お便りのご紹介(2)
不妊治療についてのご意見。(中国地方在住の主婦から)


はじめまして、かりんと申します。  
今日は少し私が疑問に思っている事があってメールしました。

最近少子化問題がニュース番組などで放送されていますが、その問題点に
「不妊」が含まれないのは、どうしてでしょうか?
子供を産まないと決められた方や、子供は1人でいいと思われる方も多いとは
思いますし、働く女性から子供を育てながらの仕事は難しいと言う声が多いことも
分かります。その様な問題に対して環境を整える事に関しては私も大賛成です。

しかし、子供が欲しくても子供が出来ず、不妊治療に時間とお金と全神経を傾ける
私達の存在をお忘れではないでしょうか?今何らかの原因で不妊に苦しむカップルは、
10組に1組とも2組とも言われており、この傾向は上昇の一途をたどっています。
私も例にもれず不妊に悩む者の1人ですが、治療などにかかる高額なお金・時間・神経的な
疲労は経験者でなければ分からないと思います。最先端の医療を受けようと思えば、1回
40万〜50万いえそれ以上のお金がかかります。 
一般サラリーマン家庭で1度といわず、2度3度と簡単に出せる金額ではありませんよね?

しかし、そのような苦労を重ねても自分の子供を抱く事ができない 夫婦もいるのです。  
私はここで少子化問題をくい止める1歩として、不妊治療の保険適応をお願いしたい!
私は不妊は病気だと思っています。治療をすれば我が子をその腕に抱けるという可能性が
おおいにあるのですから。

確かに命に関わる事ではありませんが、新しい生命すなわちこの世に子供を産み落とす事は
できません。 私だって、高額な治療費を歯を食いしばりながら出してきました。
これが保険適応になれば、経済的な理由で治療に専念できなかった 人達や、Drから
ステップアップを勧められながらできなかった人達は、お金を気にせず不妊治療に専念する
ことができるようになります。又、高額な治療費に耐えかね、夫婦2人の生活を選んだ方や、
1人目の子供には恵まれたものの、経済的な事を考えてやむなく 2人目を断念してしまった
方には、これからの人生さえ変えかねない大きな福音でしょう。
 
「子供なんていなくていいじゃん!」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
確かに、子供がいる、いないで人に価値は変わらないと思います。私自身、子供を産んだ友人に
負けていると思った事はありません。
今だ子供を産んで1人前!であるとか、結婚=子供を持つと思われて いる方もいらっしゃるで
しょうが、私にはそんな事はどうでも良いのです。ただ、愛する夫と私の子供をこの腕に抱きたい、
そう願っているだけなのです。  

今10組に2組が不妊を抱えています。これからどんどんとこの数字が 大きくなり10組に5組、
不妊が全体の半数を占めてしまったとき、 あなたならどうしますか?  

この中国地方在住の女性のご意見に対して、ご感想をおもちの方、HP製作者までお願いします。
メール転送させていただきます。よろしくお願い致します。
(中国地方在住の主婦宛と記入してください。)