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      山形三重の地理はバッチリ
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このマガジンは,中学3年生の山形三重といとこで塾の先生をしている
藤原清盛先生と地理について語ります。1日1つ知識を増やしましょう。

◇ 今日のテーマは「標準時」です。

三重:先生,日本の標準時は,何故東京じゃないんですか。
藤原:いいところに目を付けたね,今日は,その辺を勉強しよう。まず,
   日本の標準時はどこだっけ?
三重:はい,兵庫県の明石市です。
藤原:東経何度?
三重:135度です。
藤原:正解。これで答えが分かっただろ。
三重:エッエッ?
藤原:東京は140度だ。
三重:エッ,分からない。どうしてですか?
藤原:それじゃあ聞こう。世界の標準時はどこ?
三重:ロンドンです。
藤原:そうだね。そこが0度だ。そして,時差は?
三重:9時間です。
藤原:よく知ってるね。これで分かっただろう。
三重:???
藤原:よく考えてね。何で9時間の時差なの?
三重:ハイ,15度で1時間だから。
藤原:そうだね。すると…。
三重:あっ,分かりました。15の倍数でなければならないのですね。
藤原:正解。東京のように140度を標準時にしたら半端が出てしまうだ
   ろう。日本は,東経123度〜154度の中にある。だから135度か
   150度だけど本土にあるのは135度だけだ。だから明石になって
   いるんだ。
三重:分かりました。


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◇ 今日のテーマは「時差」です。

三重:先生,何で15度で1時間の時差があるのですか?
藤原:うん,これは算数の問題だな。
三重:というと。
藤原:1日は何時間?
三重:24時間です。
藤原:当然だよね。ところで地球って1日何周するの?
三重:1周です。
藤原:当たり前だよね。そんなことは誰でも知っている。
三重:分かりました。1日24時間で1回転するのだから。単純なわり算
   ですね。
藤原:そう,1回転は360度だから,360÷24=15,簡単な算数の問題
   でした。
三重:そうでした。わたしがバカでした。こんなこと聞いて。
藤原:ところで,日付変更線は,何で180度付近にあるの?
三重:ハイ,海が多いからです。
藤原:うん,それもあるね。国の真ん中にあったんじゃ困るから。でも,
   もっと単純に考えると?
三重:エッ?
藤原:前回言わなかったけれど標準時って太陽がどこにあるときのこと
   を言うの?
三重:真上です。そして,その時を正午といいます。
藤原:そうだね。するとロンドンの真上に太陽があるときは,真夜中は
   どこなの?
三重:あっ,0度の反対のところですね。
藤原:そう,だから,必然的に180度が日付変更線になるんだ。
三重:そうですね。分かりました。


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◇ 今日のテーマは「時差の計算」です。

三重:先生,ロンドンと日本は9時間の時差ということは知っています
   が,どちらが早いのですか。
藤原:そうだね。まずは,地球儀を見てみよう。地球はどういう風に回
   っているの?
三重:東から西へ回っています。
藤原:そうだね。だから,日付変更線が一日の始まりだからまずは,日
   本に朝が来る。
三重:分かった。日本が先ですね。
藤原:そう,そこからだんだん西へ行く。
三重:世界の夜明けは日本からですね。
藤原:うん,ちょっと言い過ぎだけど,そう覚えておけばいい。それじ
   ゃあ三重,ロンドンが7月3日午後8時の時は日本は何時?
三重:えっと,日本の方が早いんだから,えっとえっと…
藤原:よく考えてごらん。日本の方が早いんだから。ロンドンの時間は
   とっくに過ぎているんだよ。
三重:分かりました。7月4日の午前5時です。
藤原:そうだね。足し算をすればいい。
三重:何かいい覚え方はないんですか?
藤原:うん,簡単な方法は,右は足し算,左は引き算。
三重:あっ,分かりました。地図の右にある方を求めるのは足し算で左
   にある場合は引き算。
藤原:そう,だから,日本を求める場合はロンドンより右にあるから9
   時間を足せばいいし,ロンドンを求める場合は日本より左にある
   から引き算をすればいい。
三重:こんがらっちゃうこともありますね。
藤原:うん,そういう場合は,ひだりはひきざんと強く覚えておこう。
三重:あっ,それなら間違えませんね。
藤原:ただし,気をつけなければならないことがある。
三重:日付変更線ですね。
藤原:そう,日本の地図は,日本が真ん中に書いてあるから日付変更線
   も真ん中にある。あくまでも日付変更線が一番右ということで計
   算するんだ。
三重:そんな難しい問題が出るのですか?
藤原:あまり出ない。でも,出るとしたらハワイだろうね。
三重:日付変更線を挟みますね。
藤原:そういう場合は,日付変更線が一番右にあるものとして計算すれ
   ばいい。すると,ハワイは日本から見てどっち?
三重:左です。
藤原:そうだね。それじゃあ,宿題。今度までにやってきてね。日本が
   12月8日午前1時半の時,ハワイは何時か?
三重:エッ,そんなの計算できません。
藤原:ヒント。ハワイは西経150度で計算すること。
三重:次回までに何とかやってきます。みなさんも挑戦してね。


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今回は,親友の大場佳代が乱入します。

◇ 今日のテーマは「ハワイとの時差」です。

三重:先生,宿題やってきました。
藤原:日本が,12月8日午前1時半の時,ハワイは何時か?というやつだね。
三重:ハイ,答えは,12月7日の午前6時半です。
藤原:よろしい,正解だ。どうやって答えを出したの?
三重:まず,日本とハワイの経度の差を計算します。
藤原:うん,うん。
三重:世界はロンドンを中心に東へ180度,西へ180度に分かれています。
   これが経度です。
藤原:そうだったね。それで。
三重:日本からロンドンまでは135度,ここから西は西経になりますので
   ハワイの標準時を示す西経150度を足すと,285度。つまり,日本
   とハワイの経度の差は285度ということになります。
藤原:OK,いいよ,そこまでは。
三重:15度で1時間ですから,285÷15=19で,ハワイとの時差は19時間
   あることになります。
藤原:そうそう。
三重:そして,日付変更線を一番右側に考えると,ハワイは日本の左側にあ
   るから引き算をします。
藤原:うん,うん。右は足し算,左は引き算だったね。
三重:その結果,出てきた答えは,12月7日の午前6時半ということです。
藤原:よくできたね。三重,がんばったよ。ところで,今日は何日?
三重:7月8日です。
藤原:そうだよね。なのに何で12月の問題を出したのだろう。
三重:エッ,出したのは先生じゃないですか。
藤原:だから,何故,出したかということだよ。
三重:???
佳代:ジャンジャジャーン。
三重:あ,佳代,どうしたの。
佳代:歴史のことならお任せ。先生,それって,真珠湾攻撃のことでしょ。
藤原:さすが佳代ちゃんだ。よく分かってるね。
三重:先生,そんなの地理と関係ないじゃないですか。
藤原:いや,関係があるし,最近は,歴史,公民,地理を融合した問題が多
   く出されるのだよ。一緒に覚えておいた方が得だしね。
佳代:そういうことでーす。ということは太平洋戦争は,日米で開戦の日が
   ずれているということですか。
藤原:そういうことだ。何年か前,テレビで見たのだけれどもアメリカ側は
   12月7日と言っている。まあ,当然だけれどもね。
佳代:ところで,先生,ハワイの時差を計算するもっと簡単な方法があります。
藤原:どんな方法だい?
佳代:ハワイに行った友達に聞いたんですけど,日本の時間に5時間足して
   1日引けばいいということです。
藤原:そう,それは簡単でいいね。確かに,19時間日本より後なのだから,
   それで計算は合っているね。
三重:ホント,簡単。あー,わたし,必死に計算したのよ。そんなことを知っ
   ていたら,あっという間にできたのに。
藤原:いや,計算ができたことが大切なんだよ。計算さえできれば世界中どこ
   でも大丈夫だろう。
三重:無駄じゃなかったんですね。
藤原:当たり前だよ。もっと難しい問題を出してあげようか。
三重:い,いえ,結構です。今日はありがとうございました。


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◇ 今日のテーマは「赤道」です。

三重:先週は,時差の問題など経度に関係することをやってきました。
藤原:そうだったね。地図の縦の線が経線。横の線が緯線だったね。
三重:ハイ,その真ん中に当たる緯度0度が赤道です。
藤原:赤道というと何を思い浮かべる?
三重:暑い!
藤原:そうだね。経度と違って緯度は気候にも大きく影響するから少し
   ずつ勉強していこう。ところで赤道3点セットって知ってる?
三重:何ですか,それは?
藤原:うん,赤道は地図で言えば真ん中の横線であるということはさっ
   きも言ったけど,実際どんな国が通っているか知っているかな。
三重:ハイ,ブラジルとか,アフリカの国とか。
藤原:そうだよね。でも,例えば,アフリカだけの地図が出て赤道はど
   こかという問題がよく出るよ。分かるかな。
三重:だいたいは…。
藤原:それをしっかり覚えるのが赤道3点セットなんだ。地図を見てご
   らん。(地図帳のある方は見てください)この中で覚えておくポイ
   ントは,南アメリカのブラジルの東側にアマゾン川のへこんだ部
   分があるだろう,まず,ここを通る。これが1点。
三重:あっ,河口部分が大きくへこんでますね。分かりやすいです。
藤原:次がアジア。マレー半島って知っているかな。
三重:はい,マレーシアがある細長い半島です。先端にはシンガポール
   があります。
藤原:そうだね。よく知っているね。この半島のちょっと下ところを通
   る。
三重:マレー半島はかすらないんですね。
藤原:そう,ギリギリかすらない。これが2点目だ。
三重:すると3点目はアフリカの…。
藤原:そう,大きな湖があるだろう。世界で3番目に広い湖ビクトリア
   湖だ。ここをかする。
三重:すると,ブラジルアマゾン川のへこんだ部分,マレー半島をかす
   らないすぐ下の部分,アフリカのビクトリア湖をかすっている部
   分,これが赤道3点セットですね。
藤原:そのとおり。そこをしっかりおさえておけば部分的に赤道を聞か
   れても迷うことはない。
三重:分かりました。しっかり覚えます。


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◇ 今日のテーマは「熱帯」です。

藤原:三重ちゃん,赤道3点セットは覚えたね。
三重:ハイ,バッチリです。
藤原:それじゃあ,今日は熱帯について考えてみよう。
三重:ハイ,分かりました。
藤原:熱帯って大きく分けて2つあったね。
三重:エエ,確か熱帯雨林と…。
藤原:もう一つは?
三重:ステップ?いいえ,サバナ気候だわ。
藤原:そう,サバナ気候だ。ステップは乾燥帯。間違えやすいから気をつ
   けてね。
三重:先生,どうやって覚えればいいでしょうか。
藤原:そうだね。例えば「砂漠でステップ乾燥帯」何ていうのはどうかな。
三重:あっ,乾燥帯は砂漠気候とステップ気候ですから覚えやすいですね。
藤原:そう,間違いやすいのは,サバナとステップだからどちらかをしっか
   り覚えておけば大丈夫。ところで,熱帯の方だけど,熱帯雨林とサバ
   ナ気候の違いは何だろう。
三重:ハイ,年中高温,これはどちらも同じです。
藤原:そうだね,一年中夏という感じなのが熱帯だ。違うところは?
三重:降水量です。熱帯雨林は,一年中雨が多いのですが,サバナは,雨が
   ものすごく降るときと,ほとんど降らないときに分かれます。
藤原:そうだったね。それを何と呼んでいるんだっけ?
三重:降るときが雨季,降らないときが乾季です。
藤原:そう,よくできました。雨温図の問題などで出るからね。よく覚えて
   おこうね。
三重:任せて下さい。


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◇ 今日のテーマは「北緯40度線」です。

三重:先生,そろそろ温帯の勉強をしたいんですけど。
藤原:うん,その前に北緯40度線の勉強をしよう。
三重:北緯40度線?あっ,1年の時のテストに出ました。
藤原:そう,テストによく出る重要な緯線だ。
三重:確か,ヨーロッパの南の方を通ると記憶していますが。
藤原:そのとおり。スペインやイタリアの南部,ギリシアやトルコなどを
   通る。
三重:暖かそうですね。
藤原:そうなんだ。有名なエーゲ海あたりを通っているからね。ところで
   この線は日本ではどの辺を通るのだろう。
三重:ハイ,確か,秋田,岩手あたりです。
藤原:そのとおり。日本で秋田や岩手というと寒いというイメージがある
   だろうが,ヨーロッパでは本当に南の方を通るんだ。
三重:ヨーロッパってかなり北の方に位置しているんですね。
藤原:そうなんだ。だから,テストにもよく出る。しっかり覚えなきゃね。
三重:ハイ,ところで北海道のてっぺんはだいたい何度なんですか。
藤原:北緯45度前後だね。
三重:すると,イギリスなんか相当高緯度ですね。
藤原:そうだね。ロンドンはだいたい北緯52度だから北海道よりもかなり
   北にある。
三重:相当寒そうですね。
藤原:確かに緯度だけ見れば寒そうだけど,意外に温暖なんだ。
三重:どうしてですか?
藤原:それには秘密がある。それは明日勉強するよ。
三重:ハイ,分かりました。予習してきます。


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◇ 今日のテーマは「温帯」です。

藤原:三重ちゃん,勉強してきた。
三重:ハイ!もちろんです。分かりました。西岸海洋性気候ですね。
藤原:そうだね,ロンドンが北海道よりもはるかに北に位置しているのに
   わりと温暖なのは,二つ理由がある。
三重:まずは,暖かい海流,つまり暖流ですね。
藤原:そう,北大西洋海流という暖流が流れている。そして,もう一つは?
三重:偏西風です。
藤原:そうだね,暖かい海流の上を偏西風が吹くから高緯度のわりに温暖な
   んだ。これが西岸海洋性気候。ロンドンやパリなどがそうだ。
三重:何か暖かいものを扇風機であおいでいるみたいですね。
藤原:そういうこと。北大西洋海流と偏西風。大切だから忘れないでね。
三重:ハイ,分かりました。ところで同じヨーロッパでも,イタリアのロー
   マやスペインのバルセロナなど地中海の沿岸は少し違いますね。
藤原:そう,地中海性気候は,日本の太平洋側の気候と比べればいい。
三重:温暖湿潤気候。
藤原:そう,もちろん,違う区分もあるけれども中学生は主にこれらの3つ
   に分けているね。温暖湿潤気候は,君たちが体験している気候だから
   分かりやすいだろう。
三重:ハイ,夏は暑く湿気が多いです。逆に冬は寒く乾燥しています。
藤原:そのとおりだね。ところが地中海性気候は,夏は暑いのは同じなんだ
   けれども日本とは逆に乾燥している。
三重:夏の降水量が少ないのですね。
藤原:そういうこと。冬は温暖で多湿。まあ,降水量が逆だと思えばいい。
三重:つまり,地中海性気候は,夏は高温・乾燥,冬は温暖・多雨というこ
   とですね。
藤原:そういうこと。ヨーロッパは,主に最初の西岸海洋性気候と地中海性
   気候をよく覚えておいてね。
三重:ハイ,分かりました。今日はありがとうございました。


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◇ 今日のテーマは「冷帯と寒帯」です。

藤原:三重ちゃん,ずっと気候の勉強をしてきたんですけど最後に寒い地
   域をやろう。
三重:冷帯と寒帯ですね。
藤原:そう,まずは冷帯だけど,一つだけ覚えてほしいものがある。
三重:何ですか,それは。
藤原:うん,冷帯には針葉樹が多い。この針葉樹林地帯を何というのかな。
三重:えーと,タイガです。
藤原:うん,正解だ。こういうのは単純な問題でよく出るからね。よく覚
   えておいてね。
三重:ハイ。
藤原:次に寒帯なんだけれども,大きく二つに分けられたよね。
三重:知ってます。氷雪気候とツンドラ気候。
藤原:OK,大丈夫だね。ここで大切なのは,氷雪気候は一年中氷に覆わ
   れていて植物は育たないのだけれども,ツンドラでは短い夏の間
   に氷がほんの少し溶け,あるものが生える
三重:あるもの?
藤原:そう,それは何かという問題。
三重:うーん,そんな寒いところで生えるもの…。
藤原:ほんのちょっとだよ。
三重:あっ,分かりました。コケでしょ。
藤原:正解。コケ類が生息するなんていうのがあったらツンドラ気候だ。
   よく覚えておこうね。
三重:ハイ,分かりました。


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◇ 今日のテーマは「アメリカ合衆国」です。

三重:先生,しばらくはアメリカの勉強をしたいのですが。
藤原:そうだね,アメリカはたくさんポイントがあるから毎日少しずつ勉
   強していこう。まずは,人口だ。どのぐらいだったけ?
三重:人口ですか?確か日本の倍ぐらいだったと思いますが。
藤原:そう,それでいい。約2億7000万人。中国,インドに次いで世界3
   位だね。
三重:面積は?
藤原:うん,これが難しいんだ。かつては,ロシア,カナダ,中国に次い
   で世界4位だったんだけれども,最近は3位になる場合もある。
三重:どうしてですか。
藤原:長い間言われてきたアメリカの面積は937.3万平方キロメートルだ
   けど,980.9万平方メートルや962.9万平方メートルで記されている
   ものもある。そうなると中国を抜いて3位になる。
三重:何故,そんな違いが出てきたのですか?
藤原:うーん,962.9万平方メートルは,1990年に修正されたもので,陸
   地面積が915.9万平方メートル,内水面積20.44万平方メートル,
   入り江・沿岸面積11.01万平方メートル,五大湖面積15.55万平方
   メートルということだ。
三重:つまり,計算の仕方を変えたわけですね。
藤原:たぶんね。ただ,いろいろ調べてはいるんだけれども,はっきりと
   したことは分からない。たぶん,五大湖の面積や外領を含めるかど
   うかで違うのだと思う。また,936.4万平方メートルいうのも最近よ
   く見かける数字だ。とにかく,二つ以上の数字が存在していること
   は間違いない。
三重:試験に出たら困るなぁ。
藤原:大丈夫,そんな状態だから試験には出ないはずだよ。ただ,すっき
   りしないので読者の中で誰かはっきりと分かっている人がいたら教
   えて欲しいね。
三重:そうですね,読者のみなさん,よろしくお願いしまーす。
藤原:とにかく,地理というのは突然数字が変わったりするのはしょっち
   ゅうだから気をつけよう。国の名前が変わったり,加盟国が変わっ
   たりする。君たちの持っている教科書や参考書だってあてにならな
   いのが地理だ。これからも最新情報を教えていくからね。
三重:ハイ,お願いします。
藤原:とにかく,アメリカは日本と比べると,人口が約2倍,面積が約25
   倍と覚えておこうね。
三重:分かりました。


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