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     覚えよう!『ワード』の『本当に使える技』 96

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■ 今回の使える技 「背景に透かし文字を入れる技」

 ・背景に、薄い文字で「社外秘」などと書かれた文書を見かけることが
  あります。今回は、この透かし文字を入れる方法を紹介します。

  ★ 背景に透かし文字を入れる技

    [書式]→[背景]から、[透かし]を選ぶ

    [テキスト]に好きな文字列を選ぶか、入力する

    フォント・サイズ・色・配置を設定してOK

 ・この技が使えるのは、ワード2000以上です。しかし、上達のヒントで
  説明しますが、97の方も、似たようなことは可能です。
 
■ 上達のヒント「透かしの編集」

 ・今回の使える技で紹介した「透かし」は、そのまま使うだけで十分で
  すが、ほんのちょっとだけ編集するにはどうしたらいいでしょう?

 ・透かし文字は、クリックできないので、編集できないと思っている方
  もいるようですが、それなら何故、クリックできないのでしょうか?

 ・そんな風に考えることも上達の秘訣です。初心者は、あまり考えず身
  体で覚えることが大切ですが、ある程度使えるようになったら、何故、
  どうして?という疑問を持つことも重要になります。そして、自分の
  知っているものを使っているのではないかと考えると、ピンと来る場
  合もあります。

 ・実は、「透かし」は、ヘッダーとフッターの機能を使っているのです。
  このメルマガでも、何回も取り上げましたが、ヘッダーやフッターは、
  編集画面の台紙のようなもので、セクションで区切らない限り、すべ
  てのページで同じ情報を表示します。透かし文字を入れると、数ペー
  ジにわたる文書なら、すべてのページに入るはずです。

 ・ですから、編集したいときは、[表示]から[ヘッダーとフッター]を開
  いてください。するとクリックすることができます。後は、図形描画
  のツールバーを使って、いろいろ編集してみてください。回転ができ
  るばかりでなく、ワードアートの変形など、いろいろできます。

 ・ワード97をお使いのみなさんは、透かしというメニューがありません
  ので、はじめから、ヘッダーとフッターを使います。別名をウォータ
  ーマークといいます。

【ワード97での透かし文字の入れ方】

   [表示]→[ヘッダーとフッター]を開く

   適当な大きさのテキストボックスを作る

   文字列を入力し、フォントやサイズを設定

   テキストボックスの周りをクリックし、テキストボックスを選択

   右クリックし、[テキストボックスの書式設定]から「色と線」の
   タブを開き、「線」の「色」から「線なし」を選ぶ

   「文字列の折り返し」タブから「折り返しの種類」を「なし」に
   する。

   テキストボックスを、配置したいところに移動する

   [ヘッダーとフッター]のツールバーを閉じる

 ・どちらにしても、ヘッダーとフッターの機能を使っているということ
  を見抜けば、いろいろ応用も利くでしょう。

■ 作者より一言

 ・またまたウィルスが出回っていますね。私のところにも何通も感染さ
  れたメールがきました。もちろん削除。しかし、単に削除したのでは、
  削除済みアイテムを間違って開封したりすると危険です。一気に削除
  したい場合は、Shift を押しながらDelete。これならば、ゴミ箱を経
  由せず削除できます。緊急のときのみ使いましょう。


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     覚えよう!『ワード』の『本当に使える技』 97

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■ 今回の使える技 「メニューをキーボードだけで操作する技」

 ・よくすべらないマウスや慣れないノートパソコンのパッドなどを使わ
  ざるを得ないときは、とてもイライラしますよね。また、マウス自体
  があまり得意じゃない人もいると思います。そこで、今回は、キーボ
  ードを使った技を紹介します。

  ★ メニューをキーボードだけで操作する技

    まず、Altキーを1回押す

    右側のかっこ内に表示されたアルファベットを押す

 ・これも知っているかどうかという技ですが、一つずつ説明しましょう。
  まずは、単に、Altを押してみてください。すると、ファイル(F)のと
  ころが浮き上がっていませんか?そうです。実は、この時点で、ファ
  イルメニューが選択されているのです。ですから

    Altを押して、方向キーの↓を押す

  これで、ファイルメニューが開かれます。後は、↓キーを押していっ
  て、望みの操作を選択し、Enterを押せば完了です。

 ・これは、マウスでクリックしたのと同じことをキーボードでやったわ
  けです。ちなみに、Alt を押して、↓キーを押す前に→キーを押すと
  編集→表示→挿入・・・・という具合に、メニューの文字が浮かび上
  がります。

 ・つまり、Alt を押してから、方向キーを使うことによりキーボードで
  操作できるわけです。これだけ知っていても十分なのですが、更に、
  メニューの横に[ファイル(F)]、[編集(E)]のように、アルファベット
  が書かれていますよね。それを押すと、そのメニューを開くことがで
  きます。例えば、Alt を押した後、Aを押せば、[罫線(A)]のメニュー
  が開きます。後は、↓キーで操作してもいいのですが、もっといい方
  法があります。

 ・開かれたメニューの横を見てください。そこにも、アルファベットが
  ありますね。その文字を続けて押せばいいのです。例えば「線種とペ
  ージ罫線と網掛けの設定(B)」を開きたければ、Alt→A→Bと続けて押
  せばいいのです。

 ・この技を知っていれば、ショートカットキーを知らなくともキーボー
  ドだけで操作することができます。まとめると

   Altキーを、1度だけ押す(同時に押さない)

   必要なキー(アクセラレーターキーといいます)を順番に押す

 ・Altキーは、CtrlやShiftとは違って、単独に押します。同時に押さな
  いようにしてください。また、メニュー画面が開いたら、Alt を押さ
  ないで、かっこで囲まれた右側のアルファベットをそのまま押してく
  ださい。
 ------------------------------------------------------------------
 <練習問題>

  ・キーボードだけで、「段落」のダイアログボックスを出しなさい。

 <答え>

  ・Altを押した後、O、Pと続けて押す。
 ------------------------------------------------------------------

 ・尚、解除したいときは、Altキーを押してください。
 
■ 上達のヒント 「なるべくキーボードで操作する」

 ・今回は、アクセラレーターキーを使った方法を紹介しましたが、いく
  らマウス全盛の時代とはいえ、ワープロソフトを使うときは、なるべ
  くキーボードで操作した方が効率的です。もちろん、マウスを使わな
  ければできない技もありますし、明らかにマウスの方がすぐれている
  場合もありますが、連続して打ち込んでいるとき、両手がキーボード
  から離れるのは煩わしいものです。

 ・特に、日本語専用ワープロ機から乗り換えた方は、マウスよりもキー
  ボードの方が慣れている方も多いでしょう。ですから、よく使うもの
  は、ショートカットキーを使い、あまり使わないものは、今回のよう
  にアクセラレーターキーを使うことをオススメします。

 ・このキーは、ワードだけでなく、ほとんどのソフトで使えます。使い
  方も同じです。このキーなら暗記していなくとも使えますので、非常
  に便利です。

 ・同じように、OKを押すかわりに Enterを押す。これも有効です。ダ
  イアログボックスなどで、最終的に押すボタンなども、Enter を押せ
  ばたいてい大丈夫です。ワードからは少し離れますが、インターネッ
  トのキーワード検索などで、文字を打った後、いちいちマウスを握っ
  て[検索]ボタンを押すのも面倒ですよね。こんなときも、Enter で代
  用しましょう。

■ 作者より一言

 ・ウィルスの蔓延、携帯電話のワン切りなど、ネットワーカーには、理
  不尽なトラブルが続いていますね。今回は、かなり多くの人が巻き込
  まれたようです。もちろん、対策も必要ですが、これからも、このよ
  うなトラブルは、なくらならないと思います。車に乗っている以上、
  いくら注意しても事故が避けられないように、ネットを使っている以
  上、その種のトラブルは避けられません。しかし、交通事故のように
  命まで奪われることはありませんから、必要以上に恐がらず、安全運
  転を心がける程度でいいと思います。もし、ウィルスにかかってしま
  ったら被害を最小限にとどめるようにしてください。


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     覚えよう!『ワード』の『本当に使える技』 98

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■ 今回の使える技 「2文字で単語登録をする技」

 ・今回は、単語登録する際の、ちょっとした技を紹介します。

  ★ 2文字で単語登録をする技

    単語登録のダイアログボックスを出し、「読み」に2文字を入れ
    て登録する

 ・まあ、技というほどのものではありませんが、これを知っていると、
  単語登録の幅が広がります。例えば、ctと入力して「Ctrl」のよう
  にしておくと、よく使うものをたくさん登録できます。

 ・以前、cならcに、いくつか登録する方法を紹介しました。やりかた
  はまったく同じなのですが、利点は、わかりやすい登録になるという
  ことです。例えば、神奈川県という単語をよく使われる方は、knで
  登録しておくと、knと打って変換を押せば神奈川県になります。

 ・このように、その単語が容易に連想できるような形で登録しておくと
  忘れません。また、2文字に限らず、3文字、4文字でもいいでしょ
  う。群馬県などでしたら、gunと打って、「ぐn」の状態で登録し
  ておいてもかまいません。実際、「ぐn」と3文字打った段階で、変
  換を押せばいいのです。古典的なテクニックですが、是非、利用して
  ください。
 
■ 上達のヒント 「単語登録も技術」

 ・今回は、2文字で単語を登録する技を紹介しましたが、うまく単語登
  録をすることは、効率化への第一歩です。これまでも、一括して単語
  登録をする方法や、インポート、エクスポートの方法などもお話しま
  した。しかし、闇雲に登録すると後で混乱することになります。

 ・わたしの場合、会話式のメルマガを3誌発行しているので、1文字を
  入れて、コロンまで登録しているものがあります。例えば、kをいれ
  ると、「佳代:」mを入れると「三重:」という感じになります。し
  かし、1文字で登録する場合は、z、x、cなど、なるべくローマ字
  入力に使わないものを選ぶことが大切です。わたしも、ときどき指が
  滑って、文の途中に予期せぬ登録した文字が出てしまうことがありま
  す。これは、煩わしいものです。

 ・その点、2文字以上の場合は、そういう失敗は少なくなります。特に
  Ctrlや Shiftなどは、よく使いますから、非常に便利です。しかも、
  いちいち半角英数にしなくてすみますから、それだけでも楽です。半
  角英数の決まった単語をよく使う人は、工夫して登録しましょう。

 ・また、これまでも何度も指摘していますが、単語登録の際、日本語な
  らば、品詞を「名詞」のままでいいですが、半角英数を登録するとき
  は、必ず品詞を「顔文字」にしましょう。そうすれば、半角英数以外
  は登録されません。「名詞」のまま登録しますと、全角文字や、半角
  全角混じりの文字が候補としてたくさん作られてしまいます。これは、
  絶対実行してください。

■ 作者より一言

 ・またまた違ったウィルスが蔓延しています。今度のウィルスは、前回
  のものとは違い、ウィルスに見えません。わたしのところにも、読者
  の方から、たくさんのウィルスメールをいただいています。例えば、

   Re:覚えよう!『ワード』の『本当に使える技』98

  というメールが来たので開いてみるとウィルスだったというケースが
  ここ数日、何通か来ています。これは、さすがに開きますので、添付
  ファイルが勝手に開き始めます。幸い、わたしのところは、結果的に
  「開けませんでした」というメッセージが出て、難を逃れていますが、
  少なくとも、私のところに来ているということは、他にも送っている
  ということになります。点検を急いでください。

 ・先週まで流行っていたウィルスは、怪しげな件名でしたので、即、削
  除が可能でしたが、ここ数日のウィルスは、まったくわかりません。
  しかも感染した人は、受信トレイにあるすべてのメールに返信を送る
  らしいのです。実際に、わたしのところに来たメールも、過去に質問
  した方に送った返信メールについて送られてきたものです。

 ・それでは、どうしたらいいか?これは、テロと同じで対策はありませ
  ん。全世界の知恵者が相手ですから万全はありません。かかってしま
  った人は、駆除してください。

とりあえず、駆除は、こちらを参考にしてください
http://www.trendmicro.co.jp/esolution/solutionDetail.asp?solutionID=3368

 ・まだ、感染していない人も、プレビュー画面は、しばらく引っ込めて
  おきましょう。アウトルックエクスプレスをお使いの方なら、[表示]
  メニューから「レイアウト」を選んで、チェックを外してください。

 ・これまでは、添付ファイルさえ開かなければ、99%以上大丈夫でした
  が、プレビューの段階で、添付ファイルが開かれてしまうのですから
  注意が必要です。また、不安な場合は、オフラインにしてから開きま
  しょう。これならば、とりあえず、迷惑を防ぐことができます。

 ・どちらにしても、この問題は、わたしには手に負えません。申し訳あ
  りませんが、質問されても答えられませんので、よろしくお願いいた
  します。


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     覚えよう!『ワード』の『本当に使える技』 99

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■ 今回の使える技 「セルの中身を1行に収める技」

 ・表を作ったものの、ある特定のセルだけ1行に収まらないときがあり
  ます。特にタイトル行など、他は1行に収まっているに、そのたった
  1文字のために格好が悪くなりますね。今回は、そんなとき役立つ技
  を紹介します。

  ★ セルの中身を1行に収める技

   対象のセル(桝目)を選択

   [罫線]→[表のプロパティ]を開き「セル」のタブをクリック

   [オプション]ボタンを押し「文字列をセル幅に均等に割り付ける」
   にチェックを入れる

   順次OKを入れて完了

 ・こうすると、これまで1行に収まらなかった文字列が1行になります。
  何文字でも可能ですが、この機能は、フォント自体をを縮小するので
  はなく、文字幅を縮小して調節しているため、文字がどんどん細くな
  っていきます。ですから、やる場合、1文字か2文字ぐらいにとどめ
  るべきでしょう。それ以上縮めたい場合は、フォント自体を縮小した
  方がいいと思います。
 
■ 上達のヒント 「みなさんの質問のおかげで上達」

 ・第1号が発行されたのが、昨年の12月8日。ちょうど1年前のことで
  す。私自身、これまで、8誌のメルマガを発行していますが、このワ
  ードのメルマガほど質問の多いメルマガはありません。発行直後から
  来るわ来るわでビックリ。でも、それだけ日本人には、わかりにくい
  ソフトだといえるのでしょう。

 ・質問の内容を分析すると、発行当初は、セクションとか段落とかの基
  本的な質問が多かったのですが、半年を超えたあたりから、いわゆる
  難問も多くなってきました。「できるかできないかわからない」そう
  いう質問です。「できる」ことは簡単にわかっても、「できない」こ
  とを証明するのは難しく、あれこれ試行錯誤しながら答えを見つけて
  います。これは、わたしにとって、大きな上達法の1つです。ワード
  のかなりの部分について精通しているとはいえ、まだまだわからない
  ことも多く、大変勉強になります。また、基本的な質問も、何故わか
  りにくいかを知ることもでき、指導に役立っています。

 ・ただ、内容がわかりにくい質問も多くあります。これは少し苦労しま
  すね。一応、ワード2000を標準に考え、97や98、時には、2002を補足
  する形で進めていますので、質問するときはバージョンを書いてもら
  えるとありがたいです。そこで、今後は、フッターに質問するときの
  留意事項を書きますので、そのルールを守って質問していただくこと
  を望みます。

 ・どちらにしても、質問を受けることにより、わたしも上達しました。
  忘れかけていた機能を思い出したり、知っているだけで1度もやった
  ことのない技を試してみたりで、昔ほどワードを使っていない現在、
  非常に役立ちました。このメルマガを作ってよかったと思っています。
  今後とも遠慮なく質問してください。3日以内には返事をします。返
  事がない場合は、もう1度メールをください。これまでもも、返信し
  たのにもかかわらず戻ってきたとういうケースがありました。差出人
  の登録が間違っていないかどうか確認して送ってください。よろしく
  お願いいたします。

■ 作者より一言

 ・ついに発行1年。そして、次回は、100号です。yosshy発行のメルマガ
  で、すでに100号を超えたものは、終了したものを含めて、6誌目とい
  うことになります。そして、トータルの発行回数も、940回ということ
  で、1000回も間近。今後も頑張りますのでよろしくお願いいたします。


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     覚えよう!『ワード』の『本当に使える技』 100

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■ 今回の使える技 「よく使うショートカット」

 ・このメルマガも、ついに100号を迎えることができました。そこで、
  今回は、よく使うショートカットを特集します。これまで紹介した
  ものも含め、役に立つものをまとめました。

<重要度:★★★★★>

 【コピー】Ctrl+C 【切り取り】Ctrl+X 【貼り付け】Ctrl+V

 ・最も使うショートカットキーですね。少なくとも、これだけは覚えて
  ほしいものです。

 【元に戻す】Ctrl+Z 【やり直し】Ctrl+Y

 ・こちらも非常に役に立ちます。失敗したら元に戻す。戻しすぎたら、
  やり直す。これだけで効率化が図れます。

 【改ページ】Ctrl+Enter

 ・これは、キーでやるしかありませんね。メニューから選んでいたので
  は日が暮れてしまいます。

 【段落書式の解除】Ctrl+Q 【文字書式の解除】Ctrl+Spaceキー

 ・こちらも、マガジンの最初の方で紹介した技です。段落書式や文字書
  式は、黙っていると継続されますので、解除したいところで、キーを
  打ってください。

 【ワードの終了】ALT+F4

 ・いちいち、×ボタンを押すのは面倒ですよね。この終了の技は、わた
  しの知る限り、ほとんどのアプリケーションで使えます。ノートパソ
  コンなどお使いの方は、絶対覚えておいてくださいね。

<重要度:★★★★☆>

 【文頭にジャンプ】Ctrl+Home 【文末にジャンプ】Ctrl+End
 【行頭にジャンプ】Home    【行末にジャンプ】End
 【次画面にジャンプ】PageDown 【前画面にジャンプ】PageUp
 【次ページへジャンプ】Ctrl+PageDown
 【前ページにジャンプ】Ctrl+PageUp

 ・ジャンプするのに、マウスを使ったり、方向キーでやっていたのでは、
  効率はよくなりません。上記の技を使いこなしましょう。

 【すべて選択】Ctrl+A 【一文字を選択】Shift+→
 【行頭まで選択】Shift+Home 【行末まで選択】Shift+End
 【文頭まで選択】Shift+Ctrl+Home
 【文末まで選択】Shift+Ctrl+End

 ・すべてを選択することは多いものです。ALLのAと覚えておきましょう。
  また、不要な部分を削除したい場合などは、選択してDeleteを押しま
  すが、後半の不要部分を一気に削除したい場合など、文末まで一気に
  選択したいということは多いと思いますので、是非、覚えてください。

 【上書き保存】Ctrl+S 【名前をつけて保存】F12

 ・これも重要ですね。特に、上書き保存。上級者ほど、Ctrl+S を打つ
  といわれます。編集中に、上書き保存をしながらできるようになると、
  万一の事態に、被害が最小限ですみます。

<重要度:★★★☆☆>

 【太字にする】Ctrl+B【斜体にする】Ctrl+I【下線をつける】Ctrl+U

 ・アイコンの記号と同じです。よく使う人は便利です。

 【左揃え】Ctrl+L  【右揃え】Ctrl+R 【中央揃え】Ctrl+E
 【両端揃え】Ctrl+J 【均等割り付け】Ctrl+Shift+D

 ・Left、Rightは、わかりやすいでしょう。ただし、中央揃えは、Cだと、
  コピーと重なりますので、centerの2番目の文字、Eをとっています。
  つまり、cEnterと覚えてください。尚、両端揃えは、Justiceかな?

 【操作の繰り返し】Ctrl+Y または F4

 ・同じ操作を続けてするとき便利です。特に段落書式を設定した場合な
  ど、カーソルを動かして、繰り返しをかけると、すばやく正確に作業
  できます。

<重要度:★★☆☆☆>

 【検索】Ctrl+F 【置換】Ctrl+H 【ジャンプ】Ctrl+G
 【フォントダイアログボックスの表示】Ctrl+D

 ・こちらも、よく使う人は覚えておきましょう。あまり使わない人は、
  普通にメニューから選べばいいと思います。ショートカットは、頻繁
  に使うものを覚えるのがコツです。使わないものまで覚えるとかえっ
  て混乱しますので、必要に応じてマスターするようにしてください。

 【新規作成】Ctrl+N 【文書を閉じる】Ctrl+W 【印刷】Ctrl+P
 【印刷プレビュー】ALT+Ctrl+I

 ・この辺も同様です。くれぐれも必要がない場合は、無理に覚えないよ
  うにしてください。まだまだ、たくさんありますが、この辺にしてお
  きましょう。使えるなと思ったら覚え、実際に使ってみましょう。使
  っているうちに自分のものになります。大切なことは、スムーズに操
  作することですから、自分なりのスタイルを確立してください。

■ 上達のヒント 「ウィンドウズのショートカット」

 ・今回は、ワードで使うショートカットキーを特集しましたが、ワード
  だけでなく、ウィンドウズにもたくさんショートカットキーはありま
  す。今回は、わたしのよく使うキーを紹介しましょう。

  【デスクトップを表示】 Windowsマーク+D

  これは、よく使いますね。デスクトップが見たいとき、いくつかのフ
  ァイルを開いていると、最小化するのも大変です。しかし、この技を
  使うと、一瞬でデスクトップが開かれるばかりでなく、もう一度、同
  じ操作をすると、元の状態に戻ります。これは便利。通常、デスクト
  ップを表示するには、スタートボタンの右横にあるクイック起動バー
  のアイコンを押す人が多いと思いますが、是非、この技も覚えてくだ
  さい。

 ・また、めったに使わないのですが

  【エクスプローラーを表示】 Windowsマーク+E
  【コントロールパネルを表示】Windowsマーク+C

  も覚えておくと便利です。ファイル処理を多くする人は、必須でしょ
  う。ほかにも

  【検索】Windowsマーク+F

  あたりも使う人がいるかもしれません。こちらも必要に応じて使いま
  しょう。また、単にWindows ボタンを押して、右側の括弧で書いてあ
  る文字、<例えばプログラム(P)のP>を押しても、そのメニューが開
  かれます。97号で紹介した、ALT キーと右側の文字の組み合わせと同
  じです。ウィンドウズと言えば、マウスで操作するのが基本ですが、
  それは、わかりやすくしているだけでけっして効率がいいわけではあ
  りません。特に、ワープロ専用機から転身された方は、キーボードの
  方が慣れている人が多いと思いますので、いろいろ試してみてくださ
  い。

 ・尚、ショートカットキーを調べたい方は、ヘルプにも載っています。
  自分にあったものを探すのもいいのではないでしょうか?また、メニ
  ューなどの横に、書いてある場合もあります。もし、見つけたら、試
  してみてください。

■ 作者より一言

 ・ついに、100号 を迎えることができました。本当にありがとうござい
  ました。いつもは、メールの99%が質問なのですが、ここ数日は、励
  ましメールの方が多い状況になっています。これからも頑張りますの
  で、よろしくお願いいたします。


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