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      山形三重の地理はバッチリ
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このマガジンは,中学3年生の山形三重といとこで塾の先生をしている
藤原清盛先生と地理について語ります。1日1つ知識を増やしましょう。

◇ 今日のテーマは「中国・四国地方の気候」です。

藤原:三重ちゃん,先週は,香川県が水不足だということを勉強したよね。
三重:ハイ,だから,ため池を作ったり,香川用水を作ったりして,水を
   補っています。
藤原:そうだったね。今日は,どうして,水不足になるのか考えてみよう。
三重:ハイ,分かりました。犯人はいったい誰なんでしょうね(^^ゞ
藤原:うん,実を言うと,犯人は山なんだ。
三重:えっ,山ですか?
藤原:そう,これは,香川県に限ったことではないのだけれども,山地や
   山脈の位置によって気候が変わってくるんだ。
三重:といいますと?
藤原:まず,中国・四国地方は,3つに分けて考える。
三重:あっ,分かりました。四国山地と中国山地を境界線にして分けるん
   ですね。
藤原:そういうこと。思い出したかな。
三重:ハイ,四国山地の南側が南四国,中国山地の北側が山陰。そして,
   間にはさまれたところが瀬戸内です。
藤原:そうだったね。そして,この山地が,気候を決定する大きな要素に
   なっているんだ。
三重:山にぶつかるんですか?
藤原:簡単に言うとそういうことだ。夏は,太平洋側に湿った風がやって
   くる。それが四国山地にぶつかるんだ。
三重:なるほど,そうすると雨が,南四国に降るんですね。
藤原:そう,だから,南四国は,雨が多い。そして,水分を失った風が,
   四国山地を越えていく。
三重:だから,瀬戸内は雨が少ないのですね。
藤原:そうなんだ。同様に冬は,湿った風が中国山地にぶつかり,山陰
   に雪を降らす。その結果,こちらも水分の少ない風が山地を越え
   ていくことになる。
三重:どちらにしても,瀬戸内には乾いた風しか来ないということですね。
藤原:そういうことだ。この3つの地域の雨温図は,しっかり見て覚えて
   ね。
三重:ハイ,降水量に注目すればいいのですね。
藤原:そう,一年を通じて降水量が少ないのが瀬戸内。夏に降水量が多く,
   一年を通しても雨が多いのが南四国。冬でも,降水量が多いのが山
   陰。このぐらい区別ができればいいよ。
三重:すると,香川に限らず,瀬戸内は水不足地帯ということですね。
藤原:そういうこと。ただ,香川は,大きな川がないので,特に水不足地
   帯だということだよ。
三重:分かりました。早速雨温図をチェックします。


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◇ 今日のテーマは「山口県」です。

藤原:それでは,今日から本州に入るよ。
三重:ハイ,まだまだ先は長いですねぇ。
藤原:いや,それほどでもないよ。毎日少しずつ。時間は十分あるから,が
   んばっていこうね。
三重:ハイ,分かりました。
藤原:それじゃあ,今日は,本州の一番西の山口県をやろう。三重ちゃんは,
   山口県と聞いて何を思い浮かべる?
三重:そうですねぇ。やっぱり,秋吉台かな。
藤原:そうだね。カルスト地形で有名なところだね。
三重:後は,関門トンネル。
藤原:うん,本州と九州を結んでいる海底トンネルだね。今は,北海道と本
   州を結ぶ青函トンネルができたので,だいぶ影が薄くなってしまった
   けれども,きちんと覚えておこう。
三重:ハイ,でも,後は,あまり思い浮かびません。
藤原:そうだね。中学生の試験でよく出るところといえば,石油化学コンビ
   ナートだろう。
三重:そう言えば,瀬戸内工業地域にたくさんありますね。
藤原:そうなんだ。その中の,岩国,徳山が山口県だ。
三重:岩国って,広島県に近いところでしたよね?
藤原:そのとおり。後で地図でだいたいの位置を覚えておいてね。徳山は,
   だいたいまん中あたりだよ。
三重:後は,覚えることはありますか。
藤原:そうだね。セメントで有名な,宇部や小野田。その辺を覚えておけ
   ばいいだろう。
三重:つまり,瀬戸内の工業都市を覚えておけばいいわけですね。
藤原:そういうこと。分布図でよく出るから,確認しておいてね。
三重:ハイ,分かりました。


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◇ 今日のテーマは「広島県」です。

藤原:今日は,広島県にいくよ。
三重:ハイ,原爆が落とされたところとして有名です。
藤原:うん,本当に世界の,いや,人類にとって最悪の出来事が,この原爆
   投下だと考えていい。二度とこういう悲劇を起こしてはならない。
三重:本当ですね。
藤原:それでは,広島の工業を考えてみよう。
三重:知ってます。自動車です。
藤原:正解。広島市には,有名な自動車メーカーがあるね。今は,アメリカ
   の会社の傘下に入ってしまったけれども,中国地方で,自動車といえ
   ば広島。しっかり覚えておこう。
三重:ハイ,後は,鉄鋼で有名な福山があります。
藤原:そうだね。この二つの都市は,分布図でよく出るから,場所も確認し
   ておいてね。
三重:ハイ,福山は,岡山県に近いところ,広島市は,広島湾のへこんだと
   ころですよね。
藤原:そう,地図を見ればすぐに覚えられるから,よく見ておこう。それか
   ら,広島湾といえば,ある食べ物が日本一だね。
三重:食べ物ですか?
藤原:うん,先生は大好きだね。
三重:えーと,何でしたっけ。
藤原:かきだ。
三重:かきですか?
藤原:そう,果物の柿じゃないよ。牡蠣フライの牡蠣だ。
三重:あっ,あれ嫌いです。
藤原:どうして?
三重:何かぬるっとしていて。
藤原:そうかなあ,先生は大好きだけれども,確かに嫌いという子供は多い。
   でも,大人になったらきっと好きになると思うよ。
三重:そうですか。
藤原:うん,とにかく,自動車の広島市,鉄鋼の福山市,かきの広島湾をし
   っかり覚えておこう。
三重:分かりました。


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◇ 今日のテーマは「岡山県」です。

藤原:今日は,岡山県にはいるよ。
三重:ハイ,桃太郎で有名なところですね(^^)
藤原:そう,だから,ぶどうや桃の生産が盛んなところだ。特に,マス
   カットは日本一の生産を誇っている。
三重:マスカットは,わたしも大好きです。
藤原:先生もだよ。ところで,岡山といえば,有名な,コンビナートが
   あったね。
三重:ハイ,水島コンビナートです。倉敷市にあります。
藤原:OK,しっかり覚えているね。この水島は,石油化学だけでなく,
   鉄鋼のコンビナートもある。
三重:先生,気安くコンビナートと呼んでいますが,そもそもコンビナ
   ートって何なんですか?
藤原:うん,簡単に言うと,中心になる工場の周りに,関係の深い工場
   を集めて効率よく生産をしようとする工場の集団だと考えればい
   い。
三重:すると,広い土地が必要になりますね。
藤原:そうなんだ。広い土地も必要だし,工業用水も必要だ。それに,
   原料や製品の輸送に便利なように海に面していることも重要な要
   素になっている。
三重:だから,瀬戸内にはコンビナートが多いんですね。
藤原:そういうこと。その代表的なものが水島コンビナートだ。最後に,
   瀬戸大橋を覚えているかな?
三重:もちろんです。岡山と香川を結んでいる本州と四国を結んでいる
   橋です。
藤原:そうだったね。最終的には,3つのルートが完成することになっ
   ているけれども,最初に完成したのが,岡山の児島と香川の坂出
   を結んだ瀬戸大橋だった。これもしっかり覚えておこうね。
三重:ハイ,分かりました。


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◇ 今日のテーマは「島根県」です。

藤原:今日は,日本海側に行こう。
三重:ハイ,ところで先生,鳥取県と島根県は,どちらが東で,どちらが
   西なのか,いつも迷ってしまいます。
藤原:うん,そうだね。関東の人は特に,どっちがどっちか分からなくな
   ってしまう人が多い。だから,島島と覚えておけばいいんじゃない
   の?
三重:島島ですか?
藤原:そう,広島県と島根県が上下でくっついているんだ。
三重:なるほど,忘れたら島島を思い出せばいいんですね。
藤原:そういうこと。ところで,今日勉強する島根県だけれども,前にや
   ったように,県名と県庁所在地の名前が違っていたね。
三重:ハイ,覚えています。松江です。
藤原:そう,中国・四国地方で,県名と県庁所在地が違うのは,3つあっ
   て,全部「松」が付くんだったね。
三重:ハイ,愛媛が松山,香川が高松。そして,この島根が松江です。
藤原:OK。バッチリだね。
三重:ええ,でも,島根県の問題ってほとんどやったことがないんですけ
   ど。
藤原:うん,確かに,テストでは,あまり出る県ではないね。ただ,島根
   県を含めた中国山地の山間部では重大な問題がある。
三重:何ですか?
藤原:過疎化だ。
三重:ああ,人口がどんどん減っていってしまうことですね。
藤原:うん,中国山地では,産業が発達していないので,働く場所が少な
   く,若い人がどんどん出て行ってしまうんだ。だから,住人が,ほ
   とんどいなくなってしまった場所もあるんだ。
三重:それは,問題ですねぇ。
藤原:この過疎化の対策として,道路を整備したり,観光を開発するなど
   村おこしをしているが,かなり深刻な問題だ。
三重:分かりました。他に覚えることはありますか。
藤原:そうだね。三重ちゃんは,出雲大社って知ってる?
三重:ハイ,知ってます。10月になると神様が集まるという。
藤原:そう,だから,陰暦10月を神無月と言うんだけれども,出雲では,
   神在月という。これは,地理というより,国語だね。どちらにして
   も出雲は,島根県の旧国名と覚えとけばいい。
三重:すると,出雲平野は,島根県なんですね。
藤原:そういうこと。稲作の盛んなところだ。ま,そんなところを覚えて
   おけば大丈夫だろう。
三重:ハイ,分かりました。


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◇ 今日のテーマは「鳥取県」です。

藤原:それじゃあ,今日は,昨日に引き続き,山陰をやろう。
三重:ハイ,今度は,鳥取ですね。
藤原:そう,鳥取といえば,砂丘で有名だね。
三重:ハイ,超有名です(^o^)
藤原:そうだね,鳥取砂丘は,天然記念物にも指定され,観光開発も盛ん
   なところだね。
三重:ハイ,是非,行ってみたいです。
藤原:ところが,砂丘ということで長年,砂の被害に悩まされてきた。
三重:砂が飛ぶんですね。
藤原:そう,それを防ぐために作られたのが,防砂林だ。
三重:確かに,砂が入ってくると農業の邪魔ですねぇ。
藤原:そして,スプリンクラーを使うようになった。
三重:スプリンクラーって,自動的に水が出てくるやつですか。
藤原:そう,ホテルなどで火事になると自動的に水が出てくるやつ。あれ
   と同じだ。地下水をポンプでくみ上げて散水する。
三重:なるほど,それなら,砂丘でも水が補給できますね。
藤原:うん,スプリンクラーを使っているところはたくさんあるけれども,
   テストに出るところといえば,この鳥取砂丘だからよく覚えておこ
   う。そして,砂地でも育つ,らっきょう,ながいも,すいかなどを
   栽培している。
三重:分かりました。それから,鳥取といえば,なしが日本一でしたね。
藤原:そう,これも,よく出るよ。なしはなしでも,日本なしだね。二十
   世紀とか長十郎とか。
三重:それって,なしの名前ですね。
藤原:そう,同じなしでも,西洋なしは,山形県がトップだ。
三重:もちろん,知ってま〜す♪。。。私の名前だもん。
藤原:そうだったね。とりあえず,鳥取は,案外よく出るからしっかり覚
   えてね。
三重:分かりました。


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◇ 今日のテーマは「育てる漁業」です。

藤原:きょうは,これまで勉強してきた,九州,中国,四国に関連して,
   漁業について考えてみよう。
三重:漁業ですか?ちょっと苦手ですねぇ(>_<)
藤原:まあね,あまり得意な人はいないよ。でも,重要な,育てる漁業
   については,しっかり勉強しておかなければならない。
三重:育てる漁業ですか?養殖とか?
藤原:そう,育てる漁業には二つある。一つは,今,三重ちゃんが言っ
   た養殖だ。もう一つある。
三重:えっと,何でしたっけ?
藤原:栽培漁業だ。
三重:あっ,思い出しました,栽培漁業ですね。でも,養殖とどこが違
   うんですか?
藤原:うん,養殖は,いけすやいかだを利用して人工的に魚を増やすん
   だ。それに対して,栽培漁業は,卵を人工的にかえして稚魚にし
   てから海に放流し,自然の力で成長させてからとる漁業だ。
三重:なるほど,養殖は,人間の力で育てるのに対して,栽培漁業は,
   自然の力も利用するんですね。
藤原:そういうこと。最近では,栽培漁業が重視されている。
三重:どうして,普通の漁業をしないのですか?
藤原:うん,育てる漁業に対して,とる漁業と呼んでいるんだけれども,
   海水が汚れたり,とりすぎて魚が減少したりして,環境が厳しく
   なっているんだ。また,中国や韓国との漁業協定の影響で,制限
   が多くなったのも理由の一つだ。
三重:要するに,とる漁業に限界があるので育てる漁業が必要になった
   わけですね。
藤原:ま,そういうことだ。これは,説明させる問題などで出るから,
   しっかり覚えておくんだよ。
三重:ハイ。
藤原:これまで勉強してきたところで,養殖で有名なのは,広島のかき
   や,有明海ののりなどを覚えておこう。また,瀬戸内海で言えば,
   たい,はまちなど。
三重:栽培漁業は?
藤原:瀬戸内海などで行われている。車えびとか,あわびとか,高級な
   ものが多い。また,さけは,海ではなく,稚魚を川に放流して,
   戻ってきたさけを取る。
三重:わかりました。海に囲まれた日本なのに,結構苦労しているんで
   すねぇ。
藤原:そう,でも,工夫してがんばっているんだよ。
三重:ホントですね。


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◇ 今日のテーマは「兵庫県」です。

藤原:さて,今日から近畿地方に入るよ。
三重:ハイ,トップバッターは,兵庫県ですか?
藤原:そのとおり。早速だけど,三重ちゃん,兵庫の県庁所在地は?
三重:ハイ,神戸です。超有名です(^o^)
藤原:そうだね。有名な港町だね。でも,数年前,大震災があって,大
   きな被害を受けた。
三重:そうでしたね。ものすごかった。本当に地震って恐ろしいですね。
藤原:その神戸なんだけれども,二つのキーワードを覚えておく必要が
   ある。
三重:何ですか?
藤原:うん,ポートアイランドと六甲アイランドだ。
三重:あっ,そういう問題,やったことがあります。
藤原:そうなんだ。手ぜまになった神戸港の機能を拡大するために作ら
   れた人工の島なんだけれども,この二つの言葉から神戸を選ばせ
   る問題が多い。
三重:ハイ。
藤原:それから,もちろん,阪神工業地帯の中心でもある。
三重:阪神の神は,神戸の神ですね。
藤原:もちろんだ。ただ,阪神工業地帯については,後で,大阪のとこ
   ろでいっしょにやろう。今日は,少し西の方に目を向けてみよう。
三重:西といいますと。
藤原:うん,姫路城で有名な姫路だ。
三重:あっ,知ってます。行ったことあります。きれいな城ですよね。
藤原:そう,その姫路を中心に,播磨臨海工業地域が発達している。
三重:はりまですか?
藤原:そう,ちょっと漢字が難しいけれども,この辺は,昔,播磨と呼
   ばれていた。その姫路で盛んなのが鉄鋼だ。それから・・・。
三重:まだあるんですか(^_^;)
藤原:うん,いちばんホットな話題として,日本で一番長いつり橋がで
   きた。
三重:あっ,知ってます!明石海峡大橋でしょ,新聞で見ました。
藤原:そうだね。本州と淡路島を結ぶ明石海峡大橋は,話題性もあるか
   ら絶対覚えてね。
三重:分かりました。


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◇ 今日のテーマは「大阪府」です。

藤原:今日は,大阪をやろう。
三重:ハイ,阪神工業地帯の中心ですね。
藤原:そう,阪神工業地帯は,京浜,中京についで日本で3位の工業地
   帯だ。
三重:すごいですねぇ。
藤原:いや,すごくない(^^)。もともと1位だったのが2位になり,3
   位になってしまったのだから。
三重:えっ,そうなんですか。それは,嫌ですねぇ(*^_^*)
藤原:それから,大阪市の人口も覚えておこう。
三重:これは知っています。3位です。東京,横浜に次いで。
藤原:そのとおりだ。250万を少し割っている。日本で,200万以上の人
   口を持つ都市は,4位の名古屋までだ。頭に入れておくといいよ。
三重:ハイ,分かりました。
藤原:それから,江戸時代に大阪につけられたニックネームがあったね。
三重:ニックネームですか?
藤原:そう,江戸なら「将軍のおひざもと」とか。
三重:あっ,それなら知ってます。「天下の台所」
藤原:そうだね。だから,大阪は,古くから商業の中心地だったんだ。
   問屋が集中している。卸売業がさかんと覚えておこう。
三重:分かりました。
藤原:それから,よく出る言葉として,衛星都市がある。
三重:えっと,衛星都市って何でしたっけ?
藤原:うん,地球の衛星は何だっけ?
三重:月です。
藤原:そうだよね。地球の周りをまわっている。だから,衛星都市って
   いうのは大都市の周りにあって,住宅とか工業など,大都市のは
   たらきの一部をうけもつ都市のことなんだ。
三重:すると,大阪の周りに,そういう都市があるんですね。
藤原:そう,芦屋とか西宮とかね。この衛星都市は,大阪の問題でよく
   出るからしっかりね。
三重:分かりました。
藤原:それから,工業地帯については,後で,中京や京浜などとまとめ
   て勉強するとして,最後に,あの空港を覚えているかな?
三重:関西国際空港のことですか?
藤原:そう,泉州沖に埋め立てられてできた空港だ。場所も覚えておこ
   う。地図をよく見てね。大阪湾の泉佐野市の沖合いだからね。
三重:ハイ,分かりました。西日本の新しい玄関口ですね。
藤原:そういうこと。  


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◇ 今日のテーマは「和歌山県」です。

藤原:今日は,南に行くよ。
三重:和歌山ですか?
藤原:そう,和歌山だ。日本の県の中でも珍しい3文字の県だね。
三重:3文字って言うと,神奈川とか。
藤原:うん,後,鹿児島。この3つしかない。まあ,どうでもいいこと
   だけど。
三重:そうですね。和歌山といえば,みかん。すぐに思い浮かべます。
藤原:そうだったね。愛媛に次いで全国2位だったね。
三重:ハイ,覚えています。
藤原:紀ノ川や有田川流域の斜面がみかんの山地だ。それから,和歌山
   には,大きな山地があったね。
三重:分かってま〜すY(^_^)Y,紀伊山地でしょ。
藤原:そう,その紀伊山地なんだけれども,林業が盛んなところだ。
三重:どんな木なのですか?
藤原:うん,吉野すぎと呼ばれるすぎや,ひのきなど。江戸時代からさ
   かんだ。もちろん,最近は安い輸入材などの影響で,だいぶ落ち
   ているけれどもね。
三重:そうですねぇ。輸入物は安いですもんね。
藤原:そして,私有林が多いのも,紀伊山地の特徴の一つだ。
三重:私有林ですか?
藤原:うん,国が持っているのが国有林だよね。個人や会社が持ってい
   るのが私有林だ。逆に,東北や北海道は,国有林が多い。
三重:分かりました。ところで,先生,あの,えーと,何とかトラスト
   運動って和歌山じゃなかったですか?
藤原:ナショナルトラスト運動のこと?
三重:あっ,そう,そう,それです。
藤原:そうだね。自然環境を守るために土地を買い上げて保護するのが,
   ナショナルトラスト運動だ。確かに,和歌山県の田辺湾,天神崎
   が第1号だ。一応覚えておいたほうがいいだろう。
三重:ハイ,分かりました。


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