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山形三重の地理はバッチリ
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このマガジンは,中学3年生の山形三重といとこで塾の先生をしている
藤原清盛先生と地理について語ります。1日1つ知識を増やしましょう。
◇ 今日のテーマは「佐賀県」です。
三重:先生,わたし,佐賀県はあまりなじみがないのですが。
藤原:そうだね,関東の人間にはあまりなじみがないかもしれないね。で
も,筑紫平野は知っているだろ。
三重:はい,九州一の稲作地帯です。
藤原:それじゃあ,筑紫平野を中心に勉強しよう。
三重:ハイ。
藤原:まず,テストに出るという観点から言うと,川の名前が重要になっ
てくる。
三重:確か,筑後川だったと思いますが。。。
藤原:正解。平野の名前と川の名前が違うところはよく出るから気をつけ
てね。九州では,筑紫平野,筑後川。これは絶対だ。それから,キ
ーワードとして,クリークを覚えてほしい。
三重:クリークですか。
藤原:うん,水路のことだ。だいたい,このあたりは,日本の農業の先進
地域だったんだ。筑紫平野は,低湿地が多かったので,早くから水
路が網の目のように張られたんだ。
三重:なるほど,クリークとか水路とあれば筑紫平野と考えていいんです
ね。
藤原:そう,テストだけを考えればね。ただ,最近は,その水路が邪魔に
なってきた。
三重:えっ,どうしてですか?
藤原:うん,農作業が機械化されて,作業がやりにくくなったんだね。効
率も悪いし。そこで,最近は,古くからの水路はどんどんつぶされ
ているんだ。
三重:へぇ〜,そうだったんですか。
藤原:それから,みかんだね。九州のみかんは,さいきんどんどん増えて
いる。三重ちゃんも食べるだろう。
三重:ハイ,でも,みかんといえば,愛媛とか和歌山とかが多いですが。
藤原:うん,確かに,愛媛,和歌山は,全国で1位2位だけれども,3位
は,この前勉強した熊本,長い間3位だった静岡を抜いている。そ
して,4位は静岡だけれども,5位にランクインしているのが佐賀
だ。
三重:そういえば,佐賀みかんの箱は見たことがあります。
藤原:これからは,みかんにも注目していかなければならないだろうが,
とりあえず,佐賀県は筑紫平野を中心に覚えておこうね。
三重:ハイ,わかりました。
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◇ 今日のテーマは「長崎県」です。
藤原:三重ちゃん,長崎というと何を思い出す。
三重:そうですね。やはり,原爆です。
藤原:そうだね。広島に続いて原爆が投下された悲劇を持つ町だね。また,
江戸時代には,唯一の貿易港ということもあって,歴史的な町でも
ある。
三重:長崎とか佐世保とかは,造船でも有名でしたね。
藤原:そうなんだ。今は,造船自体が衰えているけれども,日露戦争では,
佐世保で,船の修理をしたり歴史的に相当重要だった。
三重:そう考えてみると,長崎って,日本だけでなく世界の歴史上でも重
要な場所だったんですね。
藤原:そういっても過言じゃないよ。ところで,三重ちゃん,日本で一番
海岸線が長い都道府県はどこか知ってる?
三重:えっ,海岸線ですか?
藤原:うん,海に面したところの距離。
三重:北海道じゃないのですか?
藤原:そうだよね。誰でも北海道だと思うよね。
三重:ま,まさか,長崎?
藤原:そう,そのまさかだよ。
三重:本当ですか?北海道はあんなに大きいんですよ。
藤原:確かに,北海道は,日本全体のの20%以上の面積をもっているし,
周りはすべて海岸だ。
三重:なのにどうして?
藤原:よく見ると,北海道の海岸線は単調だろう。それに比べ,長崎県は
複雑だ。
三重:そう言えば,小さいけれどもものすごく複雑ですねぇ。
藤原:しかも,長崎県は,五島列島とか対馬とか離島が多いし,リアス式
海岸が多い。
三重:なるほど,前に勉強したリアス式海岸ですね。のこぎりのような。
藤原:うん,そうするとそれだけで海岸線は長くなる。何と,面積では,
北海道の20分の1に過ぎない長崎県の海岸線は,4139kmで,北海道
の2978kmを大きく離してトップなんだ。
三重:エ〜,本当にビックリです。
藤原:この複雑な海岸線が,造船を発達させた理由でもあるんだ。
三重:わかりました。他に長崎で覚えることは。
藤原:うん,割とよく出るのが,びわだ。
三重:びわ?
藤原:果物のびわだよ。
三重:あっ,大好きです。
藤原:このびわの生産が日本一なのも長崎県だ。これは覚えておくといい
よ。
三重:ハイ,分かりました。しっかり覚えます。
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◇ 今日のテーマは「大分県」です。
藤原:大分県といえば,温泉で有名だね.
三重:別府ですか?
藤原:そう,観光地として有名だ。しかし,大分は,工業の分布図でよく
出るところなんだ。
三重:分布図ですか?
藤原:うん,日本地図が出て,分布図が出る。そして,工業の名を当てる。
三重:そう言えば,模擬テストなどで何回かやりました。
藤原:うん,分布図の中で,最もよく出るのは,鉄鋼と石油化学なんだけ
れども,大分は両方ともしるしがつくんだ。
三重:すると,けっこう工業が発展しているということですね。
藤原:そうだね。そして,後で勉強する電子工業もさかんだ。
三重:するとどんな感じで出るんですか?
藤原:まず,分布図では,大分を覚えておいても意味がない。大分で判断
できないからだ。これは,あとで分布図のポイントでやるよ。
三重:そうですね。大分を見たんでは,鉄鋼か石油化学か分からない。
藤原:そこで,最近出ている問題は,3つが揃ったら大分。そんな感じだ。
三重:なるほど,鉄鋼,石油化学,電子工業の3つが揃っているところなん
てめったにありませんね。
藤原:そういうこと。後で勉強するけれども,鉄鋼や石油化学は,原料や製
品の輸送に便利な臨海部に位置するんだ。それに対して,電子工業は,
原料も製品も軽く高価なので,内陸部でも発達している。その辺は,
後でまとめて勉強しよう。
三重:ハイ,分かりました。大分は,3つの工業を覚えればいいんですね。
藤原:そういうこと。
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◇ 今日のテーマは「シリコンアイランド」です。
藤原:さて,今日はテーマに沿ってやっていこう。
三重:テーマは何ですか?
藤原:うん,昨日,大分県のところで電子工業をやったよね。
三重:ハイ。
藤原:九州は,電子工業が発達しているので,ある名前で呼ばれている。
三重:分かった,シリコンアイランドでしょう。
藤原:そう,それが今日のテーマだ。ところで,三重ちゃん,アイランド
ってどういう意味だっけ?
三重:ハイ,島です。
藤原:そうだね。九州は島だから,原料のシリコンとあわせてシリコンア
イランドと呼ばれるようになったんだ。
三重:シリコンバレーの真似ですか?
藤原:そうだね。シリコンバレーからつけた名前だといわれている。
三重:そう言えば,昨日,電子工業は内陸部にも分布するということを勉
強しました。
藤原:そうなんだ。大切なのはまず,どの辺に分布しているかということ。
三重:単に内陸部ではいけないのですか?
藤原:それでもいいけれども,もう少し詳しくいうと,空港付近や高速道
路沿いに分布しているということ。これは,原料や製品の輸送に便
利だからだ。
三重:飛行機で輸送するのですか?
藤原:そう,確かに,航空機で輸送するのは船よりもずっとお金がかかる
けれども電子製品は,軽くて高価だから,飛行機で輸送しても採算
が取れるんだ。
三重:そうかぁ,確かにICは軽くて飛行機でも運べそうですね。
藤原:その点が,鉄鋼などと違うところだ。鉄は安いし重いから飛行機で
運ぶのは無理だね。
三重:分かりました。つまり,電子工業,つまり,IC工業は,原料や製
品の輸送に便利な空港付近や,高速道路沿いに分布しているという
ことですね。
藤原:そう,それでOKだよ。
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◇ 今日のテーマは「福岡県」です。
藤原:それでは,九州の中心である福岡県について勉強していこう。
三重:はい,福岡県は新幹線も通っているし,先日,ダイエーホークス
が日本一になりました。
藤原:そうだね。そういう意味でも,話題が沸騰しているけれども,福
岡といえば,福岡市や北九州市のように100万を超える大都市もあ
るし,北九州工業地帯として,かつては,日本の代表的な工業地
帯だった。
三重:今はダメなのですか?
藤原:う〜ん,ダメということはないけれども,かなり衰えている。
三重:何故ですか?
藤原:そうだね,まずは,エネルギー革命だ。
三重:エネルギー革命?
藤原:そう,だいたい1960年代から,エネルギー源が石炭から石油に代わ
ったんだ。
三重:そうですね。私は,本物の石炭を見たことがありません。
藤原:北九州は,炭田がたくさんあって,栄えていたのだけれども,この
エネルギー革命で,どんどん炭鉱が閉山し,衰えていったんだ。
三重:でも,鉄鋼業に石炭は必要なのではありませんか。
藤原:もちろんだ。鉄鋼業は,石炭と鉄鉱石を必要とする。もともと北九
州工業地帯は,明治時代に官営の八幡製鉄所ができてはじまったと
言っていい。だから,鉄鋼業中心に発達したんだ。
三重:ハイ,知ってます。歴史で習いました。日清戦争の後でしたね。
藤原:そう,日清戦争で得た賠償金を基に作られた。当時は,鉄の需要も
多く,鉄鉱石は主に中国から輸入していたので大いにさかえた。
三重:でも,鉄鉱石は,オー,ブイでしたよね。
藤原:おう,よく覚えているね。現在日本が,鉄鉱石を輸入している国は,
オーストラリア,ブラジル,インド,つまりオー,ブイがベストス
リーだ。ということは,あまり,輸入に便利じゃないよね。
三重:そうかぁ,そんなこともあって,九州のメリットが少なくなってい
ったんですね。
藤原:そう,今では,京浜や阪神などにもたくさん製鉄所が作られている
からね。石炭も,国産より輸入品の方が安いから輸入に頼っている。
三重:石炭の輸入はどこの国からしているんですか。
藤原:オー,カ,中だ。
三重:オーストラリア,カナダ,中国ですね。鉄鉱石が,オー,Vで,石
炭が,オー,勝ちゅか,受験生には,縁起がいい言葉です(^_^)v
藤原:そうだね。でも,北九州工業地帯にとっては,衰退の原因だから,
あまりよくない言葉だね。かつては,四大工業地帯と呼ばれていた
けれども,今は,瀬戸内工業地域よりも出荷額が少なく,脱落して
三大工業になってしまった。でも,これからは,学園都市を目指し
たり新しい方向でがんばってもらいたいね。
三重:本当ですね。
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◇ 今日のテーマは「九州のまとめ」です。
藤原:さあ,今日は,九州で,これまで触れなかった大切なことをまと
めよう。
三重:ハイ。
藤原:まずは,工業。鉄鋼とか,電子工業とか勉強してきたけれども,
意外に穴になっているのは,八代の製紙業だ。
三重:紙ですか?
藤原:そう,紙は,静岡の富士市とか北海道の苫小牧などが有名だけれ
ども,熊本県の八代も覚えておいて損はない。
三重:八代というと,い草の生産が日本一のところでしたね。
藤原:そう,いっしょに覚えておくといいよ。それから,何と言っても,
阿蘇山だ。
三重:ハイ,知ってます。世界最大級のカルデラがありますね。
藤原:そう,そのカルデラ内の火口原には,約5万人の人が生活してい
る。鉄道や道路も走っているんだ。
三重:何だか怖いですねぇ。
藤原:そうだね。現在でも活発に活動している火山だからね。火山とい
えば,数年前,大きな被害を出した雲仙普賢岳の位置も覚えてお
こう。
三重:長崎県の島原半島ですね。
藤原:そう,地図でしっかりと確認しておいてね。
三重:ハイ,わかりました。他には何かありますか?
藤原:そうだね,江戸時代以前から干拓が行われてきた有明海。これも
覚えておいたほうがいいね。
三重:分かりました。ずっと九州を勉強してきましたが,各県の特徴も
はっきりしていて覚えやすいと思いました。
藤原:そう,しっかりがんばってね。
三重:ハイ。
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◇ 今日のテーマは「高知県」です。
藤原:さあ,今日から四国に入っていこう。
三重:ハイ,わたし,四国だけは行ったことがありません。
藤原:うん,なかなかいいところだから,いつかは行ってみるといいよ。
三重:分かりました。ところで今日は,高知県ですね。
藤原:うん,高知県は,入試でよく出る県だ。
三重:何が出るのですか?
藤原:三重ちゃん,前に宮崎平野で,野菜の促成栽培の勉強をしたね。
三重:ええ,覚えています。
藤原:日本地図をよく見てみよう。宮崎と高知は,九州と四国だけれども,
よく見ると似たような位置にあるだろう。
三重:そうですねぇ。
藤原:黒潮,つまり日本海流が流れている。そして,宮崎同様,プロ野球
のキャンプも行われているところだ。
三重:つまり,宮崎平野と同じようなことをしているのですね。
藤原:そうなんだ。だから,宮崎平野と高知平野は,基本的にいっしょに
覚えておくといいんだ。
三重:なるほど,冬でも温暖な気候を利用してビニルハウスなどを使い,
野菜の促成栽培をしているということですね。
藤原:よろしい,よく覚えていたね。
三重:もちろんです。バッチリです(^^)!
藤原:忘れている人は,もう一度,宮崎平野と輸送園芸農業を勉強してほ
しい。
三重:分かりました。新しい読者の方は,ホームページにバックナンバー
がありますから見てください。
藤原:どちらにしても,宮崎平野と高知平野は,野菜の促成栽培をしっか
り覚えておこう。
三重:大丈夫です。
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◇ 今日のテーマは「愛媛県」です。
三重:みかんのおいしい季節になってきました。
藤原:そうだね。今日は,みかん日本一の愛媛県を勉強しよう。
三重:ハイ。
藤原:まず,愛媛県の県庁所在地を知っているかな?
三重:ハイ,松山市です。
藤原:正解だ。これまで勉強してきた九州や高知県は,すべて,県の名前
と県庁所在地が同じだった。違うやつだけは必ず覚えておこう。
三重:そう言えば,沖縄は那覇でしたね。
藤原:そういうこと。これからもいくつか出てくるからね。ところで,み
かんが日本一だということは,かなり有名だけれども,実は,いよ
かんも日本一だ。
三重:いよかん,大好きで〜す(^_^;)
藤原:そして,キウイフルーツも日本一。まさにフルーツ王国だね。
三重:えっ,ホントですか。キウイも大好きなんです。
藤原:それから,これはあまり知られていないのだけれども,真珠の生産
も日本一なんだ。
三重:えっ,真珠って,三重県の志摩半島が有名ですが。。。
藤原:うん,有名で,テストにもよく出るのが志摩半島だけれども,実際
の日本一は愛媛なんだ。
三重:へえ〜,知りませんでした。愛媛ってなかなかいい県ですねぇ(^^)
藤原:後は,タオルで有名な今治市。化学工業の新居浜市などを確認して
おこう。この辺は,瀬戸内工業地域でまた勉強するけれども。
三重:分かりました。よく地図を見ておきます。
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◇ 今日のテーマは「徳島県」です。
藤原:今日は,徳島県を勉強しよう。
三重:ハイ。
藤原:まず,徳島県と言えば,三重ちゃんは何を思い浮かべる?
三重:えっと,阿波踊りとか鳴門海峡のうずしおとか。
藤原:そうだね。全国的に有名だよね。でも,意外にテストに出ない県なん
だ。
三重:そう言えば,徳島県の問題というのをやったことがありません。
藤原:うん,誰でもが知っているような有名なコンピューターソフト会社も
あるし,これからは分からないけれども,とりあえず覚えておきたい
のは,吉野川だ。
三重:徳島平野を流れる川ですね。
藤原:そう,それも,お隣の県である,香川県の問題で出る。
三重:あっ,それなら知ってます。香川用水ですね。
藤原:正解だ。香川県については,また後で勉強するけれども,降水量が少
なく大昔から水不足に悩んでいた地域なんだ。
三重:ため池とか。
藤原:そう,その辺は,後で詳しく勉強するとして,水不足を解消するため
にできたのが香川用水なんだ。
三重:その水を徳島県の吉野川から取っているんですね。
藤原:そう,今から約20年前に,讃岐山脈にトンネルを掘って吉野川から,
水を引くようになったんだ。
三重:山脈をくりぬいたんですか!それはすごい!
藤原:本当だね。とりあえず,徳島というところはいいところだけれども,
入試的に言えば,吉野川を覚えておけばいいんじゃないかな。
三重:分かりました。
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◇ 今日のテーマは「香川県」です。
藤原:今日は,昨日勉強した香川用水のある香川県をやるよ。
三重:ハイ,なんだか小さい県ですねぇ。
藤原:そうなんだ。香川県は,日本で一番面積の小さい県なんだ。
三重:水不足って言っていましたよね。
藤原:何故,水不足になるのかというのは,次回詳しく勉強する。とにか
く,瀬戸内は,一年中,晴天の日が多く,どうしても水不足になっ
てしまうんだ。
三重:だから,昔から,ため池が作られたのですね。
藤原:そう,空海が作ったといわれている満濃池などが代表的なものだ。
三重:えっ,空海って,あの空海ですか?
藤原:そう,歴史で勉強したね。真言宗を開いた空海。平安時代の初期の
人だったよね。
三重:ハイ,覚えています。天最と真空,つまり,天台宗の最澄と,真言
宗の空海ですよね。
藤原:おっ,よく覚えていたね。その空海だよ。香川県は,降水量が少な
い上に,大きな川がない。そういう意味でも,水に苦しんできたん
だ。それを解決の方向にもっていったのが,きのう勉強した香川用
水ということだ。
三重:なるほど,分かりました。
藤原:後は,平野の名前を覚えておいたほうがいいね。
三重:知ってます。讃岐平野です。
藤原:そう,「さぬき」。読み方は難しいけれども,讃岐うどんなどでも
有名だから知っている人も多いと思う。後は,県庁所在地だね。
三重:えっと,何でしたっけ?
藤原:高松だ。四国で,県名と違うのは,愛媛の松山と香川の高松の二つ
だ。
三重:両方とも松がつきますね。
藤原:そうなんだ。面白いことに,中国地方で唯一,県名の違う島根も,
松がつくんだ。
三重:松江?
藤原:正解。そんな風にして覚えておくといいかもしれないね。
三重:そうですね。
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