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     覚えよう!『ワード』の『本当に使える技』 71

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■ 今回の使える技 「複数のファイルをいっぺんに印刷する技」

 ・複数のファイルに保存された文書をいっぺんに印刷したいということ
  はありませんか?今回は、そんなときに役立つ技を紹介します。

  ★ 複数のファイルをいっぺんに印刷する技

  【ワードを開いている場合】

   [ファイル]→[開く]から印刷したいファイルを選択→印刷実行

  【ワードを開いていない場合】

   印刷したいファイルを選択→右クリックし「印刷」をクリック

 ・選択の仕方は、これまで勉強したとおり、まず一つのファイルをクリ
  ックした後、Ctrlキーを押しながらクリックすれば、離れたファイル
  を選択できます。定型の文書を印刷して使っているような場合は、便
  利な技でしょう。
 
■ 上達のヒント 「簡単な技でも使える技にしよう」

 ・今回紹介した複数のファイルをいっぺんに印刷する技は、基本技です
  が、意外に見過ごされている技かもしれません。ワードを開いては印
  刷し、また開いては印刷しということはありませんか?実際、そうい
  う現場を見たことがあります。印刷のような作業は、指示だけ出して、
  後は、放っておけばワードが自動的にやってくれるわけですから、効
  率的に行いたいものですね。さっと指示して、他の仕事に移る。そん
  な感じにしたいものです。

 ・ワードの難しい技を覚えることも大切ですが、簡単な技をうまく使う
  ことは、もっと大切です。例えば、表を作成する場合など、日本人は、
  先にきれいに作ろうとします。しかし、実用的なものであれば、さっ
  と作ってしまい、見映えは、軽く仕上げるという感じで作るのも悪く
  ないと思います。ワードに限らず、ワープロの編集作業は、後でやる
  のが原則です。その方が効率がいいのです。後から直す必要が出たと
  きなどを考えると、きっちりレイアウトしていくのは損だと思います。

 ・ですから、表を作るときは、まず表を作るのではなく、Tab を使って
  罫線のない表を作ることをオススメします。最終的に、Tab で区切っ
  てあれば、それを後から表にすることができます。その辺をこれから
  このコーナーで取り上げていきたいと思います。

■ 作者より一言

 ・これまでに、読者の方からいただいたメールの中で、返信したのにも
  かかわらず戻ってきたケースが何回かありました。メールを送る際の
  自分のメールアドレスを確認しましょう。返信の「Re」を受け取るこ
  とがない人は要注意です。また、最近、オプションを変えた人も確認
  してください。昨日も、1通戻ってきました。よろしくお願いいたし
  ます。


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     覚えよう!『ワード』の『本当に使える技』 72

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■ 今回の使える技 「ワードで作った表を自在に変形させる技」

 ・よくワードの罫線は使いづらいと言われます。果たしてそうでしょう
  か?確かに、使いづらい面もあります。しかし、個人的には、他のワ
  ープロよりもずっと使いやすいのではないか?とさえ思います。そこ
  で今回は、一度作った表の縦横の比率を簡単に変える技を紹介します。

  ★ ワードで作った表を自在に変形させる技

    表の中にポインターを置く→右下の□をドラッグ

 ・例えば、下のような表があるとしましょう。マウスポインターを表の
  中に入れると、右下に□マークがつきます。

  ┏━━━┯━━━┯━━━┓
  ┃   │   │   ┃
  ┠───┼───┼───┨
  ┃   │   │   ┃
  ┠───┼───┼───┨
  ┃   │   │   ┃
  ┗━━━┷━━━┷━━━┛
               □←←←これ

  このマークにポインターを近づけると、いわゆる拡大や縮小をすると
  きに出る両方に矢がついた矢印が出ます。そのタイミングで、ドラッ
  グすれば、縦横の比率を簡単に変えることができます。この技は、結
  構知らない人が多いようですので、是非、覚えましょう。

 ・ただし、できるのは、2000以上です。97や98ではできません。
 
■ 上達のヒント 「後から表を作る方法を覚えよう」

 ・読者からの質問の中で、比較的多いのが、罫線に関するものです。ワ
  ードの罫線は、ワープロ専用機や一太郎などと大きく違っているため、
  戸惑う人が多いようです。しかし、個人的には、97が出た段階で、一
  太郎より使いやすいと思いました。2000になってますます、その傾向
  は強くなってきたと思います。

 ・ただ、残念なことに、ワードの使いやすい機能は知られていないこと
  が多いようです。そこで、このメルマガでは、しばらくは「表」につ
  いて解説していこうと思います。

 ・今回は、後から表を作る方法を紹介します。実を言うと、前にどこか
  で少しだけ触れたことがあるのですが、今回は、少し詳しく説明しま
  しょう。たとえば、下のような表を作るとします。
  ┏━━━┯━━━┯━━━┓
  ┃種類 │個数 │産地 ┃
  ┠───┼───┼───┨
  ┃りんご│  20│長野 ┃
  ┠───┼───┼───┨
  ┃みかん│  10│熊本 ┃
  ┗━━━┷━━━┷━━━┛
  たいていの人は、表を作ってから、入力すると思います。それもいい
  と思いまが、他に方法はないでしょうか?

 ・わたしなら、まず、Tab で区切りながら文字を打ってしまいます。

  種類  個数  産地
  りんご 20   長野
  みかん 10   熊本

  スペースは使いません。必ず「 Tabキー」を使います。そして、この
  部分を選択し、アイコンの表をクリック。それだけで、一行全体にわ
  たる横長の表ができます。
  ┏━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━┓
  ┃種類       │個数       │産地       ┃
  ┠─────────┼─────────┼─────────┨
  ┃りんご      │  20      │長野       ┃
  ┠─────────┼─────────┼─────────┨
  ┃みかん      │  10      │熊本       ┃
  ┗━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━┛
  もちろん、このままでは、格好が悪いので、今回の「使える技」で紹
  介した、□をドラッグして、ちょうどいい形に直します。それでOK
  です。

 ・どうですか?みなさんも一度試してみてください。簡単ですよ。もち
  ろん表の中の文字の配置も自由自在ですから、縦横の中央に入れるの
  もワンタッチです。これについては、次回以降詳しく紹介していきま
  す。まだまだ、たくさんありますが、とりあえず、たくさん打ち込む
  必要があるときは、表は後で作った方が修正も便利だし、罫線がない
  分、軽快に操作できると思います。

■ 作者より一言

 ・おかげさまで、ホームページのアクセス数が、10万を超えました。メ
  インがパソコンではなく、中学生の学習系のページですので、ワード
  やエクセルの読者の方は、トップページに来たことのない人が多いと
  思います。もし、お暇でしたら、yosshyの本来のページもご覧くださ
  い。主に中高生に役立つページですが、大人も雑学として楽しめます。
  また、子供さんなどがいましたら、是非見せてあげてください。よろ
  しくお願いいたします。ここ http://www.pat.hi-ho.ne.jp/hirosilk/


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     覚えよう!『ワード』の『本当に使える技』 73

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■ 今回の使える技 「表の中でタブキーを使う技」

 ・表の中にカーソルを置いてタブキーを使うと、次のセルに飛んでしま
  います。しかし、表の中で、リーダー線を使いたいとか、その他、タ
  ブキーを使いたい場面はあると思います。そこで、今回は、そんなと
  き役立つ技を紹介します。

  ★ 表の中でタブキーを使う技:Ctrl+Tabキー

 ・たったのこれだけで、表の中でもTab キーが使えます。是非試してみ
  てください。
 
■ 上達のヒント 「先に表を作る場合」

 ・前回は、後から表にする方法を紹介しました。しかし、表を作った後
  に変形させる方法は、先に表を作る場合でも大いに有効です。

 ・まず、ツールバーの「表」をクリックし、適当な数ドラッグします。
  そして、右下の□をドラッグして適当な形にしてから打ち込みます。
  もし、行や列が足りなくなっても慌てることはありません。[罫線]メ
  ニューの[挿入]から「行」や「列」を選べばいつでも追加することが
  できます。

 ・ですから、初めから、表の大きさに神経を使ったり、行数や列数に神
  経を使う必要はないのです。適当にだいたいの表を作って作り始め、
  必要に応じて、追加したり削除したりすればいいのです。ちなみに、
  行や列の削除は、[罫線]→[削除]でできます。

 ・しかも、2000以上であれば、セル内にマウスポインターを置くと、左
  上にマークが出てきます。ここをドラッグすれば、自由に移動するこ
  とができます。また、この部分をクリックすれば、全体を選択するこ
  ともできます。右上と左下のマークをうまく使えば、非常に手軽に表
  作りができるのです。

 ・こう考えると、ワードの表は、非常に柔軟にできていて、使いやすい
  ものです。細かい技は、次回以降説明しますが、前回の技とあわせて、
  表作りに苦労しないよう練習してください。昔、不自由な罫線で苦労
  していたわたしにとっては、ものすごく簡単になったなと実感してい
  ます。

■ 作者より一言

 ・火曜日は、ホームページのアクセス数が、385もありました。現在、だ
  いたい200から250ぐらいで推移していますので、ビックリ!何故?と
  あれこれ考えていたら、前回のこのメルマガで宣伝したんでしたね。
  非常に多くの方がアクセスしていただいたものと思います。本当にあ
  りがとうございました。メルマガを書いたりホームページを作ったり
  している人間にとって、アクセス数や発行部数は麻薬のようなもので、
  その大小でモチベーションが違ってきます。また、機会がありました
  ら是非いらしてください。よろしくお願いします。


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     覚えよう!『ワード』の『本当に使える技』 74

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■ 今回の使える技「すべてのページの先頭にタイトル行を表示する技」

 ・何ページにもわたる表を作ったとき、いちいち各ページにタイトル行
  を作るのは面倒ですね。それに、融通も利きません。そこで、今回は、
  すべてのページにタイトル行を自動で入れる技を紹介します。

  ★ すべてのページの先頭にタイトル行を表示する技

    タイトル行の任意のセルにカーソルを置く

    [罫線]→[タイトル行の繰り返し]をクリック

 ・ためしに、[罫線]→[挿入]→[表]から、行を100 ぐらいにして表を作
  ってください。そして、先頭行にタイトルを入れ、上の操作をしてみ
  てください。各ページの先頭に記されていることがわかります。印刷
  して配布するようなものは、各ページにタイトル行が入っていると、
  非常に便利です。
 
■ 上達のヒント 「セル内の文字列の配置」

 ・同じ表を作るなら、見映えのいい表を作りたいものです。ワードの表
  は、セル内の文字列を自由に配置できます。特に、上下左右が中央に
  来ている方がきれいに見えます。そこで、今回は、配置の話を。

 ・ワープロ専用機を使った方ならおわかりだと思いますが、桝目の中央
  に入れるのに相当気を配ったことと思います。厄介なものでした。自
  動的にいい位置に入れてもらえたらと思ったことと思います。しかし、
  ワードでは、左右の左揃え、中央揃え、右揃えはもちろん、上下の上
  揃え、中央揃え、下揃えも自由にできます。つまり、組み合わせで、
  9種類の配置ができるのです。やり方は簡単。罫線ツールバーに、文
  字をそろえるアイコンがありますから、それを使いましょう。2000以
  上であれば、横に小さな▼がついていて、そこを押せば、9種類をク
  リックで選ぶことができます。特に上下の中央に配置できるのがうれ
  しい機能ですね。もちろん、表全体を選択すれば、一気に設定できま
  す。ワープロ専用機時代の苦労が嘘のようです。

 ・ここのところ、表に関する技をやっていますが、読者の方からも、バ
  ージョンアップしたような気持ちだと述べてくれる人もいました。つ
  まり、ワードの罫線は使いづらいという先入観で、使っていなかった
  人も多いと思います。ここ数回で紹介した技を使えば、鉛筆を使って
  表を作ることは、非効率だとわかるでしょう。やはり、表を作って、
  変形して、うまく配置してという具合に使えば、簡単で見映えのいい
  表を作ることができます。これまで、敬遠していた人は、これを機会
  に積極的に使うことをお勧めします。

■ 作者より一言

 ・前に、ワードもエクセルのように使えるよという話をしました。けっ
  して、マイクロソフトをかばうつもりはありませんが、ワードの罫線
  は、使いものにならんという声をよく聞きますので、できるだけわか
  りやすい方法を紹介していくつもりです。


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     覚えよう!『ワード』の『本当に使える技』 75

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■ 今回の使える技 「表の罫線だけを解除する技」

 ・表を作ってしまったけど、解除したい。しかし、入力した文字列だけ
  は残したいというときがありますよね。今回は、そんなときに役立つ
  技を紹介します。

  ★ 表の罫線だけを解除する技

    表全体を選択→[罫線]→[変換]→[表の解除]

 ・これで解除の準備が整います。そして、ダイアログボックスが出ます
  のでタブ区切りなど好きなものを選んでOK。表を解除できます。
 
■ 上達のヒント 「読者の質問から閃く」

 ・前回、ワードのセル内での配置についてお話しましたが、おわかりい
  ただけたでしょうか?見映えのよい表を作るには、文字の配置が決め
  手です。特に、上下左右の中央に配置できる機能は便利だと思います。

 ・話は少しかわるのですが、先日、読者から「テキストボックスの中央
  に文字を配置できないか?」という質問がありました。これまでにも
  あった質問です。確かに、ワードにこの機能はありません。エクセル
  のテキストボックスには、この機能があるのに、何故、ワードにはな
  いのだろうといつも思っていました。

 ・質問の答えを書いているとき、罫線で四角形を書き、上下左右を中央
  に配置すれば同じことができるのではないかと閃きました。これなら
  望みの操作をすることができます。

 ・よくよく考えてみれば、テキストボックスよりも罫線の方が基本なは
  ずです。ワード2000以上ならば、鉛筆で四角形を書き、中に文字を書
  いて、配置をし自由に動かすということができます。しかも、罫線で
  囲まれた文字列は、テキストデータですから、テキスト形式で保存し
  ても文字列は維持されます。逆に、テキストボックスは、図形データ
  で、テキスト形式にすると文字列は失われます。

 ・非常に便利なテキストボックスに目を奪われて、罫線でやるという簡
  単なことを見落としていたと感じました。また、ワードのテキストボ
  ックスに、何故、配置する機能がないのかという理由もわかったよう
  な気がします。

 ・これからは、テキストボックスだけでなく、四角形の罫線を使うこと
  も考えていきたいと思います。単に文字を入れるだけでしたら、こち
  らの方が簡単で融通が利きますから。

■ 作者より一言

 ・アメリカでは大変な事件が起きてしまいましたね。まるで映画を見て
  いるようで、とても現実とは思えません。犠牲になられた方の冥福を
  祈ります。


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