまいました。いろいろな人が外からごちゃごちゃと言っていたけど、結局なんよという思いが強かったです。この論争を読んで、自分の信念を貫くことの難しさを知りました。自分の意見を声に出して公明正大にいうことなら誰にでも可能です。問題はそれを回りに認めてもらえるように自分がどこまで頑張れるかと思います。すべての人が正しいことを選びとって成長しているわけじゃないけど、自分が信じる考えというものは、しっかり持っていたいと思いました【女子】

5.「皆さん、想像力が豊かですね」そう思った。一体なぜアグネス論争と呼ばれるものがここまで広がったのか、私にはよくわからない。皆が皆自分の想像で好き勝手に言った結果だろう。唯一同感できたのが竹内好美だった。アグネス論争を主に第2次アグネス論争と呼ばれるものが、所詮「子供のいる母親たち」の手の届かない、いわば雲の上の出来事だ。根本的に「子連れ出勤をめぐる論争」の中で生きる人々にとって「子供のいる母親たち」には大きなズレがある。このことに気付かない人がこんなにも多数いるとは情けない。【女子】



平等について



6.男女雇用機会均等法が施行されるまで、女性は結婚したら多くの人が仕事をやめていきました。法律が施行されて、少しは女性の働く環境が改善されるとしても、まだ女性が仕事と育児と家事を行って、男性は仕事だけという家庭も多く、また専業主婦である女性もたくさんいます。それならいっそのこと男性が主婦業をやってみれば良いと思います。女性が外で働いて稼ぎ、男性が家事・育児をします。そういう家庭が増えてくると、家事の大変さや育児の大切さが男性にもわかると思うし、分業についても理解が得られると思います。【女子】

7.竹内さんの文章を読んでなるほどと思いました。自分は社会に出ずずっと仕事を続けたいし、子供をつくるつもりもないので、「働く母親にとっては託児所が必要なのだろう」と自分には関係のないこととして軽く考えていました。自分の考えの甘さが情けないです。私が働く女性にとっての1番の敵だと思っているのは、すべての人の中にあるであろう、「女性は家事をする」という潜在意識です。なぜ男が家事をしてはいけないのでしょうか。主婦になる女子は多いが、主夫になる男が少ないのはなぜですか。人間の中からその潜在意識が消えてしまえば、男のあり方や女のあり方も多様化するし、人生についての選択肢も増えると思いませんか。今の現状が女は女という生命が決められときから、歩んでいく道がとても狭く、障害物をたくさんあるという状態だと思います。自分が自分らしく生きるためにも、男性はもっともっと考えてほしい。女性はもっともっと努力してほしい。そして近い将来、男女差別ということがが世の中から存在しない世界になることを私は祈っています。【女子】

8.仕事に対して、男女平等にしよう。育児・家事も平等にすればいいと思う。「子連れ出勤」ついて論争が起こってということは、やっぱり子どもってのが女性にとって負担になっていると思う。女は仕事するな、家を守ってろって感じの考え方がやっぱり残っているんじゃないかなぁ。子供に対しての責任は男女とも同じだろうから、もっと男性が家事・育児にかかわるべきだと思います。それと、互いに仕事を続けたいなら子どもを作るのをあきらめるべきだろう。仕事も子供もと思うから、負担が生まれるんじゃないかな。【女子】

9.アグネス論争を読んでいると、どうも子育て、ひいては子供について「邪魔者」的扱い方をしているような気がしてならない。子どものことを考えているようでいて子育てから解放を訴えている感じがする。旧式な考えだと言われるかもしれないが、子育ては女性にしかできないことだと思う。いくら男女平等を叫んでも同じではない。絵が上手とか、運動ができるとか、と同じように女性は子育てが上手なようにできているんだと思う。それなのに、男に完全に子育てを任せてしまっても問題ないという考え方はどうか。男性全部がそうだとは言わないが、どうしても母親より愛情が薄くなる気がする。仕事場に子供連れて行ったとか、行かないとかは私にとってはたいした重要な問題ではない。大事なのは仕事場に子供連れて行ったとして、子供に対する愛情が同じでいられるかどうかあったと思う。【女子】

10.私は今回の問題に触れられてよかったと思いました。これから先自分が「働く女性」として過ごすとしたらどんな問題が出てくるんだろうなんて考えもつかなかった。だから、今回この話を勉強して考えることができてよかった。でも、今回勉強したことが、今の問題であって、私たちが働く女性として過ごすころにはまた新しい問題が起こっているんだろうと思います。その問題というのは、男に家事の負担がかかりすぎるという、今と逆の問題にならないかと思います。機会均等法により雇用の機会がほぼ同等になった今、男の苦労する時代が来るかもしれません。その時の女たちの論争が楽しみです。【女子】

11.最初は単なる個人的な論争であったアグネス論争は、最後にはいわゆるジェンダーの問題にまで発展した。この問題に関して僕が思うのは、はたして何でもかんでも男女を平等に、均質化することが本当に素晴らしいことなのかということだ。男と女は肉体的にも生理的にも違うが、この違いというのは非常に大きなものだ。このことを無視して本当に調和した社会はできず、必ずどこかギクシャクした社会になると思う。男女の違いを認めたうえで、それぞれに適した仕事をするということも大切なのではないか。もちろん、不条理な差別は撤退しなければいけないが、あまり無理な男女の同質化は社会にひずみを与えることになると思う。【男子】

12.母親は赤ちゃんに母乳を与え終わるまで子供から離れてはいけない。というのは自分の考えです。つまり離乳食に入るまでは母親は子供とともに時間を過ごさなければいけないという考えです。子供に乳をあげられるのは父はでなく母がだから。アグネスの「休憩時間に母乳があげられる」という考えは素晴らしいと思うが、母乳をあげる時間以外は子供から離れているというところでは、アグネスには失望である。子供に母乳をあげられるのは母親だけなのに、父親と同じように働きたい、だから託児所を。という考えに至るアグネス、女性が分からない。平等を唱える女性がわからない。わからないとはすべて言い切れないが、女性にのみに許された、いわば特権を放棄する女性は、自らを否定しているのではないか。そう思え悲しくなる。【男子】

13.アグネス論争を通して、男女の平等などの社会的なことも少しわかってきた。このごろ、地下鉄に女性専用の場所ができたりしているけど、こういう極端なことをして男女を分けるのは、逆に問題が起きると思う。だから、男性を優遇せず、女性も優遇しない方がいいと思う。その他、近ごろはセクハラで女の人が男の子と訴えたりするけど、男側から見たら逆に言動などでセクハラを受けていると思う。でも、やっぱり男の人は、そんなことでグダグダ言うのもカッコ悪いと思って、公の場で言わないんだと思う。だから、女の人も本当にきついこと以外はグダグダ言ってほしくない。このままだと、男性が女性よりも差別される時代がくるかもしれないと僕は思う。【男子】



家事について


14.私の理想では、子供2人、そして仕事もずっと続けるつもりでいます。でもこれは理想であって、これを実現するにはとても難しいことだと思います。子供産んでしまったら、子供との時間を大切にしたいと思うだろうし、面倒も見なくてならないし、仕事が中途半端になってしまうと思う。私はひとつのことをやると、もうひとつの方が見えなくなるので、仕事を頑張ると子育てが、子育てを頑張ると仕事がおろそかになってしまうだろうし、理想にはほど遠いかなと感じます。だからアグネスのような人が少しうらやましいと思いました。【女子】

15.もし私が将来、就職して結婚して子供ができるとする。しかし私はアグネスのように、子供連れて出勤したいと思わない。常に自分の目の届く場所に子供がいればいいと思うけど、私は仕事は仕事、家庭は家庭と割り切りたい。私はどちらもおろそかにするつもりはない。仕事をするときは全力で仕事に打ち込んで、いったん家庭に戻ったら、子供に愛情も注ぐし、家事をすると思う。けれど、仕事をして家事をしてその上育児があると、この身ひとつですべて完ぺきにこなすのは無理というのは目に見えているので、家事や育児については夫とともにやっていくつもりだ。そのためには、その夫の積極的な協力が必要になる。いま日本では外国に比べ家事などを手伝う男性が少ない。お互いを理解したうえで協力して家事や育児を分担してやっていけるようになれば女性にとってもむしろ男性にとっても良いだろうと私は思う。【女子】

16.「結婚・子育てアンケート」をやって、結婚しても仕事をしたいと思った。ほとんどの女子が専業主婦になりたくないのだったので、みんな同じなんだなと思った。でも男子は結婚出産したら仕事をやめ、専業主婦になってほしいという意見が多かった。やっぱり今でも男は仕事、女家を守るというイメージが強いのかなと思った。家事の分担のアンケートをしてみて、驚いた。私も家事は分担するものだと思っていたのに、アンケートの結果を見たらほとんど妻か半々になった。自分の中でも家事は妻がするという考えがあることに気づいた。この考えを直して、自分が結婚・育児するときには、ちゃんと家事を分担できるようにしたい。そして家事や育児に協力してくれる相手を見つけないです。【女子】

17.アンケートをやってみて、家事や育児はやっぱり女性っていう方が多かった。そして、自分もこれは女性やなって決めていたことに気づいた。女子は半々でもしてほしいのに男子は妻にやってほしいという答えもあった。この現状が社会にあるんだと思う。母親が外で働こうと思ったら、夫の協力なしでは絶対無理だろう。現実がこうだから女性は男性と同じようには社会に進出できないのだと思う。それだから、子供を生まず、仕事に専念したい人が増え、それが出生率低下という社会問題につながっていると思う。仕事場に子供を連れてくるという問題から、男性や社会の問題に発展するなんて思わなかった。【女子】

18.結婚したら、もちろん家事はダンナと半分半分である。しかし私は、役割分担アンケートで、妻が主で夫が時々というものに幾つか忘れたがマークをした。なぜなら、ときに夫は至らないことをするからである。例えば、たかがたカレーを作るのに高級な肉を買ってみたりするところだ。余計なことをしてほしくないのだ。社会では、また男が偉いぞという風潮が残っている。家庭にも残っている。家事を何も言わず、すべてをこなす妻はもしかしたら夫に至らないことをしてほしくないと思ってすべてしているのかもしれない。もしかしたら、心中で「こいつは無能だから、私がしてあげるしかない」と思っているのかもしれない。私は役割分担アンケートで、妻がすると答えた女子のいくらかは、夫の力を見限ってそう答えた人がいたのではないかと考える。【女子】



自分の体験から



19.働く女たちは働いている間、子供をどうしてるだろうと思った。夫も働いているなら、家にひとりで置いておけないし、どこかに預けておかなければならない。保育所・幼稚園に入ることが多いと思う。僕は保育所に入っていたけど、母の勤めていた病院にある小さな託児所のような所に入っていた記憶もある。多分保育所が夏休みか何かの時に入っていたのだと思う。保育所は楽しいことが多かったけど、その託児所ではすごく嫌だったことが心に残っている。自分よりも幼い子ばっかりで、遊べる友達もいなければそのための場所もない。いつもは家の外の山で遊んでいたけど、そこでは外に出ることが許されない。寂しくて時間をなんとなくつぶすだけだった。母からしてみれば、何かあればすぐ対応できるところにいてくれるので安心だったのかもしれないが、僕は家で遊んでいる方がよかった。「会社に託児所を」というのは、親の勝手な意見なのかもしれない。母親は子供がある程度自立するまでは、仕事をせずに子供をために時間を作ってやってほしいと思う。絶対に父親より母親の方が子供のためになると思う。保育所や幼稚園で子供が楽しそうなら大変いいと思う。ただ大人中心になってほしくない。託児所に預けたとしても、子供にはマイナスとなるなら預けるべきではない。子供を作るからには親の2人ともが責任を持って子育てに当たってほしいと思う。【男子】

20.私の母は美容師である。母は結婚しても働くという道を選んだ。私を出産して何年かは仕事を休んで私を育ててくれた。妹の場合も母は同じく仕事を休み、子供といる時間を取った。そして私たちが小学校にあがり、学校に慣れ出すと仕事に戻った。仕事は5時ごろに終わって帰ってくる。そして私たちの話を聞きながら家事を完ぺきにこなす。子供ながら母を尊敬していた。それは父が母をほめていたということも関係しているかもしれない。私は結婚しても仕事をしていたいと思う。そして子供ができたらしばらくは休み、仕事に戻りたい。そのうえ妻としての役割・母しての役割を果たし、すばらしい家族を築きたい。つまり、私は母のような人になりたいと思っている。家族を大切にしながら仕事をするということは私が思うより大変かもしれない。しかし、それをやってのけた母親を忘れない限り、私は頑張れる気がする。私もいつか子供に尊敬されるような女になりたい。【女子】

21.私の母を見ていると家事や子育ては母親がやって少しは父親がやってほしいと思います。母は3年前まではずっと専業主婦だったけど、今では午前中だけパートに行っています。そうすると、仕事の後家事をするのが大変で、よく疲れたといっています。すると父が母の代わりに家事をしてくれます(時々)。やっぱり家事や育児は、母親だけがするのではなくて、父親も少しくらいは手伝うべきだと思います。【女子】



その他



22.今、世間では母親による虐待が多いのを考えると、アグネスの子連れ出勤は子供を愛しているから、虐待という恐ろしいことを心配しなくていいので良いことはと思えてきた。その半面で、アイドルの結婚・出産はファンにとってうれしくないことなのかもしれないから、子連れ出勤は昔からのファンを減らす形になってだめなんじゃないかなとも思った。【女子】

23.僕はすべてマスコミがいけないと思う。マスコミは好き勝手に騒いで、国民をあおったのですから。マスコミがいつもそうです。人々をあおるだけあおって、興味がなくなれば、すぐに終わらそうとする。全く困ったものです。ワイドショーなんか見ていると、もうむかついて仕方がありません。【男子】


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