京極堂Report 「以 前」
■ ナルシアの心配 / 「姑獲鳥の夏」
・ 私が前欲しがっていた「ダチュラ」(チョウセンアサガオ)を「ボリジ」とまちがえて売ってしまったホームセンターがあったというニュースが一ヶ月くらい前にありましたね。食べちゃった夫婦はとりあえず命に別状はないと言う話。でも、実を食べてたらタダではすまなかったろうなあ。(いくらなんでも実は変だから食べないか。)正しい表札はしてあっても「有毒」とは書いていない。大丈夫かなあ。(980524)
・ ずーっと気にしてたんだけど、先月できた近所のホームセンターはさすがにちゃんと「エンゼルトランペット」に”さわった後手を洗ってください”と注意書きを立てていた。段ボールにペン書きだけど。まだそのまんまの店も多いけどね。(980626)
■ ナルシアの大予想 / 「塗仏の宴」
・ キャー、「北村薫」氏が京極堂の同業者になって出てるー。「日常生活の断面を鮮やかに切り取って瑞々しい繊細な言葉を駆使する」「覆面」推理小説家。人あたりの良い「元教員」。登場が和服なのは名探偵「円紫師匠」のコスプレでしょう。そのうえ京極堂と新刊書(雑誌掲載当時)の宣伝までしてる。あと「多々良くん」は妖怪研究家の多田克己氏ですな。
・ 参考図書:北村薫 「空飛ぶ馬」
・ 丹後半島。秦氏。不死といえば「八百比丘尼」。「始末」には「人魚」が出てくるー!かなぁ?あとその系列かもしれない蘆屋道満。「堂島」は名前からして道満の子孫か?そしたら「清明と道満」の宿命対決ーっ!!でも道満は「籠目紋」ではなかったと思う。富士山、不老不死の薬、とくれば「かぐや姫」・・・かぐや姫も妖怪かなぁ。
・ 参考図書:
夢枕獏 「陰陽師」現在三巻まであり。陰陽師安倍清明の活躍を描く。
岡野玲子 「陰陽師」夢枕獏原作。現在七巻まであり。
杉浦日向子 「百物語」江戸の怪異譚集、説話オリジナルも取り混ぜた漫画です。
駿府城の”ホウ”の話も出ています。(新潮文庫)
・ あと「始末」に死んだと思われていた織作家長女紫さんが出る・・・というのはダメかなぁ。へびと村の土地の持ち主が三人とも女性(布由・麻美子・春子)だから、これ以上は増やさないかな、女性キャラ。
1997
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