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第99号 10月29日

今日の言葉
「五里霧中」
 「夢中」と書くのは間違い。5里四方、つまり2キロメートル四方、深い霧が立ち込めて、物事を方向がわからないこと。物事の解決ができないことをたとえて言う。当てもなく探して「暗中模索」しないように。

上醍醐
 試験期間中の午後、上醍醐に登った。東稜高校に勤めて10年になるが、一度も登ったことがなかった。2年の担任の村上先生と2人で登った。それほど急な坂ではなかった。平日だというのに、多くの人が登っていた。登山の常として、行き交う人と「こんにちは」と挨拶をする。1時間ばかり登ると、頂上だった。頂上からは眼下に向島のあたりが一望できる。何とかと煙は高い所に登るというが、高い所からの眺めはいいものだ。すべてが小さく見えて、ついさっきまで自分もあそこでチマチマ悩んだりしていたのだと思うと、その悩みがスッと消える。天気もよかったし、実にいい気分であった。30分程休憩して、下山した。下りは30分程。たった2時間で全く違う世界に行けるとは、なんといい所が近くにあったのかと思った。
 学校に帰ってみると、門が締められて異様な雰囲気。聞くと、近所で刃物強盗が出たそうだ。下界は騒々しい。

愛と友情の谷間 18
 もっと現実的な問題に戻って、彼女がそう際立った美人じゃないことも原因のひとつだ。僕は、自分の顔に、今は自信を持っているけど、あのころはなかった。だから美人と僕は不釣り合いな感じがした。といってブスでは困る。だから彼女はぼくとどっこいどっこいの顔をしていたんだな。(ということは、やっぱり美人ということかな?)
 それに気が優しくて世話好きというところかな。僕の思って(あのころ)女性像というのに、ぴったりだったんだなぁ。
 それからあとは、ボーイフレンドがいなかったこと。比較的しゃべりやすかったことなんかがある。


第98号 10月23日

今日の言葉
「五十歩百歩」
 戦場で、50歩退却した者が、100歩退却した者を臆病者だと笑うこと。いくら違うように見えても、本質的にはそれほど大差がないこと。「目くそ鼻くそを笑う」というのも同じ意味。

炭疽菌
 一定量吸い込んで治療しなければ、80%が死に至るといわれている炭疽菌。感染した皮膚が黒く炭のようになるのでそう呼ばれる。炭疽菌は、アメリカとソ連が対立していた冷戦時代に、細菌兵器として両国で研究開発されてきた。その炭疽菌がアメリカを震撼させているのだから皮肉なものである。炭疽菌は白い粉で、手紙に入れて送りつけられてくる。知らないで開けると、粉が空気中に拡散して、
それを吸うと死に至る。生後7カ月の赤ん坊も感染して死んでいる。これがテロの一環かどうかはわからない。ただ、
飛行機でビルに突っ込むよりも、いつどこでも起こるだけに社会をパニックに陥れる。日本でも、模倣犯が続出し、今日の新聞では小学生までが白い粉の入った封筒を送りつけたらしい。悪戯ではすまされない。

愛と友情の谷間 17
 最後に、友達の影響もあったと思う。僕の友達は、どんどんガールフレンドを作っていく。それを見て、僕も感化されちゃって、ガールフレンドが欲しくなったんだ。まあ、見栄といえばそうなるけど、これが最大の原因だったかもしれない。
 こんなふうに言ってしまうと、まるで女性ならだれでもよかったみたいだね。でも、彼女がいいんだ。前にもちょっとのろけたことを書いてけど、もっと掘り下げて考えてみよう。
 人間の運命というのは、神のようなものによってコントロールされているんだ。だから、人生すべて必然なのだ。なるべくしてなっている。僕が彼女と会ったことも、五千五百万人という女性の中から、ただひとり彼女に好意を持ったことも何か偶然とは思えない。こんなことを言ってたら、ヨーロッパ中世の王権神授説みたいに、神に責任をなすり付けているようだけど。人間を与えられたチャンスに全力尽くすべきだと思うんだ。


第97号 10月22日

今日の言葉
「呉越同舟」
 呉越は昔の中国の国名。互いに敵対していた両国の人が、同じ船に乗り合わせること。敵同士が同じ場所に入り交じること。または、敵味方区別なく助け合うこと。ちょうど、テロに対する各国の協力体制のようなもの。

テスト勉強 OK?
 いよいよ今週の明後日から中間試験です。土曜日日曜日はバッチリ勉強できましたか。この二日間が明暗を分けるといっても過言ではないでしょう。でも、過ぎてしまったものは仕方がない。今日明日と挽回することです。
 うちの中1の息子はテストが終わりました。中学の中間テストは同じ6科目なのに2日で終わってしまうのですね。高校は3日もある。1日2科目、楽勝のはず。でも、試験範囲も広く、問題も難しい。中学校なら先生によっては、プリントを配ってくれて出る所まで教えてくれたりしたことでしょう。とはいっても、高校の先生も、露骨には言えないけど、テスト前には一生懸命出る所を言ってくれる先生もいます。質問すれば、思わず言ってしまうこともあります。それに、僕が高校の時のテストは、教科書の隅っこにチョコッと書いてあることや、授業中チョコッと言ったことや、言ってもいないことを出されたりしました。今は、ほとんど教科書やノートから出る。地道にやれば必ずできます。頑張れ!

愛と友情の谷間 16
 第二に、自己の発散。むしゃくしゃするときなんかの心のよりどころ。彼女に、僕の悩みを打ち明けたり、打ち明けられたり。そのような心理的なものと、もうひとつ外的なもの。僕でもガールフレンドがいるという自信、彼女と映画を見に行ったりする楽しみ。まあ、早く言えば小説やテレビの主人公みたいなものへのあこがれというところだろう。
 第三に、女性というもの、女性の心の姿を見る。それまで、女性というものを誤った見方をしていた。女性を人間とてではなく、物としてしか見ていなかったんだ。そんな自分に疑問を持ち、そんな自分が嫌になってきたんだ。本当の女性を理解しなくてはだめだと思ったんだ。そして異性と交際することを決心したんだ。


第96号 10月19日

今日の言葉
「荒唐無稽」
 荒も唐も虚しい、稽は考える。従って、よりどころのないでたらめな話。軽率で信頼できない話。「彼の話は荒唐無稽だ」と悪口で使う。

私がSuki?
 昨日の映画はいかがでしたか。援助交際を中心に、高校生にとっての性について考えさせられました。援助交際はどこの学校でもあると言ってましたが、どうなのでしょう。援助交際をするのも、自分が好きでないから、心の中にぽっかり穴が空いているから。う〜ん、わかりません。「大人は分かってくれない」と盛んに言ってましたが、「甘ったれるな!」と言ってしまえば、分かってくれない大人ということになってしまうのでしょうか。僕は教師の立場というより、親の立場で見ていました。親は分かってくれないと言うけれど、親も親なりに子どものことを考えている。でも、子どものことばかりは考えていられない。僕も高校生の頃は親は分かってくれないと思っていましたが、親になってみると親の気持ちがわかります。大人が買春をするのは家族に相手してもらえない穴を埋めるため、これもわかりません。なんか、すっきりしない映画でした。ちなみに、保健の先生になっていた人は、僕らが青春の日活ロマンポルノ映画のスターでした。感慨深いものがありました。

愛と友情の谷間 15
 元旦に彼女から、年賀状が来た。何回も何回も読みなおしては、彼女を想像していた。その正月は、今までにない正月だった。そして、彼女が返事をくれる1月4日がとても待ち遠しかった。ついに、ここまできた。いつもは、片思いだけであきらめてしまうのに。なぜ、彼女とはここまで決心できたのだろう。
 第一に、高校生になったということだ。高校生になったといっても、ひとつ年をとっただけのことである。だから、高校生という世間の見方の中に自分も含まれてといった方が正確である。高校生となると、何か急に大人に近づいたような気がしてくる。青春の真っ只中にいるという自覚が、異性と交際するという心地にさすんだと思う。青春は、自分の力を確かめる、可能性を試す時だと思うんだ。やりたいことは何でもぶつかってみる、後でくよくよ後悔しない。中学時代に罪悪感を抱いていた一対一の交際であるけど、高校生になっていた一対一の交際は自然に思えてきた。これは、青春という名によって原因をごまかしているのかもしれないけど。とにかく、一対一の交際は青春における1つの重大な要素であると、僕は信じている。


第95号 10月17日

今日の言葉
「後生畏るべし」
 若い人は可能性を多く持っているから恐るべしということである。若い人には無限の可能性があると言われているが、あくまでも可能性。生かすも殺すも本人次第。

野依氏、ノーベル化学賞
 21世紀初のノーベル化学賞が名古屋大学の野依良治氏に決まった。「不斉合成」の研究らしいが、杉村先生に聞いて下さい。日本で10人目、そのうち京大出身者が5人。
 野依氏は、小学校の頃から記憶力と集中 力が抜群で、小3で麻雀の腕は大人並み、高校では50人もいる柔道部のレギュラー、大学ではラグビーに没頭。化学の道に進んだのは、中学の時、父親と行った講演会がきっかけになったという。「人にできないことをやる、人になんと言われようとやり続ける」というのが信念。趣味は論文を書くことで、一日中書いていることもあるという。33歳という若さで教授になり、63歳になった今でも、学生と徹夜で討論し、全く甘えを許さない。地位や給料のために研究するのでなく、日本人としての誇りを持って、世の中に役立つ研究してもらいたいと言う。バカな政治家が「今後50年間で30人のノーベル賞受賞者を出す」と言っているが、野依氏は「理科学習は、人間が幸せに生きる知恵を自然から借りること。教師は、子どもたちが自ら学ぶための知恵を与えて欲しい」と言う。さすが、ノーベル受賞者。

愛と友情の谷間 14
 しかし、そこで一つ問題があった。郵送する以上、彼女の親が見るということだ。見られてはまずいというのではないけれど、あの時としては、そんな大々的なつもりじゃなかったんだ。ただ話し友達としてと書いておいたんだ。親に知ってもらってた方が交際しやすいのは確かなんだけど、はたして彼女の親がどう思うかという不安があって、結局、自分の名前を書かないで送った。これはちょっとまずかったかもしれないと後で悔やんだ。別に名を画す必要もないし、いずれわかるんだから。
 クリスマスカードを出してから、毎日毎日楽しさと不安の日々だった。ついにやったという満足感が一番大きかった。彼女はあれを見てどう思っているだろうなんて考えちゃったりして。一番無邪気で楽しい時期だった。でも、それは、ものすごく軽々しくて中身の薄い楽しさだったのかもしれない。


第94号 10月16日

今日の言葉
「逆鱗に触れる」
 「ゲキリン」は竜の喉の下にある逆さまに生えたうろこのこと。これに触れると竜は怒って人を殺すと言う。上のものに逆らうと、怒りにあうという意味。

給料日
 毎月16日は給料日です。とは言っても、明細書という紙を一枚もらうだけで、給料は銀行振込になるので、有り難味がない。昔は、現金でもらったので、一カ月間頑張ったなと言う実感があり、家族に手渡す重みもあった。(そんなに多くの給料をもらっているわけではないが)。「お父さんが働いてお前たちを養っているんだぞ」と威張る父親も多かった。(母親も働いている)。僕も3人の子どもを育てている。独身だったら、子どもがなかったら、金銭的にはもっと豊かな生活ができているだろう。それでも、子どもを育てるのは、金銭では測れないものがある。だからと言って、みんなは親に養ってもらえるのは当然のように思っているかもしれない、携帯代まで親に出してもらっている人もいるだろう、それは間違いだ。感謝しろと強制できる問題じゃないが、自分は一人で生きているんじゃないと言うことをもう一度よく考えてみて欲しい。

愛と友情の谷間 12
 ここで出てきたのが、僕の最も得意とする「石橋を叩いて渡る」やり方だ。彼女が僕を思っているのか、慎重に観察することだ。これなら確実だ。しかし、男らしくないといえばいえる。でも、彼女を傷つけない方がどれほど男らしいか。これがさっき言った思いやりじゃないだろうか。
 そうして、やっと彼女が僕に好感を持っているんじゃないかと、僕なりに確信した。(彼女はどうだったか知らないが。)こうなったら、さっそく交際を・・・となるんだけど、ここでまた迷ってしまう僕なんだ。学校の行き帰りで一緒になったとき、今こそ今日こそ言おうと思うんだがいつも言えない。言おうと思うと、そんなムードでなかったり、99%まで確信した残りの1%の不安が何億倍にも膨らんでくる。そんなやってまたまた決断のつかない僕だけど、一緒に行き帰りする時は楽しくてしようがない。いつか、最後に「さよなら」とだけ言われたその一言で、パァーッと幸せが広がっていくのを感じた


第93号 10月16日

今日の言葉
「行雲流水」
 僕の好きな言葉の一つ。雲や川の流れのように、いろいろと移り変わっていくもののたとえ。物事にとらわれず、自然に行動すること。こうなりたいです。

カップ・ラーメン
 またまた、「プロジェクトX」の話。昨日は、カップヌードル。昔はインスタントラーメンと呼ばれ、丼に入れてお湯をかけて食べた。どのメーカーも作り出したので、売れない会社が出てきた。そこで、アメリカに進出しようとした。ところが、アメリカには丼鉢がない。お皿では がお湯につかりきらない。そこで、考え出されたのが、カップラーメン。これなら、丼鉢がなくてもお湯さえ注げば世界中どこでも食べられる。しかし、3分間で戻る を作ったり、具の開発が必要だった。試作品を一日20個も食べた。ようやく完成したが、当時はこんなものが食べられると思っている人は少なかった。決め手は海老だった。海老は高級品であった。それが入っているとしたら、イメージが変わる。しかし、色や歯ごたえのある海老が見つからない。世界中の250種類の海老を調べ上げてようやく見つけた。初めは、消防署とか工事現場とかで売れはじめた。そして勝負に出た。東京の銀座の真ん中で、マクドナルドに対抗して街頭販売をした。4時間で2万個が売れた。それからは普通の人々や家庭でも食べられるようになった。現在、世界中で82億個作られている。みんなの中にも、お母さんの作る食事よりも好きな人がいるだろう。真価を発揮するのは、非常事態時や災害時です。カップ・ラーメンは世界を救う。それを開発したのは日本人だった。

愛と友情の谷間 13
 こんなやって、ついに期末試験が近づいた。今、言っては彼女の試験に響くのではないかと、試験が終わるまで言うのをあきらめた。これは男の思いやりだ。なんてうぬぼれちゃってさか。この期末の終わるまでの間、また新しい疑問が生じた。墨家ら交際を申し込むべきか、彼女から言ってくるのを待つか。今となっては、なんとばかなことを真剣に考えていたんだと思う。
 そうこう考えているうちに、案じだされた秘策がクリスマス作戦だ。クリスマス作戦というのは、クリスマスカードに僕の気持ちを書いて彼女に送るん だ。口ベタな僕が考えた最良の方法だっただろう。


第92号 10月15日

今日の言葉
「怪我の功名」
 過ちだったことが、よい結果を生むこと。そのつもりでなかったのに、偶然手柄を立てること。こんなことは滅多にないから、「怪我」、怪しい我と言うのだろうか。

区民運動会
 昨日、秋晴れの空の下、僕の住む小学校区の区民運動会が開かれた。地域に住む、小学生だけでなく、老若男女が集まって、1日中楽しんだ。競技は、玉入れ、綱引き、ムカデ競争などの定番から、「コーラ飲み競争」、ジャンケンで負けたらティッシュケースとボールを持って走る「ジャンケン負け得競争」、リレーで色水を一升瓶に入れていく「一升になりましょう」。そして、子どもと親で120メートルのトラックを一周する「親子リレー」。これは、親の名誉を賭けて走らなければならない。幸い、3位でバトンを受け取って3位でゴールしたので面目を保った。そして、最後は「色別対抗リレー」。30歳以上の女性3人と男性5人でリレーをする。僕も年甲斐もなく出た。これまた幸い、1位で走ってきた人がこけて1位でバトンを受け取って、1位でバトンを渡し、チームもそのまま1位になった。近所付き合いが希薄になっていく現代において、貴重な行事でした。みんなも自分の地域の運動会に出てみてはどうですか。

愛と友情の谷間 11
 でも、こんな状態は今までに何度もあった。しかし、今度の場合は不思議な力が働いていたようだ。それからしばらくは、彼女以外の女性に関心を示さないようになった。どうして彼女に気を引かれたのだろう。ここでのろける積もりはないけれど、僕の理想に一番近かったのだろう。顔は美人じゃないけれ ど、カワイラシクて、気立てがやさしくて、適当にユーモアがある。いつだったか、食堂で彼女が立っているのを見てしびれちゃった。ついに、のろけてしまった、堪忍してください。
 ここで僕は大いに悩んだのだ。男としてどうするべきか、なんてカッコをつけなくてもいいんだが、このまま片思いに終わるべきか、それとも堂々と交際を申し込むべきか。どちらがいいか、これから1ケ月余り迷い続ける。


第91号 10月12日
  
今日の言葉
「蛍雪の功」
 卒業式の定番、「蛍の光」の原盤。貧しくて油が買えず、蛍の光や窓の雪の明るさを利用して読書や勉強をした人々の話から出た言葉で、貧しくても苦労しながら勉学に励むこと。
 
青春応援団長
 「にんげん・ドキュメント」という番組の話。奄美大島の大島高校の体育祭では、応援合戦が伝統になっている。1年から3年まで出身地別に7つに分かれ て、夏休み中、炎天下一日4時間の練習をする。応援団長は、地区のヒーローだ。しかし、部活動も受験勉強に犠牲にしなければならない。50年の伝統のある行事だが、最近では部員が集まらなくなった。特に男子が集まらず、集まっても練習しなかったりする。すると、団長の指導が甘いからこうなったんだと、女子から責められる。途中から応援団に入りたいという人に対して、前からの団員は、「苦しい練習に参加しないで、思い出だけを作ろうとしている」と反対され、決断を迫られる。本当に大変な苦労である。それでも、最後まで投げ出さず、体育祭本番では団員を見事にまとめあげ、素晴らしい演技を披露する。その時間はたったの10分。たった10分のために、夏休みを犠牲にする。しかし、その顔は輝いていた。一つのことに本当に真剣に打ち込む姿を見て、ジーンとこみ上げてくるものがあった。感動した。打ち込めるものがあることは幸せである。団長は体育祭後1週間、寝込んだそうである。
 
愛と友情の谷間 10
 そんなフラフラしていた僕にも、ついにガールフレンドができた。これは歴史上重大な事件である。
 あれは、11月頃だったかなぁ。学校祭の前夜祭にアベックで行く友達を見て全く当てられていた僕は、それこそ血眼になってガールフレンドを探していた。そんな時、学校の行きしな、彼女が僕に話しかけてきてくれたんだ。その彼女っていうのは、同じクラブの子で、前々からいいなぁと思っていた。正直言うけど、前夜祭の時、運良く彼女と一緒に・・・と思っていたんだ。そんなわけで、彼女と並んで歩く道。何となくロマンチックで、僕が今まで知らなかった雰囲気、楽しくて甘くて。 人間って不思議なもので、その日の彼女の一挙一動が何か自分に好意をもっているように思えてきて。


第90号 10月11日
 
今日の言葉
「鶏口となるも牛後となるなかれ」
 鶏のような小さな動物の口になるのはいいが、大きいからといって牛の尻になってはいけない。大きな会社に入って平社員で終わるより、小さな会社で出世するか、自分で会社作って社長になれと言うことか。

本屋さん、盛衰記
 僕は学校の帰り、毎日のように本屋に立ち寄る。そのほとんどが漫画を読むというセコイ目的のためだが、学校から家までの間に大きな本屋がたくさんある。学校から近い順に言うと、ダイゴローの3階の大垣書店、蔦屋、イトーヨーカドーの2階の大垣書店、その向かいのアスター、イズミヤの3階のブックセンター、近鉄MOMOの2階の旭屋書店、古本屋も入れると、古本市場、ブックオフ。5キロ以内にこれだけの大型の本屋がある所も少ないだろう。それだけに競争も激しい。古本市場のあったところは普通の本屋だったし、MOMOの一階にあった丸山書店がつぶれて、旭屋書店ができた。開店セールでは布製カバンや掛け時計までもらった。そして、21日にアスターが閉店する。また、一つ、楽しみが減ってしまう。

愛と友情の谷間 9
 友達がガールフレンドの話をしたり、ガールフレンドと一緒にいるのを見ると、ものすごくうらやましくなってくる。ガールフレンドのいない自分を見つめて、なさけなくなる。僕だって男だもん、カールフレンドがほしくないわけではない。いや、ものすごくほしいんだ。でもね、どうしてもいけないんだ。あの子はいい子だなぁと思っても、中学校からボーイフレンドがいるなんて噂を聞くと、アーアなんて簡単に諦めちゃう。自分なんてそうきわだって男前じゃないし、カッコもあんましよくないし、なんて調子だ。そして、自分にはあの子は無理だなぁと思っちゃう。でも、いま考えると、あの時押してたら案外うまくいっていたのでは・・・なんて夢を見ることがある。
 そんなふうにいつも悩んでいる僕だったけど、こんな迷信みたいなことを信じて慰めていた。それは、この世の中で生まれてくるとき、一枚の紙を半分にちぎって、その半分を僕が、他の半分を誰か女性が持っている。そしてその半ぺらを持っていいる人同士が結ばれる。まるで、おとぎ話のようだけど、よく考えてみると、相当に真実味のある話ではないだろうか。


第89号 10月10日

今日の言葉
「群盲象をなでる」
 多くの盲人が象に触って象とはどんな動物かを評する。自分の触っている部分しか分からないので、全体を把握できない。たとえ目が見えても、その範囲は限られているのだから、全体を見ることは不可能とも言える。自分の見たことを絶対正しいように言うことは出来ないのである。

振り上げた拳
 ついに、アフガニスタン空爆が始まった。戦争に突入したのである。ちょうど十年前、湾岸戦争をしたのは今のブッシュ大統領の父親であることを考え  ると因果である。
 最終目的はオサマ・ビンラディンを捕らえることだが、その前にタリバンの軍事力を弱体化させようということらしい。空爆はアメリカ軍には危険が少ない攻撃法であり、軍事施設だけ破壊すると言っているが、それは嘘である。なぜなら、日本に投下された原爆や空襲を考えれば簡単に分かる。民間人が死ぬ被害も出る。また、爆撃を恐れて自分の家を捨てた住民は難民になる。しかも、空爆では最終目的は達成できない。次は、特殊部隊を使った地上戦。これはアメリカ兵も死ぬ可能性がある。そもそも、人が死 なない戦争というものなどない。ビンラディンが捕まらなければ戦争は長期戦になる。振り上げた拳をどこに下ろすのか、始めるのは簡単だが、終わらせるのは難しいものである。
 
愛と友情の谷間 8
 そんなぼくでも、1回だけ1人だけ嬉しくさせてくれた女の子がいる。あれは、中2の正月だったかなぁ、ぼくがその子に年賀状を出したんだ。いつもなら、2日か3日頃に「年賀状ありがとう」と来るのだが、その時は元旦に来 た。その文句がまた憎い。「仲良しのしるし」と来たもんだ。仲良し、ってのは気になるが、その一言がとっても嬉しかった。単純かもしれないけれど、あの頃のぼくにとっては画期的なできごとだった。あの年賀状は今も机の中に大事にしまってある。その子は、私立の高校へ行っちゃったけれど、中学時代の清い思い出としていつまでも忘れられない。
高校に入って、急に異性を意識しだした。意識というより、強欲といった方がピッタリコンだ。ただ、席が隣だったりしただけで、その異性を意識する し、ちょっと話しかけてこられようなものなら、嬉しさのあまり飛び上がりそうになった。


第88号 10月9日

今日の言葉
「君子豹変す」
 「君子」とは人格者のこと。「豹変(ひょうへん)」とは、豹の皮の模様のように美しいものに変わっていくと言う意味。つまり、人格者は、自分の間違いを認めて、美しい人間に変わっていく。誰も、自分の否を認めるのは嫌だが、それが出来た時に、成長するものです。

プロレス50周年
 最近プロレスは夜中にやっているのですが、昨日は夕方から特番がありました。力道山が日本にプロレスを紹介してから50年たちました。戦争に負け、外人にコンプレックスを持っていた日本人にとって、外人レスラーを空手チョップでなぎ倒していく力道山は英雄でした。その後、ジャイアント馬場とアントニオ猪木というスーパースターが登場し、今日に至ったのです。プロレスというと八百長だという人がいます。確かにどちらが勝つかは決まっている試合もあります。しかし、プロレスは結果ではなく、プロセスなのです。相手の技を受け止め、相手の力を引き出しながら、最後は自分の得意技を出して勝つ。その間、観客を引き込まなければならない。そこには台本がない。また、鍛えられた肉体がなければ成立しない。対戦相手だけでなく、観客との真剣勝負でもあるのです。プロレスをなめてはいけない。なんせ、4人合わせて250歳というタッグマッチや、2m30cmを越す巨人が現れたりするのはいかにもプロレス的だし、たった30秒で勝負がついたり、殴り合いでドクターストップがかかるのは真剣勝負だし、メインイベントは、今まで対立していた団体の壁を破ってチームを組み、技と技のぶつかり合い、プライドとプライドのぶつかり合い、逆転に次ぐ逆転で、久々に手に汗握る興奮を味わいました。

愛と友情の谷間 7
 でも、最大の原因は、自分に自信が持てない。いつもコンプレックスに追いかけられていたことだ。そのコンプレックスってのが、運動のことである。中学に入ってからだんだんよくなってきたんだけど、まだまだであった。あの 頃、カッコいいやつ、女の子にもてるやつというのは、万能選手って感じのやつだ。勉強のできるやつは隔離されているような感じに思えた。いや、自分でそう思い込んでいたのだ。いくら好きな女の子がいても、自分なんか好きになってくれるものか、と思って片思いに沈んでいたのが常だった。


第87号 10月6日

今日の言葉
「苦は楽の種」
 今、苦労することは、将来、楽な生活をを保障してくれる。アリとキリギリスの話と同じです。アリさんのように夏に一生懸命働いていると、冬になっても生活に困らない。キリギリスさんのように夏に遊んでいると、冬を乗り切れない。教訓、教訓した話ですね。今も楽して将来も楽できればいいなぁと考えている人は、ハッキリ言って人生をなめきっていますね。

長男の誕生日
 今日は、我が家の長男、恒気の誕生日です。僕が33歳の時の初めての子供です。
 恒気は生まれてくるまでが大変でした。妻は8月に切迫早産になり、救急車で運ばれ、絶対安静、生まれる日まで第二日赤のベッドの上で寝たきりでした。赤ちゃんは母体の中で羊水という水の中で浮かんで大きくなるのだが、その羊水がいつ破裂するか分からない状態でした。破裂すれば未熟児で死んでしまう。おまけに逆子で非常に危険な状態でした。僕は毎日病院に通いましたが、一番大変だったのは、ずっと寝ていなければならなかった妻とお腹の中の 赤ん坊でした。それだけに、出産の日も心配でした。学校を休んで分娩室の廊下で待っているのだが、まずは無事に生まれてくれることを祈りました。それだけに、オギャーと産声が聞こえた瞬間は体の力が抜けました。そして元気な男の子だと聞いた時、思ったことは、キャッチボールができると言うことでした。
 恒気も13歳。誕生プレゼントは、野球のトレーニングの本と、「実況パワフルプロ野球8」のゲームソフトです。

愛と友情の谷間 6
 どうして僕はそんなふうに思うようになったのだろう。その一因は家庭にあると思う。両親の本心は知らないけれど、小さい頃からの印象で、きっとそんなことは許してくれないと決め込んでいた。また、僕の性格から来ることもある。僕は今はどうか知らないけれど、あの頃はたいへん内気で恥ずかしがり屋だった。それに口下手ときているから、女の子と喋るなんてとてもとても。そして自分で言うのも何だけど、模範生的だったんだなぁ。
 よく勉強して、クラブも真面目にやって、授業中は悪いことはしない、悪い遊びもしない。先生の言うことはよく聞いて、みんなに注意する。まぁ、早い話が、文部省推薦ってやつだ。自分は勉強に打ち込んでいて、女の子とデートするなんて、悪いことをするように思っていた。


第86号 10月5日

今日の言葉
「金科玉条」
 「キンカギョクジョウ」と読む。金玉と科条を組み合わせた言葉で、金玉は黄金と宝石、科条は法令で、大切な法令や、大切に守り続けている規則や教訓などをたとえて言う。あなたには、金科玉条にしているものがありますか?

どうして勉強するの
 最近、1年生の担任が顔を合わせれば、「生徒はどうして勉強しないのだろう」と嘆くことが多い。6組も例外ではない。授業中の雰囲気がどよ〜〜んとしている。寝ている人もいるが、起きていても勉強しようというムードではない。「どうして勉強しないのか」ではなく「どうして勉強するのだろう」と考えてみよう。「いい成績を取って、いい大学に入って、いい会社に就職するため」なんて答える人はもうないだろう。「分からないことが分かるようになることは素晴らしいことなんだ」と言っても、もともと分かりたいと思わなかったら仕方がない。大学へ行けば好きな勉強ができて面白さも分かるのだが、高校の勉強というのはその基礎づくり。スポーツでも、試合や実戦練習なんかは楽しいけど、基礎トレーニングは余り楽しくない。それでも、強くなりたい、勝ちたいという目標があるから、耐えられる。勉強の場合も、目標を持つことだ。しかし、いい大学に入るという目標は魅力がないし、結果はまだまだ先である。他に何かいい目標があれば、どうして勉強するのかの答えが見つかるかもしれない。

愛と友情の谷間 5
 また、こんな思い出もある。僕が友達と教室で遊んでいたら、机にぶつかって筆箱がガラガラ。僕がその持主の女の子に謝ろうとしたら、いきなり平手が飛んできてピシャリ。別に痛くもなかったけど、女の子に叩かれるなんてはじめてだった。でも、その女の子は、僕の好みに合わなかった。でも、女のくせにと、相手をはっきり異性として意識していなかったことは確かだ。
 こんなふうに、心に思っていた女性はあったんだけど、一度もそんな女の子とまともに喋ったことがなかった。それは恥ずかしいとうい単純なものだけでなく、男と女が好きになる、なんてことは中学生らしくない、一種の罪悪感を抱いていた。あれは、中2の頃だったと思うけど、文化祭の討論会で男女交際について話し合ったんだけど、今から思うとまじめな顔をしてあんなことを言っていた自分がおかしくなる。男女の1対1の交際なんて絶対いけないなんて原稿を必死に思い出して言っていた。


第85号 10月4日

今日の言葉
「二度あることは三度ある」
 偶然でも2回あったことは、もう1回ある。「三度目の正直」、3回目は、1、2回目とは違う結果が起こる、それは良いことでも悪いことでも当てはまる。「仏の顔も三度まで」、悪いことをしても、1、2回目は許されても、3度目は許されない。いろいろあるけれど、人は自分の都合のいい意味で使う。

中秋の名月
 ウサギ、ウサギ、何見て跳ねる?十五夜お月さん見てはぁ〜ねぇ〜るぅ 
 一年に何度も満月があるが、秋の満月が特に美しく、中秋の名月という。最近、月が綺麗だなぁと思っていたら、もう秋なのである。で、十五夜と言うぐらいだから、今年の中秋の明月は今月の中旬か思っていたら、なんと、1日が中秋の名月だったのだ。一昨日の月は十六夜(いざよい)の月、昨日は月の出がたって待って居られる時間だから「立待月(たちまちづき)」、そして今日は座って待っているころに出るから「居待月(いまちづき)」、明日は寝て待つから「臥待月(ふしまちづき)」、明後日は夜が更けてから出るから「更待月(ふけまちづき)」。月を見る風流がいいですね。

愛と友情の谷間 4
 中学校に入ってからも、初めのうちはこれといって思い当たることはない。小学校時代から中学校に入学してはじめのうちまでは勉強も目立ってできる方でもなかったし、運動もどちらかといえば、運痴の方だった。平凡な一中学生として平凡な日々が過ぎていったんだなぁあの頃は。
 2年3年となって僕はどんどん頭角を現した。そうなって目立ってくると、人が勝手に「僕が誰々さんを好きや」と噂するようになった。でも、その女の子というのは、みんな勉強のできる女の子ばかりだった。勉強のできる女の子が女の子らしくないというのじゃないけど、女の子らしさにあふれている女の子の名前は出てこなかった。あの頃のみんなの心理は、似た者同士は仲がいいという感じだったんだろう。ところで、そんな噂の当の本人の僕のほうはと言うと、好きな女の子がいなかったわけじゃない。ざっと思い出して5人はい た。修学旅行の時先生が、「太平洋に向かって自分の好きな女の子の名を叫ぼう。」と提案した。みんな思い思いに叫んだ。ぼくは「○○○○情っ」と叫んだ。


第84号 10月3日

今日の言葉
「木を見て森を見ず」
 木があるのは見ているが、そこに森があることは見ていない。一部だけを見て、全体を見ていない、視野の狭いことの例え。自分の身近なものだけに注意するのでなく、全体を見通さないと、判断を誤ってしまう。

牛肉、食べてますか?
 アメリカでテロが起こっている時、日本では狂牛病騒ぎが起こっていた。狂牛病というのは、牛の脳味噌がスポンジ状態なる病気なのだが、その肉を人間が食べると、ヤコブ病というボケ症状が出るといわれている。だったら,狂牛病にかかった牛を屠殺して食べなければいい。イギリスで狂牛病にかかった牛は屠殺された。でも、バカな人がいて、勿体ないからといって屠殺した牛の骨から肉骨粉という飼料を作って輸出した。この肉骨粉を食べた牛は、狂牛病にかかる可能性が高い。狂牛病は世界中に広がった。日本はイギリスから飼料を輸入しては行けないという指導があったはずだが、安い飼料を手に入れようと買っていた。そして日本でも狂牛病は発病した。狂牛病にかかるのは牛だけではない。豚も鶏もかかる。いや、体が小さいだけ豚や鶏の方がかかる可能性が高い。ということは、肉は全部危険だということだ。でも、食べたからといってヤコブ病にかかるとは限らない。あなたは、肉を食べますか、それともビジタリアンになりますか?でも、カップ麺やカレーも危ない。何を食べる?

愛と友情の谷間 3
 僕の小学校時代の女性歴? 今、思いだしてみても、一向に思いだせない。多分、ほとんど皆無に等しかったと思う。小学校時代の僕は、大変おとなしい児童でありまして、女の友達はもちろん、男の友達でさえそう多くをなかった。そんな乏しい記憶の中で思い当たることがひとつだけある。小学校に入学して少したって、僕は、近所でよく知っていた女の子と同じクラスになった。よく知っていたの言っても、親同士よく知っていて、何となく僕もよく知っているような気がしていただけだった。それで、遊び時間になると、よくそのことを追いかけ合いをやったものだった。でも、2年生になると全くしなくなった。このことは、女性歴とはいえないようだ。なぜなら、その子を女性として思ってはいなかったから。今、その子を見ても、そんなこともあったんだな、と懐かしい思い出となってしまった。やっぱり、僕の小学校時代の女性歴は皆無だった。


第83号 10月2日 

今日の言葉
「曲学阿世」
 「きょくがくあせい」と読む。世間の人の気に入るように、真理をねじ曲げて、名声を得ようとする態度のこと。民主主義とは、多数の人の意見を取り入れることだが、多くの人が言っていることが必ずしも正しいとは限らない。正しいこととは何かを追究する頑固さが必要です。

どうする?ニッポン
 同時多発テロから早くも3週間が立つ。僕の感覚では、もっと昔のことだったような気がする。テロに対する報復をどうするかが今問題になっている。
 首謀者はオサマ・ビンラディン氏だと言われているが、決定的な証拠がない。武力で報復すればまた新たな犠牲者が出るだけで、困るのはいつも弱者である。しかし、報復しなければ、テロを許すことになり、今後も同じことが起こる。また、アメリカ国民が許さない。それにしても、多くの犠牲者が出たのはわかるが、アメリカの愛国心は異常である。アメリカに住むアラブ系の人々やイスラム教徒に対する迫害がひどいとも報じられている。
 さて、日本はどうするのか。平和憲法があるから安易に自衛隊は派遣できない、かといって何もしなければ国際社会から孤立してしまう。難しい問題だけれど、まずは、正義は何かということを考えるべきだと思う。この問題は、これからの日日本を担うみんなにとっても、大きな問題です。自分の頭で考えよう。

愛と友情の谷間 2
 今から思うと、大変残念なのだが、小学校の着替えは確かに男女一緒だったと思う。そして、中学校になって男子は教室で、女子は更衣室で着替えるようになった。あのころは、別に疑問にも思っていなかったし、ごく自然に受け止めていた。一緒に着替えていた小学校時代でも、56年になるとさすがに女の子と一緒に着替えなかった。男の子が先に違えていたと思う。それは誰言うとなく、自然とそうなってきた。人間ってものは、年をとるにつれてだんだんと異性を意識していくように、うまくできているものだなあと今更ながら驚いている。
 もし今、男女一緒に着替えてもよいといわれてもできない。本当は一緒に着替えたいんだけど、羞恥心の方がはるかに強く、到底できないだろう。アダムとイブが禁断の木の実を食べさえしなかったら、一緒に着替えられるのに。チクショウ。


第82号 10月1日

今日の言葉
「胸襟を開く」
 「キョウキン」と読む。胸はムネ、襟はエリ。心の中の意味。思っていることを包み隠さず言うこと。胸襟を開ければ、胸襟を開く相手がいれば、人生楽になだろう。

さよなら、ミスター
 ミスターというのは、プロ野球の巨人の長島。ミスターは、今日の甲子園の阪神戦で、巨人の監督をやめる。「巨人軍は永遠に不滅です」と言って選手をやめ、その後2回巨人の監督を務めた。今年65歳、もう二度と巨人のユニホームを着ることはないだろう。巨人の背番号3を見ることも二度とない。ぼくらの世代にとって、長島はスーパースターだった。今のイチローやナカタ以上の存在だった。一時代が終わったな、という感じだ。
 そして、思ったことは、誰にも最後の時はある。死ぬ時が最後の最後だが、例えば、僕が定年を迎えて、最後の授業をする時を想像すると、感慨無量です。

愛と友情の谷間 1
 なんと恥ずかしいタイトル。これは、僕が高校2年の時に書いた本のタイトルだ。40歳代も半ばを過ぎ、読み返して見て非常に恥ずかしいが、そのまま連載しようと思う。君たちの人生の糧になってくれたら幸いである。
 僕が、まだ幼くて大変可愛らしかったころ、近所の子供と横町でよく遊んだものだ。つかまえ、かくれんぼ、坊さんが屁をこいた、いろいろやった。でも、その中で僕が特に覚えているのは、ゴム飛びだ。僕の遊び仲間には、僕より2つ年上の女の子と、同い年の男の子2人と、ひとつ下の女の子がいた。あの年ごろは、女の子の方が跳躍力に優れているのか、丸飛びというので相当の高さを飛んでいた。僕は、正面から飛ぶのだが、同じ年の2人の男の子より高く飛ぼうという意識がかなり強かったようだ。今から考えてみると、表に出してではないけど、異性に自分の優れているところ、格好いいところ見せたかったんだなあと思う。でも、その時は、異性だの、女の子だのなんて意識していなかった。その証拠に、例の丸飛びで女の子が、パーッ飛ぶと、スカートがひらりと翻って、白いものがチラリと見えても、今だったらよだれがダラリと出るだろうけど、あのころは何にも思わなかった。でも、かっこいいところを見せようとするのは、男の子の本能というものも芽生えだったのかもしれない。


第81号 9月29日

青春の体育祭
 前夜の雨も尻上がりに回復し、最後は晴天の下に初めての体育祭を終えることができました。文化祭に続き、高校の体育祭はいかがでしたか。東稜高校の体育祭は、みんなが全力で競技するので、毎年さわやかです。
 黄団は16点差で残念ながら赤団に惜敗しました。6組は、大縄跳びは残念ながら4回でしたが、クラス対抗リレーでは2位、東稜スペシャルリレーも、最後猛烈な追い上げもわずかに届かなかったもの、2年3年を破って、堂々の4位入賞。よく頑張ってくれました。
 また、他の競技も、一位になった人もそうでなかった人も、団体競技で勝った人もそうでない人も、みんなが一生懸命に競技し、満足感も大きかったのではないでしょうか。スポーツはストレートに感動が伝わるのでいいですね。みんなの必死の顔を見るのが楽しかった。ご苦労さんでした。 さて、月曜日からは10月です。東稜祭も終わり、冬服更衣、掃除場所の変更など、1年間の後半への突入です。最近緩みがちな雰囲気を変えて、気持ちを新たにスタートしましょう。

東稜祭を振り返って  8
▼校の文化祭の方が面白いって中学校の時聞いたことがあった。どんなんやろって楽しみやった。でも、準備の時あんまりしてへんかった。めっちゃ悪いなって思った。で、本番になって店番とかしてけっこう楽しかった。2、3年がやっているのを見ても、めっちゃ面白かった。高校初めての文化祭はやっぱり楽しかったです!!


第80号 9月27日

今日の言葉
「驥尾に附す」
 「きびにふす」と読みます。「驥尾」とは、一日に千里を走るという名馬の尾で、立派な人物を例えています。立派な人物の後に従って、その人のおかげで自分も立派になると言う意味。みなさんにとって、驥尾にあたる人はいるでしょうか。

大阪近鉄パッファローズ優勝
 9回無死満塁3点差、代打の去年まで阪神にいた北川がサヨナラ逆転満塁優勝ホームラン。なんと劇的な幕切れだろう。野球は筋書きのないドラマというけれど、筋書きがあってもこんな絵に描いたようなドラマはないだろう。優勝後の梨田監督の言葉もよかった。「選手は信じることで力を発揮してくれる。」僕がみんなに同じことを期待しても同じことが起こるのだろうか。それにしても、北川選手の顔は、吉本のコメディアンのように笑えます。MOMOの優勝セールも楽しみです。
 それなのに、我が巨人軍はミラクルアゲイン寸前で息切れしてしまったのか。もし万が一逆転優勝すれば、奇跡同士の対決になり、またまた盛り上がるのに。

東稜祭を振り返って  7
▼文化祭は楽しかったけど疲れた。3年生の劇はみんなが面白かったって言っていたのが見れなくて悲しかった。2年生のはめちゃ面白かった。来年2年生になれたら絶対したい。1年のはあんまり見に行ってないけど、よかったと思う。クラスのもよかった。店番も楽しくできた。
▼私は夏休みの間横断幕をやりに来ました。布がでかいから下書き も大変やった。夏休みの教室はめちゃんこ暑かった。汗ダラダラ出てくるし。それでもみんな頑張ってた。色を塗るのも意外と大変やった。でも完成したときは、うれしかった。近くで見るのもいいけど、遠くからみるのもかなりすごかった。6組にもいっぱい人が来てくれたし、嬉しかったです。
▼準備段階からいろいろあって、クラス内が団結したような気がした。最終的には結局まともに走らなかったが、みんな頑張ったしよかったと思う。


第79号 9月26日

今日の言葉
「昨日の友は今日の友」
 昨日まで敵として戦った相手も、戦いが終われば、今日の友だちになる。ラグビーで言う、ノーサイド。スポーツの世界ではあり得ますが、国と国の戦争になれば、そうはいかないものでしょうか。

夜のランニング特訓
 金曜日は体育祭です。僕は、9月の初めからほとんど毎晩走っています。幼稚園児から小学6年生まで、12人の子供を集めて、30日の小学校の運動会の練習です。今年で5年目、近所では年中行事になりました。家の前を坂道を往復80m程のコースです。最初は全員タイムを計って、次にリレーをします。そのメンバーに混じって走ります。相手が小学生といえども、手を抜きません。全力疾走します。まだ、小学生には負けません。僕が本気になるので小学生も燃えます。全力で走ると、頬で風を切って、とてもいい気持です。でも、さすがに上りはきついです。最後は、ジョギングで町内を一周して終わります。運動会まで後4日、体育祭まで後2日。自分の出る種目は全力で。クラス対抗の大縄跳び・リレーも頑張ってください。

東稜祭を振り返って  6
▼横断幕のチームは夏休みの初めから学校に来て準備をしていました。服についたり大変だったけど、みんなでワイワイとやっていたから楽しかった。8月31日に3年生のを見たら何かヤバイって気持ちになって9月からまた手直しを始めた。そしてすごくいい風に完成しました。幕を飾るとき苦労をしていたら数人の男子が手伝ってくれてめっちゃ感動しました。頑張ったんですが何にも賞がもらえなくて、残念でショックでした。競った馬の方はちゃんと走らなかったのが残念でした。けれど予想以上に人がはいってくれたのがうれしかったです。


第78号 9月25日

今日の言葉
「木によって魚を求む」
 木に登って魚を捕まえようとする。そんなことできるはずがない。方法を間違えると、目的を達成できないこと。

いいところ探し
 金曜日のLHRでいいところ探しをしました。ふりかえりの感想を聞けなかったのが残念でしたが、どうでしたか。
 心理学では、自分に対する態度を、I am OK.(自己肯定)と、I am not OK.(自己否定)に分けます。また、他人に対する態度を、You are OK.(他者肯定)と、You are not OK.(他者否定)に分けます。そしてこれらを組み合わせて、人生の態度を4つに分けます。一番いいのが、自己肯定・他者肯定、自分も他人もOKです。一番悪いのが、自己否定・他者否定です。現在の自分に多く○をつけて、他人のいいところも多く見つけられた人が最高です。
 また、ジョハリの窓という考え方があります。
 自分では○をつけなかった項目に、他人が○をつけてくれることもあります。自分は自分が一番わかっているつもりでも、他人の方がよく見えていることもあります。他人が○をつけてくれた項目をじっくり味わってみて下さい。
 このように、自分をほめてあげたいという自尊感情(セルフ・エスティーム)を高めると、ハッピーな人生を送ることができます。

東稜祭を振り返って  5
僕は初めの方はクラブの時間になったらすぐにクラブに行っていた。でもクラブが休みになってからはちゃんとやった。やり始めたころは何をしたらいいのか全く分からなかった。慣れてきたらもう文化祭前だった。それで1日目の朝に調整しなければいけなかったので、もっと早くからやっておけばよかった。でも楽しくできたのでよかった。


第77号 9月21日

今日の言葉
「木に竹を接ぐ」
 二つの物事の釣り合いがとれないことや、関係がしっくりいかないこと。やっていることがチグハグな時に使います。
 

2学期スタートチェック
 文化祭も終わり少し落ち着きました。さぁ、2学期の本格的なスタートです。そこで、学校生活をチェックしましょう。5段階でチェックして下さい。
遅刻していない。   宿題は必ずしている。  
予習や復習をして授業に臨んでいる。   ノートをしっかり取っている。  
授業中、居眠りをしていない。   授業中、私語をしていない。   
日直や掃除などの仕事はきっちりしている。   服装や頭髪などの違反はしていない。  
勉強に必要のないものは持ってきていない。   夜遅く外出しない。  

東稜祭を振り返って  4
▼私はクラスの取り組が「競った馬」に決まった時、内容がどういうものか、いまいちつかめなかった。横断幕の人は夏休み何度も集まってすごく上手に仕上がっていった。しかし飾り付けはどんなふうな教室にしたらいいかわからなくって、2学期に入ってようやく活動始めた。最初は小さい飾りばかりで、大きい飾りというものがなくて困った。こういう時の女子の協力はすごい。横断幕を終えた女子がこっちを手伝ってくれて、前日にはさみしいところに方眼紙に描いた文字を張ったり、教室の外にも、いろいろと飾りがついてきた。当日は飾りはOK、横断幕もOK、でもメーンのをまだ動かなかった。でもこの文化祭が成功させられただけでもよかったと思いました。


第76号 9月20日

今日の言葉
「机上の空論」
 机の上だけで作られた虚しい論。実際には役に立たない理論。よく計画は立てるのだか、実行できないことはよくあります。「砂上の楼閣」とも「絵に描いた餅」とも言います。

東稜祭を振り返って  3
▼私は横断幕をしました。最初はこんな大きいのに描けるか、少し不安だったけど、みんな夏休みに集まって頑張って仕上げることができた。すごくきれいで自分の中では1番上手いと思った。でも賞はもらえなかったのが残念だった。クラスの取り組はあまりみんなが協力してできなかった。でもだんだん製作のチームの人らが一生懸命やっててうれしかった。本番も楽しくてきたと思う。もっとみんなでやりたかった。だから来年はみんなで協力してできるようなことがしたい。
▼高校に入って初めての文化祭だったので期待と不安が入り交じった気持ちでした。1番大変だったのが馬の製作でした。できたと思ったらバランスが悪くてすぐこけるし、直してもまたすぐつぶれるし、すごく苦労しました。一応、みんな楽しんでくれたのでよかったなと思いました。

Tくんのメッセージ
 きのう、ヒョンな所でTくんに会った。Tくんは6年前に3年生で担任した生徒である。Tくんは、だらしない、いい加減な、チャランポランな生徒だった。煙草が見つかって4回指導を受け、あと1回で退学という所まできたが、なんとか卒業し、浪人して夜間大学に入学した。そのTくんが、警察官の採用試験を受けて、愛知県では合格し、京都府の発表を待っている。あのTくんが……。去年、警察官だった父親が脳溢血で倒れ、ようやく自分の目的と自覚がはっきりしたらしい。高校時代ほとんど勉強しなかったTくんが、1日9時間の猛勉強を始めた。でも、暗記モノはなんとかなるが、英語や数学などの基礎からの積み上げが必要な科目は苦戦しているとのことだった。そのTくんからのメッセージ。「どうして煙草を吸っていたのかわからない。髪はいつでも染められる。煙草は20になったら吸える。今しかできないことをしてほしい。」担任した生徒が立派になることは、教師の最大の楽しみです。


第75号 9月19日

今日の言葉
「窮鼠猫を噛む」
 「窮鼠(きゅうそ)」とは追い詰められたネズミのこと。追い詰められた弱者でも必死になれば、強者に勝つこともある。今回のテロ事件に当てはまるのだろうか。
 

東稜祭を振り返って  2
▼高校「初」の文化祭にだったからどんなことをするのか楽しみだった。いざ始まってみると、思った通り楽しかった。特に2年生が面白かった。来年は私たちもすると思うと今からワクワクする。歌って、踊って、楽しくしたいと思った。文化祭がこんな楽しいものとは思わなかった。
▼私は3年生の劇がどれをとっても感動できました。本当にうまかった。声もよく出ていたし、よく聞こえた。2年生もダンスとか大変格好良すぎた。友達と「こういう系目指そうな!」で趣味の合う友達も見つけられてうれしかった。1年生もどのクラスにいっても面白いのばっかりだった。横断幕は残念ながら賞には入らなかったけど、夏休みから来てみんなで輪を作ってやって今までの仲の良さがもっと親しくなれたし、面白かったしよかったです。良き思い出のひとつです。来年もこんなふうに楽しめればいいな。

パレスチナ問題とは
 今回のテロ事件の政治的な背景に、パレスチナ問題があるといわれている。今のイスラエルという国が、第2次世界大戦の後に作られた。3000年前にこの地を追い出され世界に散らばっていたユダヤ人は「約束の地」に帰って来たと思っている。しかし、その時この地に住んでいたパレスチナ人は追い出された。パレスチナ人は、今まで住んでいた土地を取り返そうと、ユダヤ人と戦うことになった。ユダヤ人はユダヤ教、パレスチナ人はイスラム教を信仰していた。周辺のアラブ諸国はイスラム教を信仰していたのでパレスチナ人に味方した。キリスト教国のアメリカは、イスラエル人の味方をした。この土地は、ユダヤ教にとってもイスラム教にとってもキリスト教にとっても、聖地と呼ばれる大切な場所であったので、両者の対立は、宗教的な対立になって行った。
 宗教は人を救うために生まれたはずなのに、人を殺し合う原因になっている。


第74号 9月18日

今日の言葉
「杞憂」
 「きゆう」と読む。昔中国の杞の国の人が、天地が崩壊するのではないかと心配しはじめて、夜も眠れず、食事も食べられなくなったと言う話から出た言葉。無駄な心配、取り越し苦労をたとえて言う。
 

東稜祭を振り返って  1
▼高校の文化祭は最高に楽しかったです。その分準備が大変でした。でも準備が大変だったから普段話さない人とも話せたのがよかったです。高校の文化祭は何もかもがすごかったです。来年、自分が2年生がやってたパフォーマンスをすると思うと頑張ろうという気になりました。来年の文化祭が楽しみです。
▼高校生活、初めての文化祭だったので、初めはどうしたらいいのかわからなくて、戸惑いがあったけど、近づくにつれて、クラス全体がまとまり、取り組みに力がはいってきました。賞を取ることはできなかったけど、それ以上に「協力して、ひとつのことをやり遂げた達成感」を得ることができ、私にとってとても満足した文化祭でした。来年も「よかったな」と思える文化祭にしたいです。

テロリズム
 「一定の政治上の目的をはたすために、集団的・組織的な暴力手段に訴えようとする主義。」
 国が国を攻撃すれば戦争です。今回は、国が仕掛けた攻撃ではありません。国にも満たない小さな組織による攻撃と言われています。たしかに暴力はいけません。ましてや、罪もない多くの人を巻き込んで犠牲にするなどという行為は言語道断です。ハイジャックされた航空機に乗っていた人は勿論、ビルにいた人の多くが亡くなりました。
 それにしても、航空機をハイジャックして操縦桿を握ってビルに体当たりして行ったパイロットの気持ちはどんなだったのでしょう。日本の神風特攻隊は自分一人でしたが、百数十人の乗客を乗せて突っ込むのです。何が彼をそうさせるのか。もし犯人がイスラム教徒だとすると、神の加護がある、神のために死ぬのだから名誉なことであると考えているのだろうか。
 また、そうでもしなければ達成できなかった政治上の目的とは何だったのだろうか。


第73号 9月17日

さすが、東稜祭
 3日間の東稜高校の文化祭が終わりました。初めての文化祭はいかがでしたか。
 3年生は、今年も高い水準の演劇を見せてくれました。3年間、3年生の演劇のために高校生活を送っている人もいます。2年後、みなさんがどんな演劇を見せてくれるか、今から楽しみです。2年生のパフォーマンスも今年はパワーアップしていました。クラス全員がステージの上でエネルギーを爆発させていました。1年生の教室を使った取り組みも例年にないハイレベルの出来でした。劇ありゲームあり、そして工作あり、バラエティーとバイタリティーに富んでいました。横断幕も賞こそ逃しましたが、どのクラスも力作揃いでした。
 さて、我がクラスの取り組みはどうでしたか。非常に高度な課題にチャレンジしました。残念ながら完成はしませんでしたが、いくつもの難問を解決していきました。結果的には賞を逃しましたが、それ以上に、最後まで頑張ったプロセスが宝物になったと思います。朝早くから夕方遅くまで一生懸命に考え活動してきたことは、今後の大きな力になります。これは横断幕や飾りつけや企画も同じです。結果ではなく、やってよかったという思いがあれば、成功だったと思います。その力は、これからの人生にきっと生きて来ます。
 7月から2カ月、僕もみんなの頑張る姿に、多くのエネルギーをもらいました。ありがとう。

どうなるの?
 文化祭の前日、テレビを見ていると突然、貿易センタービルが炎上している画面に切り替わって、そのビルに旅客機が突っ込んでいくシーンが映し出された。まるで、映画を見ているようだったが、あれは紛れもない現実だった。テロの可能性が非常に高いが、真相はわかっていない。
 ただ、これは歴史的な事件である。貿易センタービルはアメリカの、世界の経済の頂点、象徴である。国防総省はアメリカの、世界の武力の象徴である。それがいとも簡単に破壊された。戦争が始まるということもあるかもしれないが、何か価値観が大きく崩れたような感じがした。
 歴史的なシーンを目撃できることは滅多にない。その意味では貴重な体験をしたことになる。でも、この事件は他人事ではなく、間違いなくこれからのみんなにも影響してくる。ちょっと真剣に考えてみましょう。


第72号 9月11日

さぁ、明日から本番
 明日からいよいよ文化祭です。7月に出し物を決めてからここまで、いろいろなことがありました。いろいろな思いをした人もあるでしょう。僕自身もいろいろと思う所がありました。でも、とりあえず明日から3日間、最後の仕上げです。楽しい、思い出に残る文化祭にして下さい。また、2、3年の取り組みも見て、来年再来年のやる気も起こして下さい。

役割内容と分担
ヌ受付係(1)は、エントリー用紙に学年・組・番号・氏名を記入してもらう。4人揃ったら、用紙を記録係にわたす。ネコース係(3〜4)は、自転車に乗るように誘導する。レースが終われば馬をスタートラインに置く。ノタイム係(1)は、スタートの合図を出し、ストップウォッチでタイムを計る。一位のタイムを記録係に伝える。ハ記録係(1)は、エントリー用紙に着順と一位のタイムを記入し、黒板に貼る。一位の人に景品を渡す。


第71号 9月10日

今日の言葉
「起死回生」
 「死を起こし、生を回す」と読む。死者をよみがえらせ生命を再び与えるという、陰陽師のようなことだが、不運に陥った者に大きな幸運が訪れることの譬え。つまり、9回3点差、2アウト満塁2ストライク3ボールから、ホームランを打つようなもの。かな?   

1年6組プロジェクトX
 土曜日9時30分、製作チームは集まった。それぞれのパートを完成させ、さて合体して馬を走らせようとした。ところが、いくら自転車をこいでも馬は動かない。いろいろ調べた所、電力が足りない。動いたとしても足が滑って前に進まない。進んでも安定が悪くすぐにこけてしまう。どうしたらいいのか、思案しながら4時30分に解散しました。そして日曜日も9時30分に集まりました。まず自転車を整備し、不足した電力は電池で補い、足とコースにゴムを貼り、馬体を補強して、なんとか動くようにはなりました。前日はもうダメかと思われたが、一人一人の粘りでここまでこぎつけた。まさに、一大プロジェクトでした。今後もトラブルが予想されますが、土日の製作チームの努力を無にしないように、素晴らしい文化祭にしましょう。文化祭まであと2日。

みんなのひと夏の体験 4
▼経験といって何があったのだろう。今年の夏も毎年同じように、部活に明け暮れた、あっと言う間に終わってしまった。しかし、一つ違うことといえば、コンタクトに変えたことです。去年ぐらいから、コンタクトにしたいと思っていたけど、眼科の先生からは高校に入ってからということだった。そしてついに高校生に突入。でも毎日が部活続きで行く暇がなかった。しかしついこの間とうとう眼科に行くことができた。私は、乱視がきついのでハードの方を進められたけど、運動をする私では、ハードよりソフトの方がよいということでさっそく作ってもらった。つけ心地といえば、最初は何となく違和感があったけど、もう1週間ほどしたら慣れて本当に慣れてくるか分からないぐらいです。こんな姿を始業式クラスのみんなはどういう反応を見せるのかドキドキしながら行った。見たとき、「めがねない。コンタクトにしたん」と驚かれたけど「変」という言葉がなかったので安心でした。これが私をひと夏の経験です。

  


第70号 9月7日

今日の言葉
「完璧」
 「璧」は「カベ」じゃなくて「タマ」、つまり宝石のこと。どこにも傷のない完全な形の宝玉。中国の 『史記』という書物の中にある話で、璧を傷つけずに持ち帰るというのがある。。完璧は難しいけど、それを目指す気持ちは持ちたいものですね。
スだ。

横断幕完成
 昨日の4時、各クラスの横断幕が一斉に張り出されました。横断幕が張り出されると、ああ東稜祭だなと毎年感じます。我がクラスの横断幕は、本館二階職員室のベランダの一番奥にその雄姿を現しました。自分のクラスだから言うのでなく、なかなかの出来ばえです。1年生にしては非常にレベルが高い。3学年通しても十分上位を狙えます。馬が駆け抜けていく様子が躍動感あふれる絵になっています。文字のレタリングもきれいです。投票は、月曜日のSHR。残念ながら自分のクラスには投票できません。あと4日。競った馬の方もラストスパートです。

みんなのひと夏の体験 3
▼夏休みが入ってきた。いつも通り、クラブがある。僕は、今年こそ、自分を変えるぞと思いながら、夏休みを過ごした。しかし、実際、8月終盤、宿題を見てたら、いったもやっていなくて、中学時代と全く一緒になってしまった。けど、中学と変わったのは、「クラブ」。この夏休み、一生懸命頑張った。だいたいは上手になったけど、まだまだ上に一杯いるからもっと頑張らなくてはいけない。来年の夏は、休みの初めからガンバって、楽しい夏休みを過ごし、学校に行きたいと思っている。
  


第68号 9月5日

今日の言葉
「肝胆相照らす」
 「かんたんあいてらす」と読む。肝も胆も「キモ」の意味。「キモ」は「こころ」の意味。お互い心の底を打ち明けて、互いに理解し合い、親密であること。そんな友と出会いたいですね。

担任のひと夏の体験 2
 で、綾部のファミリーグループで僕は何をしていたかというと、昼間は4歳の次女と一緒に川遊びをしていた。ボートに乗せて押してやったり、魚を捕まえたり、久しぶりに子どもとゆっくり遊びました。また、小さな滝壺のような所で何度も飛び込みました。川で飛び込むなんて生まれて初めての経験で年甲斐もなくワクワクしました。
 夜は、僕の好きなエンカウンターグループです。親としての悩みや一人の人間としての悩みを話し合います。また、夜中に外で1時間程仰向いて寝ころんでいると、満点の星空のなかを流れ星が10個ほど流れていきました。こんな経験も生まれて初めてでした。また、夜遅くまでスタッフの人と話し合いました。彼らは参加料を払って子どもと遊んでくれています。割りの合わないようですが、子どもが喜んでくれると、自分が認められる、自分を必要としている人がいると感じられて嬉しいといっていました。この言葉が、2学期の僕のエネルギー源です。

みんなのひと夏の体験 1
▼この夏、一番遠くに行ったのが友達と行った近江舞子なのでほとんど地元の友達とばっかり遊んでいました。休みの初めの方は仲のイイ友達とばかり遊んでいましたが、自分でも気づかないうちに学校ではぜんぜんしゃべったことがなく携帯の番号も知らなかったような女の子Aちゃんとカナリ仲良くなっていました。初めはAちゃんとは普通に喋っていただけだけど、メールとかして仲良くなるに連れてAちゃんと2人で会ってしゃべると、すごい気が合ってAちゃんとオレの2人でいるのに会話はバリ盛り上がり。こんなに仲良くなれるとは思っていなかったのでビックリしたひと夏の経験でした。
▼夏休みはずっと野球ばかりしていました。朝から昼までの時、一日中やっていた時もありました。しょっちゅう練習試合もやって結構楽しかったです。その代わり休みがほんのちょっとしかなかったけれど、琵琶湖にや野球部の友達と一緒に泳ぎに行ったりして楽しかったです。でも宿題は全然と言っていいほどやっていませんでした。9月に入って公式戦の一回戦がありました。相手は大谷でした。結構競り合った試合やったけど勝ちました。まだまだ試合があるからそれに向けて頑張りたいです。
   


第67号 9月4日

今日の言葉
「可愛さ余って憎さ百倍」
 目をかけて非常に可愛がっていた相手に期待を裏切られると、可愛いと思っていた何倍もの激しい憎しみが沸いてくる。裏切る方も悪いけれども、勝手に期待する方も悪いのか。世の中、よくあることです。歴史は、この言葉によって動いているといっても過言ではありません。

文化祭の思い出
 僕の高校時代の文化祭の思い出は余りありません。
 1年の時は、郷土の歴史を調べて展示した。山科盆地の中にある遺跡を自転車で回って調べて、それを模造紙に書いて発表するというよくある取組だ。昔お寺だった家にあげてもらって話を聞いたのを覚えている。
 2年の時は、劇をすることになって、僕が台本を書いたのだが、なぜかやめてしまって不参加。3年の時は、2年と同じクラスで、初めから参加しないことが決まった。文化祭の間中、学校をウロウロしていたのだろう。そんなさとさえ覚えていないほど、ショーモナイ文化祭だった。
 高校時代に文化祭の思い出がないなって、アルバムにポカッと白紙のページあるみたいで淋しいものです。思い出は、勝手にできるものではなく、作るものです。一生懸命苦労したからこそ、思い出に残るものです。

担任のひと夏の体験 1
 今年の夏休みはとても忙しかった。学習合宿、面談、研究会、クラブ、剣道部の合宿と、8月の上旬まで日曜日も休めないハードスケジュールでした。また、研修会や補習、クラブとまたまた忙しい日々が続きました。
 そんな中で、お盆の間に、京都府の北にある綾部に行ってきました。ここは今年で3年目になるのだが、ファミリーグループといって、西は山口、東は千葉から10家族ぐらいが集まってきて、3泊4日を共に過ごす。子どもは、3歳から中3まで20人ぐらい。朝の会で、その日したい遊びを決める。近くの川で泳いだり、魚釣りをしたり、近くの山に弁当を持って登ったり、テニスをしたり、卓球をしたり、パターゴルフをしたり、温泉に行ったり、夜の探検に行ったり。自然の中で、普段都会の中ではできない遊びを、のびのびできる。また、カレーを作ったり、バーベキューをしたり、子どもにとっては楽園のような所です。
   


第66号 9月3日

今日の言葉
「火中の栗を拾う」
 天津甘栗は火の中で長い時間あぶるのでいい味が出る。火であぶっている栗を拾おうとすると火傷をする。そんな危険を冒してまで、他人の利益のためにすること。なかなかできませんが素晴らしいことです。

20年前のこと
 「9月1日。ロングホームルームで学校祭に参加するか否かについて話し合ったのだが、やはり話し合いは1学期と同じ、またはそれ以下であった。発言するのは5、6人で、それもいつも決まっている。考えている人が6分の1、まぁまぁ真剣だなぁと思うのが3分の1、ほとんど関係なさそうなのが半分ぐらいだ。」
 20年前の、僕が洛東高校の1年生のときの日記である。今も昔もたいして変わらないのかなぁ。いや今の6組の方がまだいいだろう。横断幕チームは土曜日も遅くまで残って仕上げをしていた。なんと細かな部分を書くのに、指にペンキを付けて書いていた。その表情も真剣そのもので、ちょっと感動してしまった。他のチームも、この一週間が勝負。努力や苦労なくして感動はあり得ない。白けた世の中、せっかくの感動シーンを逃すのはあまりにも惜しい。

サッカー部、山城高校を敗る
 昨日、東稜高校でサッカーの公式戦があった。相手は、かつて全国準優勝をなし遂げたこともある山城高校。東稜は過去何回かチャレンジしているが、一度も勝てていない。ところが、昨日の試合では、0対0のPK戦で5対4で勝利した。試合も後半は東稜が押し気味であった。惜しいシュートも何本もあった。N君も1年生ながらレギュラーで出場していた。終盤は監督が「Nにボールを渡せ」と大声で指示、試合のキーマンとして活躍していた。勝利の瞬間、みんな飛び上がって喜んでいる姿を見て、また感動してしまった。
   


第65号 9月1日

今日の言葉
「艱難(かんなん)汝(なんじ)を玉にす」
 艱難は、苦しみのこと、玉は宝石。いろいろな苦しみや悩みを経験することが、あなたを立派な人間に成長させるという意味。苦労した人間だけが、本当の人生がわかる。困難なことから逃げずに、進んでいばらの道を歩みたいものだ。

2学期、スタート
 40日以上の長い長い長い長い、長〜い夏休みが終わりました。高校最初の夏休みいかがお過ごしでしたでしょうか。うちの中1の息子の宿題を見て驚いたのだが、中学校の宿題って膨大な量。去年までみんなもその膨大な宿題をこなしてきたことを思うと、高校のの宿題なんてチョロイもの。いろいろな体験をして一段と成長した人が多いと思います。どんな夏休みを過ごしたのか、興味があります。「ひと夏の経験」を作文を書いてもらおうと思っています。

文化祭準備、これからが本番
 夏休み、文化祭準備が着々と進んでいます。
 横断幕チームは、Yさんがデザインしました。馬が駆け抜けていく様子を力強く描いています。布を買ってきて、縫い合わせて、糊付けして、下絵を書く。ここまで、夏休みの初めから8月の上旬まで毎日来てやってくれました。そして、8月の20日過ぎから毎日色塗りをして、ほぼ完成の域まで来ました。出来ばえは、2、3年生と比べても引けをとらない素晴らしい出来ばえです。後、6日の締め切りまで、仕上げの微調整です。
 製作チームは、技術担当のIくんが1カ月がかりで試作品を完成、4本足を交互に動かして歩行させることに成功しました。8月20日過ぎからもう一人の技術担当のKくんらも加わって、自転車で発電する過程に突入。交流を直流に変えたり、非常に難しい作業に取り組んでいます。成功すれば、製作チーム総動員で量産体制に入ります。
 飾り付けチームと企画チームはこれからが出番です。制作チームが精根込めて作った作品を生かすも殺すも、飾り付けと企画次第です。
 40人で一つのことを取り組むと、思い通りにいかないことや人間関係のトラブルが生じてきます。それを乗り越えるのも人生勉強です。11日の本番に向けて、残された時間はわずかです。みんなの協力で感動を!
   


第64号 7月19日

1学期をふり返る
 4月9日は入学式でした。謎のマスクマンとして登場した僕は、久しぶりの1年生の担任で緊張していましたが、みんなの初々しい顔を見て、少し落ち着きました。あの時のことはよく覚えいます。入学直後、フレッシュマンセミナーに行きました。昼間は体育館でお話を聞くだけでしたが、夜は色々なゲームをして少し打ち解けました。
 まもなく部活が始まり、中学校の経験を生かして入部した人、新たなチャレンジを始めた人、さまざまな高校生活のスタートでした。そして、初めての中間試験で勉強の試練を受けました。教育実習の先生が来たり、遠足でクラスが一段と仲良くなったり、文化祭の話し合いが始まったり、様々なことがありました。みんなも次第に、いい意味でも悪い意味でも、中学生から高校生になりつつあります。クラスの雰囲気もよくなり、友達も増えていきました。
 僕は結構6組が気に入っています。運動系の人もいるし、オタク系の人もいる、活発な人もいるし、おとなしい人もいる。色々なキャラクターが微妙に調和して共存している。
ガサガサしている時もあるが、いざという時には協力し合えるクラスだと思っています。
 で、成績を見てみると、「1」が少ないのは大変いいことです。みんなよく頑張っています。ただ、「5」も少ないのが残念です。もっと力を持っていると思うのに、十分努力して発揮していないのが惜しい。頑張れ!
   


第63号  7月17日

今日の言葉
「枯れ木も山の賑わい」
 枯れた木でも、あれば山の風景も少しは賑やかになる。どんなつまらないものでも、ないよりはある方がよい。これは、謙遜して使うことが多い。「君がいてくれたら枯れ木も山の賑わいだよ」と言われると、馬鹿にされていることになる。「塵も積もれば山となる」も同じ意味。

コンコン・チキチ・コンチキチ
 今日は祇園祭である。30年前の日記を見ると、日曜日だったのか、祇園祭を見に行っている。たくさんの鉾や山車が烏丸通りから四条通り、河原町通り、御池通りといった京都のメインストリートを巡行する。日本三大祭の一つで、日本中だけでなく、世界中から観光客が来る。でも、京都に住んでいる君たちでも、昼間の巡行を見た人は少ないだろう。みんなにとって今日があるのは、宵山とか宵々山といった夜のイベントだろう。祇園祭が近づくと、飾られている鉾や山車を見るのを口実に夜に人が数十万人繰り出す。四条通りは歩行者天国になる。僕も何度か行ったが、人人人人人人で歩けないぐらいである。人ごみが好きなら一度行ってみて下さい。でも、一度は巡行も見て下さい。

光れ、泥だんご
 NHKの「人間・ドキュメント」で「光れ、泥だんご」という番組を放送していた。京都教育大学の教授が、保育園に行って泥団子のつくり方を教えるという番組である。表面に細かい砂を丁寧にまぶし、それをズボンで丹念に磨くのである。すると泥で作った団子が、鉄の玉のように光り出す。そうなるまでに、ものすごい根気がいる。幼児たちは自分の泥団子に磨きをかける。一つの物事に専念できた思いは何物よりも貴重で、教授が作った光る泥団子を幼児に与えても、幼児は自分が作った泥団子の方を選んでいた。うちの保育園児の次女も団子づくりの名人で、一日中団子を作っている。それは手の平よりも大きく、まん丸である。しかも、このビデオを見せた翌日には、なんとうっすら光る泥団子を作ってきた。恐るべし、保育園児。みんなも、幼稚園や保育園で一心に泥団子を作った思いではないだろうか。そういう時期もあったのだ。あのころの一途さはどこへ行ったのだろう。
   


第62号 7月16日

今日の言葉
「瓜田に靴を入れず」
 瓜(うり)はスイカの仲間で、地面に生えています。その瓜田で靴の紐を結び直すためにしゃがむと、瓜を盗もうとしているように見える。ということから、疑われるような好意は慎めと言う意味。続きに、「李下に冠を正さず」。李(すもも)はブドウのように上になってるので、そんな所で帽子をかぶり直していても、疑われてしまう。

勉強はテストが返ってきた時から始まる
 今日から辛い辛い3日間が始まる? いよいよテストが返ってきます。近所の先生方の声を聞いていると、かなり悪い!中間試験は、内容も簡単だったし、テストも易し目だった。期末になると、内容も難しく、テストも難しくなる。それに、みんなの授業態度も中間前と後とではかなり違う。自業自得といえば酷だか、返ってきたテストの点数が物語っているだろう。しかし、問題はこれからだ。返ってきたテストの間違った所をもう一度やり直して、二度と同じ間違いをしないことです。そうすれば、次のテストではきっとよい結果が得られるでしょう。

みんなの力で感動を!
 ちょっとクサイですね。試験が終われば文化祭です。6組は「競(け)った馬」をすることになりました。自転車をこいで電気を起こしてモーターを回して馬を走らせるという手の込んだ仕掛けです。部屋の飾りつけをしたり、イベントを盛り上げる様々な企画を考えたりすることも必要です。また、横断幕も作らなければならないし、40秒PRもしなければならない。
 これだけの大仕事をするには、なんといってもみんなの力が必要です。一人一人が自分にできる最大限のことをやり遂げて一つのことを完成する感動は、何物にも変え難いものです。頑張りましょう。
   


第61号 7月7日

今日の言葉
「画竜点睛を欠く」
 竜を描いて、瞳を書くのを忘れたという意味。せっかく見事に描いた竜なのに、仕上げを怠ると、台無しになってしまう。締めくくりが大切だということ。試験勉強をしたのに、当日体調を崩してしまうと、役に立たなくなるので要注意。

今日は七夕
 今日は七夕です。年に一度、牽牛と織女が天の川で出会う日です。幸い、今年は天気にも恵まれそうです。うちの家では、保育園に通っている次女が、飾りを作ったり、願い事を考えたり、準備に余念がありません。みなさんの願い事は何ですか。

いよいよ期末試験
 いよいよ月曜日から期末試験です。勉強の方は順調に進んでいるでしょうか。中間試験で点数の悪かった人は、挽回のチャンスです。よかった人は、飛躍のチャンスです。中間試験までは内容が中学校の復習程度であったり、授業のペースがゆっくりだったりでしたが、期末試験に向けてはすっかり高校モードの授業になっています。うちの中一の長男は、期末試験が終わりテストの返却も終わりました。中間に比べると軒並み悪くなっています。勉強しなかった訳ではないのですが、問題が急に難しくなっていたらしい。 でも、勉強の基本は同じです。教科書を何度も読み返し、ノートを何度も見返し、理解することは問題集などをして理解し、覚えることはまとめたりカードにして覚える。あと2日後ですから、今さら後悔しても始まりませんが、できることは、勉強したことは確実に点数にすることです。焦って新しいことに手を出すより、やったことを確実にすることの方がいいでしょう。そして、試験当日は実力が出るように、コンディションを整えることです。みなさんの健闘を祈っています。
   


第60号 7月6日

今日の言葉
「なせばなる、なさねばならぬ、何事も。ならぬは己のなさぬなりけり」
 どんなことでも努力次第でできる。できないと思っているのは、やる気がないからだ。厳しいお言葉です。

競った馬vsマジックルーム
 文化祭の取組決めもいよいよ大詰め。競った馬とマジックルームの一騎討ちになった。
 競った馬は、絵の通り、ローラーの上で自転車でこいで電気を起こし、その電力で馬につけたモーターを回して、馬を進めるという仕組み。4台ぐらい作って競争する。順位を争ってもいいし、タイムを争ってもいい。一位になった人には賞品を出してもいい。また、競馬のように賭けてもいい。お客も増えるだろうし、応援も盛り上がるだろう。しかし、難点がいくつかある。本ではローラーを自転車競技部から借りていたが、一から作らねばならない。自転車が前に進まないようになめらかに回転できるかどうか研究の余地がある。また、ローラーの上でうまく自転車がこげるか。電気が馬にうまく(シャレではない)伝わるか。馬がうまく(シャレではない)動いてくれるか。さまざまな課題はあるが、成功した時の感動は素晴らしいと思う。
 マジックルームは、図のように傾いた大きな箱を作り、その中に入ってもらう。中でボールを転がすとボールが下から上へ登っているように見えるというもの。非常に単純な仕組みで、それがどうしたの?と言われるかもしれない。他にも錯覚を利用したものを作って展示して楽しんでもらう。
 両方とも一長一短あります。自分たちの力にチャレンジしてください。担任はできるだけお手伝いしますが、余計な手出しはしません。主人公となって活動するのはみなさんです。
   


第59号 7月5日

今日の言葉
「風が吹けば桶屋がもうかる」
 一見関係ないようだが、大風が吹くと砂ぼこりが立つ。砂ぼこりが立つと人の目に入る。砂ぼこりが目に入ると目を痛めて目が見えなくなる。目が見えなくなると三味線を弾くようになる。三味線の需要が増えると、三味線に張る猫の皮が必要になるので、猫を片端から捕らえてしまう。猫がいなくなるとネズミが増える。ネズミが増えると、桶がかじられて穴があく。桶が使えなくなるので桶を買いに行く。桶がどんどん売れるので、桶屋がもうかる。あ〜しんど。

綺麗な教室には、健全な学力が宿る
 暑い日が続く。昨日は34°C、今日は37°Cらしい。教室には飾り物のクーラーがある(ない方がましか)。確かに暑いのだけど、床を水浸しにしていいということはない。暑いからといって、だらけていい訳ではない。ましてや試験前である。そんな雰囲気がないのが恐ろしい。
 それに、教室が汚いのも気になる。毎日、「二三が六兵衛」の割り箸が落ちている。缶ジュースの空き缶が散乱している。見ているだけで暑苦しい。ゴミは正しくごみ箱に捨てるだけでも、少しは涼しくなるでしょう。

遠足の感想 9
▼僕は朝7時30分に目が覚めて、パンを食べて、お父さんに学校まで送ってもらって、バスに乗った。教育実習の清田先生も来ていた。そして僕はバスの後ろの方に座って妹背の里に着いた。そして飯ごうすいさんが始まった。僕は準備という準備を全然しなかった。他の班のところに行って写真を撮っていたりした。じゃがバターを初めに作った。はじめ思ったことは作り過ぎやろう。鉄板いっぱいにジャガイモが乗った。しかもすぐに焼けてしまうので忙しかった。じゃがバターを食べた。とてもおいしかった。こんなおいしくできると思わなかった。そして次に肉を焼いた。とてもおいしかった。特に塩タンはおいしくて最高でした。次にカルビを食べた。とてもおいしかった。でも塩タンのおいしさには勝てなかった。僕はジュースを買いに行ってこの日ジュース4本も飲んでしまった。そのせいで全然食べられなかった。次は骨付きカルビを焼いた。しかしその前にノックダウンしてしまって食べられなかった。あそうそう、準備は火起こしとか下から風を送ったり、炭を入れ替えたり新聞紙を入れたりしていた。そんでもって、最後はデザートにフルーツポンチを食べた。とてもおいしかった。特に汁がおいしかった。食べ終わって、僕はボールと包丁とまな板を洗っていたが、急に雨が降り出した。勢いよく降りだしてかなり冷たかった。そのせいでラケットベースができなかった。50分自由時間ができて、事務所に行って涼んで集合写真を撮ってバスに乗って帰った。思ったより楽しい遠足でした。また行きたいです。

期末試験まで、あと4日。順調ですか。
   


第58号 7月4日

今日の言葉
「臥薪嘗胆」
 「がしんしょうたん」と読む。薪(たきぎ)の上で寝たら痛い、胆(きも)をなめたら苦い。そんな苦しい思いをしながら、復讐心を忘れないこと。また、漢文の授業で勉強しましょう。

困難に立ち向かう。
 水曜日はプロジェクトXの記事。昨日は漁群探知機。それまでは、どこに魚の群れがいるか、漁師の勘に頼って漁をしていた。「他人の海」の慎一の親父のように。それを発見する機械を開発したのは、漁村の貧しい10人兄弟。親が亡くなり(これも慎一と同じ)長男が弟や妹のために必死で開発する。兄弟たちも兄を必死で助ける。うるわしいというより、生きるための兄弟の絆である。
 彼らは大学は勿論、高校さえ出ていない。何度も何度も失敗し、工夫に工夫を重ねる。困難に立ち向かい、克服しなければ兄弟10人が暮らしていけない。学歴がなくても努力次第で素晴らしいことができる。先週の自動改札機を開発したのも、大学出ではなく工業高校出の青年だった。
 さて、文化祭。取組によっては困難の連続かもしれないが、それを乗り越える所に素晴らしさがあります。文化祭でプロジェクトXしませんか。

遠足の感想 8
▼高校になって初めての遠足だった。入学してから二カ月程たって、だいぶ高校生活にも、6組のクラスにも慣れてきたから期待していました。僕らの班は、焼き肉とフルーツポンチを作りました。じゃがいもを切って焼き始めた時、あまりの多さにびっくりしました。でも、飯盒もちゃんと炊けておいしかった。少し作る時間がかかりすぎて、しかも雨が降って、ラケットベースができなかったのは少し残念だけど、喋ったり遊んだりして楽しかったです。
▼最初は遠足はあんまり楽しみじゃなかった。それで学校に着いたとき、みんな私服で、いつもと違うみんなに見えた。着ている服にはその人の性格や個性がよく出でいた。バスに乗って、いろんな人しゃべった。お菓子とかもらったりした。妹背の里に着いたとき、池にアヒルと鴨と鯉がいてかわいかった。飯ごうすいさんの時、火をつけたりしてワクワクした。男子はなんか優しかった。途中で雨が降ってきたけど、事務所のところでみな集まったのも面白かった。遠足はとても楽しかったです。
   


第57号 7月3日

今日の言葉
「籠で水を汲む」
 籠というのは竹で編んだ隙間だらけの入れ物。それで水をすくえばどうなるか? 当然隙間から水がもれてしまう。つまり、力を尽くして仕事をしても、難の役にも立たないということ。

文化祭、ど〜する?
 先週のLHRで文化祭の取組について話し合いました。色々意見は出ましたが、決定打には欠けていました。
 現在プロジェクトチームで考えているのは、大きく分けて、劇をするか、作った後楽しめるものを作るか。劇の場合、人形劇や影絵劇や教室劇やビデオ劇が考えられます。いずれにしても、脚本を考えて、配役を決めて練習が必要です。人形劇や影絵劇の場合は人形などを作る必要があります。教室劇でも衣装や大道具が必要です。ビデオ劇の場合、文化祭当日がとても寂しいです。なんせ、教室にテレビが置いてあって、客がチラホラ見に来る程度です。
 楽しめる物を作る場合、現在候補にあるのは、「マジックルーム」と「競った馬」です。「マジックルーム」は傾いた部屋を作ったり、目の錯覚を利用した展示物を作ることになります。「競った馬」は自転車をこいでライトで発電し、その電気で馬を走らせ競争するものです。教室を飾ったり、馬券を売ったり色々工夫できます。
 どうせやるならいいものをしたい。面倒くさいと思う人もあるかもしれませんが、当日になってもっとやっておけばよかったと後悔するのは見え見えです。実際、遠足も行く前は面白くないと思っていた人が、行ってみるととても面白かったと感想に書いています。苦労したら苦労した分、感動も大きいものです。みんなの意欲次第です。

遠足の感想 7
▼高校に入って初めての遠足は正直言ってあまり楽しみではなかった。でも当日になってみんなでバスの中でしゃべったり、お菓子あげっこなどとかいろいろしていると、めちゃ楽しいなあって思った。あまりに日ごろしゃべらない友達とも少ししゃべる回数も多くなったし、よくしゃべる友達とは一層に仲良くなれたような気もする。班でも協力(あんまりしてないか)しつつ、何となく楽しかったし、少しみんなのことも分かったかも。そういうのをひっくるめて今は「楽しかったな」って思っています。わかな先生も楽しそうに写真いっぱい撮ってはったし、よかったですね。また今度は「1の6」勢ぞろいで行ってみたいです。
▼余り喋らない人ばかりの班だったから少し不安があった。けど、うまく作れたしよかった。暑かったり雨が降ったりしたけど、まぁ楽しかった。
   


第56号 7月2日

今日の言葉
「隔靴掻痒」
 「カッカソウヨウ」と読む。靴の上からかゆい所を掻いても、かゆみは止まらない。物事がうまく進まず、もどかしい感じがする。僕は水虫なので、この言葉はストレートに理解できる。
                       
験便してる? 親指大ね。
 僕が高校生の頃、『東大一直線』という漫画が流行った。作者は、現在『ゴーマニズム宣言』で活躍している小林よしのりだ。主人公は、巨大な頭がなぜかスキンヘッドに合格ハチマキを巻いて、まん丸眼鏡をかけている。東京大学を目指している高校生。その名も東大通。合言葉は、「験便してる?」「親指大ね。」年がら年中受験のことしか頭にない。ところが、完璧なパープリン。知能指数は小学生並。おまけに、大のスケベ。ストーリーは目茶苦茶だが、とにかくエネルギッシュ。 ところで、みんなの試験勉強は進んでいますか。「験便してる?」大きさどの指ぐらいですか。

遠足の感想 6
▼私はこの遠足で私服というのは嫌だった。あまり外に出かけないから、私服を全然持っていなかったからです。みんながうらやましかったです。でも遠足自体は結構楽しかったです。雨さえ降らなければ。飯ごうすいさんの焼きそばもおいしかったし。タマネギはできていないのもあったけど。あと清田先生も来てくれてうれしかったです。気軽に話しかけてきてくれるから好きです。カメラで写真も撮ってもらったし。いろいろあって、思い出も残りました。ラケットベースの賞品が好きになりました。
▼この間遠足があった。疲れたがよかったと思う。飯もうまくできた。そもそも早く着いたため早い昼飯になってしまった。リクレーションは雨のためになくなってしまったが、のんびりできてよかったと思う。帰ってくるのもそれなりに早めだったが、楽しい遠足だったと思う。

期末試験まで、あと7日。勉強進んでる
   


第55号 6月30日

今日の言葉
「蛙の頬かぶり」
 面白い諺です。蛙は目が頭の上についているから、頬かぶりをしたら何も見えなくなる。したがって、目先のことがわからなくなること。頬かぶりした蛙を是非見てみたい。

元気ハツラツ、体育祭
 昨日は文化祭の取り組みを決め始めましたが、体育祭も同時進行です。後ろの黒板に書いてもらっていますが、まだ埋まっていない所があります。
 東稜の文化祭はバラエティーに富んでいます。純粋な百m走もあれば、格闘技系の棒倒しや騎馬戦や棒引きもあり、楽しいアメ食いやパン食いもあり、団結力の証明の大縄跳びや綱引きやバンブーサーフィンもあります。でも、なんといっても盛り上がるのがリレーです。団対抗リレーも興奮しますが、やはりクラス対抗リレーでしょう。各学年ごとの予選があり、上位5クラスによる決勝があり、各学年2位までによる東稜スペシャルリレーで東稜ナンバー1を決めます。ディフェンディングチャンピオンは3の8です。今年は我がクラスが取りたいものです。
 僕も夏休み後半から家の前で走り込みを始めます。小学校の運動会に備えて近所の子を集めて毎晩走ります。去年は、体育祭の百メートル走に出場して、一人抜いてゴールしました。今年もトレーニングして走りたいですね。

遠足の感想 5
▼遠足が延期になってバレー部の2人も行けることになっててうれしかった。2人とも面白いから。当日行きしのバスの中ではすごくワクワクしてた。ついてご飯の準備をしているとき面倒くさいと思ってたけど、みんなでしゃべりながらこしらえたし楽しかった。ジャガイモバターで焼いたのがおいしかったし、肉もおいしかった。桐野先生が頑張ってくれたご飯もおいしかった。最後にまたみんなでこういうのもしたいなと思いました。すごく楽しかったです。
▼遠足に行って楽しかった。とてもよかったと思います。なぜかというと楽しく飯ごうすいさんができたからです。正直言いますと初めは遠足なんかに行く気はしなかったのに行ってよかったと思う。あと結構気になったのが高校生のみんなはどんな私服で来るのか楽しみにしていたくらいです。バスの中は最高に面白かったです。バスの中では王様ゲームをしたり最高に面白かった。妹背の里についていっぱいジュースを飲んで肉を食う前に腹いっぱいになって大ピンチでした。けどがんばって食べた。雨が急に降りだしてラケットベースができなかった。そして50分間自由時間をもらって事務所に行ってくつろいだ。その時が1番面白かった。本当に遠足に来てよかったと思います。またみんなと一緒に遠足に行きたいです。服に灰のにおいがついて困った。かえって即効洗った。

期末試験まで、あと9日。勉強始めてる?
   


第54号  6月29日

今日の言葉
「温故知新」
 今習っている漢文です。音読すれば「おんこちしん」。訓読すれば「故(ふる)きを温(たず)ねて新(あた)らしきを知る」。昔のことや習ったことを繰り返し復習していると、新しいことを得ることができる。

Mくんは元気です
 昨日学校の帰りに武田病院に、Mくんを見舞いに行ってきました。「鉄欠症」という鉄分が欠乏する病気です。『鉛をかじる虫』にも出てきましたが、人間の血液は微量の鉄分を必要とします。それが欠乏すると貧血状態になります。松田くんの場合は、その原因を調べるための検査入院です。検査はほぼ終了し後は結果待ちですが、今のところ異常は見られないそうで一安心です。ただ、退院が期末試験直前になりそうで、勉強が不安です。朝食を食べて点滴をして寝て、昼食を食べて寝て、夕食を食べて寝るという生活だそうです。見舞いに行くなら、病室は571号室、面会時間は8時まで、他の患者の迷惑にならないように。

遠足の感想 3
▼高校生になって初めての遠足は不安がありました。あまりしゃべったことがない人と同じ班になったのでうまくやっていけるか心配でした。でも思っていたよりもいっぱいしゃべっていてよかったです。私は火をおこすやり方とかは具体的に知らなかったので、とりあえず自分にできることをやりました。役に立ってないかもしれないけど。私の班は火を起こすのに時間がかかって他の班より食べるのが遅くなりました。まさかあんなに時間がかかると思っていなかったので、熱くて熱くてたまりませんでした。肉を焼くころには熱く食欲が出ませんでした。自分たちで作った焼き肉と焼きそばはおいしかったです。これで湿気と熱さがなかったらもっとおいしかったと思います。今回の遠足はいろんな人としゃべれ楽しかったです。次に行くとしたら涼しいところがいいです。
▼火曜日の遠足は雨が降ってけど思っていたよりも楽しかった。ぼくらの班は焼きそばとバーベキューとフルーツポンチをつくった。普段飯ごうすいさんとかしないので、準備や片付けが面倒くさかった。焼きそばは味が薄かったからソースを加えて食べたらおいしくなった。バーベキューもやったぱり外で食べたら美味しいと思った。他の班のバーベキューも痛い食べた。他の班の方がおいしかった。最後のフルーツポンチも肉を食べた後だったのでおいしかった。飯ごうすいさんで時間がなくてラケットベースができなくて残念だったけど、楽しかったしよかった。


第53号 6月28日

今日の言葉
「親の心子知らず」
 親の愛情を子供はわかっていない。親の教訓や忠告に子供が聞き入れず勝手な行動をする。親の勝手な思い込みのように思う人が多いでしょう。でも、子を持って知る親の恩」。親になればわかるでしょう。

文化祭の取り組み
 遠足が終わり、いよいよ文化祭です。昨日もHR運営委員&文化委員会が開かれ、取り組みの説明がありました。先週も文化祭のビデオを見ています。
 文化祭の取り組みには、横断幕・ポスター・40秒PRもありますが、なんといってもメインは教室を使った発表です。過去最高の発表は、4階から1階までを駆け降りるジェットコースター。僕も乗りましたが、スリル満点でした。去年の光りのダンスもよかったです。しかし、ヘボい発表も多く、出来不出来はクラスの意気込みにかかっています。昨日放課後何人かが残って雑談していた中では、人形劇や教室劇なんかが出ていました。人形劇は5年前に1年の担任をした時に、全クラス共通で取り組みました。保育園から来てもらったりして結構盛り上がったクラスもありましたが、なかなか大変でした。でも、それだけにやり甲斐がありました。
 さて、今年、1年6組は何をするか? 明日のLHRで決めます。皆の素晴らしいアイディアを期待しています。

遠足の感想 3
▼今回の遠足はとても楽しかったです。ご飯を作るときは、みんな協力して火を起こす人と、材料を切る人、ご飯を炊く人……。みんながいつの間にか「するわ」とか何も言わなくてもやってくれたりしていて、私たちの班は「まさかまとまりがよりのでは?」1人で喜んでいました。私の班のご飯はとにかくすごい!!ジャガイモが初め鉄板に埋まっていると思えば、次には肉!肉!肉!すごい量だなと思っていました。多分この班では食べきれないだろうと考えていた通り、他の人に「食べる?」じゃなくって「食べて!」と勧めていました。後片付けは積極的にみんなでやって思ったよりスムーズに進んだのでよかったです。日ごろしないことをしたり、あまり話をしない人ともいろいろ話ができたので、このことでクラスがまとまっていってくれたらいいなと思っています。
▼冷麺を作ったんだけど、思ったより時間がかかった。他の班は食べているのにまだ作っていた。野菜を切るのは楽しかった。なかなかうまく切れたと思う。なぜか他の班の人も手伝ってくれた。見た目も味もよかったけど大根を入れたのは失敗したかなと思った。ちょっと多くて食べきれなかった。デザートのヨーグルトもおいしかったけど食べきれなかった。途中で雨が降ってラケットベースができなかったけど、楽しかった。
   


第52号 6月27日

今日の言葉
「溺れるものは藁をもつかむ」
 困難な状況にある者は、どんな小さな助けにもすがって困難な状況を解決しようとするたとえ。「苦しい時の神頼み」とも言う。そうならないように実力を養っておこう。

自動改札機
 いまや当たり前のように使っている電車の駅の自動改札機。その開発の裏には、技術者の妥協ない開発があった。
 またまたプロジェクトXです。自動改札機を開発したのは京都にある立石電気という当時は弱小の企業でした。いまはオムロンと会社の名前を変えて、大企業になっている。
 初めは定期券専用に作った。ところが、紙の切符も入れる客がいて、機械はすぐに故障した。会社の若手が機械に張りついて故障を直した。そこで、普通の切符も改札機を通るような機械の開発を考えた。ところが、定期券は大きいので穴を空けて定期券を識別していたが、小さな切符には穴が空けられない。どうしたらいいかと思いながら、テープレコーダーを聞いていた。テープの磁気を使えば小さな切符でも識別できるとヒントを得て、今使っている切符を開発した。ところが、切符は真っ直ぐ入れなければ識別できない。どうしたらいいかと子供と川釣りに行った。すると笹の葉が岩の真っ直ぐに流れるのを見て閃いた。
 アイディアはいつも考えていなければ出て来ない、しかし、真正面から考えている時でなく、ふとした時に閃くものでもある。あきらめなければ必ず解決策は見つかる。そうした苦労をすると、それが自信になり、また新たな困難に立ち向かおうという気持ちが沸いてくる。いい話でした。

遠足の感想 3
▼バスの席の決め方は少しうっとおしかった。はじめ少し期待をしていたが、でも妹背の里は期待外れ。けど、バーベキューはおいしかったし、結構楽しかった。ラケットベースができひんかったのは少しショック。今度またクラスで遊ぶようなイベントを作ってほしい。
▼はじめ思って思ってたんと全然違った。かなり面白かった。普段あんまりしゃべらへん人と仲良くなれたような気がします。この遠足は行ってよかったとつくづく思います。
   


第51号 6月26日

今日の言葉
「心頭滅却すれば火もまた涼し」
 精神を集中すれば、たとえ火の中であっても涼しく感じる。どんな苦しみにあっても心をきたえてそのことを超越すれば、苦しさを感じなくなるものである。語源は、斐の国の恵林寺が織田信長に攻められて寺を焼き打ちにされたとき、この寺の禅僧快川が言った句。

心頭滅却すれば火のまた涼し
 昨日は暑かった。気温が30度を越えた上に、今までの湿気が地面からモワーッと沸いてきて、ジメジメしていた。こんな時こそクーラーが実力を発揮するのだが、昨日は最後まで沈黙を守っていた。家ではクーラーをつけた家が多かったのではないだろうか。我が家にもクーラーが一台あるが、これも滅多に作動しない。お客さんがあった時と、風呂上がりの一瞬つくことがあるぐらいである。当然寝る時はクーラーをつけずに網戸にしておく。その時そよぐ一瞬の風に自然のありがたさを感謝するのである。心頭滅却すれば火もまた涼し。地球温暖化防止のためにも、できるだけクーラーをつけない方がよい。と言いながら、昨日職員室はクーラーがついていた。年寄りは、暑さにも寒さにも弱いものだ。

遠足の感想 2
▼時間がかかったけど、楽しかった。雨が降ってきてちょっと残念だった。
▼なかなか思ったより楽しくて、友達といっぱいしゃべれた。
遠足に行けてよかったです。しゃべったことのない人やそんなに仲よくなかった人とも話をしました。焼き肉をするときなかなか火がつかなくて、苦戦してしまいましたがみんなで新聞を燃やしてつけました。私はずうっとうちわであおいでいました。手がつりそうになったが楽しかったです。自由時間はコイのえさを買って野良猫にありました。かわいかったです。
▼遠足の前日、班の女子のみんなで買い物に行きました。部活が終わってからいったので、時間が少し遅くなったり、商品が減ってしまってていたけど、「どれがいいかなぁ」といろいろ話し合いながら選んだり、買ったりするのがすごく楽しかったです。そして当日、班のメンバーが全員そろうことはできなかったけど、火をつけたり、材料を焼いたり、一人ひとりが仕事を分担し、協力し合って家で作るのとはひと味違うおいしいメニューができました。そして食べたとき、暑い中頑張ったかいがあったなと実感しました。もし今度行くとしたら、もうすこし天気のいい時がいいなと思います。
   


第50号 6月25日

今日の言葉
「鬼に金棒」
 強い鬼が、金棒という武器を持てばさらに強くなる。強い者がさらに強くなること。あなたにとって金棒とは何ですか。僕にとっては家族です。

ラブストーリー最終回
 めったにドラマを見ない僕が毎週楽しみにしていた「ラブストーリー」が終わった。豊川悦司はシブイ。ビールのCMでもコミカルだしこのドラマでも3の線だ。中山美穂も綺麗だ。それに、「恋」、いいですね。最後は空港で地面に手を着いてコクる。これも誤解でしたが、めでたしめでたし。最後のキスシーンもよかった、羨ましかった。3人の子持ちですが、いつまでたっても恋には憧れます。人権学習では僕の中で「恋愛」は下位でしたが、燃えるような恋をしてはたいですね。こんなことを考えてると、家庭不和の原因になりますね。日曜日の愉しみか一つ減った。

遠足の感想 1
▼僕はこの遠足は初め面白くないと思っていた。でも焼きそばを作ったり、焼き肉を焼いたりしているうちに、あまりしゃべったことのない人と話ができたのでよかった。途中で雨が降ってラケットベースができなくなって残念だったけれど、とても楽しかった。自分でて作ったものも他の班が作ったものもみんなおいしかった。また行ってみたいと思います。
▼私の班は、冷メン&フルーツ入りヨーグルトを作りました。周りの班よりできあがるのが早いと思ってたけど、実際やってみたら水が全然沸騰しいひんから、うちの班が1番遅かったかしびっくりした。時間もめちゃかかって、おなかもペコペコで「もう早くできひの」とかいろいろ思いながら大変やった。でもおなかペコペコやったからかもしれへんけど、冷メンめっちゃおいしかった。自分たちの力で作ったから、余計おいしく感じたんやと思う。遠足の途中で雨が降ってきて、ラケットベースできひんかったけど、めっちゃ楽しかった。
▼バスの中では王様ゲームして楽しんだ。いろいろな罰ゲームをして、楽しみまくった。妹背の里に着くなり見渡す限りのたんぼだらけだった。「うわっ!?何なん。こんな田舎でやんの、嫌やな」と思ったけど、実際に何時間かたったら「結構いい町だな」と思い直した。飯ごうすいさんでは最初なかなか火がつかなくて困ってたけど、後からつき始めて肉を1.5キログラムも焼いた。実際上手にできないと思っていたけど、案外上手にでき、その次に焼きそばとウインナをつくった。ウインナーはちょっと塩コショウをかけすぎて、辛かったけどおいしかった。使った用具を洗っている最中にも大雨が降ってきたときは、「運がよかった」と思った。帰りのバスの中では何人かが浮かれて寝ていた。学校に着いた後、サッカー後は大雨の中、自主練をしていた!!


第49号 6月22日

今日の言葉
「小田原評定」
 豊臣秀吉が天下統一のために関東の北条氏を攻撃した時、北条氏は小田原城に立てこもって会議をしたが、長引くばかりで結論が出なかった。この故事にならって、結論の出ない話し合いを言う。
                       
住所 611-0002 ○○市○○●●
fax ○○○−●●−○○○○
メール nobu-nisi@pat.hi-ho.ne.jp
ホームページ http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nobu-nisi/

 これが、僕の情報です。何か連絡がある時は、利用して下さい。イタデンはしないでね。
 携帯電話は持っていません。理由の1つめは、必要がないからです。個人的に電話がかかってくることは少ないし、こちらからかけることも少ない。
 理由の2つめは、金がかかる。聞いていると、少なくとも1カ月5000円、多い月は10000円を超えるらしい。必要なら仕方ないが、あれば必要もないのについついかけてしまう。
 理由の3つめは、みっともない。道を歩きながらや電車の中や、みんなのいる所でプライベートな話をペラペラ喋るなんて恥ずかしくないのだろうか。聞いていても非常に不愉快である。
 理由の4つめは、脳に悪い。携帯電話を開発した会社の技術者が脳に障害を起こしている。携帯電話からは強力な電磁波が出ていて、電子レンジに頭を突っ込んでいるようなものである。
 百害あって一利なし。おかげで公衆電話が減って迷惑している。
 その代わり、ホームページを開設している。国語教育や教育相談のコンテンツがある。これはちょっと自慢だ。高校の国語の教師でこれだけのホームページは他にないと自負している。情報提供やコミュニケーションの場でもあるが、大きな目的は僕の遺書だ。西村という人間が存在していた証明になればいいと思って作っている。よければ、一度見て下さい。また、メールチェックも毎日しているので、メールを送って下さい。


第48号 6月21日

今日の言葉
「岡目八目」
 「おかめはちもく」と読む。囲碁から来た言葉。岡目は少し離れた所の意味で、傍で見ている人の方が八目先が読めるぐらい、冷静に状況判断でき、有利な手を考えることができる。
                       
あなたの人権意識度は?
 あなたは、超満員の電車に乗っています。あなたの足が誰かに踏まれています。さて、あなたは、どうするでしょう。
 a.「足を踏まれたのも何かの運命だ。ここは何も言わずにじっと我慢しよう」と諦める。
 b.「満員電車の中で、お互い様だから仕方がない、事を荒立てないほうがいいだろう。」と我慢する。
 c.「私から言わなくても、きっと気がついて、足をのけてくれるだろう。」と自然解決を期待する。
 d.「足を踏んでいる人には、踏まれた人の痛みはわからないのだから、説明して、足をのけてもらおう。」と説明する。
 @のように足を踏まれていているのに運命だと諦めるか、Aのように足を踏まれているのに世間体を考えて事なかれ主義をとるか、Bのように相手の善意を信じて自然に解決するのを期待するか、Cのようにキッチリ言うか。
 あなたの人権意識度は?とたずねられると、Cと答えた方がいいのだろうと分かっていても、現実にCの行動を選ぶことができるでしょうか。Cのように言ったとしたら、「私なら我慢するのに」とか「騒がなくても時間がたてば解決するのに」とか「あの人はうるさい人だ」とか「騒ぎすぎだ」とか思われるのではないかとおっくうになってしまい、ついつい黙ってしまう人も多いのではないでしょうか。また、足を踏んでいる人の様子によって、対応をかえたりしないでしょうか。と考えると、人権とは難しいものです。明日のLHRは、ちょっと変わった人権学習です。乞う、ご期待!


第47号 6月20日

今日の言葉
「邯鄲一炊の夢」
 中国の唐の時代、ある青年が飯を炊いているわずかの時間に、貧しい境遇から、出世して大金持ちになり、栄華を究めるまでの夢を見たという故事から来ている。栄枯盛衰ははかないというたとえ。
                       
天気はみんなの行いのおかげ
 昨日の遠足はどうでしたか。延期になって2人が参加できたと思ったら、2人が体調不良で欠席になり、全員で行けなかったことは残念でした。リクレーションのラケット・ベースができなかったことも残念でしたが、飯ごう炊さんだけでみんな満足していたようなので、今回の遠足は大成功と言ってもいいかなと思いました。
 どのグループとも工夫をこらしたメニューでした。焼き肉や焼きそばも各グループごとに味が違っておいしかった。じゃがいもを薄く切ってバター焼きしたのもおいしかったし、アルミホイルで包み焼きしたのもおいしかった。ご飯も飯盒でうまく炊けたし(少し焦げたが、KN先生か火の番をしてくださったおかげです)、冷麺をしたグループは、野菜を細かく切ったり、フライパンで薄焼き卵を作るなど芸が細かかったです。デザートもフルーツポンチあり、フルーツヨーグルトあり、豪華でした。
 どのグループも手際よく、後片付けまできっちりできたので、担任も楽しませてもらいました。K先生も来てくださり、カメラマンとして活躍してくださいました。ちなみに、現像は彼の店に出してタダで現像してもらうそうです。
 それにしても、天気にはバッチリ恵まれました。片付けが終わる頃に一度にわか雨があり、バスに乗ろうとする2時頃に大雨が降り始め、学校に着くころにはまた雨が上がるという、理想的な天気でした。これもひとえに、みなさんの日頃の行いがいいおかげでしょう。普段あまり話したことがない人とコミュニケーションがとれたりして、いい遠足になりました。


第46号 6月18日

遠足最終チェック
目的 ●クラスの親睦を図る。
    ●規律ある集団行動と野外活動を体験する。      
行先 妹背の里(0748-57-1819)
集合 8時35分 バスの中の自分の席
 ★当日欠席の場合は、8時20分までに学校に電話(572-2323) する。
 ★班長が出席点呼して担任に報告
到着 10時前(予定)
飯ごう炊さん
ヌ事務所前で、HR運営委員女子が仕切って、副班長とレンタル係 がレンタル用品を取りに来る。リヤカーが借りられる。
ネ各グループで場所を決め(雨天の場合は炊事場下)、調理する。
ノ美化係がゴミを分別して回収し、所定の場所に廃棄する。
ハレンタルしたものはきれいに洗って返却する。
ヒHR会計がクラスの会計を、グループの会計係がグループのレン タル代を払う。
リクレーション
ヌHR運営委員男子とイベント係が仕切って、各チームのキャプテンがまとめて進行する。
ネ優勝チームには豪華賞品あり。
集合 2時00分(予定)
 ★班長が出席点呼して担任に報告
解散 3時(予定) 学校
忘れそうな物
□マッチ □新聞紙 □うちわ □軍手 □食器・箸 □傘orレインコート
★保健係が保健カバンを持つ。
★写真係が写真を撮る。


第45号 6月16日

今日の言葉
「負うた子に教えられ浅瀬を渡る」
 子供を負うと足元が見えない。だから子供に浅いところを聞きながら川を渡ること。子供が大人に、未熟な者がベテランに物を教えることもある。ちょうど、実習生やみんなが僕に物を教えてくれるように。

勉強がしたい
 アトムという盲導犬をつれた同志社の女子学生の記事を読んだ人もあるだろう。実は、去年卒業した東稜高校の先輩に、3年間車椅子で過ごし同志社女子大に合格した人がいる。通学は車椅子で地下鉄を乗り継いでいる。駅員さんとも顔なじみになり補助をしてくれる。彼女が月曜日に車椅子で学校に来て、勉強が楽しくて楽しくて仕方がないと言っていた。
 また、流通経済大学に入学した男子生徒が来た。彼は、2年から3年になる時に赤点があった。高校時代、勉強は得意ではなかった。しかし、彼も勉強が楽しくて仕方がないと言っていた。400人入る教室の一番前に座って授業を受けているそうだ。先生に顔を覚えてもらって、テストの答えを教えてもらったり、晩御飯を驕ってもらったりしているそうだ。
 二人になぜそんなに勉強が楽しいのか聞いてみた。答えは、好きなことを勉強できる、勉強したことが役に立つからだといっていた。それに比べると、高校までの勉強は面白みがないかもしれない。でも、今勉強していることは、大学や社会に出てからの基本になることです。面白みはないかもしれないけど、基礎を固めるからこそ、次の勉強がおもしろくなるのです。頑張ってください。


第44号 6月15日

今日の言葉
「縁なき衆生は度し難し」
 人の忠告に耳を貸さないものにいくら言っても仕方がない。いくら注意しても同じことを繰り返していると、注意されなくなる。それは見捨てられたということ。注意されている内が花である。

1年生と1年生
 昨日長男の中学校の授業参観に行ってきました。この中学校は二三日前に新聞に窓ガラスが何枚も割られたという記事が載った中学校です。荒れているのは2年生らしいのですが、1年もどうなのか心配で見てきました。長男のクラスは荒れてはいないが、ちょかけが多く、なかなか授業が進まないようでした。中でもいつも後ろを向いている家の近所の女の子には腹が立ちました。学校にかえって高校1年生を見ると、やはり3年間の成長を後が見られ、少し安心しました。SHRのK先生へのI君の挨拶やみんなの拍手には、少し感動しました。

進路マップ4
 学力を向上させるためにみんなが必要だと考えているのは「努力」「授業」「勉強法」、その通りです。授業をしっかり聞いて、自分に合った勉強法で、努力すれば、必ず学力は伸びます。ただ少し気になるのは、6組では「運」と答えている人が全体より多いことです。運も実力の内とも言いますが、実力のないところに運がついて来ないのが真実です。また、「人に負けたくない気持ち」も少ない。人がいいとも言えますが、向上心というものももってほしいですね。


第42号 6月13日

今日の言葉
「縁は異なもの」
 男女の結びつきは不思議なもので、ふとしたことから男女が知り合い、結ばれることがある。考えてみれば、僕が妻と出会って結婚したのも不思議ではある。男女の間だけでなく、友達とか、先生と生徒の出会いとか、異なものは色々ある。

国産ロケット
 またまたプロジェクトXの話です。普通の人でもロケットに乗って宇宙へ行ける時代になろうとしている。ロケット、宇宙開発というと、アメリカやソ連(今のロシア)というイメージがある。ソ連がスプートニクの打ち上げに成功したのに対して、アメリカもアポロ計画で対抗し、宇宙開発戦争が展開された。
 日本にもロケット開発計画がある。しかし、何度も失敗した。膨大な予算を伴うので世論の非難にさらされた。僕も何で日本もロケットを作らなければならないのか疑問だった。宇宙開発は国力を自慢するためではなく、例えば衛星放送とか、気象衛星とか、生活に不可欠な技術のために必要なのだ。でも、そんなに金のかかることなら、アメリカのロケットを借りればいいのではないかと思ってしまう。でも、先端技術は一瞬でも途絶えると取り返しがつかなくなる。失敗したからといってアメリカに頼ってしまうと、日本は永遠に宇宙開発技術では立ち遅れてしまう。
 政治家は愚かだから日本独自の開発を断念してロケットをアメリカから輸入しようとした。輸入しても構造は国家秘密だから中は見せてくれない。高い金を払うだけで日本の技術はどんどん遅れていく。でも、日本の技術者には「チャレンジ精神」と「意地」があった。そして見事に日本独自の力で打ち上げに成功した。
 こんな話を見るたびに、日本人は凄いなぁと思う。しかし、最近の若い日本人を見ていると、そうしたチャレンジ精神や意地があるのだろうかと不安になる。普通に生活できるのだから、そんなに頑張らなくったっていいじゃないかと思っていていいのだろうか、不安に思う。


第40号 6月11日

今日の言葉
「運を天にまかす」
 自分の運命を自然の成り行きにまかす。何となく消極的な感じもしますが、僕は宗教は信じませんが、神様はいてもいいと思っています。運を天に任せることによって、積極的に大胆に生きることもできます

サッカーvs野球
フェデレーションカップて言うんですか、昨日のサッカーの試合。何やら、フル代表の国際大会の決勝進出は日本史上初めてということらしい。日本中盛り上がっています。普段、滅多にサッカーを見ない僕も、気がつけば8チャンネルを見ていた。「亀有公園前派出所」がなかったのは残念だった。8時からは「北条時宗」を見ていた。「北条時宗」が終わってまた8チャンネルを回すと、1対0で日本が負けた。韓国が5対0だったことから考えると、大健闘だったのだろう。
 一昔前、日本のプロスポーツといえば、プロ野球だった。
しかし、最近はJリーグができて、サッカーと人気を二分するようになった。ところが、日本のプロ野球は、新庄はどうでもいいが、イチローが大リーグに行ってしまったので、人気も大リーグに食われつつある。
 それはともかく、野球は攻撃と守備が明確に分かれているが、サッカーは攻撃と守備が一瞬にして切り替わる。野球はアメリカ的で、サッカーはヨーロッパ的だとも言う。僕は野球派だ。サッカーはなかなか点数が入らず辛気臭いからだ。でも、昨日ぐらいのレベルの試合は退屈しなかった。でも、やはり敵を反則を誘うためにわざとこけたりする姑息さは好きではない。
 ところで、中田英寿がクラブチームの優勝を掛けた試合のために、決勝には出場せずにイタリアへ行ってしまった。日本のためにプレーしないのはけしからんという人もいるし、仕事に専念する信念を評価する人もいる。
 というわけで、僕はやっぱりラグビーが好きだ。サントリーがウェールズに勝った。こちらのニュースの方が気になった。


第39号 6月8日

今日の言葉
「瓜の蔓にナスビはならぬ」
 子供は親に似ている。普通には、平凡な親から優秀な子供はできないと言う意味。ちょっと希望がないですね。反対に、トンビが鷹を生むというのもある。

美化王になろう!
 月曜日から木曜日まで美化週間が始まります。自分たちの学校や教室は自分たちで美しくしようという1週間です。
 美化委員が教室や掃除区域を点検に回ってくれたり、美化だよりやポスターを作って美化意識を啓発してくれたりしてくれます。
 教室のチェック項目は次の通りです。
1.教室の床の掃き掃除は十分できているか。ゴミや ほこりが残っていないか。
2.黒板やチョーク受けがきれいに拭けているか。
3.ごみ捨てができているか。3つのごみ箱が空にな んていて、次のビニールが入っている。
4.廊下の掃き掃除ができている。ゴミやほこりが残 っていないか。
5.教室前のオープンカットが掃除できているか。ゴ ミが落ちていたり、不必要なものが置かれていたり しないか。
 100点満点で採点し、優秀クラスは表彰されます。去年の成績を見ていると、満点でないと表彰は難しいようです。
 6組が美化王になれるかは、直接は来週の掃除当番の3班(小嶋君,谷君、中谷君、小多さん、古村さん、杉本さん、高澤さん)、6班(村上君、矢野君、吉野君、廣瀬さん、藤本さん、山本さん)の肩にかかっています。
 しかし、大切なのは、みんながゴミを床とか廊下とかオープンカット  に捨てたりしないことです。6組のみんなの力を結集して美化王を目指しましょう。


第38号 6月7日

今日の言葉
「馬の耳に念仏」
 他人の意見に耳を貸さず聞き流してしまうこと。こうなると成長は止まってしまいます。猫に小判、豚に真珠、糠に釘とも言います。

教育実習の思い出
 昨日、Oくんが遅刻してくれたおかげで、しばらくの間Oくんの席で授業を受けることができた。いつも教壇の上から見るみんなの顔と違う顔が見えておもしろかった。
 教育実習のK先生を見ながら、24年前の僕の実習を思い出した。僕は付属高校に行ったのだが、付属高校は教育実習生が毎年来るので実習生なれしていた。で、いろいろといたずらを仕掛けてくる。僕は教卓の座席表を見ながら生徒に当てていた。ある日、その座席表が二つ折りにしてあった。おかしいと思いながら開けてみると、中にはミミズが挟まっていた。一瞬ギョッとしたが、ここでうろたえては生徒に負けてしまう。僕は勇気を出してミミズをつまんで、窓から外へ投げて、何事もなかったよように授業を始めた。それ以来、生徒はいたずらをしなくなった。2年後、その中の生徒の一人と町で声をかけてくれた。たった3週間、他にも多くの実習生がいたのに、僕のことを覚えてくれていたなんて、ちょっと感動した。もっとも、僕はその生徒の顔も名前を覚えていなかった。ちょっと反省した。
 また、指導教官、つまり清田先生にとっての僕に当たる先生が非常に厳しくて、夜遅くまでかかって書き上げたレボート用紙5枚の授業案を、ちょっと読んだだけで、簡単に書き直しを命じた。実習生はその先生を鬼と呼んでいた。
 僕はその先生から「石」というあだ名をもらった。先生に指導されても、頑固に自分の意志を通したかららしい。でも、今から思うとその先生のおかげで今の僕がある。
 K先生もあと1週間、月曜日の3時間目は6組で大切な研究授業があります。よろしく。


第37号 6月6日

今日の言葉
「鵜の真似する烏」
 鵜は水に潜って魚を捕る。烏が鵜の真似をして水に潜って魚を捕ろうとすれば失敗する。自分の実力も考えないで他人の真似をすると失敗すると言うこと。自分は自分らしく、生きるのが一番。

中間試験結果集計
 みんなには「サクセスシート」で報告してもらいましたが、学校でも中間試験の結果が出ました。
 国語と数学は、赤点がいないのは凄いですね。赤点が最も多いのは化学で5人もいます。一方で99点の人もいます。数学は高得点なのに化学が赤点の人もいます。現社はみんなイマイチだったようだ。
 初めてのテスト、頑張った人もいるでしょうし、後悔している人もいるでしょう。できた人は期末ではさらに上を目指して下さい。後悔している人はこの悔しさを期末で晴らして下さい。


第36号 6月5日

今日の言葉
「中に誠なれば、外に表わる」
 心の中に誠意がある人は、行動にも自然と誠意が表  れる。逆に言えば、わざとらしい誠意の行動は、すぐにばれてしまうということか。

下見の思い出
 日曜日の下見は、電車とバスで行き、バス停から10分ほど歩きました。その時、二人の女の子は「しんどい」を連発していました。この二人だけでなく、殆どの人も同じことを言うでしょう。そこで僕が「来年の遠足は、三時間ぐらい歩くハイキングにしようか」と言うと、「そんな遠足なら誰も来ないわ」と言われてしまいました。その時、28年前の高校三年の遠足の思い出が僕の脳裏をよぎりました。
 行き先は西山で、山道をお寺を回りながらひたすらテクテク歩くというものでした。その遠足の下見に、生徒四人で行きました。土曜日の午後に出発して、コースを確認しながら山道を歩きました。気がつくと回りはすっかり暗くなっていました。道は二つに分かれています。間違った道を選べば、たぶんまた山の中に逆戻りです。その日の内に帰れないだけでなく、ひょっとしたら死んでしまうのでないかと思いました。二つに一つ、生きるか死ぬかの瀬戸際です。四人は相談して、運を点に任せて右側の道を選びました。本当に下山しているのか不安でした。そして、しばらくして家の灯が見えた時は、四人とも思わず涙目になっていました。助かったと思いました。
遠足はただ歩くだけでしたが、みんな満足してくれました。特に僕ら四人にとっては、下見のこともあって、一生の思い出に残る遠足になりました。


第35号 6月4日

今日の言葉
「嘘も方便」
 嘘はいけない。でも、時と場合によっては、嘘を言った方が,物事がスムーズに進むこともある。人生の高等テクニック。
                       
遠足、下見に行ってきました
 昨日の六月というのに五月晴れの日曜日、谷くんと長谷川さんと今川さんと一緒に遠足の下見に妹背の里へ行ってきました。JRとバスを乗り継いで1時間半、ちょっとした遠足気分でした。
 かまどはあるし、鉄板や網や鍋もレンタルできるし、炭や薪も手に入る。あとは材料を持っていくだけ。去年3年生に付いて行ったが、さすが3年生、クーラーボックスで西瓜を持ってきたり、かき氷器を持って行き売店で氷を買ってかき氷を作ったグループもありました。
 リクレーションには芝生の広場もありました。人口のいけに水上ステージもありました。簡単なフィールドアスレチックもありました。近くを川も流れていて泳ぎはできないが足を踏み入れたりはできそうです。
 色々楽しめそうな場所です。6組にとってベストは、15日に雨が降って19日に全員で行くことですが、19日が雨でも屋根があるので炊事だけならできそうです。


第34号 6月2日

今日の言葉
「烏合の衆」
 烏が集まったように、カァカァ鳴くだけでまとまりのない群衆をいう。6組は40人がせっかく集まったのだから、まとまりのあるクラスにしたいですね。

進路マップ 3 職業を考える上で大切にしたい「考え方」
 個性や感覚を生かす、技能や資格を獲得したい人が、全体でも6組でも多い。現実的な考え方です。しっかりしている人が多いと思います。でも、少し言わせてもらえれば、
自分のことを第一に考えている人が多いとも言えます。社会のため、人のためになる仕事に就きたいと思っている人が案外少ないのは少し寂しい気がします。

やるな、1年生
 立会演説会、生徒会役員に一年生が多く立候補してくれた。しかも、その演説や応援演説も堂々としていて、素晴らしかった。高校生で、オープンカット、みんなが注目する中で、あれだけ喋れるなんて、僕の高校時代には考えられなかったことで、1年生の凄さに驚きました。しかも、言っている内容が熱い。一つ間違えば「クサイ」と言われそうなことも、あれだけ堂々と言ってしまうと、よしっ!という気にさせる。1年生はしらけていない。聞いていてさわやかな感動を覚えました。教師も頑張らなくてはと思いました。
 特に7組のエビちゃんは、入学した4月とは別人のようで、2カ月もしないのに、人間って成長できるものだなぁと感心しました。
 このパワーを文化祭にぶつければ、素晴らしいものができると思いました。


第33号 6月1日

今日の言葉
「魚心あれば水心」
 相手に好意があるならば、自分も好意を持つことができる。相手の出方次第ということか。世渡りのテクニックの一つです。

進路マップ 2 進路希望
 順位は6組も全体も同じですが、割合から言えば、4年制大学が全体は58%に対して6組は48%とやや少ない。その分就職が全体は7%に対して6組は13%とやや多い。早く社会に出たいということでしょうか。

教育実習生、来る
 今日から14日まで、6組に教育実習生が来ます。国語も教えてもらいます。よろしくお願いします。では、自己紹介です。


第32号 5月30日

今日の言葉
「捲土重来」
 一度敗れたものが、いったん引き下がりふたたび勢力をもりかえしてくること。中間試験が悪くても期末試験で挽回しよう。明日があるさ。

試験が返ってきた!
 「イヤーッ、今日はまいった。数学の点数があれほどまでにわるいとは、いやになっちゃうね。でもあんなけわるいと中途はんぱにごまかせないで、はっきりとしたものが出てくる。こんなにまではっきりとでた惨敗の雪じょくを、はらす、次の期末ではらしてやるという決意はエベレスト山よりも高いし、ビチアス海淵よりも深い。こんどのテスト(数学)を見習してみると、だいぶ注意散漫だった。もっと注意していたら、悪くとも85点はとる自信はある。こんなことをいっても不注意はまだ充分理解できない証拠。まだまだ未熟であった。ぼくは自信過剰だったようだ。いや自信過剰はある程度いいが完全になめてかかっていた。でもこれではっきりとトリプルクロスカウンターをくった。まだ1回の表いや裏ぐらいだ。今からだと逆転できる。」
 これは30年前のぽくの高1の中間試験の後の日記です。
誤字があります。さて、どれでしょう。

観世会館への道
 観世会館への近道です。地下鉄の「東山」駅の改札口を出て右へ行った所の出口から出てください。僕の実家もあります。


第31号 5月25日

今日の言葉
「因果応報」
 原因が結果を生み、その結果がまた原因となり、新たな結果を生み、永遠に続いていく。一般的には、悪いサイクルの意味で使われるが、良い原因から始めれば、善のサイクルにもなる。

進路マップ 1
 5月11日に実施した進路マップの結果が返ってきました。「ENCOUNTER」は、全体の傾向を見ていきます。
希望職業
 ダントツ1位は芸術・芸能。吉本の芸人になるのでしょうか。あるいはミュージシャン?6組から東稜からスターが誕生すればいいですね。次は技能サービス。教育が全体で2位というのはうれしいですね。
希望学問
 ここでも芸術学がトップ。あとは文学、教育、工学。どちらかと言えば、文系が多い。

中間試験まで、あと3日。土日で仕上げてください。


第30号 5月24日

今日の言葉
「韋編三たび絶つ」
 「いへん」と読む。韋はなめし革、編は綴じ糸で、昔の中国の書物を綴じ合わせていた。そのなめし革の綴じ糸が3回も切れてしまうほど書物を繰り返し読むこと。教科書もこれだけ読めば良い点数がとれるかもしれませんね。

ハンセン病
 ハンセン病を辞書で引くと、らい菌の感染によって起こる慢性伝染病。おもに、皮膚・粘膜・末しょう神経・内臓に病変が起こり、麻痺したり、結節が崩れたりする。潜伏期は数年から二〇年。昔は遺伝性疾患で不治の病気と考えられていたが、一八七三(明治六)年、ノルウェーの医学者ハンセンがらい菌を発見して伝染病であることが判明。一九四一年以降、新しい治療薬プロミンの出現によって完治が可能となった。昔はライ病と言った。
 昔は、ハンセン病は伝染すると言われ、この病気にかかると人と接しないよう予防するために隔離する法律ができた。しかし、治療薬の開発で完治するようになったにもかかわらず、予防法を廃止しなかったため、ハンセン病にかかった人は隔離され続けてきた。
 それが、裁判で予防法を廃止しなかった国側が敗訴した。国はこの判決を認めると責任を問われることになる。控訴して裁判を続けると患者をさらに苦しめることになる。小泉首相は迷った挙げ句に、控訴しないことを決定した。
 国が責任を認めたこの決断の意味は大変大きい。誰しも自分の責任は認めたくない。ましてや、国という大きな組織なら体面もある。間違っていることを間違っていると認めることは、当然のことなのだが、この場合、今までにない勇気ある決断だった。
中間試験まで、あと4日。悔いを残さないように。
アトムという盲導犬をつれた同志社の女子学生の記事を読んだ人もあるだろう。実は、去年卒業した東稜高校の先輩に、3年間車椅子で過ごし同志社女子大に合格した人かいる。通学は車椅子で地下鉄を乗り継いでいる。駅員さんとも顔なじみになり補助をしてくれる。彼女が月曜日に車椅子で学校に来て、勉強が楽しくて楽しくて仕方がないと言っていた。
 また、水曜日には流通経済大学に入学した男子生徒が来た。彼は、2年から3年になる時に赤点があった。高校時代、勉強は得意ではなかった。しかし、彼も勉強が楽しくて仕方がないと言っていた。400人入る教室の一番前に座って授業を受けているそうだ。先生に顔を覚えてもらって、テストの答えを教えてもらったり、晩御飯を驕ってもらったりしているそうだ。
 二人になぜそんなに勉強が楽しいのか聞いてみた。答えは、好きなことを勉強できる、勉強したことが役に立つからだといっていた。それに比べると、高校までの勉強は面白みがないかもしれない。でも、今勉強していることは、大学や社会に出てからの基本になることです。面白みはないかもしれないけど、基礎を固めるからこそ、次の勉強がおもしろくなるのです。頑張ってください。


第29号 5月23日

今日の言葉
「犬も歩けば棒に当たる」
  よく使う言葉。でしゃばるととんでもない災難にあうことのたとえにも使われるが、出歩くと思いがけない幸運にであうことのたとえにも使われる。どうせなら、プラス思考で、でしゃばると良いことがあると考えたいですね。                                   

ギックリ腰
 昨日の朝、学校の下駄箱で靴を脱ごうとした時、左腰の後ろにピキっという衝撃が走った。その瞬間、やった!と思った。ギックリ腰である。だが、まだ歩けるので軽傷だ。 ギックリ腰は過去に6回やっている。1回目は子供を縁側から庭に抱き下ろそうとした時、2回目は子供を抱いて起き上がろうとした時、3回目はトイレを済まして立ち上がろうとした時、4回目は3回目が治りかけて学校へ行こうとまたトイレを済まして立ち上がった時。5回目は学校でプリントを糊付けしていた時、6回目は町内清掃で公園の溝掃除をしていた時だった。ひどい時は、3日間10\も移動できなかった。トイレにも行けず、携帯便器で小便をしたりもした。人間の尊厳を奪われる情けない体験だった。
 今回は1年ぶりなのだが、重い物を持ったりしてないのになるのは怖い。いつ来るかわからないからだ。昨日は久米か先生に紹介してもらった謎の整体師の所へ行ってきた。
生まれつき左の股関節が悪く、それが原因になっているらしい。触っただけでわかるのだからまさに謎である。今日、この通信がみんなの手元に届けば、治療の成果があったことになる。

中間試験まで、あと5日。残って勉強しませんか。


第28号 5月22日

今日の言葉
「一刀両断」
 物事を素早く的確に処理すること。こうなれば気持ちがいいが、なかなか難しい。                       

1の6サクセスプロジェクト 2
▼試験勉強を月曜日から6教科まんべんなく勉強する!!
▼1週間前からまんべんなく勉強。苦手なやつは特に勉強時間をとるっっ。がんばりまっす。
▼1週間前から全教科を日に分けて(1日2教科ずつ)する!!!
▼2週間前から、英語と数学をして、1週間前ぐらいから残り3教科をする。とりあえずノートやわからない所を理解できるようにする。
▼10日前から英語、数学、化学を復習中心にする。5日前から国語、現社などを暗記したりする。2日前から各教科の総まとめをする。
▼明日から教科書の問題を解いたり暗記。
▼1週間前ぐらいからすべての教科を集中して勉強する。
▼試験勉強は今日から全教科を自分の好きな時間にする。
▼毎日苦手な教科を短い時間で覚えられるようにする。
▼日曜から勉強を計画的に進めていく。
▼今日から数学を復習。1週間前から現社と化学を覚える。
英語は熟語を覚えていく。ノートを完璧に全部覚える。長文やる。国語は教科書やノートを見直す。
▼明日ぐらいからノートなどを見る。
▼これからまず自分がわからないコトをわかるようにして、ノートetc見てあきらめずに頑張る。
▼月曜日から、まず暗記できる物からして応用問題をしようと思っている。
▼今日から1日平均3時間程度。
▼1週間前から授業でやったことを中心にひたすら復習する。
▼1週間前から弱点(英語・化学)を重点的に勉強する。
▼試験勉強は計画的に進める。苦手な化学は特に頑張る。今日から頑張る。ノートとかチャンと見る。中学の時と違う勉強法を見つける!!目標は高く持つ。
▼日曜日から英語と数学を中心にする。

中間試験まで、あと6日。順調ですか。


第27号 5月21日

今日の言葉
「一石二鳥」
 1つのことをして2つの利益を得ること。でも、僕は欲張りだから、一石三鳥や四鳥を目指してしまう。「二兎追う者は一兎も得ず」という言葉もある。

1の6サクセスプロジェクト 1
▼今日から苦手な英語・化学を中心に単語などは何度も 覚える。
▼気が向いたらその時やろうと思ったやつをひたすら勉強。
▼10日前ぐらいから「今日はこの教科を何時間する」とか決めて、だらだらしないように、前日あわてないように頑張りたい!!
▼1週間前から1教科ずつコツコツする。
▼月曜日からちょくちょくやり始める。化学を覚えて、数学を覚えて、国語、英語、現社の順で勉強するつもり。
▼国語は古典を中心に、現社はノートを中心に、数学は小さなミスをしないように、化学はノートを中心に、英語は単語を中心に。
▼明日から理解できてない所の復習、暗記物は覚える。
▼もう今から英語とかを重点的にLet'Go。
▼1週間前から1日2時間するようにガンバル!
▼1週間前からコツコツ勉強する。
▼今日から苦手な所を基本的にやる。
▼1週間前から英語を勉強する。苦手な科目を先にする。数学は勉強やりまくる。暗記物は後からする。
▼今日からすべての教科をまんべんなくする。
▼1週間前から、日ごとに分けて。
▼今日ぐらいから覚える物は覚えていく。苦手な物は何とかする。
▼19日から全教科平均的にやる。特に基本を中心にやっていって、2日ぐらい前に応用をやっていく。
▼今日からほとんど全部、平均的に時間を決めて頑張る!
▼19日ぐらいから英語は毎日して、他は順番に1時間ずつする。まずは教科書を読み直してノートも見直して問題があるならそれをやる。
▼10日前から始めて、まず現社をやる。それから化学をやって英語をして国語をして、数学をやってまとめる。

中間試験まで、あと7日。スタートしてますか。


第26号 5月18日

今日の言葉
「一寸の虫にも五分の魂」
 僕にぴったりの言葉。どんな小さな者にも闘志がある。それが大きな力となる。小さいからといって、馬鹿にしたり見くびったりしてはいけない。

ああ、大阪オリンピック
 東京でオリンピックが開催されたのは、1964年。僕が9歳、小学校3年生の時だ。小学校手でみんなでテレビを見たのを覚えている。東洋の魔女と呼ばれる女子バレーボールが強かった。男子体操が強かった。男子マラソンで、円谷選手が国立競技場のトラックで抜かれてが3位になった。その後彼は故障で走れなくなり、それを苦にして自殺したのを覚えている。みんなのお父さんやお母さんも覚えているのではないだろうか。
 当時、日本は高度経済成長の真っ只中にあり、戦争から立ち直った印として開催された。それに合わせて、新幹線も走り始めた。その再来を狙って、大阪がオリンピック開催に立候補したが、どうも雲行きが怪しくなってきた。オリンピックを開催すれば、世界の一流選手を間近に見られるだけでなく、それによって経済が活性化して儲かる人も増える。そういう効果も期待しての立候補であった。
 しかし、交通の混雑や大阪の財政不安から見送られる可能性が高くなった。関西人の意地を見せようとしたのだが、やはり東京に比べたら大阪は田舎都市なのだろうか。たしかに、汚い町だけどね。

廣瀬氏講演会感想 8
▼今日の話を聞いて、まず思ったことは、僕たちはあの曲のこと誇りに思うべきだということです。あの曲を作るにはいろいろなエピソードがあって、決して楽に作られたものじゃなく何よりあの人の作った一曲一曲が努力の結晶なのです。僕の歌が好きなのでギターで弾こうかなと思いました。もし自分が何かにチャレンジしてなかなか成功しなくても、根気よくチャレンジして成功したいと思います。
▼ぼくは歌が好きだから、やっぱり歌を悪いことに使ったりするのはおかしいと思うし、純粋に音楽が好きな人が増えたらいいなあと思った。

中間試験まで、あと、10日。


第25号 5月17日

今日の言葉
「一攫千金」
 「いっかくせんきん」と読む。わずかな労力で、大きな利益を得ること。これを目指して、賭け事に手を出して、破滅してしまうパターンが多い。地道に働くのが一番と言っている人は、金儲けには向いていない ようです。僕も、ささやかに宝くじを買っています。

皇太子妃、ご懐妊
 皇太子妃、つまり、天皇の息子のお嫁さんの雅子さんが、
妊娠3カ月であると発表された。11月に出産の予定らしい。このニュースになぜ日本中が、長島監督や王監督まで喜ぶのか。
 明治から昭和の戦争前までは、天皇は神様であった。大きな力を持っていた。しかし今は、日本のシンボル、力はなくなったが、日本人にとって大きな存在に違いない。
 今の天皇が亡くなられたら、その息子である今の皇太子が天皇になる。今の皇太子が亡くなれば、その息子がなる。ところが、今の皇太子と皇太子妃の雅子さんの間には子供がなかった。先々のことを考えると大問題であった。そこにご懐妊になったのだから、日本中一安心したわけだ。ところが、天皇の関する法律では、息子しか天皇になれない。娘ではダメ。だから、生まれてくる子供が男の子ならいいが、女の子なら問題は解決しない。
 しかし、この法律ってどうだろう。男女平等の世の中に、男しか天皇になれないなんて女性差別だ、と言う人もいる。一方、これは伝統なのだから仕方ないと言う人もいる。
 そういえば、今やっている大相撲の土俵にも、女の人は上がれない。大阪府知事の太田房枝さんが、大阪場所で知事杯を土俵の上で渡したいと言って、問題になっている。

廣瀬氏講演会感想 7
▼一番学んだことは、「なにごともあきらめない」ということだと思う。僕は結構諦めが早い方で、自分の好きなこと以外は最後までやったことがあまりない。
その他にも自分に当てはまることがあったし、とても勉強になったと思う。これからはこの講演会のことを生かして頑張って行きたい。
▼努力すれば遅れていることもすぐ追いつけるんだということを教えてもらった。


第24号 5月16日

今日の言葉
「一を聞いて十を知る」
 少し聞いただけで、全体がわかってしまうほど、賢いこと。こういう力を持っているが本当に賢いと言えると思います。

ああ、思い込み
 事件は、昨日の国語の補習で起こった。
問題文はこうである。「電車の中で老人に席も譲らずふんぞりかえっている若い男をにらみつけていた作者が、電車のおりしなに男に聞こえるようにため息をついてやった。するとその男も下りてきてこちらを見ている。文句を言うような目つきでなく、気があるような目つきであった。」
 僕は、この男はホモ、オカマかもしれないと言った。すると生徒が教えてくれた。「作者は女性ですよ。」僕はあわててそれじゃレズかと言い直した。これは間違いの上塗りだ。実際は、女の人が自分の方をジロジロ見ている、これはひょっとして自分が好きなんじゃないかという、男の自己中心的な、思い上がった思い込みです。
 なぜ、僕は思い違いをしたのか。そこには単なるミスでは済まされない、重大な問題が潜んでいる。僕には、試験問題の文章の作者なんだから男性に違いない、という思い込みがあった。これは偏見だ、女性差別だ。女性のみなさん、大いに反省しています。

廣瀬氏講演会感想 6
▼芸術家っぽくて聞き甲斐のある話でした。うちはあそこまで人に語れるほどのものを持ってへんから、ある意味うらやましかった。うちも何だったか才能が生かせるようになりたい。有名にはならなくていいから、才能が欲しいと思いました。
▼私は醍醐の桜がどんなに有名かってことを廣瀬さんの話を聞いて知らされました。普段はあまり気にかけていないけどこれからは気にかけるようになると思う。今年の桜が終わってしまっているのはとても残念に思った。
▼私が1番印象に残っているのは「人の心が分かってほしい」と廣瀬さんが言った言葉です。私は自分の今まであまり考えていなかったので、廣瀬さんがそのことについて話しているとき、これからはもっと人のことを考えようと思いました。


第23号 5月15日

今日の言葉
「寸鉄、人を殺す」
 寸鉄とは、短い刃物。殺すと言う表現から穏やかではない。しかし、人の命を奪うのでなく、短い話の方が人の心を動かすことは多いという意味。だらだら喋るより、こういう会話をしたいものです。

エンカウンター研修 2
 エンカウンターとは、出会いという意味。しかも、心と心の出会い。ふだん友達と何気なく喋っているけれど、心と心が通じ合うような話は少ない。こんなことを言ったら、相手がどう思うだろうと考えながら喋るから、思っていることが素直に言えない。
 しかし、エンカウンターでの話し合いは、そのゲームをして感じたことを素直に表現できる。普段言えないような感情も出すことができる。メンバーの人は、その人を支えた上げようという気持ちで聞いている。言った人は、自分は一人ではない、自分を支えてくれる人がいるのだということに気づき、生きる力をもらう。
 僕は研修の途中で水虫が痒くなって、ホテルのスリッパを履いて参加した。一番偉い先生から、「勉強の場所なのに、遊び気分で来ているのか!」と叱られた。僕は後で、「理由も聞かずにいきなり怒るのはおかしい」と抗議した。先生は、そのことをほめてくれた。自分が納得できないことは、たとえ偉い先生にでも自己主張してみること。そこから、本当の話ができる。
 僕は、この2日間の研修で、大きなエネルギーをもらって帰って来た。また、みなさんにもお分けしよう。

廣瀬氏講演会感想 5
▼私はできなかったらとことん頑張るほうなので、広瀬さんが音楽のことで遅れてても負けじと頑張る。そういう気持ちはよくわかりました。努力すれば後で返ってくるとよく言うけど、改めて本当にそんなことが来るんだと思い、私もそういうことが来てほしいと思いました。
▼東稜の校歌がいいと言われたときは、とてもうれしかった。途中で眠くなったけど、広瀬さんが熱心に話しかけてくれたから我慢できました。
▼8年分の遅れがあるのに音楽をし続けたことがすごいと思った。


第22号 5月14日

今日の言葉
「一期一会」
 一生涯にたった一度だけの出会い。人と人との出会いにかぎらず、物事との出会いも同じです。そう思うと、一瞬一瞬を大切に生きたいですね。                                      

エンカウンター研修 1
 土曜日の朝7時半に家を出て、昨日の夕方6時に帰ってきました。大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンの近くにある人工島にあるビルの中で、この学級通信のタイトルでもある「構成的グループエンカウンター」の研修会に参加していました。北は北海道から南は鹿児島まで、学校の先生やら塾の先生やら、カウンセラーやら、中には美容師の先生もいました。
 内容は、ちょっと怪しい研修会です。少し講義があった後、ペンネームをつけます。僕は、「権兵衛(ごんべえ)」と付けました。フレッシュマンセミナーの夜の交流会でやったように、誕生日順に並んだり、ジャンケンして負けた方が相手の後ろに付いたり、歩き回って全員と握手したり、自己紹介をしたり、名前を覚えるゲームをしたり、一人一人好きな絵を描いて、それを使って一つのお話を作ったり、新聞紙を丸めて「ノー」と言いながら相手にぶつけたり、お世話になった人を思い浮かべたり、グループで一枚の絵を書いたり、自分の過去現在未来を表す言葉を探したり、目をつぶった相手を誘導しながら二日間を振り返って感謝の言葉を言ったり。そうした後で、どんな感じがしたかを話し合います。
 なんなんだ? この研修会は!それは、明日。

廣瀬氏講演会感想 4
▼私が1番心に残っている言葉は「人の気持ちが分かる人になってください」です。このことはとても大切だと改めて思いました。無意識のうちに人を傷つけているかもしれないので、このことはずっと心に残しておかないとだめだと思います。
▼夢に向かって頑張って行けば夢はかなう時がある。それを聞いて僕は、また自分に言いきかせて頑張れるいう勇気を少し持つことできた。
▼あの人の話を聞いて可能性っていうのはどこに隠れているのかとつくづく思いました。


第21号 5月11日

今日の言葉
「衣食足りて礼節を知る」
 着る物や食べる者に不自由しない生活になれば、礼儀正しくなるという中国の故事。しかし、最近の日本を見ていると、物質的に豊かになったら、精神的に貧しくなってしまった。どうなっているんでしょう。  

忠犬、勲ちゃん
僕が時々12時を過ぎて帰っても、我が家の忠犬、勲は犬小屋から出てきて飛びついて熱烈歓迎をしてくれる。家族を寝ているというのに。
 勲は、去年の12月17日、我が家に来た。宇治田原の農家からもらってきた、3代目の純粋の雑種の雄犬。10月10日生まれだから、昨日で7カ月になります。ベースは柴犬なのですが、毛並みは長く、鼻のあたりに毛がもじゃもじゃ生えてヨークシャテリアも混じっているようです。
目はつぶらで、とても愛嬌があります。
 子供たちがちがほしいというので飼ったのですが、約束どおり朝6時半に起きて散歩に行きます。しかし、拾い食いをするのと、雄犬なのに足を上げておしっこができないのが悩みの種です。
 一番下の4歳の次女の弟として、すっかり我が家の6人目の家族です。

廣瀬氏講演会感想 3
▼話の途中に歌い出したりしはったので、「よっぽど歌が好きなんだな」と思いました。
▼話が固いと思っていたら、卵を食べたら健康になるとか変な話でびっくりした。
▼広瀬さんの講演を聞いて一番心に残っていることは、信じ合える友達をつくるのは、時間をかけてしかできないことだけど、裏切ることは一瞬でできるという話です。すごく信じていた友達に、一瞬のうちに裏切られて、その時から私は人を信じられなくなった。今もまだそんなことがあるけど、高校に入って新しい友達をつくってその人とは信じ合える最高の友達だと思えるように時間をかけたいです。


第20号 5月10日

今日の言葉
「石の上にも三年」
 冷たい石の上でも三年も座れば温かくなる。辛抱強く我慢すれば、成功できる。高校も3年、頑張れば成功できる。             

1年の部活加入率60%
 1年生の部活加入者は、運動部系で186人、文化部系で38人、合計225人、率にして、なんと60.9%です。2年生の141人、42%、3年生の166人、49%と比べると非常に高い数字です。6組でも26人、65%の人が加入しています。素晴らしいことです。
 ただ、2、3年も1年の時はもっと多かった。退部していく人が増えてきてこの数字になってしまいました。みなさんは、入った限りは3年間、頑張り通してほしいと思います。
                       


第19号 5月9日

今日の言葉
「雨だれ石をもうがつ」
  雨だれのような小さなものでも、長年同じ場所に落ちていると、石にでも穴を開けることができる。小さな力でも継続していると、大きな力になる。勉強もこうありたいものです。いつか報われることを信じて、努力していきましょう。                            

てんとう虫 町を行く
 てんとう虫といっても、昆虫ではありません。スバル360という軽自動車の愛称です。話題は、また昨日のプロジェクトXです。   
 排気量が360ccの自動車。中型バイクよりも馬力がない。その車に大人4人を乗せて走る。
 そのためには、無駄をなくし、車体を350d以下におさえ込む様々な工夫をしなければならない。いわば車のダイエットだ。開発は並たいていのものではなかった。責任者の百瀬さんは「エンドレス」とあだ名されて、朝早くから夜遅くまで、妻や二人の子供の顔を見る暇もなく働いた。
 しかし、それは家族を顧みない仕事人間なのでなく、家族4人が乗れる、しかも誰でも買える安い車を作るためだった。まさに、家族のために昼夜兼行で働いたのです。でも、ある日、奥さんがたまりかねてたまには早く帰って来てほしいと訴えた。百瀬さんは久しぶりに早く帰り、4人布団を並べて歌を歌って、一日も早く車を完成しなければならないと思った。
 スバル360の完成を支えたものは、「家族」です。家族のためにという思いです。僕も、妻と3人の子供がいるから、頑張れるんだ  改めて思いました。
そして、みんなの親も同じ思いだと思います。


第18号 5月8日

今日の言葉
「新しきぶどう酒は新しき革袋に盛れ」
  『新約聖書』の一節。新しいことをするには、古い人や組織ではできない。21世紀を築くのは、大人や老人ではなく、21世紀を生きる若者、つまり君たちだということ。そのみんながしっかりしてくれないと、明日の日本は危うい。 

待つ
 昨日帰りに雨に降られた人はいませんか。5時前頃から雨が降り出しました。朝の快晴とは打って変わって4時頃から雲行きが怪しくなりました。自転車通勤の僕も早く帰らないと雨に降られると内心焦りました。でも、部活も行きたいし。そこで一つの決心をしました。部活が終わるまで待ってみよう。決心というには大袈裟ですが、平凡な毎日、こういう賭をするのも緊張感があっていいです。結果は、部活の終わる頃には雨が止んでいました。
 「待つ」。僕は教師に成り立ての頃、よく怒っていました。でも、カウンセリングに出会って、「待つ」と言うことを学びました。例えば、生徒が悪いことをしても、すぐに怒らずに、どうしてそうなるのかとよく見てみると、生徒の気持ちが少しわかって、同じ怒るにしても怒り方が変わって来ました。同じように、すぐに諦めたり悲しんだり悩んだりしないで、少し待ってみると、良い方法が見つかるものです。でも、「待つ」ことは簡単なようでなかなか難しいものです。少し、修行が必要です。みんなも、少し修行してみませんか。

廣瀬氏講演会感想 2
▼東稜の校歌を作曲したのは有名な人なんやでと父に聞いて知っていましたが、いろいろな賞をもらっているあんな凄い人だとは思いませんでした。校歌って初めと終わりが似たような感じになっているみたいだけど、東稜のは少し違う気がします。
▼「朧月夜」は優しいイメージがありました。今日の講演会で優しいイメージだけでなく、これからの人間性や社会性を見いだそうと思います。それはこの歌詞のように少しぼやけてほんわかしている子供心も持ち、いつまでも素直に感じられる人、社会が未来に向けてとても大切だし、その温かい世界が本当の「癒し」なのだと思ったからです。


第17号 5月7日

今日の言葉
「朝(あした)に道を聞きて、夕べに死すとも可なり」
  朝、悟りを開いたなら、夕方に死んでもかまわないと言うほど、真剣に悟りを求める様子。それだけ求めるものがあるのは幸せです。

先生のG.W.
 前半3連休、後半4連休の超大型連休、みなさんはどのように過ごしましたか。遊びまくった人、部活に明け暮れた人、何となく過ごした人、様々でしょう。
 僕は、部活をしたり、授業の用意をしたり、そして家族サービスをしたりして過ごしました。子供連れのレジャーと言えば、今流行りのU.S.J.とか遊園地ですが、我が家は、鞍馬から貴船に抜ける牛若丸修行ラインです。つづら折りの山道を2時間半、中1の長男も、4年生の長女も、4歳の次女も歩ききりました。歩いてばかりで退屈かといえば、途中で杖を借りたり、追いかけっこをしたり、結構面白がっていました。また、往復に乗った京福電鉄の電車は座席が窓の方を向いていて新緑の車窓を楽しむことができました。2歳の頃から電車好きの長男は大満足でした。近場で安くで行楽できて親も満足でした。
 GW明け、リスタートです。気分転換できるかな?

廣瀬氏講演会感想 1
▼この人はバリバリすごい人と聞いていたので、会うのが待ち遠しくかったです。それで話を聞いていたら、この人の凄さが分かりました。歌は素晴らしいものです。だから東稜の校歌を即覚えようとしています。
▼「人の心を分かってあげられる人になろう」という言葉が1番よかったです。この人は今傷ついているとかわかってあげたいなぁと思いました。私が傷ついていた時友達に「どうしたの」とか声をかけられたらうれしいと思うので、そういう人になりたいです。
▼最初出たときもっとぴしっしている人かなと思ったけど、面白く楽しく話しているのを見て感じました。あれだけ楽しそうに人に話しかけている人は初めて見ました。
▼嫌いなものがあってもなんらかの形で解決すれば、嫌いな教科が得意でそれが好きになることもあるって言ってはったから俺も嫌いな教科を克服するよう頑張ろうと思いました。


第15号 5月2日

今日の言葉
「青は藍より出でて藍より青し」
  生徒が先生を乗り越えて偉くなること。期待してます。

東稜校舎探検 5 〜理科・家庭科棟〜
 理科棟の1階は、化学です。1年生は全員化学を勉強しています。理系に進む人は3年でまた化学があります。家庭科棟の1階は食物です。2年になって家庭科を勉強して調理実習をする時に使います。和室もあります。ここに和室があることを知っている人は少ないでしょう。
 理科棟の2階は生物です。理系では2年の選択で、文系なら3年の選択で勉強します。家庭科棟の2階は被服です。
ミシンが並んでいます。
 理科棟の3階は物理です。2年で勉強します。家庭科棟の3階は音楽です。
 そして、理科棟にだけ4階があります。ここには文系の2年で勉強する地学と書道の部屋があります。見晴らしもいいです。
 どうですか。複雑な東稜高校の校舎をマスターしましたか。一度オリエンテーリングしてみましょう。


第14号 5月1日

今日の言葉
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」
 失敗して反省をしても、時間がたてば反省したことを 忘れてしまい、また同じ失敗をしてしまう。

クラス役員・係 決まる
 全員立候補で決まりました。これは非常に素晴らしいことです。一人一役、クラスのために貢献して自分の責任を果たしてください。みなさんの活躍を期待しています。


第12号 4月25日

今日の言葉
「健全な精神は、健全な肉体に宿る」
心の時代と言われている。また、健康ブームでもある。精神も肉体も健康でありたい。

東稜校舎探検 3 〜職員室〜
 教務部は、時間割を組んだり、みなさんの学習のお世話をしています。学校の心臓部であり縁の下の力持ちでもあります。英語の市橋先生がいらっしゃいます。
 総務同和部は、入学式や卒業式や学校公開などの行事を企画運営したり、同和人権学習の仕事をしています。数学のK先生、英語のH先生がいらっしゃいます。
 ご存じ一年担任の席です。一組から順に座っています。僕がいない時は、どの先生でもいいから用件をことづけてください。9人でみなさんを指導していきます。一番奥に、OCAを教えてもらっているB先生が座っています。一度、英語で話しかけてみてください。
 二年担任の席には、英語のF先生、書道のA先生がいらっしゃいます。
 三年担任の席には、数学のO先生、音楽のT先生、体育のK先生がいらっしゃいます。
 一番奥は生徒指導部です。生徒会活動、文化祭などの生徒の自主活動の世話や、生徒が安心して学校生活をおくれれるように仕事をしています。美術のI先生、体育のK先生、N先生がいらっしゃいます。
 職員室に入る時は、緊張しなくてもいいですが、服装をきちんとして、他の先生に恥ずかしくないような言葉づかいと態度を心がけてください。定期試験一週間前は入室禁止ですが、白い線の所までは入れます。


第11号 4月24日

今日の言葉
「失敗は成功の素」
最初から成功する人はいない。失敗を積み重ねて成功する。しかし、いくら失敗を積み重ねても、その原因を考えない人は、いつまでたっても成功しない。                            
東稜校舎探検 2 〜本館〜
 1階、事務室は学割や奨学金など、みなさんの事務的なお世話をします。保健室は学校でしんどくなった時に訪れてください。ベッドが4台あります。校長先生も1階にいらっしゃいます。
 2階は、先生のお部屋、職員室があります。内部構造は、明日探検します。職員室の向かいに進路指導部があります。進路について相談のある人は訪れてください。親切に対応してくださいます。LL教室は、OCAで利用する英語の部屋です。テープレコーダーや小型テレビが一人一台あります。放送室もあります。お昼の放送はここから情報発信されます。興味のある人は、放送部に入ってみてください。
 3階は、オリエンテーションで行った図書館があります。本だけでなく、ビデオやパソコンも見られるので大いに利用してください。コンピュータ室もあります。機械は去年入ったばかりの最新機。ワープロや計算だけでなく、インターネットも見られます。また、LHRで利用してみましょう。視聴覚教室は、大型画面にビデオを映写できます。150人も入ることができ、ちょっとしたミニ・シアターになります。


第10号 4月23日

今日の言葉
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」
わからないことを聞くのは恥ずかしいことではない。それを聞かないでいると、一生の大切な時に恥をかく。

東稜高校校舎探検 1
 東稜高校の名物といえばなんといっても複雑な校舎です。敷地が狭く、しかも風致地区になっているので、高層建築ができず、地上3階、地下1階の変形校舎です。
まだ、教室移動で迷う人もいるでしょう。そこで、今週のシリーズは、東稜高校校舎探検です。
 みんなの教室があるのが「授業棟」、職員室など先生の部屋があるのが「本館」、理科の教室があるのが「理科棟」、家庭科の教室があるのが「家庭科棟」です。
 地下教室があるので、風通しをよく好くために、オープンカットがあります。文化祭や生徒総会など、階段に座ってちょっとした野外劇場気分です。お昼休みの憩いの一時を過ごしてもいいですね。グランドも狭く、そこで多くのクラブが熱心に練習しています。

ラブ・ストーリー
 連続ドラマを見ることの少ない僕ですが、先週から見ている番組があります。日曜日夜9時4chの「ラブ・ストーリー」です。好きな俳優の豊川悦司が出ているのが見る気になった動機ですが、小説が書けなくなった恋愛音痴の恋愛小説家と、これまた美人だけど振られてばかりいる恋愛音痴の編集者という設定もおもしろいです。その編集者が中山美穂。他に、香取慎吾や優香も出ています。頑固者たちの、ちょっと大人のドラマです。


第9号 4月21日

今日の言葉
[初心、忘るべからず]
言葉は、すべてに通じます。今の自分、過去の自分、そして未来の自分。

1週間がたちました
 入学式から2週間、授業が始まって1週間。東稜高校にも慣れましたか。この複雑な校舎、完全制覇してください。ここで問題です。東稜高校オリエンテーリング。次の場所を確かめてください。
ヌ地学教室。
ネ家庭一般教室。
ノ和室。
 探せたら、担任まで。

フレッシュマンセミナーで学んだこと考えたこと 6
▲僕はなるべく近所の人や、知っている人には挨拶をしようと心がけています。でも僕は恥ずかしいし面倒くさいと思ったこともあってしなくていいだろうと思った時きがあります。しかし、挨拶は常識なんだなと感じました。それに「おはよう」や「さようなら」といった言葉で相手をいい気分にできる。だからこれからは挨拶のできる人間になっていきたいです。
★心配なのは勉強についていけるかということです。校長先生の「東稜生としての自覚を持つ」という話を聞いていて、本当についていけるかなと心配だった。予習復習をしないと授業についていけないという教務部の先生の話が私が一番不安になった言葉でした。中学校の時までは、予習復習なんてやったことがなかったから、すごくあせった。
■一番印象に残ったのがバイクの話だった。先生が注意していたら助かっていたかもしれないけど、僕が同じ立場だったら同じように言えなかったかなぁと思った。この話を聞いてバイクがちょっと怖くなった。高校でなんで4ない運動をしているかわかった。僕も友達でバイクに乗っていたら注意してあげようと思った。
▼私は16歳になったらバイクの免許を取るつもりでいた。親に中学の時からそういわれていたのもあったが、何より楽しそうだと思っていた。しかし、東稜高校の校則ではそれを認めていなかった。理由は説明会等で聞かされていたが、先生の話で自分が本当に責任の取れる歳になるまで我慢しようと思った。


第8号 4月20日

今日の言葉
「青年よ、大志を抱け」
有名な、ウィリアム・スミス・クラークの言葉。大きな目標を持ちましょう。この不況の時代にこそ、チャンス はある。

部活で、青春の汗を流そう
 ちょっと臭いか。部紹介はいかがでしたか。先輩たちの熱意が伝わりましたか。僕も高校時代3年間、剣道部で青春の汗を流しました。あまり強くありませんでしたが、青春の1ページでした。なんといっても、部活を通じて彼女ができたのですから。毎年3年生にスピーチをするのですが、口をそろえて言うことは、「部活をしていて良かった」です。みなさんも、高校生活の思い出の1ページを作ってみませんか。迷っている人は、剣道部へ!

フレッシュマンセミナーで学んだこと考えたこと 5
★生徒がバイクに乗っていたのを見たけれど、総体が近かったので次の日に呼び出して話をしようと思っていたが、その日は部活が休みでその人がいなくて、そのままになってしまい、しばらくしてその人が交通事故で亡くなってしまった。葬式で親にそのことを話したら、親が「自分たちが悪かった」と言う話を聞いて、僕は責任の取れる年齢になるまでバイクの免許はやめておこうと思った。
▼今の自分は、夢は1つしか持ってはいけない。その夢は実現するだろうかとか縛られているイメージばっかりだった。この夢は無理だからあきらめようとか、何もしないであきらめていた。でも先生の話を聞いて、ちょっと自信がついたし、あきらめずに頑張ってみようと思った。
◆私と同じ中学の人はクラスに女子で1人もいなかったけど、みんなしゃべりやすい人ばかりだった。最初は、行きたくなかった。でも、泊まりがあったのでみんなと仲良くできたのでよかった。クラス交流も思っていたより楽しかった。
■欠席・遅刻は後の成績にものすごく関係があるのだなと思いました。私は、欠席をあまりしたくないので、自分の体調管理はしっかりしようと思っています。
ビンゴゲームで人の名前を書くのに、いろいろな人としゃべった。喋れたたときは緊張したけど、喋ってみるとちょっとずつ慣れてきて、すごく友達になれた。いろいろなゲームや遊びがあったことで、クラスの人と友達ができてよかった。こういう時間があってよかった。これからも、こんな風な時間やゲームなどができたらいいなと思った。


第7号  4月19日

今日の言葉
「目の前に二つの道があるとすれば、より険しい道を選べ」
人生はチャレンジ。自分を成長させたいと思うなら、あえて苦しい道を選ぶべきだ。

進路補習募集開始
 1類と2類の発展クラスでは、クラス指定で英・数・国の進路補習があります。1類の標準クラスでも、希望者を対象に同じ科目の進路補習があります。今から大学進学を考えている人は是非受講してください。そして、受講した限りは最後までやり通してください。実際、募集時に40人いた生徒が、1学期末には15人、2学期中間試験では1桁になるのが現状です。悲しい現実です。今年はこうならないように祈っています。初心、貫徹!

フレッシュマンセミナーで学んだこと考えたこと 4
★バイクに乗った生徒をを指導するのが遅かったから亡くなってしまったという話がとても心に残った。それと、バイクで人をはねてしまって一億円ほどの慰謝料を払うために家を売ったという話も心に残っている。バイクに乗って自分が死ぬのも嫌だが、人をはねて殺したしまう方がもっと嫌だった。
▼私はたまたまリーダーになり、そのリーダーになったことで友達をつくることができました。はじめに、班長会議で聞いたことを班の人に伝えた後、みんなお互いに名前を知らなかったので自己紹介をして、その後はもすごく仲良くなりました。中学が同じだったかのように仲良くなりました。
◆入学式で高校生になったけれど、気持ちの面でまだ高校生になれていないことを、このフレッシュマンセミナーで一番学んだと思います。はじめにそこから直さないと、自分のやりたいこともできないような気がする。自分を変えるきっかけと自分の欠点を見つけることができて、とてもよかったと思います。
■学年部の先生の話では、数学や英語や理科など5教科の勉強が急に難しくなると聞いて、気を引き締めてがんばらなアカンと思いました。先輩たちの失敗をいくつか聞いて、自分は失敗しないようにしようと思いました。
▲生徒指導部とは怖いところだと思っていました。でも、私たちにとって最も身近で、アドバイスを多く教えてくれるものなのだと気付きまし  た。壁は乗り超えるためにあるべきだと私は考えます。今できることを一生懸命やって、また次の壁にたどり着きたいです。


第6号 4月18日

今日の言葉
「地上にある星を誰も覚えていない人は空ばかり見てる」
                          
プロジェクトX
 今日の言葉は、NHKのテレビ番組「プロジェクトX」の主題歌『地上の星』(中島みゆき作詞)の一部です。
 昨日の番組では、携帯電話やパソコン画面に使われている液晶の話でした。私たちが当然のように使っている液晶画面は、名もない地上の星のような技術者によって開発されました。液晶を愛し、仕事に命を懸ける人々がいました。そういう人のおかげで、私たちは便利な生活をしているのです。この番組を見ていると、改めて日本人って凄いなぁと思います。

フレッシュマンセミナーで学んだこと考えたこと 3
■勉強は授業が1番だということ。家庭学習で1日3時間ぐらいやれば大体の進路は確実だということを知りました。私の目標は四年制大学に行くことなので、いろんな話を聞いてますます頑張ろうと決心が出てきました。
▲私は将来の夢とかは今は全くないけど、今からちゃんと勉強して、自分自身の将来のまだ決めていない夢のために頑張りたいと思った。だって、今勉強しなくて、もし将来なりたいことが決まったとしても、自分の成績とかが悪くて、入りたい大学に行くことができなかったから、後悔してしまうと思う。今からやっていきたいと思いました。
★生徒指導部の先生の、バイクでのショックな話、先生の悔しさとみんなには味わってほしくないという思いを訴えられていて、バイクなんか簡単に運転できるものだと思っていた私には、すごくびっくりしました。
▼自分を発見するということは何かに熱中するということを学びました。僕は今、私CD集めに夢中です。今日も早速CDを買いました。しかしこれが自分の何を発見したのかがさっぱりわかりませんが、いつかわかる日が来ると思います。
◆この高校3年間という短い時間の中でどんなことでもいいから、一つのこと夢中になれることを自分なりのペースで見つけていきたい。とても有意義なフレッシュマンセミナーだった。
■校長先生の話の中で心に残った言葉は、「学校は小さな社会だ」という言葉でした。教務部の先生の話で、予習の方が復習より3倍効果があると聞いてびっくりしました。学年の9人の先生の話を聞いて、やっぱり学校だけの勉強ではアカンなと思いました。
▲私は今回のフレッシュなセミナーは、正直言うと行くのが嫌でした。理由は、6組に話せる人がいなかったからです。でも前日、バスの座席を決めるとき声をかけてくれたことがきっかけで、その人と仲良くなりました。私はうれしかったです。


第5号 4月17日

今日の言葉
「人事を尽くして天命を待つ」
やるだけのことをやったら、あとはアレコレ考えずに、結果を待てと言うこと。何もしないで待っているのは、後悔ばかりで落ち着かない。             

フレッシュマンセミナーで学んだこと考えたこと 2
■フレッシュマンセミナーに来て1番よかったと思うことは、クラスでいろんな遊びや喋りをして、いい友達になれたことだと思います。だれも僕のこと友達と思っている人はいないかもしれませんが、僕は東稜高校1年はみんなが友達と思っています。食事の時も、一人の人がみんなのご飯をよそったり、みそ汁を入れたり、とにかくみんな団結してできました。僕は小、中学校あんなに動いた人たちを見たことがないです。だから高校生て大人なんだって思いました。
▲フレッシュマンセミナーでは、まず、高校のことをいろいろ知ることができました。中学時代とはやっぱり違うし、厳しいなあと思いました。でも、そこから高校生活の基本ができていくんだと思えたので、注意や原則をきちんと守り、意味のある高校生活が送れたらいいなぁと、改めて思いました。
★僕がフレッシュマンセミナーで学んだことは、自分から話していかないとあまり話すことができないということです。僕は自分から話していなかったので、みんなと会話もほとんどできませんでした。だからこれからは、もっとみんなに話しかけて、少しずつみんなの中に打ち込めていけるように頑張りたいです。名前ぐらい覚えてもらえたと思うので、そこからどんどんみんなと仲良くなっていけるように毎日頑張っていきたいです。
▼私は、フレッシュマンセミナーで個性を出すということと、自分自身の1番の親友は自分ということが1番心に残りました。私はまだ個性を出せていないし、自分がどういう個性を持っているかもわからないです。しっかり自分の個性を出していきたいと思っています。自分を好きになって自分が1番の親友と思えるようになりたいです。
◆自分の過去に体験したことを話してくださってとても感動しました。先生の大    変な過去を聞いて、私はまだ先生よりはまだマシな人生を送っていると思い、幸せだと思いました。いろんな人がいろんな人生を送っていて、いろんな話があるんだなぁと思いました。


第4号 4月16日

今日の言葉
「我、事において後悔せず」
どんなことでも、自分で決めてしたことは、たとえ失敗しても、後悔することはない。                                                            
今日から個人面談が始まります。僕の方からいろいろ聞きますが、みなさんから知りたいこと言いたいことがあったらどんどん聞いてください。

フレッシュマンセミナーで学んだこと考えたこと 1
 みんなに書いてもらった作文を一通り目を通しました。素晴らしいことがいっぱい書いてありました。一人だけで読むのはもったいないので、みんなの書いたものを一部ずつ連載していきます。
▼2日目の朝に先生からあいさつされて私もやった。気持ちがよくなるというよりも緊張した。まさか先生からあいさつされるとは夢にも思っていなかったからです。自分のことは自分でやるというのは当たり前のことだと思う。だから、ご飯の時のお茶を入れるのも、自分の使った布団を畳むのも、使った部屋をきれいに片づけるのも当たり前のことだったと改めて実感しました。
◆特に心に残った言葉の一つが校長先生の話の中にありました。「学校とは社会」という言葉です。そして、規則やルールを守るには東稜生としての自覚を持つこと、高校生活の中心は勉強。家庭学習の予習、復習にあるということを学びました。今では家庭学習を全くしていなかったので、これからは少し頑張りたいです。
■クラス交流でビンゴゲームは、名前や好きな事が知れたし、足を合わせて立つゲームは、だんだん人数が増えると立つのが難しくなったけど、みんなが一つになって遊んだり、いろんなゲームを通してみんなのことを少しずつ知ることができたし、とても楽しかったです。
▲行く前に先生たちが、「遊びで行くんじゃない」とか「先生の話を長時間聞かなあかん」とか言っていたので、「行くの嫌やな」と思っていました。けど、行ってみてよかったと思っています。理由は、先生たちが話が聞けたからです。挨拶することで人との交流であることがわかりました。
★クラス交流の時間があってよかったと思います。すごく面白かったし、新しい友達と話すきっかけもできたし。新しい友達がいっぱいできてとても嬉しいです。明日からの不安がなくなりました。
▼僕は今、特にやりたいことや夢といったものがなく、結構不安なのですが、先生方の話を聞き多少は安心しました。とりあえず、自分のすべきことをできる限り果たしながら、自分のやりたいことを見つけたいと思っています。
◆この2日間を通して、クラスの男子のことがよくわかり友達がいっぱいできました。みんないいやつで最高です。このフレッシュマンセミナーという行事は、これからを続けていってほしいと思います。なぜなら、同じ部屋で泊まることによって友達ができて、自分の親友を見つけることができるからです。


第3号 4月13日

今日の言葉
「情は人のためならず」
 よく、「同情するのはその相手のためにならない」と いう意味に誤解されますが、本当は、人のためにしてあげることは、周り回って自分に良い事として帰ってくる」という意味です。                      

一人一役
あなたはクラスのために何ができますか
 フレッシュマンセミナーも無事終わりました。全体的には良かったと言う反省をしています。ただ、気になったことは服装です。シャツを出している人が多い、制服をボタンを開けている人が多いという問題点が出ました。
 クラスの交流も深まり、1年6組の一員だと言う実感もわいてきたのではないでしょうか。そこで、クラス役員選挙です。生徒会の定める委員と学級で決める係と、一人一役でお願いします。
 生徒会の定める委員は次の通りです。
HR運営委員(男女各2) クラス運営の中心的な役割。遠足や東稜祭 などのイベントを企画する。
文化委員 (2) 文化祭では生徒会とのパイプ役。審査もできる。
体育委員 (男女各1) 体育祭やスポーツ大会の企画・運営ができる。
保健委員 (男女各1) 校内の保健衛生に取り組む。健康診断の手伝いや広報活動ができる。
美化委員 (男女各1) 校内やHRの清掃や美化に取り組む。美化点検や広報活動ができる。
図書委員 (2) 図書館活動に取り組む。図書の貸し出しや整理、図書館まつりの運営ができる。
生活委員 (2) 校内の生活環境を整え、快適な学校生活がおくれるようにする。
代議員(2) クラスの代表として、生徒総会などの議案書を作成したりする。
選挙管理委員(1) 生徒会役員選挙に関する仕事の中心になって取り組む。
東稜実行委員(2) 生徒会の手伝いをして東稜祭を企画や運営をサポートする。
以上21人の委員の他にも、クラス独自の係として、例えば、写真を撮ったり整理する写真係、掲示物を作成したりレイアウトする掲示係、自己紹介集やクラス通信を編集する編集係、遠足やLHRのイベントを企画するイベント係、起立・礼・着席の号令を掛ける号令係、先生の授業の手伝いをする学習係、ほかにも自分ならクラスのために何かできる係があれば作ってくれても結構です。       


 

第2号 4月10日

今日の言葉
「明日できることは、今日やれ」
明日は何が起こるかわからない。今日やっておけば、明日何が起こっても大丈夫だ。                                   

仲間の中で、自分を見つめ、
行動できる人になろう。


日直のお仕事
ヌ学級日誌を、3時間目開始までに、担任の席まで取りに 来る。
ネ授業の前後に、「起立・礼・着席」の号令をかける。
ノ授業終了後、黒板を消す。
ハSHR前に担任の席まで来て、指示を受ける。
ヒSHRの進行、諸連絡をする。
フ翌日の日直を黒板に書く。
ヘ学級日誌に必要事項を記入し、担任の席まで持って来る。
★日直は、名簿の順に、1人ずつ当たる。
★仕事が十分できなかった場合は、次の日もする。

掃除のやり方
ヌ机を後ろに引く。[係12]
ネ床を掃く。(スチームの裏や下も)
ノ机を前に戻す。[係34]
ハ黒板を黒板消しできれいに消し、溝を雑巾で拭く。黒板消しをクリーナーにかける。[係5]
ヒベランダを掃く。[係6]
フ廊下を掃く。[係7]
フ全役割終了後、ごみ捨てに行く。
★掃除は、班ごとに、1週間交代でする。


第1号 4月9日

今日の言葉
「出る杭は、打たれて強くなる」
僕が作った好きな言葉。「出る杭は打たれる」けれども、「麦は踏まれて強くなる」ように、それをエネルギーにして成長するという意味。

ようこそ 1年6組へ
 東稜高校、入学おめでとう。何度聞いてもいい言葉です。
 はじめまして、担任の西村宣幸(にしむら のぶゆき)です。(といっても、4月4日に15分間だけ対面しています)。
 昭和30年7月29日生まれ、45歳、教師歴23年、教科は国語です。妻1人、中1の長男、小5の長女、保育園年中組の次女、6カ月の雑種のオス犬の5人&1匹家族です。家は、宇治の木幡で自転車で20分ほどの所に住んでいます。詳しくは、後日の自己紹介で。
 また、僕が休んだ時に来てくださる先生は、数学のK先生です。

「ENCOUNTER」、それは「出会い」
 「ENCOUNTER(エンカウンター)」とは、「出会い」という意味があります。例えば、世界の全人口が50億人とすると、あなたと僕の出会いの確率は、49億9999万9999分の1です。しかも、この40人が同じクラスになる確率は天文学的な数字になります。
 この40人+担任が、いろいろなチャレンジを通して、時には協力し、時にはぶつかり合い、「心の居場所」になるようにしていきたいと思っています。