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「二千年めのプロポーズ」 (1)(タイムスリップ・ロマンス)

☆願いは叶うためにある。

・・・というのは、本書の主人公メガンのことであり、
この本を探し続けて、やっと手に入れた私のことである。

まず、最初に、いかに私がこの本を読みたかったのか、
切々と述べたい。

(1) 時空を越えた恋愛もの
私の特に好きな、
荒唐無稽の、ロマンティックなジャンルである。
今まで読んだこの系列のラブストーリーのヒーローは、
過去の人物(王侯貴族)であったが、
この本では、さらにすごく2000年前の魔神(しかも王族)である。
もう、これだけで、読みたくないはずがない。

(2) とにかくおもしろいという風評
以前に、このジャンルを検索した時、
偶然にHitして、この本の存在を知ったのだった。
これを読んだ人たちの感想は、
誰もが、とてもおもしろいと、満足度が高かった。
念のため、さらに、
amazon.comで、
原作"A man For Megan"をチェックしてみる。
すると、やっぱり、評判がいいようで、★★★★★であった。
これは、必読の一冊であると、確信に至る。

(3) レアなハーレクインもの
この本を手に入れるべく、調べていて分かったのだが、
ハーレクインは一度、買いそびれると、手に入れるのが困難らしい。
この本の発売を知ったのが、発売後すでに、2-3ヶ月。
通常の本なら、問題なく手に入れることができるのだが、
ハーレクインでは、すでにこの時点で、手遅れという状態。
ハーレクインは、雑誌のように、その発売時期に入手しなければ、
すぐ、棚から入れ替えられてしまう。
おまけに、出版社にも、ほとんど在庫をおいていないということで、
とにかく、入手が難しいという。
以後、大きな書店に行くたびに、ハーレクイン専用の棚を見て回った。
しかし、常に最新刊のみが並ぶだけであった。
もちろん、古書店も探した。
近所の古本屋さんのハーレクインの棚にも、探している本はなかった。
だから、どうしてもなければ、最終的には、
洋書(amazon.comで入手可)でもいいから、
とにかく、何としても、読みたいと、そう、決意していた。

そして、先日(2001/05/31)。
灯台もと暗し。
実家の側のショッピングセンター内の小さな書店は、
はっきりいって、営業努力がなされていないので、
書棚の本の回転は良くない。
黄ばんだ文庫本やら学参が、埃をかぶっている。
ふと、目の前の書棚に目をやると、
今までに見たこともないほどの大量の、ハーレクインが!
おお!!と、期待に目を光らせ、探そうとする前に、
「二千年めのプロポーズ」が、
くっきりとボールド体となって、目に飛び込んできた。
幸運に胸が打ち震えた。
という言葉が決して大げさでないほどに、
私はうれしかった。
→ 物語そのものについては、次に続く。 (S)



「二千年めのプロポーズ」 著者:ダーリーン・スカレーラ / 出版社:ハーレクイン
シィアル , 2001/06/06(Wednesday)  



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