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      山形三重の地理はバッチリ
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このマガジンは,中学3年生の山形三重といとこで塾の先生をしている
藤原清盛先生と地理について語ります。1日1つ知識を増やしましょう。

◇ 今日のテーマは「ASEAN」です。

藤原:三重ちゃん,ASEANって知っているかい?
三重:ハイ,東南アジア諸国連合です。
藤原:今日は,これらの国を勉強しよう。
三重:ハイ,でも,ちょっと苦手だなぁ〜。
藤原:うん,この辺は苦手な人が多いね。とりあえず,国の名前を並べてみ
よう。
三重:ASEANは全部で9カ国でしたね。
藤原:う〜ん,そうだね。10カ国ということにしようか。
三重:えっ,どうしてですか。
藤原:ASEANとは,最初,インドネシア,マレーシア,フィリピン,シ
ンガポール,タイの5カ国で設立されたんだ。
三重:ハイ。
藤原:そして,ブルネイっていう小さな国が独立して加わった。
三重:ブルネイって,ボルネオ島にある小さな国ですね。
藤原:そう,そもそもASEANとはベトナム戦争のさなかに東南アジアの共
産主義に対する防波堤としての意味合いで作られたのだ。
三重:ハア。
藤原:だからね,1995年にベトナムが加わったときは,当初の目的とはぜん
ぜん違うことになった。
三重:ハイ。
藤原:もちろん,ベトナムが加わる前から自由貿易圏としての構想があった
わけなんだけれども,この時点で,東南アジアの国10カ国が全部加
盟することになっていたんだ。
三重:それじゃあ何で9カ国だったんですか。
藤原:それは,当時,カンボジアが政情不安で,参加が見送られたからだ。
   今は,加わることが決定的になっている。
三重:だから,10カ国で考えようということですね。
藤原:そういうこと。よって,後の2カ国は,ミャンマーとラオスだ。
三重:ちょっと待ってください。覚えられません。
藤原:うん,それでは白地図を用意して,まずタイに色を塗る。次にベトナ
ムに色を塗るんだ。
三重:ハイ。
藤原:そうすると,タイの左側,つまり西側だね。これがミャンマーで,タ
イとベトナムにはさまれた国がラオスとカンボジア。タイの南側がマ
レーシその一番南側がシンガポール。後は,インドネシアは分かりや
すいし,フィリピンも分かるだろ,ブルネイだけ覚えればいい。
三重:地図で覚えるんですね。
藤原:そういうこと。言葉で覚えたんじゃ忘れてしまうよ。絵で覚えれば簡
単だ。そのためにも白地図に塗り絵するのがいいよ。
三重:分かりました。がんばってみます。


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◇ 今日のテーマは「東南アジアの人々と自然」です。

藤原:三重ちゃん,ASEANの国は覚えた。
三重:ハイ,大丈夫です。バッチリです(^_^)v
藤原:それでは,東南アジアについて,もう少し勉強しよう。
三重:ハイ。
藤原:まず,この地域は,戦前まで欧米諸国の植民地になっていたんだけれ
ども唯一独立していた国がある。どこか分かるかな?
三重:エッ,独立していた国があったんですか。
藤原:うん,一つだけね。これは必ず覚えておいたほうがいい。おいしいお
米を作る国だよ
三重:おいしいお米?まさか,タイじゃないでしょうね。
藤原:正解。タイだ。
三重:エッ,先生,タイ米っておいしくないよ。
藤原:そんなことないよ。世界で一番売れているお米だ。
三重:そう言えば,タイは,米の輸出は世界一でしたね。
藤原:ということはおいしいってことだろう。実際,チャーハンなどにする
とメチャうまいよ。
三重:メチャですか(*^_^*)
藤原:とにかく,タイは必ず覚えておいてね。それから,シンガポールなど
には,中国系の住民が多い。
三重:あっ,知ってます。華人でしょ。
藤原:そう,彼らは,経済の面で大いに活躍している。最後に,大きな3つ
の川があったね。
三重:ハイ,メコン川,チャオプラヤ川,エーヤワディー川。
藤原:おう,難しいのをよく言えたね。
三重:メチャ,エーヤと覚えていますから(^_^)v
藤原:なるほどね,東南アジアの大河は,東からメチャ,エーヤだね。
三重:バッチリです!


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◇ 今日のテーマは「東南アジアの農業」です。

藤原:それでは,東南アジアの農業を勉強していこう。
三重:はい,分かりました。
藤原:まずは,この前も勉強したとおり稲作が盛んだ。
三重:タイは,米の輸出が世界一でしたね。
藤原:そう,この地方は気温が高いし,雨も多いので稲作に適している。
三重:確か,浮き稲の栽培が盛んでしたね。
藤原:そうだね。浮き稲というのは,水田が増水するに従って茎が伸びて
   いく稲のことだ。水面上に出た穂は,船などを利用して刈り取るん
   だよ。
三重:わぁ,見てみたいですね。ところで先生,緑の革命って何ですか?
藤原:おう,緑の革命か。もともとこの地方は,生産量は多いんだけれど
   も単位あたりの収穫量は少なく機械化も進んでいないんだ。そこで
   改善が必要になった。
三重:それが緑の革命ですか?
藤原:うん,というよりも,その辺から,新しい品種の開発によって生産
   の向上を図ったのが緑の革命だ。
三重:品種の改良ですか?日本みたいですね。
藤原:そうだね。日本は平野部が少なく,生産性をあげるために昔から努
   力しているが,この地方は自然そのものだからね。でも,農薬や肥
   料などお金がかかることが問題なんだ。
三重:成果は上がらなかったんですか。
藤原:うん,一部では成果をあげたところもあるが,あまり成果が上がっ
   ていないのが現状だろう。なかなか難しいものだね。最後に,三重
   ちゃん,タイマって知っている?
三重:大麻?麻薬ですか?
藤原:ちがうよ。天然ゴム。
三重:えっ,何で天然ゴムが大麻なんですか?
藤原:大麻じゃないの,タ・イ・マ。
三重:???
藤原:この地域は,世界的な天然ゴムの産地なんだ。
三重:あっ,分かりました。タイ,インドネシア,マレーシアのことです
   ね。
藤原:そういうこと。天然ゴムの生産の世界のベストスリーだ。この3国
   で70%を超えている。
三重:すごいですね。天然ゴムはタ・イ・マですね。覚えます。


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◇ 今日のテーマは「東南アジアの資源と工業」です。

藤原:それでは,今日は東南アジアの資源や工業について考えてみよう。
三重:ハイ,インドネシアで石油が取れましたね。
藤原:そうだね。日本もたくさん輸入している。また,インドネシアや
   マレーシアではすずも豊富だ。もっとも最近はそれほどではない
   みたいだけれどね。
三重:工業はあまり発展していませんね。
藤原:うん,基本的にはそうだ。しかし,シンガポールのようにNIESの
   一員になっているところもあるし,一時期はものすごい勢いで発
   展してきたんだ。
三重:一時はといいますと。
藤原:うん,ここ10年ぐらいなんだけれどもアジア経済ということで本
   当に注目を浴びたんだ。しかし,急激な発展のツケが来て昨年あ
   たりから通貨が暴落し一気に落ち込んだ。
三重:日本でいうバブルの崩壊みたいなものですか。
藤原:そうだね。そんな感じだ。だから,すごく問題を作るのが難しい。
   先生泣かせだよね(笑)
三重:ということは出ないってことですね。
藤原:いや,出ないってことではないよ。ただ,最近出た問題がすでに
   古くなっているのでその辺は注意しておこう。
三重:それじゃあ,どの辺を覚えればいいんですか。
藤原:やはり,最初にやった資源の問題とシンガポール。それから環境
   破壊の問題かな。
三重:環境破壊ですか?
藤原:うん,マレーシアの熱帯雨林の問題だ。
三重:あっ,それ英語で習いました。
藤原:そうだね。どちらにしてもその辺を押さえておこう。
三重:本当に地理ってすぐ変わるんですね。
藤原:そう,最近は,いつも1年生のときの教科書が古いという状況が
   続いているよ。
三重:やりにくいですね(^_^)


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◇ 今日のテーマは「インド−1」です。

藤原:さて,今日はインドだ。
三重:ハイ,人口の多い国でしたね。
藤原:そう,中国に続き世界第2位。9億人を超えている。
三重:すごいですねぇ。
藤原:ところで,三重ちゃん,インドの隣の国を知っている?
三重:ハイ,パキスタンとか。
藤原:そうだね。まずは,インドの誕生について考えてみよう。もちろん,
   歴史の古い国だから,昔のことではなく,第二次世界大戦後のこと
   だけれども,今のパキスタン,バングラデシュ,スリランカは全部
   インドだったんだ。
三重:えっ,本当ですか?
藤原:うん,それらが,宗教を理由に3つに分かれた。
三重:あれ,先生,4つじゃないんですか。
藤原:うん,それは後で話そう。とにかく,3つに分かれたんだ。ところ
   で,三重ちゃん,インドで多く信仰されている宗教は何だっけ?
三重:ヒンズー教です。
藤原:そうだったね。そして,パキスタン,バングラデシュがイスラム教
   で,スリランカが仏教だ。
三重:あっ,分かりました。ヒンズー教,イスラム教,仏教の3つで4つ
   の国に分かれたんですね。
藤原:そう,とは言っても,最初は,パキスタンは,東西の二つに分かれ
   ていたけれども一つの国だったんだ。
三重:離れていて不便ですね。
藤原:そのとおり,そんなわけもあって,東パキスタンは,バングラデシ
   ュとして独立した。また,スリランカも,もともとはセイロンとい
   う名前だった。
三重:あっ,知ってます。島の名前はセイロン島です。
藤原:そう,セイロンという茶もあるよね。だから,当然,茶の産地でも
   ある。
三重:そうだったんですか。
藤原:とりあえず,その辺を覚えておこうね。
三重:ハイ,分かりました。


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◇ 今日のテーマは「インド−2」です。

藤原:今日も引き続きインドをやるよ。
三重:ハイ,ところで先生,インドには,ガンジス川とインダス川が流れ
   ていますね。
藤原:そうだね,インダス川は,ほとんどパキスタンだけれども。
三重:そうですね。でも,私,いつもどっちがどっちか分からなくなるん
   です。
藤原:うん,そうか,それじゃあ,何か,サインを作っておかなくちゃね。
三重:ハイ,何かいい方法があるのでしょうか。
藤原:そうだねぇ,サインでいいんじゃないか。
三重:えっ,えっ,えっ?
藤原:左だから「サ」インダス川だから「イン」でサインだろ。
三重:あっ,そうですね。それなら覚えられますね。
藤原:だから,当然右側がガンジス川だ。そして,ガンジス川流域の大きな
   平原を覚えておこう。
三重:平原ですか?
藤原:ヒンドスタン平原だ。
三重:あっ,聞いたことがあります。あれは,インドだったんですね。
藤原:そうなんだ。結構出るよ。覚えておこう。そして,河口付近は,バン
   グラデシュだ。この辺は,稲作地帯であることも覚えておこう。
三重:分かりました。
藤原:それから,インドの大半を占める高原がある。
三重:今度は高原ですか?
藤原:うん,綿花の産地として有名だ。
三重:分かった。デカン高原ですね。
藤原:そういうこと。これも重要だから絶対覚えてね。
三重:ハイ,分かりました。
藤原:そして,最後にもう一つ,世界一の茶の産地がある。
三重:昨日勉強したスリランカですか?
藤原:いや,スリランカは,インド,中国についで3位だ。インドの中にあ
   る地方だ。
三重:えーと,何ですか?
藤原:アッサム地方だ。インドの北東部,ちょうどバングラデシュの北側の
   あたりだから地図で確認しておいてね。
三重:分かりました。そう言えば,アッサムって喫茶店があります。
藤原:うん,有名な茶の産地だからそういう名前を付けたんだろうね。
三重:そうですね。おかげでバッチリ覚えました。
藤原:それは,よかった(^_^)


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◇ 今日のテーマは「カースト制度」です。

藤原:しばらく,インドの勉強をしてきたけれども,やっかいな問題が
   あるんだ。
三重:何ですか?
藤原:うん,古代からの厳しい身分制度だ。
三重:あっ,分かりました,カースト制度ですね。
藤原:そう,この制度は,ヒンズー教徒の間で受けつがれてきたもので,
   大きく4つの身分に分かれている。
三重:確か,僧侶が一番えらかったんですよね。
藤原:そう,僧侶,士族,平民,奴隷の順だ。さらにそれが細分化され
   ているんだ。
三重:でも,今は,憲法で禁止されているんではないのですか。
藤原:そうなんだ。でも,影響は根強く残っていて,インドの近代化を
   妨げている。
三重:困りましたね。何とかならないのですか。
藤原:そうだね。難しい問題だね。さらにインドでは,公用語が14種類
   もある。
三重:エッ,エッ,一つの国にですか。
藤原:そう,これは公用語だけで,実際は,何百という言語が存在して
   いるんだ。
三重:!!?
藤原:この複雑さが,人口も多く,資源も豊かな国の発展を妨げている。
   でも,潜在能力の高い国だから,今後は,期待できると思うけれ
   どもね。
三重:ハイ,がんばってほしいですね。


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◇ 今日のテーマは「ヒンズー教」です。

藤原:今日は,少し宗教の勉強をしよう。
三重:ハイ。
藤原:この前,インドは宗教によって3つに分かれたという話をしたけれ
   ども覚えているかな。
三重:もちろんです。ヒンズー教,イスラム教,仏教の3つです。
藤原:そうだね。このうち,イスラム教と仏教にキリスト教を加えた3つ
   が世界3大宗教と呼ばれている。
三重:ヒンズー教は入らないんですか?
藤原:うん,ヒンズー教は,インドを中心に信者は多いけれども,世界的
   に広がっている宗教ではないので入らない。でも,今日は,せっか
   くだからヒンズー教について簡単に勉強していこう。
三重:ハイ。
藤原:まず,三重ちゃん,インドで車を運転していて,もし,牛が道路に
   寝そべっていたらどうする?
三重:えっ,牛が道路にいるんですか!?
藤原:うん,インドでは,結構牛を放し飼いにしている町や村が多いんだ。
三重:それは困りますねぇ。クラクションでも鳴らすんですか。
藤原:いや,ヒンズー教では牛は神聖な生き物と考えられているんだ。だ
   から,追い払ったりしない。じっと待つんだ。
三重:えっ,本当ですか。
藤原:そう,だから,もちろん,牛を食べたりしない。また,インドでは,
   お墓というものがほとんど見られない。
三重:それも,ヒンズー教の影響ですか?
藤原:そういうこと。ヒンズー教では,死によって肉体を離れた魂は,形
   を変えて生き返ると信じられているからお墓は作らないのだ。
三重:それでは,死体はどうするのですか?
藤原:まず,火葬して,その灰をガンジス川などの聖なる川や海に流すん
   だ。
三重:へぇ〜。まったく知りませんでした。
藤原:国や宗教が変われば,同じ人間でもいろいろやり方が違うものだね。
三重:本当ですね。


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◇ 今日のテーマは「イスラム教」です。

藤原:今日はイスラム教を簡単に勉強しよう。
三重:ハイ,分かりました。
藤原:まずは,昨日,ヒンズー教は牛を食べないことを勉強したけれど
   もイスラム教では豚を食べない。
三重:今度は豚ですか(^_^)/~
藤原:そうなんだ。イスラム教は戒律が厳しいので生活にいろいろ特色
   がある。まずは1日5回の礼拝。
三重:礼拝ですか?
藤原:うん,イスラム教の聖地であるメッカに向かって礼拝する。これ
   は大きな特徴だね。それから断食だ。
三重:断食もするんですか。
藤原:そうだね。ラマダーンといってイスラム暦の9月にあたる。この
   月は,夜明けから日没までは飲食は禁止だ。
三重:ということは,日が沈んだら食べていいんですね。
藤原:そうだね。また,この期間は,タバコも禁止だ。
三重:お酒はいいのですか?
藤原:お酒?お酒は,一切禁止だよ,イスラム教は。
三重:エッ,本当ですか。それじゃあ,うちのお父さんは絶対にイスラ
   ム教徒になれません(*^_^*)
藤原:先生もだよ(^o^)。それから,女性は,人前で顔をあまり見せては
   いけない。
三重:そういえば,チャドルという服がありましたね。
藤原:そう,あれで顔を隠している女性が教科書に載っていたね。でも,
   最近は,国によってだいぶ変わってきている。チャドルを外して
   いる人も多くなっているということだ。
三重:本当に宗教とはいえ,私達には真似のできないことですね。
藤原:そうだね。最後に,イスラム教の開祖と聖典は覚えているかな?
三重:ハイ,大丈夫です。開祖はマホメット,聖典はコーランです。
藤原:そのとおり。しっかり覚えてね。


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◇ 今日のテーマは「西アジア」です。

藤原:それでは,西アジアについても簡単に勉強していこう。
三重:ハイ,分かりました。
藤原:まず,この地域はイスラム教の信者が多い。
三重:そうですね。特に,アラブ人ですね。
藤原:そして,石油の生産が多いのも大きな特徴だ。
三重:日本もたくさん輸入していますね。
藤原:そう,日本の石油輸入相手国の上位5カ国はすべて西アジアだ。
三重:えっ,すべてなんですか?
藤原:そう,2,3年前ならば,インドネシアなどが入っていたのだが,
   現在は,「朝,行くか」だ。
三重:えっ,「朝,行くか」ですか。
藤原:そう,アは,アラブ首長国連邦,この国は,ずっとトップだね。
   サは,サウジアラビア。このワンツーは,不動だ。しかし,3位
   以下はよく変わるんで注意しよう。3位はイラン,4位がクウェ
   ート,5位がカタール。
三重:ああ,それで,アサイクカなんですね。ところで先生,カタール
   ってどこにあるんですか。
藤原:うん,小さな国だね。アラビア半島の東側にある。アラブ首長国
   連邦のすぐ北の国だ。
三重:分かりました,後で地図で調べます。
藤原:確かに,この辺は,分かりづらいけれども,何年か前ドーハの悲
   劇というのがあった。
三重:あっ,知ってます。サッカーでしょ。
藤原:そう,あと1分でワールドカップにいけるところにいた日本は,
   最後の最後で力尽きた。そのドーハは,カタールの首都だよ。
三重:そうだったんですか。よく聞くものですから名前は知っていたん
   ですが。。。
藤原:そうだね。そのころの生徒ならば,中東は,よく知っていた。み
   んなサッカーのおかげでね。でも,サッカーだろうがバレーボー
   ルだろうが役に立つものはどんどん利用して覚えていこうね。
三重:分かりました。


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